覚えていますか?言えますか?楽しい落語絵本『じゅげむ』
この連載記事は、絵本ナビから生まれた絵本ガイドブック『幸せの絵本ー大人も子どももハッピーにしてくれる 絵本100選』の内容を期間限定でご紹介していく企画です。
読むと幸せな気持ちになれる絵本を、絵本ナビに寄せられたみんなのレビューでご紹介しています。
ベストセラー絵本ガイドブックをまるごとお見せする太っ腹企画をお楽しみください。
子どもの成長を実感する幸せ
子どもの反応に驚くことってありますよね。
こんなことに喜ぶんだ、こんな言葉が言えるんだ、などなど。
そんな嬉しい驚きをくれる絵本たちです。
生まれた子どもになんとかいい名前をつけてやろうと、お寺の和尚さんに相談に行ったお父さん。
とにかくめでたい名前に、ということで、和尚さんは、長生きで縁起のよい名前をいくつも教えてやり、その中から選ぶことになりました。
ところが、選びきれないから全部子どもの名前にするとしたんでさあたいへん。
ご近所ではお祝いに行くために名前を覚える練習会まで開かれる始末。
「じゅげむじゅげむ、ごこうのすりきれ、かいじゃりすいぎょ、すいぎょうまつ、うんらいまつ、ふうらいまつ・・・」
落語ならではのばかばかしいお話が続きます。
<みんなの声から>
名前のところは大合唱
ちゃちさん 30代・ママ・東京都練馬区 女6歳、男2歳
私が知っている「じゅげむ」のおはなしと少し違ったのですが、やはり子供達は大喜び。意味もわからず呪文のように唱えていたのは実は名前だったと知って少し驚いたようでした。NHK「にほんごであそぼ」で放送されている影響で既に覚えていた上の娘は、名前の場面になると一緒になって、いえ、読み手より早く言えるんだぞと言わんばかりの勢いで名前を読み上げます。下の息子も覚えているところまでは一緒に言おうとするので3人での大合唱が始まるのでした(笑)。絵本ナビのママの声に、じゅげむの名前を省略せずによむというアドバイスがあったのを頂戴し、何度も大合唱を楽しんでおります。
にほんごのちから
(のんぺさん 20代・せんせい・岡山県御津郡)
斉藤孝先生の「声に出して読みたい日本語」(草思社刊)から,我がクラスの子供たちに紹介して人気のあった『寿下無』
ある時,全校でのお話会でこの本が紹介されると,話を知ってる子供たちが一斉にニヤニヤ。
お話会後,「ぼくらー,もう覚えたよ」と得意そうに言った子供がきっかけか,学校中で大ブレーク!!
そのくらい勉強でも集中してくれたらなあ・・・とほほ。
みんなで大合唱~♪#
(かのんママさん 30代・ママ・岡山県玉野市 女7歳、男2歳)
この本は珍しく主人が買ってきました。”私が選ぶ本とは違ってこんなのもいいな・・・”ぐらいに思っていたのですが、たまたま姪たちが遊びに来ている時にこの本を「ジャジャ~ン!読んであげるよ~!」と出したとたん、小2の長女も、小3と4才半の姪も笑いながら一斉に「じゅげむじゅげむ・・・」の大合唱!聞くとNHKで放送されているんですってね。3人とも一語も間違えず言うものだから、みんなで大笑いしました。好奇心旺盛の2歳7ヶ月の長男まで一緒になって「じゅげむじゅげむ、ごこうのすりきれ、○△■※◎▲・・・・」と言い出しました。(笑)
子どもたちが悪い事をした時には、ちょっと怒った顔で、
「誰?アンポコタンのポンポコリンは?!」と言うと、「ポンポコピーの、ポンポコナーでしょ~」とまたまた大笑い。
随分楽しませてもらっている絵本です。
<作者紹介>
川端 誠(かわばた まこと)
1952年新潟県生まれ。出版社ごとにテーマや表現方法を変えて、多様な世界を展開している。「鳥の島」で絵本にっぽん賞受賞。絵本研究家としても知られる。落語絵本シリーズ(クレヨンハウス刊)、「風来坊シリーズ」(BL出版刊)などの作品がある。
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※校正前の原稿を元に掲載していますので、実際の本の内容と異なる部分があります。
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