この夏はひと味違ったトイレトレーニング絵本できっかけ作りを
そろそろトイレトレーニングをはじめようかな…
薄着になる初夏、きっかけを探している保護者の方も多い時期かもしれません。
トイレという場所がわかっても、トイレでうんちをする、おしっこをするということを伝えるのは、なかなか難しいものです。
自然にトイレやうんち・おしっこへの興味を持ってもらえるように、絵本にも「トイレトレーニング」のきっかけになるものが沢山あります。
その中でも今日ご紹介する『おむつのなか、みせてみせて!』は、知りたがりのネズミくんが、いろんな動物のお友達のおむつの中を見せてもらうしかけ絵本。
動物のうんちの違いも理解しながら、さぁトイレに行こうかなときっかけも作ってくれますよ。
子どもが喜ぶ「うんち」がいっぱい!世界20ヵ国以上で翻訳される絵本
【みどころ】
おおきなおむつをはいたネズミくん、彼はとっても知りたがり。
穴があればつっついてみるし、ビンがあればのぞいちゃう。
そんな彼が気になって仕様がないのは…なんとお友だちのおむつの中!?
「いったいどうなってるの?」
そうなってしまうと、あとは行動あるのみ。
ネズミくんはさっそく聞いてみます。
「おむつの なかを みても いい?」
「いいよ。さあみてみて!」
最初に見せてくれたのは、うさぎくん。
おむつをめくる形の仕掛けになって、そこを開くと出てきたのは…ころころうんち!!
次のやぎちゃんのおむつの中は、つぶつぶうんち。こいぬくんは、うずまきうんち。
じゃあ、うしちゃんは?うまくんは?こぶたくんは…?
なるほど、みんなのおむつの中にあるのは、みんなそれぞれ形の違ううんち。
これはネズミくんじゃなくなって、興味深々です。
次々に登場する個性的なうんちに、子どもたちも大笑い。
何回だって、おむつをめくっちゃいます。
じゃあ、ネズミくんのおむつの中にも…?
さて、どうなっているんでしょうね。それは読んでのお楽しみ。
とっても明快、愛らしくユーモラスなこの絵本。描いているのは、ヨーロッパで大人気の絵本作家ヒド・ファン・ヘネヒテンさん。こんなに沢山のうんちが出てくるのに、こんなにも可愛いなんて、さすがですよね。この絵本、世界20ヵ国以上で読まれているんですって。しかけ絵本ならではの楽しみ方だけど、きっとトイレトレーニングのスタートも手助けしてくれるはずですよ!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
レビューのご紹介
絵本ナビでは、019年3月28日(木)~2019年4月24日(水)に、『おむつのなか、みせてみせて!』のレビューコンテストを実施しました。
実際にトイレトレーニングに使用した声、お子さんと読んだ感想などが届きました!
受賞レビューはこちら
奥が深いトイレトレーニング絵本!
「トイレトレーニング絵本」でもありますが、面白いと思ったのは、それぞれの動物たちのうんちがそれぞれ違っていて、その動物の生態をも垣間見られる点がとても奥深く興味深く感じました。
うんちはトイレでするのだよ!という単なるトイレトレーニング絵本ではなく、うんちの数を数えたり、どの動物はどんなうんちかな、何で動物によってうんちのカタチが違うんだろう、とこの1冊でかなりの話題が上がる絵本に思いました。
「トイレトレーニング絵本」侮るなかれ!!ですね。
今まで読んできた中で、このトイレトレーニング絵本は一番面白かったかも!
大人目線でもトイレトレーニングをとうの昔に卒業した我が家の子供でも、楽しい1冊に思いました。
まゆみんみんさん 40代
著者紹介
ヒド・ファン・ヘネヒテン
1959年、ベルギー生まれ。
ハッセルトの美術学校で、絵、グラフィックアート、写真を学ぶ。
著者に『わらって!リッキ』(ハッセルト市の国際絵本賞を受賞)『リッキとアニー』『リッキのなつやすみ』『リッキのおともだち』『リッキのクリスマス』『リッキのゆめ』『リッキとにわとりのミア』(以上、「リッキ」シリーズ)、『おしりをだして』『みんなおやすみ』『ゆきがたくさんつもったら』『あなたのことがだーいすき』『だっこのえほん』『パパ、おばけがいるよ。』(すべてフレーベル館)など。
ベルギーではもちろん、ヨーロッパ各国でも大人気の絵本作家。
絵本を読んだ反応や感想は人それぞれ。
レビューを参考に、お子さんと一緒に楽しく読めるトイレトレーニング絵本を探してみませんか?
ピッタリ合う絵本が見つかったら、今度はぜひレビューをお寄せくださいね。
あなたのレビューが誰かの絵本選びの参考になるかもしれません。
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