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未来の今日の1冊 ~今週はどんな1週間?~

【今週の今日の1冊】新しい一年のはじまりに。福を招くおめでたい絵本

12月30日~1月5日までの絵本「今日の1冊」をご紹介

いよいよ2019年も年の瀬ですね。2019年は皆さまにとってどんな一年でしたか?

今週ご紹介するのは、ずばり縁起の良い絵本! 年明け最初に手にする絵本はこのぐらいめでたくなくっちゃ!という思いを胸に、縁起の良さそうな絵本を選んでみました。年末年始のお休みにじっくり眺めてみて下さいね。

12月30日 お正月準備に込められた「開運」の秘密とは?

月曜日は『開運えほん』

開運えほん

みどころ

「おばあちゃん、これなぁに?」
新年を迎える準備、玄関に飾られた大きな飾りを見て、はなちゃんはたずねました。
「門松さ。お正月にやってくる年神様への目印なんじゃ。年神様は、みんなに新しい力をくださるんじゃよ。」
今年の夏にお母さんが入院したこと、遊園地で迷子になっちゃったこと、仲良しのそうたくんとけんかをしてなかなか仲直りができていないこと。
おばあちゃんが言うには、いやなこと、悲しいことは疫病神の仕業なんだって。
いよいよ新しい年、年神様に疫病神を追っ払ってもらわなくちゃ。「開運(かいうん)、開運」!

えびにだいだい、昆布、年神様にそなえる鏡もちには縁起の良いものをいろいろ乗せて。
だるまに、しめなわ、破魔矢に招きねこ。開運の飾りものって、たくさんあるね。
食べるものも開運、開運。大晦日、ご長寿祈願の年越しそばをみんなで食べていると、はなちゃんのもとになんと、本物の年神様が現れた!?
でもどうやら見えるのは、家族の中ではなちゃんだけみたい・・・?

大好きなクリスマスが終わった途端、ガラリと変わる家の中。日本ならではのお正月、その準備から過ごし方、おなじみの遊びまで、子どもたちにとっては謎だらけ不思議だらけですよね。
その一つ一つに込められた大切な意味、大人も知らないことが結構あったりするけれど・・・大丈夫!はなちゃんの家族や年神様が、お正月の由来や風習についてわかりやすく教えてくれますよ。
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12月31日 静かで厳かな大晦日の夜のひととき

火曜日は『じょやのかね』

じょやのかね

大晦日の夜、男の子が、はじめてお父さんと除夜の鐘を撞きにいく緊張感を、版画で表現した絵本です。お父さんと一緒に歩く普段とは表情の違う夜の道、寒さの中で飲む甘酒のおいしさ、鐘の重み、そして新しい年に変わる瞬間の期待感。満天の星空の下、お父さんに手を引かれて家路につく男の子の後ろ姿が、何とも忘れがたい印象を残します。

1月1日 「あけまして おめでとう」

水曜日は『おしょうがつのかみさま』

おしょうがつのかみさま

みどころ

「まだかな、はやくこないかな~」

家じゅうをきれいに掃除して、しめ飾りや門松を準備して、心待ちにしているのは誰でしょう。

「あけまして おめでとう」

年が明けて、新しい一年のはじまり。ぞろぞろとみんながやってきて、おうちはあっという間に賑やかです。最後にやってきたトラは、背中に鏡もちを乗せています。その時。

「ちょいと おまち!
わたしが おしょうがつの かみさまなのよ」

えっ、この美味しそうな方が神様!?
……そうなのです。どうやら神様は、毎年毎年姿を変えてやってくるそうで。
今年はまたとびっきり可愛らしいお姿で読者もびっくり。

そうとわかれば、神様を中心にして、楽しいお正月のはじまりです!
おもちをついて、お雑煮食べて、たこあげをして、花札をして、テレビを見て。
ああ、なんて楽しいお正月。おせちもあるよね。

お正月が大好きという作者おくはらゆめさんが描いたこの作品の場面は、全てがの~んびり、ゆったり、いい気分。確かにこれは楽しそう。神様に会えたみんなの表情はとっても嬉しそう。なんだか小さい頃親戚一同で集まったあの頃の「お正月」を思い出します。

特筆すべきは、この作品が絵本ナビオリジナルトートバッグ『EHONTOTE』から誕生したということ!「絵本みたいなトートバッグをつくりたい」とおくはらゆめさんが描きおろしてくださったデザインのテーマは「Everyday Shogatsukibun」(Everyday 正月気分)。まるで今にもキャラクターたちが動き出しそうなそのバッグから、本当にお話が誕生してしまったのです。嬉しいお話なのです。

読めばいつでも「お正月気分」になれるというこの絵本、トートバッグも合わせて、まるごと「おくはらゆめの世界」を親子一緒に満喫してくださいね。

 

1月2日 せかいのお正月は おもしろ、びっくり!

