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未来の今日の1冊 ~今週はどんな1週間?~

【今週の今日の1冊】「子ども読書の日」「世界図書・著作権デー」「図書館記念日」…本の記念日が目白押しの1週間!

2022年4月25日から5月1日までの絵本「今日の1冊」をご紹介

4月23日から5月12日までは、本に関する記念日が目白押し! まず子どもの読書については、23日の「子ども読書の日」から5月12日まで続く「こどもの読書週間」(今年の標語は「ひとみキラキラ 本にどきどき」だそう)、世界的な記念日としては23日に「世界図書・著作デー」や「サンジョルディの日」、そして4月30日には「図書館記念日」があります。
そこで今週は、本や読書をテーマにした本や、図書館を舞台にした本を特集します。
本の魅力をあらためて感じたり、発見したりする機会となりますように。

4月25日 読み方はそれぞれ違うけど、とっても本がすき!

月曜日は『ふたりはとっても本がすき!』

ふたりはとっても本がすき!

出版社からの内容紹介

チーターのチッタちゃんとカバのヒッポくんは、本が大好き。でも、読み方がちょっと違います。はやく、たくさん読むチッタちゃんと、ゆっくりじっくり読むヒッポくん。正反対のふたりが本を通して友情を深める物語。

読者の声より

本好きの2人。
主人公のチッタちゃんは、早くたくさん読むタイプ。
友達のヒッポくんは、ゆっくりじっくり読むタイプ。
どちらも本好きだけど、読み方が全然ちがう。
どっちがいいとかではないが、お互いがお互いをうらやむ。
わかるなー。
ちなみに、私と娘はチッタちゃんタイプ、夫はヒッポくんタイプ。
図書館の利用の仕方もすごくリアルで楽しい。
最初は読み聞かせていましたが、私が途中でやめてしまったら、続きがきになった娘がもくもくと、そして、すごいスピードでも読みきっていました。
娘も、とっても楽しかったようです。
「私、チッタちゃんにすごく似てる!」と、自分でも言っていました。
(タケえさん 30代・ママ 女の子7歳、男の子5歳)

4月26日 本を通して、世界が広がる

火曜日は『フランクリンの空とぶ本やさん』

フランクリンの空とぶ本やさん

みどころ

自分の好きなものの魅力を、たくさんの人と分かち合いたい。
なにかを大好きになったら、子どももおとなも、人はみんなそう感じるもの。
でも、そう感じるのは人だけではなかったようで――。

ひとり、岩穴に住むおおきな体のフランクリン。
緑の体に長い首、赤い翼に、小さなツノ。
そう、フランクリンは、だれもが恐れるドラゴンなのです!

でも、フランクリンがちょっと変わっているのは、本が大好きだというところ。
岩穴の住処にあふれる物語の山に埋もれ、フランクリンは今日も、ホタルやネズミやコウモリに、本を読んであげています。

ある日、もっとたくさんの人に本を読んであげたいフランクリンは、友だちをつくろうと、岩穴を出て遠くにお出かけ。
ところが、ドラゴンであるフランクリンを怖がって、人々は彼に近寄りません。
街に行けば住民は身を隠し、道ばたで出会えばみんな逃げ出します。

そんなフランクリンが森で出会った女の子、ルナ。
ドラゴンも本も大好きだというルナと、フランクリンはすぐなかよしに!
そしてふたりは、街のみんなが怖がらないように、ある計画を立てるのですが――。
(続きを読む>>>

読者の声より

少し大きめサイズの絵本です。
素敵なイラストに惹かれて、手に取りました。
本が大好きなドラゴン、フランクリンが、森で出会った女の子、ルナと一緒に、空とぶ本屋さんを始めます。
ドラゴンの背中が本屋さんになるなんて。
ドラゴンの背中に乗って、空を飛びながら本を読むことができたら最高だろうなと思いました。
シリーズで続編もあるようなので、ぜひ読んでみたいです。
(クッチーナママさん 40代・ママ  女の子16歳、女の子13歳、男の子10歳)

4月27日  タリーの毎日を変えたのは「ひみつの地下図書館」!

