【今週の今日の1冊】コロナについて親子で学ぼう。予防しよう。
1月25日~1月31日までの絵本「今日の1冊」をご紹介
なかなか収まらない新型コロナウィルス。不安を抱える日々が長く続きますね。そんな中、2020年には、親子向けにコロナウイルスについて分かりやすく教えてくれる本がたくさん刊行されました。さまざまなニュースが飛び交っている今だからこそ、親子で正しい情報を学んで、しっかり予防していきたいですね。今週は、コロナや細菌、感染症について書かれた新刊を一気にご紹介します。
1月25日 手洗いは「ハッピーバースデイ」の歌を二回で20秒♪
月曜日は『みんなでウイルスとたたかおう!きみと、きみの大切なひとたちが無事であるために』
出版社からの内容紹介
ウイルスからの病気であるインフルエンザや水ぼうそうを例に出し、新型コロナウイルスCOVID-19について知ることで、「自分とまわりの人にうつさないことが大切」というメッセージを伝えています。手洗いは「ハッピーバースデイ」の歌を二回歌って20秒。最後には簡単なクイズで、具体的にいまどのような行動をすればよいのかがよくわかります。子どもたちが毎日の生活を過剰に怖がりすぎることなく、安心してたのしく過ごし、自ら対策できるように導く絵本です。
<目次>
・ウイルスってなに?
・ウイルスはどうやってきみにうつるのか
・ウイルスがうつるとどんなふうになるの?
・ウイルスから身をまもるにはどうすればいい?
・手のただしいあらいかたは?
・ひとからはすこしはなれる
・ウイルスを家から追い出すには?
・ハグ? キス? ……ダメ!
・お医者さんにウイルスは治療できるの?
・ウイルスとたたかっているかな?(クイズ)
・どういう意味?(簡単なことばの説明)
読者の声より
コロナウイルス対策に!
今わかっていること、対策を理解してもらうにはちょうどいいかもしれませんね。(2020.5.20刊)
感染経路、症状、何より、予防策。
手洗いは最低20秒、「ハッピーバースデイトゥユー」のうた2回分の時間という目安がいいですね。
きみと、きみの大切なひとたちが無事であるために、という副題を
大切にしたいです。
小学生くらいからでしょうか。
(レイラさん 50代・ママ )
1月26日 やさしい説明で感染予防策を身につけよう!
火曜日は『どうして しんがたコロナになるの?』
出版社からの内容紹介
とつぜん園も学校もお店も全部お休み。友だちにも会えない。家にいて、やたら手を洗わせられる。なんで? 訳もわからず自粛生活に入った子どもたちが未知の感染症を理解し感染予防策を身につけられる、やさしい新型コロナの絵本。
1月27日 コロナで不安をかかえる親子に贈る絵本
水曜日は『こいぬのルナ、コロナウイルスにたちむかう こどもたちの理解とケアのために』
出版社からの内容紹介
子犬のルナが子どもたちを学校へ送っていこうとすると、コロナウイルスが流行って学校は休み! 「コロナウイルスってなに?」「外に出てはいけないの?」 お父さんのマウイがやさしく説明してくれました。コロナで不安をかかえる親子に贈る絵本です。幼い子にもわかりやすく説明しています。巻末にQ&A付。
1月28日 しかけで学ぶ、ウイルスや細菌の基礎知識
1月29日 目で見て科学的に理解できる1冊
金曜日は『おしえて!ジャンボくん 新型コロナウイルス(1) これが新型コロナウイルスだ!』
出版社からの内容紹介
ウイルス、コロナウイルス、新型コロナウイルスについて、目で見て科学的に理解できる。ウイルスとはなにか、どんな形をしているか、どうやって体内で増え、どのように広がり、移らないためにどうしたらよいかなど。
読者の声より
病気関係の絵本はとても興味深く、子供向けの本はとても分かりやすいので良く手に取りますが、これはとてもタイムリー。
新型コロナウィルスというのは、テレビでよく聞く言葉ではあるけれど、それが本当はどんなものなのか、ちゃんとは分かっていない。
それはもしかしたら大人も子供も同じかもしれません。
だからこそ正しい知識をつけ、正しく恐れるというのが必要で、この本は、その手助けをしてくれる内容です。
(hime59153さん 40代・ママ 男の子9歳)
1月30日 人体での細菌の動きを伝える絵本
土曜日は『細菌ホテル』
出版社からの内容紹介
キミのからだは、ぼくたちのホテル。
細菌の世界へようこそ!
目に見えないほど小さな生物、細菌。その一種である大腸菌が語り部となって、人体での細菌の動きを伝える絵本です。
体内でよい働きをする腸内細菌や、病原菌となる細菌、抗生物質や免疫細胞の働きなどがやさしくわかります。
【監修:感染症学者 岡田晴恵教授のメッセージ】
細菌は、人間とともに生きています。
細菌の世界をのぞいて、人間を助ける細菌、
病気を起こす細菌の両方を学んでみてください。
(日本語版監修/白鷗大学教授 岡田 晴恵)
読者の声より
薬に興味ある年年長男児に読みました。
私が自力で教えてた細胞や免疫に関する話がイラストでわかりやすく大体網羅されてて助かりました。
楽しく読みました。絵も細かくてみてて面白いです。
感染症キャラクター図鑑でも監修していた最近メディアにも出ている岡田晴恵さん監修。
体重の1/10は細菌って驚きです。結構踏み込んでいて、細菌の働き、免疫細胞、無菌だとどうなるか、抗生物質、耐性菌、他の微生物との違いなど書かれていました。次はヘルパーT細胞やキラーT細胞もお願いします。この作者の他の本も読もうと思いました。
(しめじさんさん 40代・ママ 男の子6歳)
1月31日 避難所生活で感染しないために何ができるか
日曜日は『災害がくる前に 教えてはるえ先生! 感染しないひなん所生活 新型コロナウイルスとこわい感染症から身をまもろう!』
出版社からの内容紹介
感染症の専門家、岡田晴恵先生が新型コロナウイルスをはじめとする、こわい感染症について解説し、
避難所生活で感染しないために何ができるかを紹介しています。
もし、自然災害で被災して避難所に行くことになったら?
できるだけ避けたい状況ですが、現実に起こっていること。
つい恐怖が先に立ってしまいますが、新型コロナウイルスなど感染症のへの知識をもって、
予防対策や避難所での過ごし方などを知っておけば、現場でうまく対処できるはずです。
避難するかどうか、避難所の居住スペースのつくり、
掃除の徹底など、さまざまな角度からコロナ禍での避難所生活を乗り切るポイントを紹介しています。
また「なぜ豪雨が増えたのか」「線状降水帯」など、大きな自然災害が日本に増えてきた原因を、
気象予報士の片岡信和氏がコラムで解説しています。
秋山朋恵(絵本ナビ編集部)
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