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未来の今日の1冊 ~今週はどんな1週間?~

【今週の今日の1冊】もうすぐ敬老の日。素敵なおじいちゃん、おばあちゃんに会える絵本

9月14日~9月20日までの絵本「今日の1冊」をご紹介

今週は、敬老の日に向けて、素敵なおじいちゃん、おばあちゃんが登場する絵本をご紹介します。

絵本の中に登場するおじいちゃんといえば、のんびりおおらかなおじいちゃん、信念をしっかり持ったおじいちゃん、物知りなおじいちゃん‥‥‥。共通しているのは、そこにいてくれるだけでホッとさせてくれる存在感。その一方で、おばあちゃんはなかなかの行動力で何かと忙しそう!? でもユーモアと愛情に満ちていて、その優しさと強さが魅力的ですね。きっと実際のおじいちゃんやおばあちゃんにもそれぞれに魅力のある方がたくさんいらっしゃることでしょう。

 

いつもさりげなく温かく見守ってくれるおじいちゃんとおばあちゃんに、今年もまた、感謝の気持ちを伝える良い機会となりますように。

9月14日 99歳になるはずが、5歳になったら!?

月曜日は『だってだってのおばあさん 新装版』

だってだってのおばあさん 新装版

出版社からの内容紹介

だってわたしはおばあさんだから。それが口ぐせのおばあさん。ある日、おばあさんの99歳の誕生日、ろうそくがたりなくて、おばあさんは5歳になりました。だって、わたしは5歳だもの! 新しい生活がはじまります。 

読者の声より

素敵なおばあさん、気になるおばあさんが出てくる絵本がたくさんあります。『だってだってのおばあさん』もその一つ。

 「だってわたしは98だもの」といって、楽しい魚つりに行こうとしないおばあさん・・。でも、誕生日ケーキに立てるろうそくが5本しかなかったことで、いつの間にか、気分は5才!川は平気で飛び越えちゃうし、魚つりは上手。身も心も若いこと、この上なし!「だってわたしは5才だもの」

 「どうして、まえから5才にならなかったのかしら・・」とおばあさん。そうですよね、そのとおり!私も今度の誕生日には、好きな本数のろうそくを立てることにしましょう。おばあさんの頭の柔軟さ、どうやらそれが、若返りの秘訣のようです。

 ちょっと元気のないおばあさんがいたら、誕生日や敬老の日にプレゼントするのもいいかもしれませんね。それと、まだ若いのに「もう年だ~!」なんて言っている人にも。2度目の5才はとっても楽しそうです。
(なみ@えほんさん 50代・ママ)

9月15日 何があっても「いいから いいから」

火曜日は『いいから いいから』

いいから いいから

出版社からの内容紹介

「いいから いいから」
なんて気持ちのよいことば。
こころがほぐれていきま~す。

「いいから いいから」
このおじいちゃんのおおらかさ。
肩のちからがぬけていきま~す。

ゆたかな笑顔が生まれる一冊!
これが長谷川義史の絵本の醍醐味です。
もちろん、お約束のかくし味も各所に!
これはもう一家に一冊、必読書です。

読者の声より

おじいちゃんは何があっても「いいからいいから」
訪ねてきたかみなりの親子に、ごはんやお風呂をすすめたりするほど、とても親切なんです。

ほのぼのストーリーだなぁと思いつつ、のんびり読み聞かせをしていたら、「へ?え!?」意表をつくシーン。
こんなことになるなんて~!
面白すぎる!
親子で大笑いしました。

息子はすっかり気に入って、続けて3回読まされました。
その後も自分で何度もページをめくって見ていたほど。

この「いいからいいから」って言葉がとてもやさしくて、ほっとさせてくれるんです。
面白くて、あたたかくて、心が和むお話でした。

こんなおじいちゃんがいたらなあ。
将来こんなおばあさんになりたいなと思いました。
(りょーママさん 30代・ママ 男の子2歳)

9月16日 ピカッとひらめいたらすぐ実行!

水曜日は『おもいついたら そのときに!』

おもいついたら そのときに!

