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未来の今日の一冊 ~今週はどんな1週間?~

【今週の今日の1冊】清涼感あふれる絵本で、どんどん暑さを吹き飛ばそう!

8月24日~8月30日までの絵本「今日の1冊」をご紹介

暑さが凝縮されたような記録的な猛暑が続く8月ですが、今週は少し暑さがおさまりそうという予報もちらほら!? そろそろ暑すぎる毎日もおさまってほしいですよね。
今週は、どんどん暑さを吹き飛ばすべく、清涼感たっぷりの絵本をご紹介します。絵本の中でいろいろな涼を感じてみて下さいね!

8月24日 「わたしも およぎに いきたいよう。」

月曜日は『トマトさん』

トマトさん

みどころ

ある夏の昼下がり、真っ赤に熟れたトマトさん。
トマトの木からどたっと落ちたその姿。迫力です。
でも何だかとっても憂えた顔をしています。

それもそのはず、近くの小川にミニトマト達がぽっちゃんぽっちゃん気持ち良さそうに飛び込んでいく音が聞こえるのです。でも、しっかり熟れて図体の大きなトマトさんは動けない!
じりじりと地面から伝わる暑さが身に応えます。すると、畑の虫達があちらこちらから出てきてトマトさんの為に……。

じゃっぽーん、水の中に入った時のトマトさんの顔といったら!なんて気持良さそうなんでしょう。
やっぱり夏はトマトです。真っ赤に熟れたトマトを冷たい水で冷やしてがぶりっ。あーおいしそう。暑い日に限って息子がトマトをぱくぱく食べまくる気持がよくわかります。

それにしてもこのトマトさんのキャラクターはかなり独創的。何だかやけに色っぽい。こんなに気だるい感じの絵本の主人公なんてあまり見かけない……でもこれがぴったりはまってるんだなぁ。
もう表紙のトマトさんの顔を見かけてしまったら目を背けて通り過ぎる事はできないでしょう。

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

読者の声より

とってもおおきな、熟れたトマトさんの、表情が
身体がずしんと重くて暑くてやりきれないよう!
という感じ。
ミニトマトさんが気軽に泳いだり浮いたり楽しそうです。
トマトさんのまわりに、トカゲさん、亀さん、ありさんなどたくさんお友達がいて、ひと泳ぎの後のお昼寝タイムが、夏の午後の涼しそうな感じがいっぱいでした。
(capellaさん 60代・じいじ・ばあば)

8月25日 海の世界の楽しい出会いとすてきな宝物

火曜日は『チリとチリリ うみのおはなし』

チリとチリリ うみのおはなし

みどころ

チリとチリリ。
おそろいの自転車に乗った二人はどこへでもお出掛けします。
さて、今回のお散歩はどこにいくのかしら。
二人が暗い洞窟の中を通り抜けたそこはなんと海の中!
どいかやさんの人気シリーズ「チリとチリリ」第2弾は、夏にぴったりの爽やかな冒険が待っています。

海の中で優雅に自転車をこぎながら、まずはピンク色のサンゴの迷路を進んでいくと、ゆらゆらゆれる海草の入口が。
入ってみると、まあ、そこは海の中のお魚たちで賑わう大人気のパーラー。色とりどりの巻貝や真珠貝など洒落た形の貝殻のソファでくつろぐお魚たち。二人はちょうどいい貝殻のソファを見つけます。うっとりと美味しいスイーツに舌鼓をうった後は海のホールできらびやかな南の海のお魚ダンスショー!ゆったりとした心地よい時間をすごした二人。最後に向かった場所は海の深い深いところにある光る入口。そこにあったのは・・・。

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読者の声より

チリとチリリのシリーズは、どれも絵が描き込まれていて見ているだけで楽しいのですが、「うみのおはなし」はこれまで以上です。
テレビで見るような南の海の映像を更に鮮やかにしたような・・・現代版竜宮城、とでも言いましょうか。最初の暗い洞窟が効果的です。
珊瑚の迷路、貝殻のソファ、お約束のかわいらしいお菓子、大人の私でもわくわくしてしまいます。

もちろん、竜宮城にはつきものの「最後のお土産」もありますよ。白髪のおばあちゃんになったりはしませんが(笑)。あんなすてきな所に行けて、あんなすてきなプレゼントまで・・・チリとチリリになりたい!
(まきのすけさん 30代・ママ 女の子6歳、女の子3歳)

8月26日 シュワシュワ感がたまらない!

水曜日は『はらぺこソーダくん』

はらぺこソーダくん

みどころ

ページをめくっていくだけで楽しめる、何が起こるかわからない!
岩田明子さんの作品のファンならば、今回もソーダ君がなにをしようとしているのか・・・期待と緊張でドキドキしてしまいますよね。

さてさて、そのソーダくん。
ちょっとしょんぼりした顔をしているのは、どうやらお腹が空いている様子。
レモンを見つけた!
コップにささっているストローを「にょろ~」とのばしていくと、レモンを「じゅる~」と吸い込んだ!?
「ごっくん」
どうなるかっていうと、ソーダくんにきれいな黄色の果汁が加わって、量も増えて。
それだけでもびっくりしていると、まだまだはらぺこのソーダくん。
今度見つけたのはぶどう。更にすいか。
しまいにはとんでもないものまで・・・吸い込んだ??

