【今週の今日の1冊】秋の景色を楽しむ、紅葉と落ち葉の絵本
11月8日~11月14日までの絵本「今日の1冊」をご紹介
秋から初冬にかけて見られる紅葉の景色。あちこちで見頃を迎えていますね。まだまだ今週は楽しめるでしょうか。
絵本の中にも美しい秋の景色をたくさん見ることができます。見に行ったばかりの紅葉を思い出しながら、あるいはいつかの景色を思い出しながら、ゆっくり秋の絵本を眺めてみませんか。また、地面に落ちた葉っぱは、子どもたちにとって宝物!どんな遊びができるかしら?
今週は、この秋に出たばかりの新刊もまじえながら、紅葉と落ち葉を楽しむ絵本をご紹介します。
11月8日 赤・黄・茶と色とりどりのもみじが風に乗って・・・
読者の声より
なんだか不思議な感覚に陥ってしまいます。
絵なのにとってもリアルに感じるんです。
絵本の中に秋の空気が漂っていて、いまにももみじが飛んできそうな感覚になります。不思議ですが、絵本を開いたとたん秋がそこにあるような。
すっかりこのシリーズにハマってしまいました!
もみじさわさわは風の感じがすごくリアルに体感できるようでお気に入りです。
(えりこママさん 20代・ママ 女の子0歳)
11月9日 秋色に染まった森のお風呂でほっこり
読者の声より
とてもほのぼのした癒しのお話でした。
秋色に染まった森のお風呂にいろんな動物たちが入って来て、気持ちよさそうで、うらやましくなりました。
先月、露天風呂デビューを果たした娘も興味津々見ていました。
ちょうどこれからの紅葉の季節に、露天風呂に入りに行きたくなりました。
ほのぼのお風呂に入るお話かと思ったら、最後の展開にビックリでした!
(ピーホーさん 30代・ママ 女の子2歳、女の子0歳)
11月10日 ねずみのきょうだいが出会う、生き物たちの秋の祭り
水曜日は『14ひきのあきまつり』
読者の声より
秋になるとまず読みたくなる絵本の1冊です。表紙から秋色満載でちょっと肌寒い秋風も感じられるからです。14ひきシリーズの秋はどんなだったかしらと6歳の息子と読み始めました。森でかくれんぼをするみんなを、落ち葉をめくるような心持ちで目を丸くして探す息子。時々、コレ何君だったっけ?と何度も表紙の名前を確認しつつ進めるので中々先には進めませんでしたが、かくれんぼに一緒に参加したかのような感じで読み終えました。
(1姫2太郎ママさん 40代・ママ 女の子16歳、男の子14歳、男の子6歳)
11月11日 森の動物たちと「おやすみなさい」のあいさつを。
木曜日は『おちばのねどこで おやすみなさい』(2021年9月刊)
出版社からの内容紹介
森のどうぶつたちと、「おやすみなさい」のあいさつをしましょう!
くまさん、こじかさん、うさぎさん…子どもに人気のかわいいどうぶつたちが、ねむる準備をしていますよ。
どんな場所で、どんなふうにねむっているのでしょうか?
フランスの人気作家が、秋から冬にかけての豊かな森のようすを、あざやかに描きます。
ねむるまえの読み聞かせにぴったりの、おやすみなさいの絵本。
読者の声より
長靴をはいた女の子が、犬と一緒に森を散歩しています。
何をしているのか最後にわかるのですが、次第に冬が近づく森で、動物たちにおやすみなさい、おやすみなさいと語りかけている言葉が、心地よくしみてきます。
サケまで登場する素敵な森です。
自然に包まれて、充実感に包まれて、女の子も眠りについて、とてもゆったりした時間が訪れる絵本でした。
最後にまとめられた、女の子のスケッチが可愛いです。
(ヒラP21さん 60代・その他の方)
11月12日 きょうはうさぎまちのあきまつりのひ♪
金曜日は『こうさぎとおちばおくりのうた』(2021年10月刊)
出版社からの内容紹介
きょうはうさぎまちのあきまつりのひです。
4ひきのこうさぎはたちは、おまつりの行列についていきました。
途中、秋の色になった山やまをみて、4ひきのこうさぎたちは、ぶなじいに会いたくなって・・・。
愛らしいこうさぎと美しい自然を描いた絵本です。
2010年に『もりのおとぶくろ』を刊行してから11年。『こうさぎとほしのどうくつ』『こうさぎと4ほんのマフラー』と春・夏・冬と続き、最終章秋のおはなし『こうさぎとおちばおくりのうた』で完成になります。
11月13日 さあ! 落ち葉ひろいに出かけよう!
土曜日は『おちばのほん』(2021年10月刊)
出版社からの内容紹介
季節をおって近所の公園から野山まで、どんな色の落ち葉がひろえるかな? おもしろい形の葉っぱ、見つかるかな? 落ちた葉が、風や雨にさらされて、ミミズやダンゴムシに食べられて、大地の土になるまでの物語。
登場する120種類以上の落ち葉の図鑑解説付き。
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・季節をおって近所の公園から野山まで、120種以上の落ち葉が登場します。
・お子さんと一緒に声を出して読めば、四季の移ろいと木や草の名前、落ち葉の形や色について、楽しく知ることができます。
・思わず拾ってしまいたくなるほど美しい落ち葉たち。木や葉のことを知れば、落ち葉拾いはもっと楽しくなります。なぜ木から葉は落ちるのか? どうして赤や黄色に紅葉・黄葉するのか? 巻末につけた解説では、落ち葉に関する疑問に、図解イラストとやさしい文章で答えます。
・落ち葉のお面や落ち葉プール、拾った葉っぱで作るアート作品など、小さなお子さんでも楽しめる落ち葉を使った遊びも紹介します。
・地面が落ち葉でいっぱいにならないのはなぜ? 落ち葉の下で生きる小さな生きもの(分解者)たちの姿を、写真と共に紹介します。
・畑の作物を育てるための土作りの方法を、かわいいイラストを使って紹介します。
・巻末には、登場する120種以上の落ち葉については、どんな場所に生えるか、花や実、葉の特徴、名前の由来などを解説しました。拾った落ち葉の名前を調べたり、話題を広げたいときに役立ちます。
11月14日 おちばの山から現れたのは、まいごの黒ネコ!
日曜日は『オリーとおちばのまほう』(2021年9月刊)
出版社からの内容紹介
ちょっぴりさむい、秋のあさ。オリーとネコのパンプキンは、おちばの山であそぼうと外にでかけていきました。すると、ぴゅーっと風がふいて、おちばがぶわっ! そこに現れたのは、まいごのちっちゃな黒ネコ。オリーとパンプキンは、黒ネコのおうちを見つけてあげることができるでしょうか?
選書・文:秋山朋恵(絵本ナビ副編集長)
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