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未来の今日の一冊 ~今週はどんな1週間?~

【今週の今日の1冊】暑くなると食べたくなるのは…アイスクリーム! 5月9日は「アイスクリームの日」

2022年5月9日から5月15日までの絵本「今日の1冊」をご紹介

暑い日が増えてきた5月。ついついアイスクリームに手がのびることが増えてきたような……。

今週の5月9日は「アイスクリームの日」だそうです。「アイスクリームの日」とは、1964年に東京アイスクリーム協会(現、日本アイスクリーム協会)が制定した記念日で、アイスをたくさんの人に楽しんでもらえるようにと願った記念事業と、いろんな施設へアイスをプレゼントしたことがはじまりなのだそう。ひーんやり冷たくてギューッと甘くて、口に入れるとあっというまに溶けてしまう幸せの味。今週は、いろいろなアイスが登場するアイスクリームの絵本をご紹介します♪

5月9日 大好きなアイスクリームのこと、もっと知りたい!

月曜日は『ぼくはアイスクリーム博士』

ぼくはアイスクリーム博士

出版社からの内容紹介

ジョーくんの頭の中はアイスクリームでいっぱい。
何をしていてもアイスに結び付けてしまいます。
おじいちゃんからどんな夏休みを過ごしているかと聞かれて、教えてあげたことは…!?

いろんな味のアイスで新しい言葉をおぼえたり、
家族が食べたアイスの数で、計算の練習だってしてしまうジョーくんは、アイスの歴史にも興味津々。
いつごろ、どんなふうに作られたんだろう。
アイス好きの大統領がいるなんて、ぼくと気が合うなあ!
ジョーくんの好奇心はとどまるところを知りません。
もちろん「大好きなアイスでひと休み」も忘れませんけどね。
ココロもアタマも大満足の楽しいおはなしです。
*漢字に総ルビ

5月10日 「ニャー、アイス。おいしそうニャー。」

火曜日は『ノラネコぐんだん アイスのくに』

ノラネコぐんだん アイスのくに

みどころ

「ニャー、アイス。おいしそうニャー。」

あら。またまた揃いも揃って彼らが覗き込んでいるのは「ワンワンちゃんのアイスクリームパーラー」。そうです、ノラネコぐんだんです。シリーズ5作目ともなると、すぐにわかりますよね。彼らはまた何かを「やらかそう」としているのです。アイスクリーム、すごく美味しそうですものね。そして、私たち読者はワクワクしながら「それ」を待っているのです。

アイスクリーム工場から毎朝アイスを届けにやってくるのはペンギンさん。そうだ! あの空っぽになった入れ物に入ってしまえば……。ほら、さっそく騒動のはじまりです。念願かなってアイスは食べ放題、だけど食べ終わるとブルブルからだが冷えてきた。おまけに外は大吹雪、こんなに寒いのは望んでいない!?

期待通りのやんちゃっぷり、そして期待通りの面白さ。だけど思いもよらない大迫力、そしてドラマティックな出来事が起こるのです。ノラネコぐんだん大ピンチ! さすがに今回ばかりは彼らも反省……してますように。

食いしん坊が止まらない、愛すべき悪ガキぐんだんの冒険物語。子どもも大人も一緒に思いっきり笑ってくださいね。

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

5月11日 いろいろなフレーバーのアイスが登場!レシピも ♪

水曜日は『ルルとララのおかしやさん(6) ルルとララのアイスクリーム』

ルルとララのおかしやさん(6) ルルとララのアイスクリーム

出版社からの内容紹介

材料運びを手伝ってくれたアライグマにお礼をしようとすると、「お礼リレー」の手紙をみせてもらいます。別の誰かを助けてあげることが私へのお礼になるという内容でした。

読者の声より

色々なフレーバーのアイスクリームの登場がこの時期に合っていて子供と一緒に楽しめるストーリーだった。今度、一緒に家で作ってみたいね!と夢が膨らむ。そして、特に何かをしてもらったお礼を相手ではなく全く関係のない人にすることで、そのお礼の気持ちがみんなに巡り巡っていく、という連鎖がステキだった。ポジティブな気持ちにさせる作品。
ルビは振ってあるし、漢字があっても低学年から一人で読めるようにはなっている。でも、かなり文字もぎっちりあるのでまだ親が半分読んであげてちょうどいいくらいでした。
(だっこらっこさん 40代・ママ 女の子6歳)

5月12日 みんなにぴったりのアイスをどうぞ ♪

木曜日は『おばけのアイスクリームやさん』

おばけのアイスクリームやさん

みどころ

おばけのぼんちゃんはもりでアイスクリームやさんをしています。ねこちゃんに会ったら「ねこちゃんアイス」、うさぎちゃんに会ったら「うさぎちゃんアイス」、ふたごのはとさんにあったら「ふたごちゃんアイス」。もちろんみんな大喜び。おばけとアイスクリームの組合せってなかなか思いつかないけど、考えてみたら季節も夏だし、よーく冷えてそうだし・・・ぴったりの職業かも。どんな形も自由自在だしね。

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

5月13日 大火事のあとのアイスのお味は!?

