【今週の今日の1冊】満腹、至福、幸せいっぱい♪ とびきりの食べもの絵本大集合!
9月7日~9月13日までの絵本「今日の1冊」をご紹介
9月も2週目に入りましたが、まだまだ暑いですね。
今年は残暑も長引きそうで、ちょっとお疲れが出ている方も多いのではないでしょうか?
秋といえば「食欲の秋」。どんどん美味しい食べ物が出てくる時期ですよね。暑さでいまいち食欲が出ない‥‥‥という日も美味しそうな食べもの絵本を開いたら、きっと食欲も増進するはず!
さあ、とびきりの食べ物絵本で、残暑も夏の疲れも吹き飛ばして、満腹、至福、幸せいっぱい♪の気持ちにさせてもらいましょう~。
9月7日 できたてあつあつコロッケめしあがれ!
月曜日は『ぴちぱち さくさく』
みどころ
ぴちぱちさくさく…美味しそうなコロッケが今揚がったばかり。
今日の夕飯かな。表紙だけで子どもたちは目が釘付けになるでしょう。
表紙を開くと大きなじゃがいも。
ぐつぐつ ことこと、ごろごろ ほくほく…ほらだんだんコロッケになっていくよ。
ぱらぱら ぺたぺた にぎにぎ …
この本には美味しいオノマトペがたくさん出てきます。
表紙のコロッケだけではありません。
茹でたじゃがいもをつぶすところも、コロッケに成形するところも、まるで目の前で作っているかのようなリアル感。絵から温度が伝わってきます。
そして何と言ってもパン粉をつけて油に入れる場面。
まるで音が聞こえてきそうな大きな気泡がたくさん立ち上って、見ているだけでワクワクしちゃう。
からりとあがったパン粉の香ばしい色。絶対美味しいコロッケにちがいない!
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読者の声より
コロッケを作ってみたいねーと
親子で話しました
コロッケ大好きな子供達と絵本片手に
さっそく作ってみます。
いつもお肉屋さんで買ってくるコロッケが
あんなに楽しい行程をへてできるなんて
いい音で油であがるコロッケを想像わくわくしました
(らずもねさん 40代・ママ 男の子11歳、男の子9歳)
9月8日 おいしいご飯が勢揃い。さあ、どれを食べよう?
読者の声より
ごはんのいろいろな料理が載っています。
「たきこみごはん」「がいこくごはん」「おむすび」「おちゃづけ」・・・。
こんなにたくさんの種類のごはんの料理があったんだ!と思いました。
どれもこれもおいしそうにかかれていて、メニューを見ているようでした。
このページの中で一番食べたいものを「いっせいのーで!」といって指さしをして家族で楽しみました。小さい子から大人までみんなが笑顔になれそうな絵本です。
(お豆腐さん 30代・ママ 男の子9歳)
9月9日 ダイナミックな食べ物の絵におなかがへります
読者の声より
「おなかがへった」と、感じて食べるとやっぱり美味しいと思いまし
た。いつも常につまみ食いをしてしまう私ですが、お腹を空かせて
食べるのが一番理想だと思いました。朝ご飯は、白いご飯と、
味噌汁、目玉焼き、サラダと美味しそう!ハイキングに行って食
べたお弁当、給食のチキンカツカレー、外食の天ぷら定食、海の
家で食べたやきとうもろこしとイカ焼きも美味しそう!おばきや、
すきやき、ケーキも全部食べたいです!
読んでいるだけで、「おなかがへった」と、思った絵本でした。
(押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
9月10日 肉の国一番の王さまはだれに?
