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未来の今日の一冊 ~今週はどんな1週間?~

【今週の今日の1冊】もしものときに役に立つ! 自分と家族を守る本

8月31日~9月6日までの絵本「今日の1冊」をご紹介

9月1日の「防災の日」をはさみ、8月30日から9月5日は「防災週間」ですね。
皆さんが通っている園や学校でも、避難訓練や引取り訓練が行われているでしょうか。
「防災」「避難訓練」というと、すぐに頭に浮かぶのは「地震」ではないかと思いますが、近年では「台風」も猛威を振るっていたり、今年は「感染症」の不安もあったり、さまざまな災害が出てきていますね。今週はそれらの災害にどう対処していけば良いのか、親子で学べる本を集めました。

8月31日 はじめての防災絵本に。小さな子におすすめ!

月曜日は『ぐらぐらゆれたら だんごむし!』

ぐらぐらゆれたら だんごむし! (おやこでまなぼう! 防災しかけ絵本)

出版社からの内容紹介

地震から子どもを守る絵本。動物たちがわかりやすいしぐさで身の守り方をやさしく教えます。
おうちで遊んでいるとき、公園で遊んでいるとき、お風呂に入っているとき……。地面がぐらぐらゆれたらどうするのかな?
絵本についているしかけを使って、お子さんと一緒に考えてみてください。 見開きの右ページは全て、片観音仕様。

生まれた瞬間から、すべての生き物は自分の命を守るために行動します。
私たち人間にも様々な試練があって、そのひとつが自然災害です。
自然は人間に多くの恵みを与えてくれますが、ときに命を脅かすこともあります。
この絵本では、突然襲う地震が起きたときどのように命を守るのか、そのための行動をお子様にも理解しやすいように紹介しています。
ぜひ、お子様に何度も読み聞かせして自然災害に負けない“生きる力"を育んでいただければ幸いです。 
―国崎信江―

読者の声より

おやこでまなぼう! 防災しかけ絵本、と副題にあります。
危機管理アドバイザーであり、防災教育の第一人者による監修ですから、
心強いです。
地震の時、様々な場所で、どのように自分の命を守るか、
子どもにもできる対処法を仕掛け仕立てで解説してあります。
表題にもある、だんごむしポーズ、
体を丸めて、手で頭を守る姿勢、イメージしやすくていいですね。
意外に気付かないのが、ドアを開けること。
これも、しっかりと覚えておきたいですね。
津波にも言及しているのも、ありがたいです。
幼稚園児くらいから、しっかりと学んでほしいです。
(レイラさん 50代・ママ )

9月1日 本日、防災の日&防災用品点検の日!

火曜日は『みんなの防災えほん』

みんなの防災えほん

出版社からの内容紹介

地震、津波、台風、大雨、大雪、雷、竜巻、火事……。
災害がおこったとき、自分がいつ、どこにいても、安全な場所へ逃げられるように具体例をまじえながら学んでいこう! 身をまもるための知識がつく一冊。

【おもな内容】
身のまわりには、どんな危険があるのかな?/災害から身をまもろう/テレビで「地震がくる」っていっているよ!/学校やビルのなかにいるときに地震がおこったら?/外にいるときやのりもののなかで地震がおこったら?/海や川のそばにいるときに地震がおこったら?/地震にそなえよう/災害にそなえて準備をしよう/台風がくるぞ!/大雨がふるぞ!/海や川、がけの近くは危険がいっぱい/大雪がふってきた!/台風や大雨、大雪にそなえよう/避難所でのすごしかた/ゴロゴロ……かみなりがなっているぞ!/たつまきがくるぞ!/火事がおこらないように気をつけよう/災害についてのあれこれ/災害はいつでもおこる!

読者の声より

6歳の娘と一緒に読みました。娘が一人で読むのはまだ難しい内容です。文章量も多いです。親が読み聞かせるにはちょうどいい絵本だと思います。防災はとても大切なことなのに、意外と子ども向けの絵本がないのでこの絵本は重宝しますね。ゆっくり何度も読んであげたいと思っています。
(りおらんらんさん 40代・ママ 女の子6歳、男の子2歳)
 

9月2日 地震の対処法を分かりやすく伝えてくれる1冊

水曜日は『じしんのえほん こんなときどうするの?』

じしんのえほん こんなときどうするの?

