【今週の今日の1冊】お金って何だろう? 親子で考えたいお金のはなし
10月7日~10月13日までの絵本「今日の1冊」をご紹介
ついに消費税が上がり、お金についてどんどん関心が高まるこの頃。お家の中でも日々の買い物についてさまざまな話題が出ているでしょうか。そんな時こそお金について親子で一緒に学んだり考えたりしてみませんか。
そもそもお金ってなんだろう?
いつできたの?
どうしてできたの?
お金で買えるもの、買えないものってなんだろう?
○○円持っていたら何が買える?
などなど。
大人でも発見がたくさんあるかもしれませんね。日々の生活にも役立ってしまうかも!?
今週はお金のことがどんどん分かる、お金をテーマにした絵本や読み物をご紹介します。
10月7日 お金の存在を見つめ直す考察絵本!
月曜日は『買物絵本』
出版社からの内容紹介
●「もう、買えないの?」の声、多数!待望の復刊!
「絵本といえば五味太郎!」と長年多くの人に愛されている五味太郎さんの
「WORKSHOP」シリーズが、いよいよ新装版となって2010年2~4月に続々と刊行されています。
初版は、1993年。しばし、品切れ状態が続いていましたが、書店さんや教育現場に立つ方たちから、
「もう一度買いたい!」「自分の子どもに読ませたい!」という声が多く寄せられ刊行されることになりました。
当初のサイズより型判がすこしだけ小さくなり、価格も安くなりました。
より手に取りやすくなることで、多くの人に五味太郎の世界を体験してほしい!という思いが込められています。
●お金で買えるものってどんなもの?お金で買えないものってどんなもの?
『買物絵本』は、お金で買える便利さと不自由さ、暮らしと経済を見つめ直す新しい考察絵本です。
お菓子を買うと、「おいしさ」や「たのしさ」を手に入れることができ、
食べ過ぎてしまうと、「虫歯」になってしまいます。そして、虫歯を治療しなければなりません。つまり、お菓子を買うと虫歯の治療費を買うことになる…!?
といった具合に、買えるものが物だけではないということを五味さん流に教えてくれます。
巻末にはアンケートを収録。みんなで話し合うのも楽しい絵本。
10月8日 「それ、いちばん ほしいかね~?」
火曜日は『おさいふのかみさま』
みどころ
子どもにお金の大切さをどう伝えるか、むずかしいですよね。「大切にしなさい」と言っても、「無駄づかいしないようにね」と言っても、子どもにとっては漠然としていてピンとこないのではないでしょうか。
でも、絵本に登場するキャラクターが、「おかねってなんだろう?」と考えていたら、きっと、キャラクターと同じ目線で、お金について考えることができるかもしれません。
おばけのばけばけくんは、おかあさんから初めてのおこづかいをもらいました。出かけた商店街で最初に入ったのはおかしやさん。さっそくチョコを買おうと財布をあけたら、
「それ、いちばん ほしいかね~?」
なんと、おさいふのかみさまが出てきました!
おもちゃやさん、うちわやさんと、行く先々で何かを買おうとすると、「それ、いちばん ほしいかね~?」(続きはコチラ>>>)
10月9日 もしお金に心があったら?
水曜日は『ひゃっくん』
出版社からの内容紹介
おばあちゃんが、ゆうたろうに100円玉を、おこづかいとしてあげます。ゆうたろうは、その100円玉をぎゅっとにぎりしめると、100円玉の言葉が聞こえるようになりました。ゆうたろうはその100円玉を「ひゃっくん」と名づけ、お金との友情がめばえます。でも100円玉は、お金ですから、ゆうたろうは、大好きなニンジャマンのフィギュアを手に入れるために、ガチャガチャで使ってしまいます。 「ひゃっくん」は、それからいいろいろな旅をします。ある日、女の人の給料袋の中に入ります。でもその給料袋が泥棒に盗まれてしまいます。「ひゃっくん」と給料袋に入っていた、お金たちは、協力して泥棒をやっつけようとしますが、どんな方法でやっつけることができるのでしょうか。そして「ひゃっくん」は、またゆうたろうと会えるのでしょうか。
10月10日 500円玉で何が買える?何ができる?