木曜日は『にくのくに』
みどころ
この絵本の主役は「肉」です。
それはもう、言うまでもないことなのですが。
だけど、これだけページいっぱいに「お肉料理」だけを見せられて、
しかも添えられている言葉は、ほぼ見た目と味の描写だけ。
それなのにストーリーが見えてくるのは……「肉」が立派に主役を務めているからなのでしょう。
そして、たべものを愛する作家はらぺこめがねは、もっとすごい。
ローストビーフにから揚げに、ハンバーグにローストチキン。
それぞれの料理と真正面からじっくり向かい合った結果、「肉の国」を誕生させてしまったのです。
えばりんぼの王さま「ローストビーフ王」が最初に登場したかと思えば、
どっしり強そうな「ハンバーグ王」、あまったれの王さま「テリヤキチキン王」。
「カラアゲ王」に「ハム王、ソーセージ王」、そしてがんこな「トンカツ王」。
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読者の声
この絵本を手にした理由はあります。
一つ目の理由は 肉の絵があまりにもリアルでこんなに
分厚いおいしそうな肉を食べてみたいなと思った点です。
二つ目の理由は さかさことばです。
こどもが小さい頃に さかさことばに はまってしまって
当方もかなり いっしょに長い間楽しんでいました。
絵本の題名にも さかさことばがあったと 驚いた点です。
本の中は、肉好きにはどれもこれも 甲乙を
つけることなんかできないです。
そのときに 今まで出てきた王さまとすこし感じの
ちがう王さまが出てきて、ほっとしました。
どうして わたしがほっとしたのか 知りたいお方は
一度 この絵本をよんで試してくださいね。
(ゆうちょさんさん 60代・じいじ・ばあば)
9月11日 あたたかな湯気やだしの香りが漂ってきそう
読者の声より
大判の絵本で、いろんな麺が画面にどーんと
描かれていて、思わず食べたくなる絵本です。
麺が好きな我が家の娘たちも大喜び。
食い入るように見ていました。
2年生に読んでいましたが、途中
ラーメンのトッピングのところでは
6年生も参戦!
どれとどれにするか、迷いながら選んでいました。
6年生にも通用する絵本です!
ぜひ高学年の読み聞かせにも使いたいと思いました。
(はっしゅぱぴーさん 40代・ママ)
9月12日 たくさん食べて、元気になろう
土曜日は『きんぴらきょうだい』(新刊!)
みどころ
「食べるのだいすき よみきかせ絵本」シリーズ第4弾。
今回のおはなしの主人公は、「きんぴら」になりたい、ごぼうとにんじん。人呼んで「きんぴらきょうだい」!
「にいさん、あたし、はやく きんぴらに なりたくって しょうがないわ」
「おう、すぐに なれるさ、いもうとよ」
赤い夕陽を背に受けて、着物姿にギターを担ぎ、きんぴらきょうだい旅に出ます。
やってきたのは、ひらひらエプロンの、いぬのマリーさんの家。
「あっしらを、きんぴらにしてくだせえ!」と訴えますが、
「あらあ ごめんなさい。うちは いつも フランスりょうりなの。」と、締め出されてしまいます。
いろんな家を回ってみますが、ふたりをきんぴらにしてくれる家は、ちっともありません。
思わず泣きだすにんじんを、ごぼうがなぐさめます。
駅前広場で「ぽろろ~ん ぽろぽろろ~ん」
ごぼうがギターを弾けば、にんじんが、きんぴらへの思いを熱く歌い上げ、街に悲しげな歌が響き渡ります。
と、そのとき……!?
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9月13日 リアルなパンの絵にゆめとおいしさがふくらみます
読者の声より
一歳の息子が図書館で見て一目惚れした絵本です。
どのページもまるで写真のように鮮明に…でも可愛らしく描かれています。
ご飯の前に読むとパンが食べたくなりそう(^^)
子どもも「あーん」「ぱくっ」と食べる真似をして楽しんでいました。
(★ハチ★さん 30代・せんせい 男の子1歳)
いかがでしたか?
もしかしたら本物のお料理よりもリアルで、美味しそうな気すらしてしまう食べ物絵本。絵本に込められた熱量と、ほとばしる明るいパワーに、たちまち元気をもらえそうです。
秋山朋恵(絵本ナビ 編集部)
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