木曜日は『せかいのくにでおめでとう!』

講談社の創作絵本 せかいのくにで おめでとう!

出版社からの内容紹介

せかいのお正月は おもしろ、びっくり!!
世界14か国のお正月行事がたのしくわかる絵本!

日本では、初詣からはじまる日本のお正月。
では、世界の国々ではどんなお正月を過ごしているのでしょう?

新しい年を新たな気持ちで迎える世界の子どもたちの
過ごし方はさまざまです。

凍えるような海に飛び込んだり、熊の毛皮を被ったお祭りがあったり、
はたまた、ぶどうを12個も急いで食べたり……。
でも、それらに共通しているのは、新しい年を新たな気持ちで
明るく元気に迎えたいという「願い」です。

世界じゅうの「あけましておめでとう!」の元気な声が
聞こえてくる絵本です!

1月3日 福々しい神さまの笑顔がいっぱい

金曜日は『どんぶらどんぶら七福神』

どんぶらどんぶら七福神

出版社からの内容紹介

子どもの頃から七福神に親しみ、寿老人(じゅろうじん)の人形で遊んでいたという柳原先生に、このたび七福神の絵本を描いていただきました。コピーライターのみきつきみさんの言葉も調子よく、子どもは呪文のように覚えてしまうかも? 福々しい神さまの笑顔にこちらの頬もゆるみ、思わず周りの人にもすすめたくなってしまう絵本です。

1月4日 わらうかどには、ふくきたる!

土曜日は『おふくさん』

おふくさん

みどころ

お習字得意な「むつき」さん、お料理得意な「きさらぎ」さん、お絵描き大好き「やよい」さん・・・。
旧暦の月の名前がついた、ふくふく、にこにこ顔の、おふくさんたち。
山の奥深くにある家で、仲よく暮らしています。

ある日、金棒を持ったおにが、「いまから おまえたちを こわがらせてやるぞ!」とやってきました。
けれども、おふくさんたちは、へっちゃらです。
「こわい かおは、つまらない!おにさん、いっしょに わらいましょ!」

いろんな手をつかって笑わせようとしますが、おにはなかなか笑ってくれません。
失敗したっておふくさんたちはへいきのへっちゃら。
「おにさん どうすりゃ わらうかな?」
また考えて、どうにかおにさん笑わせよう!
はてさて、強面のおにの笑顔は見れるんでしょうか?
おにを笑わせたものとはいったい何だったのでしょう?

表情豊かなおふくさんといっしょに笑っているうちに、子どもも大人も笑顔になってしまうはず。
画面いっぱい、ずらっと並んだおふくさんたちの顔ったら!
そして、おにの笑いをこらえる表情も必見です。
この場面は特に、子どもたちの、とびっきりのふくふく笑顔が見られそうですね!

奥付にある、作者服部美法さんのことばをご紹介します。

「つらいとき、かなしいときは、みえない おにが やってきて
『おまえを こわがらせてやるぞ』って にらんでいる。
でも、そんなときこそ、おもいっきり わらおう。
わらって、わらって、おにも、わらわせてしまえ。
いっしょになって わらいとばせば きっと・・・
わらうかどには ふくきたる!」

1年をみんな笑顔で過ごせますように。
そんな願いをこめて読みたい一冊です。

1月5日 アッチ、初めてのお正月のお話

日曜日は『おばけのアッチ おもっちでおめでとう』

おばけのアッチ おもっちでおめでとう

出版社からの内容紹介

おばけのアッチがのらねこボン、ねずみのチとキ、ドララちゃんといっしょにおもちつき。まっ白でふわふわのおもちがつきあがりました。すると、「アッチとおもっち、にてる!」とからかわれたアッチは、「こうすると、にてないよ!」と、おもちをつかんで空へ! おもちはどんどのびて、アッチはとまりたいのに、とまりません。すると、おひさまがアッチをたすけてくれて……。
角野栄子がライフワークとして取り組み続け40周年を迎えたロングセラーシリーズ、初のお正月のお話。おひさまや、ふじさんもキャラクターとして登場する、おめでたさいっぱいの内容です。

いかがでしたか。
縁起の良い絵本に共通しているのは、お話に出てくる人たちがみんな「笑顔」だということでしょうか。まさに「わらうかどには、ふくきたる」なのですね。どうか皆さまにとって、2020年が明るく笑顔の多い一年となりますように。
2020年の絵本ナビスタイルも、選りすぐりの絵本や絵本周りの情報、さらに皆さまのお役に立てる情報を配信してまいります。2020年もどうぞよろしくお願い致します。

 

秋山朋恵(絵本ナビ編集部)

掲載されている情報は公開当時のものです。
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