みどころ

小さな丘の上の小さな家に、おばあさんとねこ、ひとりといっぴきが暮らしています。今日はいい天気。外へ出てみると、おばあさんの育てたチューリップが見事に咲いています。… と、ここまでは普通のおばあさんの普通で素敵な暮らし。
「わたしは はなづくりの てんさいだわ」
その瞬間、おばあさんの頭の中で何かがピカっと光ります。
そして、こう言うのです。

「おもいついたら そのときに!」

バタバタと動き出すその様子に呆気にとられていると、その間におばあさんはどんどん行動して、実行していきます。それからも、おばあさんのピカッは止まりません。自分のお料理にうっとりした時、自分で作ったドレスの出来上がりにうっとりした時、自分の髪を見事にゆいあげた時…その度にこう言うのです。

「おもいついたら そのときに!」

その行動力の積み重ねで、何が出来上がったかというと…すごい事になっていますよ。おばあさん、大丈夫!?

この勢い、この実行力、この破天荒さ。おばあさんがとにかくかっこいいのです。それは子どもたちの目にだって同じに映るはず。やれば何でもできちゃうって感覚、絵本だからこそ味わえるものですよね。

さてさて、おばあさんの「おもいつき」の連続から生まれたのは、なんと小さな町! なんだかとても居心地が良さそうですよね。明るく元気な気持ちになれる1冊です。

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

読者の声より

おもいついたらそのときに!どんどん行動できるおばあさん!
なんて素敵!しかも、なんだって上手にこなしてしまうのですもの。
憧れてしまいます。
でも、なんでもどんどんできるって、自分で自分の行動を加減して
いかないと、自分の首をしめかねないのですね。あまりに忙しくて
おばあさんもねこも大変でした。
最後にはおふろで(温泉だし!)のんびりできてよかったよかった。
私はなんでも、どんどんできるタチではないけれど、おばあさんの
行動力は見習って、おもいついたら、少しでも動くようになりたいな。
(ぽこさんママさん 40代・ママ 女の子4歳)

9月17日 一着のコートが、さいごのさいごに残したものは?

木曜日は『おじいちゃんのコート』

おじいちゃんのコート

みどころ

若き日の「わたしのおじいちゃん」が作ったのは、一着のコート。

お気に入りのそのコートを、いつも着ていたおじいちゃん。
そのうちコートはぼろぼろに……

「はさみでチョキチョキ、ミシンでカタカタ、針でチクチクぬったらば」
まだきれいな部分を使って、コートは上着に大変身!

しかしやがては上着もぼろぼろになってきて――

おばあちゃんとの結婚式のために作られた一着のコートは、ぼろぼろになってもそのたびに仕立て直され、いつでもおじいちゃんのお気に入り。
やがて上着になり、やがてベストになり、と少しずつ姿を変えながら、おじいちゃんに寄り添ってその長い人生を歩んでゆきます。

(続きはコチラ>>>

読者の声

単身で移住してきたおじいちゃんの人生は、仕立て屋としてコツコツと働くことでした。
コツコツと働くところでおばあちゃんと出会い、子どもが生まれ、孫ができました。
おじいちゃんとおばあちゃんの生活を見守ってきたのが一着のコート。
繰り返し着ていることで傷んできたコートは、上着に、チョッキにと作り替えられます。
自分の大切にしてきたものを、作り直して自分とともにいる。
素晴らしいことです。
変わっていく姿に面白味もあるけれど、なんだかしみじみとしてきました。
おじいさんが、若者から次第に老いていく姿にも、なんだか充実感をかんじました。
(ヒラP21さん 60代・パパ)

9月18日 おばあさんは、冒険する骨董屋!

金曜日は『銀杏堂』

銀杏堂

銀杏堂

作・絵:橘 春香
出版社: 偕成社

出版社からの内容紹介

小学1年生のレンちゃんは登校途中に気になるお店を見つけました。「銀杏堂」というそのお店が扱うのは、骨董品。店主は高田さんというシワシワのおばあさんです。でも、高田さんはただのおばあさんではありません。冒険する骨董屋です。店に並ぶのはすべて、高田さんが世界中を旅して集めてきた幻の品ばかり。巨大なにしき鯉のうろこ、稲妻のかけら、ユニコーンの喉につかえていたエメラルド、李白が皇帝から贈られた瀬戸物のの、サバンナで捕まえた逃げ水、溶岩で作ったコーヒー、南極に生育するサボテンの樹液……それら一つ一つに、高田さんの冒険ものがたりと人生の思い出が詰まっています。レンちゃんは、毎日のようにお店に通い、高田さんから骨董にまつわる話を聞くようになりました。これは、そのお話14篇を書いた本です。カラーイラストも美しい贅沢な、プレゼントにも最適な一冊。