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読者の声より

私も小さい頃好きだった、サクランボが添えられた緑色のソーダ。よくレストランなどで飲んだなぁと懐かしく思いました。
てっきり飲まれる方だと思ったソーダくんですが、ストローでいろんなものを吸い込んでいきます。「そうか、はらぺこなんだもんね。」などと言いながら、子どもたちとワクワクしながら読み進めました。
ねこが出てきた時には、どうなっちゃうんだろう?!とドギマギして子どもたちと顔を見合わせてしまいました。
しゅわしゅわの泡を見ていると、ソーダが飲みたくなってきます。
(クッチーナママさん 30代・ママ 女の子9歳、女の子6歳、男の子4歳)

8月27日 こんなプールがあったらいいな!

木曜日は『こぶたのブルトンなつはプール』

こぶたのブルトン なつはプール

出版社からの内容紹介

ブルトンとアンドレは、プールに行きます。
おおきなすべりだいのプール、おすもうのプール、めいろのプール……
着ぐるみ水着に、魚釣り、
こんなプールがあったらいいな!

読者の声より

夏の暑い時は プールが一番!
子どもたちは近所のプールで、毎日、楽しんでいますよ
子どもたちは 暑い夏もプールで乗り越えそう!

ブルトンのプールはすごく 楽しいプールですね。 いいなあ~
こんなプールがあったら 人気あるでしょう

お相撲プール・迷路プール・ ソーダすいプール・ビールプール
わあ! どれも楽しそう!
流れるプールが一番人気  でも・・・ すごい行列  なんとトドのおじいさんが酔っぱらって、プールで寝てしまったんだって

だるまのタカサキさんの活躍で トドはどうなったのかな?
タカサキさんは正義のみかたのようですね

一日たのしんだブルトンのプール みんなもいきたくなりますよね!
(にぎりすしさん 60代・その他の方)

8月28日 カラフルな海の生きもの、さがしてみよう!

金曜日は『かくれているよ海のなか』

かくれているよ海のなか

出版社からの内容紹介

海藻や岩の、色やもようにそっくり!サンゴや葉っぱに、形もそっくり!はては、透き通った体のエビ、ウニをかついで動くカニなどの、変わり者まで。海の生きものたちが趣向を凝らしてかくれる姿を、ユーモラスに紹介する写真絵本。

  

8月29日 「すべてのおへやは、オーシャンビュー♪」

土曜日は『ペンギンホテル』

ペンギンホテル

出版社からの内容紹介

動物たちが泊まりに来る、海の上のペンギンホテル。オーロラを見たいライオン、家族でたのしむシロクマ、人と待ち合わせをしているキツネ…最後は、プレゼントを配り終えたサンタさんが、深夜にやってきます。

読者の声より

ペンギンホテルとは一体どんなホテルなのか?そこは、ペンギンたちが営む海の上のホテル。いろんな動物たちが泊まりにきます。
ぺたぺたよちよちと歩いて、お客様をお部屋へ案内したペンギンたちが、帰りはお腹でつるつるすすーいと滑る姿がなんとも可愛らしいです!
大きなくじらのお客様には、地下に特別なお部屋があったり、レストランではペンギンたちによるディナーショーと、とっても楽しそう!
真夜中には、なんと鈴の音とともに誰もが知っている有名人までやってきて、今日もペンギンホテルは満室です。
人気があるのには、理由があるものです!ホテルの裏側をのぞいているようで、納得のおもしろさ!

なかなか旅行に行けない日々が続いているので、こんな素敵なホテルで涼しくオーロラを見て楽しんだ気分になれたので大満足でした!
(ピーホーさん 30代・ママ 女の子3歳、女の子1歳)

8月30日 おいしい沢の水を ごくごくごく  

日曜日は『みずくみに』

みずくみに

みどころ

ちーい ちーい ちゅるるるるる
岩場でメジロがさえずっています。

畑仕事の家族のために、ちよちゃんは沢へ水汲みに。
竹の水筒を持って、山深い道を行きます。
うっそうとした緑の中に、へびやカエル、虫、たくさんの生き物がいます。足下が不安定な場所もあります。
そして汗ばんできたころにたどり着いた小さな沢。澄んだ水が湧き出しています。
ごくごく ごくごく
冷たい沢の水を、直接顔にうけて飲むちよちゃん。
なんて気持ちが良さそうなんでしょう!

(続きはコチラ>>>

読者の声より

夏におすすめの絵本です。
日差しの明るさ、澄んだ空気、草いきれ、山のにおい、清水の爽やかさ、冷たさ、沢の涼しさ、鳥の鳴き声・・・
様々なものが画面から伝わってきます。それらのものは、すぐそこにあるかのよう。まるで自分自身も同じ場所に立っているみたい。こんなにグイグイとその場の空気が伝わってくるのは、やはり飯野さんの絵の力だなぁと、つくづく思いました。空の下、体を使って働く充実感、みんなで力をあわせて働く喜びも感じます。
暑い、暑~い夏!!爽やかな空気にふれに、どこかに行きたいけれど、諸事情で、今いる場所を離れられない人は、ぜひこの絵本を手にとって、深呼吸してみて下さいね。すっきりした気分になれると思います!
(なみ@えほんさん 50代・ママ)

秋山朋恵(絵本ナビ 編集部)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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