これぞ赤ちゃん絵本!定番ロングセラー『がたんごとんがたんごとん』
この連載記事は、絵本ナビから生まれた絵本ガイドブック『幸せの絵本ー大人も子どももハッピーにしてくれる 絵本100選』の内容を期間限定でご紹介していく企画です。
読むと幸せな気持ちになれる絵本を、絵本ナビに寄せられたみんなのレビューでご紹介しています。
ベストセラー絵本ガイドブックをまるごとお見せする太っ腹企画をお楽しみください。
子どもの成長を実感する幸せ
子どもの反応に驚くことってありますよね。
こんなことに喜ぶんだ、こんな言葉が言えるんだ、などなど。
そんな嬉しい驚きをくれる絵本たちです。
汽車が進んでいきます。
「がたんごとん がたんごとん。」
哺乳瓶がいます。
「のせてくださーい。」
哺乳瓶が汽車に乗ります。
続いてコップ、スプーン、リンゴ、バナナ・・・ネコとネズミまで乗ります。
「しゅうてんでーす みんなおりてくださーい」
みんなは食卓の上へ。
「がたん ごとん さようなら」
<みんなの声から>
がたんごとん
(ミニーさん 30代・ママ・愛知県江南市 男2歳)
単純なお話ですが、子供は大好き。
本棚に見あたらないと「がたんごとん~!」と探して怒っています。1歳半頃から読み始め、2才になった今でも時々思い出したように持ってきて、読めとせがんできます。
息子は「がたんごとん」のところで体を左右に揺らしながら聞くのがお気に入り。まるで自分が乗っているかのような気持ちになっているのでしょうね。
「りんご」「すぷーん」など、出てくるものも身近なものばかりで、「あったね」などと言いながら見ています。
ちいさいうちからお勧めできる一冊です。
はじめて自分で選んだ本
(しゃぼんさん 30代・ママ・長野県松本市 男3歳、女0歳)
長男が2歳のときに、図書館で子ども自身が始めて選んで持ってきた絵本です。
一見地味で、盛り上がりに欠けるような気がして、私は手にとったことがなかったのですが、こどもにこの本の魅力を教えられました。
シンプルな絵と、シンプルな文章、使われている色も少ないのですが、声に出して読んでみるとリズミカルな音の繰り返しが耳に残ります。何度も何度もせがまれ、毎日何度も読みました。図書館に返しても、次に行ったときはやはりまたこの本を探してくるのです。シンプルなだけに、子どもの想像力をかきたて、きっと彼の心の中では壮大な世界が展開しているんだろうなぁと、母の想像も膨らみます…。
リンゴとカップがお気に入りです
(裕クンのママさん 30代・ママ・福岡県前原市 男0歳)
初めて読んであげたのは7ヶ月の半ばです、ブックスタートのプレゼントとしてこの本が我が家にやってきました。
始めは、よくわからない様子でしたが、絵本を「ガタンゴトン」と汽車の動きに合わせて読みながら動かしてみると、すぐに興味を持ってくれました。
息子はカップとりんごが気になるようで、登場するページのりんごとカップを、パシ!パシ!とたたいては私のほうを向くので「これはリンゴ」「これはカップ」と返事をするとご機嫌にニコニコしてくれます。
<作者紹介>
安西 水丸(あんざい みずまる)
1942年東京生まれ。イラストレーター・作家。日本大学芸術学部美術学科造型卒業。電通、ニューヨークのデザインスタジオ、平凡社に勤めた後、フリーのイラストレーターに。「ピッキーとポッキー」(福音館書店刊)などの作品がある。
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※校正前の原稿を元に掲載していますので、実際の本の内容と異なる部分があります。
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