水曜日は『ひみつの地下図書館(1) クモの巣で大さわぎ?!』(2022年4月の新刊)

ひみつの地下図書館(1) クモの巣で大さわぎ?!

出版社からの内容紹介

モレット屋敷で使用人としてはたらく10歳の女の子、タリー。ママとは2歳のときにはぐれ、ひとりぼっちで朝から晩まではたらかされている。でも、かしこいタリーは、いつでもぜったいにめげない。古くて大きなお屋敷のあちこちに隠された暗号を解き、あるとき見つけたのは……ひみつの地下図書館! そこにある本には、魔法の力がある。タリーは13歳になるまで、ひみつの地下図書館の「管理人」となった。
ある日、お屋敷に泥棒が入り、タリーは森で友だちになったリスのリルルンと一緒に、本の助けをかりてつかまえようとするが……
なぞときとひみつ、魔法でいっぱいのストーリー!「ひみつの地下図書館」シリーズ第1巻(全4巻、順次刊行予定)

本を読むのが楽しくなる! 「ひみつの地下図書館」シリーズ第1巻!

この後も続巻(全4巻)の刊行が予定されています。

4月28日 本は、みんなひらかれるのをまっている

木曜日は『ほんをひらいて』

ほんをひらいて

みどころ

本の魅力ってどこにあるのでしょう…?
ドキドキワクワク、ときどき涙するストーリー? 
キレイな挿し絵?
紙やインクの独特なにおい?

お天気の悪い日、ルイーズは傘を持って、
黄色いカッパを着て家を出ました。
怖い犬や、お化け屋敷のようなボロ家、
怪物や幽霊が住んでいそうなゴミ捨て場を通って、
ルイーズが向かったのは図書館。
そこでルイーズを待っていたものは…。

少女・ルイーズに語りかける詩の形で物語を紡ぐのは、
アメリカの黒人女性作家としてはじめてノーベル文学賞を受賞したトニ・モリスンと、
その息子でアーティストのスレイド・モリスン。
シャドラ・ストリックランドの描く絵は、
雨の中、1人で図書館へ向かう少女の不安な心境と、
図書館の本が少女に魅せる、色鮮やかな夢の世界との対比を、
見事に描いています。
今すぐ図書館に足を運んで、お気に入りの本を手に取ってみたくなる物語です。
(木村春子  絵本ナビライター)

読者の声より

本は不思議です。
開くと現実とは全く別の世界が広がるのですから。
紙の上に文字が並んでいるだけなのにね。
図書館にはそんな「別の世界」がたくさんたくさんあって。
本好きの子にはわくわくできる場所ですよね。
この絵本の主人公、ルイーズのように。
娘にもたくさんの本と出会えってほしいなあと思いますし
私もこれからもたくさんの本や絵本と出会いたいなあって
思います。
(ぽこさんママさん 40代・ママ 女の子7歳)

4月29日 1冊の本をめぐり紡がれる長編ファンタジー

金曜日は『青の読み手』

青の読み手

出版社からの内容紹介

王都の貧民街で暮らす少年ノアは、ある日、奇妙な依頼をうける。
<修道院から、ある本を持ちだしてほしい。>
依頼主の黒ずくめの男爵は、本と引きかえに、ノアが姉と慕う少女の行方を教える、という。
怪しみながらも、情報ほしさに依頼を受けたノアは、首尾よく修道院に忍びこむ。しかし、盗もうとしたその本は、選ばれし者だけが読むことのできる魔導書<サロモンの書>だった。
やがてノアは、囚われの王女や、人語を話すネズミと出会い、依頼主である謎の男爵の正体にせまっていく。
1冊の本をめぐり紡がれる長編ファンタジー。

「あなたも、いっしょにいらしてください。」
「おれも?」
 トマスは、ノアの青い瞳を見つめた。
「あなたこそ、〈青の読み手〉にちがいない。
わたしたちは、ずっとあなたをお待ちしていたのです。」
(本文より)

