子どもたちに美しい夢を。おやすみ前に開きたい絵本『ゆめのとびらをひらくとき』
岡田千晶さんが夢の世界を描く、珠玉のベッドタイムストーリー
おやすみ前の親子の幸せな時間。子どもたちのまぶたが重くなっていくまで、絵本に広がるこんな美しい世界を一緒に楽しめたら……。
ご紹介するのは、イギリスのWalkerbooksから刊行された絵本“For All the Stars Across the Sky”(作:カール・ニューソン/絵:岡田千晶)の日本翻訳版『ゆめのとびらをひらくとき』(岩崎書店)。日本で大人気の岡田千晶さんが、イギリスの名門出版社から直々に依頼を受けて絵を提供した、イギリス発の絵本の逆輸入ということになります。ちなみに岡田さんの作品は、日本だけでなくヨーロッパやアジアでも人気が高く、各国で翻訳出版されています。
画面いっぱいに広がる繊細な絵は、ため息が出るほどの美しさ。優しく詩的な文章とともに、子どもたちを夢の世界へ誘います。
クラシカルな雰囲気たっぷりのベッドタイムストーリー。ギフトにもぴったりの一冊です。
ルナとママは「おやすみなさい」の前に、想像の翼を広げていろいろな場所へ出かけてゆきます。
繊細な絵と詩的な文章で夢の時間を紡ぐ、美しいベッドタイムストーリー。
イギリスのWalkerbooksから刊行された、岡田千晶さんの絵本の日本版。
おやすみ前の読み聞かせにぴったりな、美しくて心地よい絵本。
『ゆめのとびらをひらくとき』ってどんな絵本?
「『おやすみなさい』は あいことば ゆめの とびらを ひらきましょう」
・眠るのが楽しみになるおはなし
寝る前に、親子でゆったりとした穏やかな時間をすごすのに、ぴったりのストーリー。
登場するのは、クマの親子、ルナとママ。
パジャマに着替えて、はみがきをして、ベッドに入ったら……、
「おやすみ」前に、ルナとママは、目を閉じてお願いごとをすると、こんな遊びをします。
「とりさんみたいに おそらを とびたい!」
「おさかなみたいに およぎたい」
「もっと ちいさくなりたい! てんとうむしみたいに!」
広がる夢の世界に、ルナとママは飛び込んでいくのです。
・大判のページで美しい夢の世界を堪能できる
絵本のサイズは、23.6cm×28.6cmの大判サイズ。繊細で美しい絵が、大きなページで広がります。
子どもたちが眠りに落ちる前に、目に映るのがこんな世界だったら……。目を閉じてそのまま幸せな夢が見られそうですね。
・詩情豊かなテキスト
ママからルナへ語り掛けるセリフがちりばめられた詩的な文章は、読み聞かせでも、子どもたちを優しく夢の世界へ導きます。
翻訳は、『うさぎくんとはるちゃん』(岩崎書店)や『もうすぐ もうすぐ』(教育画劇)など、妻・岡田千晶さんとの共作でも絵本を手がけている、おかだこうさん。
無邪気なルナと、ルナをあたたかく包み込むママのやりとりに、読んであげる大人も心を癒されることでしょう。
・美しい装丁は、ギフトにもぴったり
前見返しは夕暮れのグラデーション、後ろの見返しは星が瞬く夜空。空の時間の経過が描かれます。さらに、表紙のカバーのタイトル部分は、きらきら輝く箔押し加工が。隅々まで美しい装丁で、持っているだけで幸せを感じます。大切な人へのギフトにもおすすめの絵本です。
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