木曜日は『めいちゃんの500円玉』
みどころ
ある日めいちゃんは、しゃべることのできる不思議な500円玉を拾います。
自分を使うようにとうながす500円玉。
それならと、めいちゃんはおかしを買おうとスーパーに行ったり、動物を手に入れようとペットショップに行ったり、500円の使い道を探して町中をかけ回ります。
ところが、安いものばかり買おうとしたはずが合計が500円以上になっていたり、はたまた、500円で動物を買ってもきちんと育てるためにはもっとお金がかかることがわかったり、どうにもうまくいきません。
「もう、いやになっちゃった。お金って、めんどくさい!」
500円の使い道はぶじに見つかるのでしょうか?(続きはコチラ>>>)
10月11日 お金に関する現代的な情報や価値観が満載!
金曜日は『大人になるまえに知っておきたいお金のこと』
みどころ
人類はかつて、物と物とを交換して、ほしいものを手にいれていました。
ところが、そうした物々交換は、あまっているものがないと成立しないうえ、ものによっては持ち運びも大変!
そこで人類が創り出したのが、『お金』です。
物の価値だけを保管することのできる大発明!
はじめは石や貝だったお金は、やがて金属と紙になり、そしてデジタルな情報へと進化しています。
お金の稼ぎ方や使い方から、お金の歴史、そして、お金では買えないものについて——
お金や経済に関する知識を、用語解説の形でわかりやすく解説している学習絵本です。
お金って、いつどこで発明されたの?
銀行って、なにをするところ?
プリペイドカード、クレジットカード、デビットカードってなにがちがうの?
(続きはコチラ>>>)
10月12日 親子で楽しめる、はじめてのお金絵本
土曜日は『100円たんけん』
出版社からの内容紹介
コンビニで、おかしをおねだりしたら、「100円までよ」って言われた。
100円ショップに行ったら、なんでも100円だった。
じゃあ、よそのお店では、100円で何が買えるのかな?
ぼくとお母さんは、商店街をたんけんしてみることにした。
名付けて…100円たんけん!
はかりうりしているお肉屋さんで、100円ぶんのお肉を買ってみよう。
魚屋さんに100円で買えるものはある?
1800円のケーキ、100円ぶんならどのくらい?
八百屋さんは? お寿司屋さんは? パンやさんは?
子どもたちにとって身近なねだん「100円」で買えるものをくらべてみながら、
お金のやくわりや、もののねうちについて、考えるきっかけをくれる絵本。
読めば、ふだんのおこづかいの見方がちょっと変わるかも!?
親子で楽しめる、はじめてのお金絵本です。
10月13日 お金の歴史、成り立ちが分かる!
日曜日は『なるほど! お金のはなし』
みどころ
お金って何でしょう?
いつできたの? どうしてできたの?
当たり前のように使っているけれど、いざ聞かれるとむずかしいですね。
著者マーティン・ジェンキンスさんも、そんな素朴な疑問を持ったひとり。
だからこそ本書では、子どもたちにも理解しやすいように、
お金の歴史、成り立ちをわかりやすく書いてくれています。
ちょっと中をのぞいてみましょう。
人間は、最初は自給自足で暮らしていたけれど、
物々交換するようになり、定住して財産を持つうちに、
自分がどれくらい所有しているかを記録するために、
粘土を丸めたおはじきのようなものを使い始めたんだって!
そして、その記録を使って物を売り買いできるようになり、
そのうちに、アクセサリーやお守りに使っていた金、銀といった金属が、
価値を共通に認められるという理由で、物と交換できる「貨幣」に
なっていったんだって。
なるほど〜!(続きはコチラ>>>)
いかがでしたか。子どもだけでなく、大人もかなり勉強になりそうな本がたくさん出ていますね。絵本を介して、親子でいろいろお金について話すきっかけにご利用下さい。
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