金曜日は『じごくにアイス』

じごくにアイス

みどころ

今日も公園でごきげんに公園でお店を開いているのは、こたろうのアイス屋さん。美味しいと評判なのです。さっそくお客さんです。

「おにいさん、アイスくださいな」

と、その時。こたろうは足をすべらせて意識が遠のいていき、気が付けば、見たこともない川岸で、閻魔さまの裁きを待っている。ということは……!? ところが、地獄は火事で大騒ぎ。かまゆで地獄のかまどが大爆発、鬼たちに混ざって、なぜかこたろうも巻き込まれ、必死で水をかけ、ようやく鎮火。へとへとになった鬼たちが、こうつぶやいたのです。

「ふぅ~、つめたいもんでも たべたいなあ」

もちろん、こたろうの出番です。でも、ここは地獄。材料はあるの? 道具はあるの? 鬼の口には合うの? 閻魔さまの裁きは……? 心配ご無用!「芸は身を助ける」と言わんばかりにこたろうは動きます、はたらきます。驚きの場面の数々は読んでからのお楽しみ。

関西弁の軽快な語り口で、次から次へとにぎやかに展開するこのお話。舞台は地獄だけれど、なんだか見ているだけで可笑しくなってくる絵のせいか、やたら人情深そうに見える鬼たちのせいか、不思議と恐ろしさは感じません。それどころか、子どもたちが笑い転げる様子が目に浮かびます。

そして何といっても、魅力はひんやりアイス! やっぱりアイスは暑いところで食べるのが一番。ということは。地獄とアイス、相性ばっちりなのか……?

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

    5月14日 ポコポコはどんなアイスを選ぶのかな?

    土曜日は『ポコポコアイスクリーム』

    ポコポコアイスクリーム

    みどころ

    「きょうのポコポコは・・・アイスクリームやさんにいくよ!」
    謎のちいさな生きもの、ポコポコがアイスクリームやさんをめざします。
    バニラのおかをこえて、チョコクッキーのもりをぬけて、オレンジサワーのはしをわたって・・・(え?この景色、ぜんぶおやつでできてるの!?)
    もう数ページ読んだだけで、わが家の娘たち(5歳と2歳)の目はポコポコの世界にくぎづけ。

    アイスクリームやさんに到着すると、お客が並んでじゅんばんを待っています。
    ポコポコはどんなアイスにしようかなあと考えます。
    考えて考えて・・・さあポコポコの番がきましたよ。
    ショーケースにアイスクリームのボックスがずらり。
    ポコポコといっしょに子どもたち(絵本を読んでいる)も、どれにしようか、いっしょうけんめい考えます。
    つばをのみこむ音が聞こえてきそう・・・(笑)。

    「ポコポコおやつえほん」シリーズ第2弾。
    こんぺいとうの色のような、透明感あふれるカラフルワールドは、まるで夢の国。
    子どもたちは自分の好きなページを何度もめくって、たっぷりながめていたいでしょうね。
    第1弾の『ポコポコドーナツ』といっしょに、ぜひどうぞ。
    このシリーズ、さいごは「ごちそうさまでした!」で終わる、愛らしいおやつ絵本です。

    (大和田佳世  絵本ナビライター)

    5月15日 アイスクリームの移動販売車、はやく来ないかな。

    日曜日は『おさるのジョージ アイスクリームだいすき』

    おさるのジョージ アイスクリームだいすき

    出版社からの内容紹介

    うだるような夏の午後、チララン、チラランという音がきこえてきました。アイスクリームやさんの車だ! ジョージはいてもたってもいられません。お店のひとが車をはなれたので、ジョージはかわりに、ならんでいた子どもたちにアイスクリームをじゃんじゃんくばりますが……。おなじみおさるのジョージの楽しい絵本。

    読者の声より

    暑い夏にぴったりだなと思って、手に取りました。
    車でやってくるアイスクリーム屋さんを待つジョージ。可愛らしいのですが、やっぱりやらかします。
    でも最後にはジョージのとびきりの笑顔が見れてよかった。
    ラストページのチョコバナナアイスがとっても美味しそう。
    アイスクリームがとっても食べたくなるお話でした。
    (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子17歳、女の子14歳、男の子11歳)

    いかがでしたか。

    アイスクリームを前にした子どもたちや動物たち、おばけや鬼まで……なんだかみんなとっても楽しそうでしたね。アイスクリームの絵本は他にもたくさんあります♪どんな味なんだろう!?とあれこれ想像しながら、楽しんでみて下さいね。

     

     

    選書・文:秋山朋恵(絵本ナビ副編集長)

    掲載されている情報は公開当時のものです。
    絵本ナビ編集部
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