「青の読み手」シリーズ第2弾『紅の魔女』が2022年5月下旬に発売されます。

4月30日 本がたくさん並ぶ図書館は、不思議と出会える場所

土曜日は『図書館のふしぎな時間』

図書館のふしぎな時間

出版社からの内容紹介

おかあさんと上野の国際子ども図書館へやってきたゆりかのまえに、イギリスの古い本のなかにすんでいるという妖精が現れて……。妖精の案内で、ふしぎな図書館めぐりがはじまります。100年まえのたてものを利用した図書館には、むかしから親しまれてきた物語の登場人物たちがいきづく。「未来への記憶」シリーズ第3弾。

読者の声より

この絵本に描かれている国際子ども図書館、建物の雰囲気がとても素敵です。
この絵本を読んだおかげで、いつか行ってみたいと思いました。
図書館には不思議な雰囲気を感じます。
物語に入り込む楽しさをこどもにも味わってほしいと思います。
普段の居場所とはちがう、図書館で。
(もけこさん 40代・ママ  男の子16歳、男の子12歳、男の子2歳)

5月1日 ライオンが教えてくれる図書館の素敵さと心地良さ

日曜日は『としょかんライオン』

としょかんライオン

みどころ

図書館というところは、「決まりを守れば」誰でも入れるところです。
例えそれがライオンでも。

……そんなことってあるの?
でもある日、その図書館に大きなライオンがやって来たのです。

決まりをとっても重視する図書館長のメリウェザーさんですが、決まりさえ守れば誰でも分け隔てなく受け入れてくれます。だからライオンは彼女のもとで、色々なお手伝いをするようになるのです。図書館に来る人も最初は怖がっていたのですが、だんだんとライオンに会いにやってくるようになります。何しろお行儀がよくて、とても気が利きますからね。こんなに大きくて優雅なライオンが、静かに本を読む子どもたちと一緒に過ごしている姿、なんていう光景でしょう、うっとり見とれてしまいます。ところが、そう思わない頭のちょっとかたい人もいるようで…!?

図書館にライオン。突拍子もないようでしっくりくる組み合わせの秘密は、入り口にある銅像にあるのでしょうね。もしかしたら、こんな風に実際にライオンに会いに来ている子どもたちもいるのかもしれません。図書館が、誰もが居心地よく、誰もがワクワクする場所になるのだとしたら、私たちの図書館にも来てもらいたな、でもやっぱり怖いかな。

本が好きでたまらない子に、ライオンにとても憧れている子に。図書館が大好きな大人にも。世界中で人気のこの絵本がおすすめです。

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

読者の声より

はじめタイトルのみを見たとき「としょかん」「ライオン」…。
これはとっても気になる!!と思いました。
そして表紙を見たら、「もう絶対に読まなくちゃ♪」

図書館とライオンって、なんて合うんでしょうね。
それにこのライオン、表情のすてきなこと。
絵本の部屋で、クッションに頭を預けているところなんて、
ほんとに気持ちよさそう♪

私は、そしてコドモたちも、
行きつけの図書館にライオンが居るところを、
想像してしまいました。

ライオンは一言も(吼える以外は)話さないけれど、
その顔が、背中が、言葉以上に気持ちを伝えてきます。
そして、同じように言葉少なな館長さんも、
ライオンがとても好きなのがよく伝わります。

我が家では、長男も次男もお気に入りになりました。
次男には難しいんじゃないか、と思ったのですが、
「ライオン、がっかりしてる」「かんちょうさん、やった~っていってる」
などと言って、彼なりに理解しているようです。

読み終えたとき、満足感というか、充足感でいっぱいになる、
ステキな絵本です♪
(m-sheepさん 30代・ママ 男の子5歳、男の子2歳)

いかがでしたか。

本が好きな人というのは、子どもも大人も本のある空間に対しても魅力を感じていることが多いのではないでしょうか。本そのものの楽しさも味わいながら、本が並ぶ空間で起こるワクワクや不思議も合わせて体験してみて下さいね。

 

選書・文:秋山朋恵(絵本ナビ副編集長)

 

 

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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