子どもたちが見ているものは…?『くまさんくまさんなにみてるの?』
この連載記事は、絵本ナビから生まれた絵本ガイドブック『幸せの絵本ー大人も子どももハッピーにしてくれる 絵本100選』の内容を期間限定でご紹介していく企画です。
読むと幸せな気持ちになれる絵本を、絵本ナビに寄せられたみんなのレビューでご紹介しています。
ベストセラー絵本ガイドブックをまるごとお見せする太っ腹企画をお楽しみください。
子どもの成長を実感する幸せ
子どもの反応に驚くことってありますよね。
こんなことに喜ぶんだ、こんな言葉が言えるんだ、などなど。
そんな嬉しい驚きをくれる絵本です。
いろんな色の、いろんな動物達が登場します。
「くまさん、くまさん、ちゃいろいくまさん なにみてるの」
「あかいとりをみてるの」
赤い鳥は黄色いアヒルを、黄色いアヒルは青い馬を・・・と次々に続きます。
おかあさんは大好きな子ども達を見ています。そして子ども達が見ているのは・・・?
<みんなの声から>
いろんな動物や色を覚えました!
(やまさん 20代・ママ・兵庫県西宮市 男3歳、女0歳)
息子は「はらぺこあおむし」が大好きだったので、エリックカールさんの本を探している時に見つけたのがこの本です。
題名のとおり「くまさん、くまさん、ちゃいろいくまさん、なにみてるの?」から始まり、「あかいとりをみているの」と、くまが答え、またあかいとりが、きいろいあひるを・・・と、いろんな動物と色が紹介されていきます。
ストーリーは単純なんだけど、同じリズムが続く軽快さ、色鮮やかな動物がページいっぱいに描かれているきれいさが息子は大好きなようで、次に何色の何の動物がでてくるか完全に覚えるくらい、そして機嫌が悪い時に耳元で
「くまさん、くまさん、なにみてるの?」と話し始めると泣き止むほど大好きでした!
この本のおかげで、色も覚えましたよ!
対象年齢は3・4歳からになっていましたが、うちは1歳半頃に出会って、2歳過ぎまではまっていました。
単純なストーリーとリズムの軽快さ、視覚的にもキレイ!
ということで、私は読み聞かせならもっと低年齢でも全く問題なしだと思います。
目の先にあるものはあたたかい愛情
(ジーベンさん 30代・パパ・茨城県日立市 男5歳、女3歳)
エリック・カールの絵に引きつけられて本屋で娘が手にしました。購入して早速、読み聞かせ。娘はつぎつぎにでてくる動物の視線が気になるようで、自分で先にページをめくろうとしました。娘が一番、目を輝かせたのは、お母さんが登場したときです。安心したのか、にこにこと笑ってわたしの方を振り向きました。この本のすばらしいところは、もちろんエリック・カールの絵ですが、それよりも動物達が見ている先に、あたたかい愛情をもった動物や人間がいることです。この本を読んだあとは、心があたたかくなります。ぜひこの本を読んで、子どもといっしょにあたたかくなりましょう。
<作者紹介>
ビル・マーチン
エリック・カールとコンビを組んだ絵本では、「しろくまくんなにがきこえる?」(偕成社刊)、「Panda Bear, Panda Bear, What Do You See?」などの作品がある。
エリック・カール
1929年アメリカに生まれ、西ドイツで育つ。1968年に絵本「1,2,3どうぶつえんへ」(偕成社刊)を発表、ボローニャグラフィック大賞を受賞し、以来絵本作家として活躍。世界的な人気絵本「はらぺこあおむし」「たんじょうびのふしぎなてがみ」(以上偕成社刊)などの傑作を生む。
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※校正前の原稿を元に掲載していますので、実際の本の内容と異なる部分があります。
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