出版社からの内容紹介

ぐらっときたとき、ひとりきりだったら どうしたらいいの? 通学路や自宅、教室など、状況ごとに身の守りかたを伝える地震防災絵本。

読者の声より

小学校1年生の子供たち目線で、地震が来たら、どうするか?という事が分かりやすく描かれています。
1人での下校途中で地震が来たら・・・
1人でお留守番の時に地震が来たら・・・
海やスーパーマーケットで地震が来たら・・・
など、様々な場所での対処方法が書かれています。
子供目と、親目線との両方が書いてあります。また、最後のページには災害用伝言ダイヤルの使い方、待ち合わせの方法などがあって、我が家も地震についてしっかり親子で学べました。
一家に1冊、お勧めです。
(みっちー77さん 30代・ママ 男の子8歳、女の子3歳)

9月3日 限られた道具と食材でできる簡単レシピ

木曜日は『電気・ガスが止まったときに役立つレシピ』

 電気・ガスが止まったときに役立つレシピ

出版社からの内容紹介

近年相次ぐ自然災害。だれの未来にも、その「もしも」のときが来る可能性があります。そのときに大事なのは「命を守る」こと、そして欠かせないのが食事です。
1巻では、自然災害が発生してライフライン(電気・ガス)が止まったときに、 限られた道具と食材でできるレシピを紹介!塞ぎ込んだ気持ちを取り払う、「美味しいもの」を「楽しく」作る、簡単レシピを紹介します。

9月4日 どんな時にも、自分で自分の身を守る!

金曜日は『たいふうどうするの?』

たいふう どうするの?

出版社からの内容紹介

“自分のいのちは自分で守る”を学ぶ絵本

子どもの身のまわりで起きる災害や犯罪、危険なことから、自分で自分の身を守る方法を学ぶ、防災・防犯の知識絵本。絵本を通じて子ども自身に考えさせ、日頃から備える大切さを伝えます。巻末に大人向けの解説付き。

台風がくると、つよい風がふいて、ものがふき飛ばされてこわれたり、雨がたくさんふって、川の水があふれたりするよ。危険なときは、早めに避難するのがだいじだね。台風がくるまえにしっかり準備しておこう!

9月5日 うつらないうつさないために

土曜日は『どうしてしんがたコロナになるの?』

どうして しんがたコロナになるの?

出版社からの内容紹介

とつぜん園も学校もお店も全部お休み。友だちにも会えない。家にいて、やたら手を洗わせられる。なんで? 訳もわからず自粛生活に入った子どもたちが未知の感染症を理解し感染予防策を身につけられる、やさしい新型コロナの絵本。

9月6日 ウイルスから身をまもるにはどうすればいい?

日曜日は『みんなでウイルスとたたかおう!』

みんなでウイルスとたたかおう!

出版社からの内容紹介

ウイルスからの病気であるインフルエンザや水ぼうそうを例に出し、新型コロナウイルスCOVID-19について知ることで、「自分とまわりの人にうつさないことが大切」というメッセージを伝えています。手洗いは「ハッピーバースデイ」の歌を二回歌って20秒。最後には簡単なクイズで、具体的にいまどのような行動をすればよいのかがよくわかります。子どもたちが毎日の生活を過剰に怖がりすぎることなく、安心してたのしく過ごし、自ら対策できるように導く絵本です。

<目次>
・ウイルスってなに?
・ウイルスはどうやってきみにうつるのか
・ウイルスがうつるとどんなふうになるの?
・ウイルスから身をまもるにはどうすればいい?
・手のただしいあらいかたは?
・ひとからはすこしはなれる
・ウイルスを家から追い出すには?
・ハグ? キス? ……ダメ!
・お医者さんにウイルスは治療できるの?
・ウイルスとたたかっているかな?(クイズ)
・どういう意味?(簡単なことばの説明)

今年ははじめて防災の絵本に、ウイルス関連の本が登場してきましたが、さまざまな事態に対処できるように日頃から知識もモノも備えておきたいですね。我が家でもこの時期は、毎年1冊ずつ本棚に防災関連の本を追加したりしているのですが、追加することよりも、とにかくじっくり読んだり、読み直すことが大切かも‥‥‥と、毎年反省しております。皆さまにとっても、あらためて防災の大切さについて考える1週間となりますように。

 

秋山朋恵(絵本ナビ 編集部)

掲載されている情報は公開当時のものです。
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