読者の声より

小学生のレンちゃんが通いはじめた骨董屋。売られている品物は、不思議なものばかり。しかも、店主の高田さんが自ら集めてきたもののよう。一体、高田さんは何者なんだろう、と興味がわきます。どの品にまつわるお話も幻想的で魅力的なのですが、なかでも、エメラルドのお話が一番心にのこりました。挿絵もとっても素敵で、きれいな本でした。
(あんじゅじゅさん 40代・その他の方)

9月19日 ともかく一歩 ふみだすこと

土曜日は『エマおばあちゃん、山をいく アパラチアン・トレイルひとりたび』

エマおばあちゃん、山をいく アパラチアン・トレイルひとりたび

出版社からの内容紹介

67歳のエマ・ゲイトウッドは、アメリカ3大トレイルの一つ、全長3500kmのアパラチアン・トレイルを一人で歩きとおした、初めての女性です。谷川の水をのみ、木イチゴの実をたべ、枯れ葉のベッドでねむることもありました。おばあちゃんの山歩きはしだいに有名になって新聞や雑誌にものったのです……。

雄大な自然のなかですごすよろこび。人の心の温かさ。いくつになってもチャレンジするエマおばあちゃんのすがすがしさ。1955年、アメリカでの実話を、地図と絵でいきいきとえがきます。

読者の声より

好きなこと自分の道を進むことに、性別や年齢は関係ないのかも、そんなことを感じさせてくれる1冊に思いました。
子供だけでなく、中年の方、老年に入った方にも、読んでほしい1冊です。
人生まだまだ、人生は楽しい!そんなふうに思わせてくれる希望を感じられる本に思います。
(まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子8歳)
 

9月20日 ジィちゃん、かっこいい!!

日曜日は『ぼくのジィちゃん』

ぼくのジィちゃん

みどころ

田舎からやってきたぼくのジィちゃん。
変なTシャツ着て、にこにこ笑ってるだけのジィちゃん。
なんだかかっこわるい。
でも、ジィちゃんには、ぼくが知らないすごい秘密があって・・・。

明日は運動会。とうさんは、走るのが早いから「PTAクラスたいこうリレー」の選手。
だけど、ぼくはクラスで一番走るのがおそい。
「ぼくは、また ビリに きまってる。いやだなぁ・・・。」
その夜家にやってきたのが、ジィちゃん。
ジィちゃんは子どもの頃走るのが早かったって言うけど、信用できない。
だって、コツを聞いたら「右足を前に出したら、次は左足を前に出す」って。
あたりまえのことを言うんだもの。

(続きはコチラ>>>

読者の声より

いつもニコニコ笑ってるだけの、ぼくのジィちゃん。
なんだかかっこ悪い…。
でも運動会で、そんなジィちゃんの意外な姿に、ぼくは…?!

おじいちゃんのキャラ設定が抜群で、とにかく最初は笑ってしまいました。
そんなジィちゃんとはウラハラに、
走るのが苦手な「ぼく」は、ずっと冴えない表情です。
しかし、運動会当日、
かっこ悪い「はず」のジィちゃんの、意外な姿にぼくの心は動かされ…!!
読んでいる私たちも感動してしまいました。
グッとお話に惹きつけられました。

苦手なことに悩む子供が勇気をもらえる一冊だと思います。
一見かっこ悪いジィちゃんが最高にかっこいいジィちゃんに変身する様が最高でした。

くすのきしげのりさんの文章には、いつも感動させられています。
それに加えて吉田尚令さんの描く人物の表情なり臨場感が素晴らしく、
すごくいい本だなーと思いました。

裏表紙の光景にも、心が和んで笑みがこぼれました。
本当にジィちゃん、最高!!(^^)
(ゆりわんちゃんさん 30代・ママ 女の子11歳、女の子6歳)

絵本の中の素敵なおじいちゃん、おばあちゃんの姿を見ていると、元気をもらえる感じがしますね。今年は遠方にいるおじいちゃん、おばあちゃんになかなか会えないという子どもたちや大人の方も、多くいらっしゃることでしょう(私も然りです)。早く会える日が来ることを願いながら、お手紙や電話で、ありがとうの気持ちを伝えられるといいですね。


秋山朋恵(絵本ナビ 編集部)

掲載されている情報は公開当時のものです。
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