【今週の今日の1冊】読み聞かせにも大活躍! 今年はねずみの絵本をいっぱい読もう♪
1月6日~1月12日までの絵本「今日の1冊」をご紹介
2020年はねずみ年! 小さくても、そのすばしっこさと愛らしさで絵本でも大活躍する「ねずみ」たち。ロングセラーから新しい作品まで、動物の中でも「ねずみ」が主人公の絵本というのは本当にたくさんありますよね。
今週は、その中から特に読み聞かせにおすすめのねずみの絵本を選んでみました。園や図書館、書店、児童館などさまざま子どもたちが集まる場所でのおはなし会に、またご家庭での親子での絵本の時間の参考に、お役立て下さい。
1月6日 読むだけでしぜんとリズムがうまれる!
月曜日は『ねーずみ ねーずみ どーこ いきゃ?』
みどころ
“ねーずみ ねーずみ どーこ いきゃ?”
ねずみさん、どこへ行くのかな?
“ちゅっ ちゅく ちゅ”
と飛びこんでいったのは、素敵なところ!
では、うさぎさんは? こぐまさんは?
みんな、みんな、やっぱりね。だから、はなちゃんだって…
あかちゃんと一緒に読んでいるだけで、リズムが生まれる嬉しい絵本「わらべうたでひろがるあかちゃん絵本」シリーズ。「わらべうた」と言っても、かまえることは何もありません。ページに登場する言葉を、あかちゃんに話しかけるように声に出して読んでみると、ほら、自然とリズムが生まれ、絵が生き生きと動きだすみたい。
本作のもとになった「わらべうた」も、初めて聞いた時からなんだか馴染みやすくて。その上、こんなにシンプルな言葉だけなのに、物語が浮かび上がってくるのです。
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1月7日 とっとこ とっとこ どこにいくのかな
火曜日は『ねずみさんのながいパン』
みどころ
しっぽに緑のリボンをむすんだねずみさん。
ながいパンをもってどこにいくのかな?
中央にらせん階段のあるピンクのおうちが見えてきて、「このうちかな?」と思っていると……
あっ、ちがいました。
ここはぞうさんのうち。
ぞうさん一家ももうごはんを食べています。
とっとことっとこ。ねずみさんはどこにいくのかな?
黄色に茶色のぶち模様のおうちが見えてきて、「このうちかな?」と思ったら……またちがった。
きりんさんのおうちでもごはんです。
「どこにいくのかな? このうちかな?」
ながいパンをもったねずみさんの行き先も気になるし、おうちの中で動物たちが何を食べているのかも気になります。
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1月8日 大雪の中の配達、だいじょうぶ?
水曜日は『ゆきのひのゆうびんやさん』
出版社からの内容紹介
風邪をひいてしまった郵便配達のうさぎさんにかわって、3匹のねずみが配達に出かけました。ところが外は大雪です。さあねずみたちの大活躍がはじまります。
1月9日 何回でも読みたい永遠の名作
木曜日は『ぐりとぐら』
みどころ
青と赤のとんがり帽子とつなぎがトレードマークの「ぐり」と「ぐら」。ふたりは野ねずみのふたごです。仲良しのふたりが、この世で一番好きなのは、お料理すること、食べること。今日も大きなかごを持って、森の奥へ出かけます。
どんぐりやくりを拾った後、道の真ん中に落ちていたのは…大きなたまご!さあ、何をつくろうか。目玉焼き?卵焼き? いやいや、食べきれないくらいのかすてらにしよう。あまりに大きすぎて運ぶのを諦めたふたりは、外でかすてら作りにとりかかります。
「ぼくらの なまえは ぐりとぐら
このよで いちばん すきなのは
おりょうりすること たべること
ぐり ぐら ぐり ぐら」
いいにおいにつられて、森じゅうの動物たちが集まってきましたよ。
さあ、焼けたかな…?
焼きあがったかすてらの場面、その美味しそうなこと!!子どもの頃に読んでから何十年経っても、ママやパパの記憶に残るほどの名場面です。
お話をつくられた中川李枝子さんと、絵を描かれた山脇百合子さんが、「子どもたちにとびっきり上等でおいしいおやつをごちそうしよう」と考えられたお話なのだそう。1963年に「ぐりとぐら」が生まれて以来、その黄色いかすてらは、昔から今もずっと子どもたちの憧れですよね。
1月10日 あたらしい家、無事に決まるかな?
金曜日は『5ひきのすてきなねずみひっこしだいさくせん』
出版社からの内容紹介
おとなりさんが猫をかいはじめて、落ちついて暮らせなくなった5ひきのねずみたち。
あたらしい家がなかなかみつからないので、自分たちでたててしまうことに……!
大好評の絵本、第2弾。
1月11日 「世界一のおむこさん」探しの結末は?
土曜日は『いもとようこの日本むかしばなしねずみのよめいり』
出版社からの内容紹介
せかいで一番えらいのはだれ?かわいい娘のために、世界一のお婿さんをさがし始めたねずみの夫婦。
太陽や月、雲や風などに会いますが、みんな「自分が一番ではない」と言います。結局、娘が結婚したのは…。
1月12日 どっちがつよいか どっこいしょどっこいせ
日曜日は『SumoMiceねずみのすもう』
出版社からの内容紹介
やせたねずみと太ったねずみがすもうを取ると、やせたねずみはすっぽんすっぽんと投げられてばかり。
それを見たおじいさんはやせたねずみのためにお餅を作って…。
ポピュラーな日本民話のバイリンガル絵本です。
発音の確認やリスニング練習にぴったりなネイティブスピーカーによる英文朗読ダウンロードサービス付き。
いかがでしたか。
こうしてねずみの絵本をじっくり眺めてみると、小さいながらもマメに動き、知恵を働かせる賢いねずみさんがたくさん登場するような気がします。ぜひ子どもたちとたくさん読んで、お気に入りを見つけてみて下さいね。
秋山朋恵(絵本ナビ編集部)
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