言葉の響きが楽しい!長く楽しめる赤ちゃん絵本『もこ もこもこ』
この連載記事は、絵本ナビから生まれた絵本ガイドブック『幸せの絵本ー大人も子どももハッピーにしてくれる 絵本100選』の内容を期間限定でご紹介していく企画です。
読むと幸せな気持ちになれる絵本を、絵本ナビに寄せられたみんなのレビューでご紹介しています。
ベストセラー絵本ガイドブックをまるごとお見せする太っ腹企画をお楽しみください。
空と、地面の絵。「しーん」
地面の一部が盛り上がります。「もこ」
盛り上がりはさらに大きくなり、となりにちいさな盛り上がりが。「もこもこ」「にょき」
ページをめくるごとに次々に起こる驚きの展開。
そして最後には「しーん」。
「もこ」!
「しーん」から、「もこ」となった瞬間、世界は動き始めます。あとは親子で一緒に思い切り楽しみましょう。
<みんなの声から>
我と我が子の違いに気づきます
(えっこさん 40代・ママ・東京都杉並区 男11歳、女8歳、女3歳)
単純な形と擬音語で構成された絵本。限りなく想像力をかきたてられます。
親子であっても、面白いと感じる所や長く見ていたいところが異なります。ああ、この子は私の子供だけど、全く違う頭を持っていて感性も異なる別個の人間なのだと、教えられました。
子供は1回では飽き足らず、何度も何度も読みたがりました。それもそのはず、終ったと思ってホーーーーッとため息をつく間もなく、最初のページにつながっているのですから。
赤ちゃんの頃から見せて!
(ヒロミ♪さん 30代・ママ・愛知県名古屋市 男1歳)
10ヶ月の頃に買いました。大人が読んでも意外性に楽しくなる絵本です。
なぜお勧めかというと、成長につれて反応が変わっていくんです。絵や言葉がシンプルで読み聞かせしやすいので(奥は深い!)、ぜひ小さい頃から見せて成長ぶりを楽しんで欲しいと思います。
うちの子は最初は「ぷうっ」の絵に反応。手を出して触るんです。よく見ると球のように絵に濃淡があるんですよね。次は「もこ」の音に反応。口にするだけでケラケラ笑ってます。
一歳を過ぎると「しーん」が気に入ってまだしゃべれないくせに一緒に「シーーッ」と口真似してます。そして「もっと」のベビーサインを食べ物以外に見せたのがこの本だったのです。本を閉じるともっともっとと何度もせがまれます。
今、一歳二ヶ月ですが「もこもこ読もうか」と言うとこの本を選んで持ってくるので「私の言葉がわかっているんだ」と感動させられるとともに「お気に入りなのね♪」と嬉しくなります。
これからもこの本でどんな成長が見られるか楽しみにしています。
<作者紹介>
谷川 俊太郎(たにかわ しゅんたろう)
1931年東京生まれ。都立豊多摩高校定時制卒業。1950年、「文学界」に「ネロ他五編」を発表、詩人として活躍。絵本では「これはのみのぴこ」(サンリード刊)、「まり」(クレヨンハウス刊)などの作品がある。翻訳作品多数。
元永 定正(もとなが さだまさ)
1922年三重県生まれ。上野商業学校卒業。モダンアート界で活躍。「もけらもけら」「がちゃがちゃどんどん」「ころころころ」(以上福音館書店刊)などの作品がある。
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※校正前の原稿を元に掲載していますので、実際の本の内容と異なる部分があります。
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