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「新宿絵本日記」

「あま~~~い」玄関。 2017年2月14日

今朝、いつも通りに出勤し、会社の玄関を通りすぎようとすると、なんだか様子が違う。フワフワした気分になるのです。ふと飾ってある絵本棚を見ると……「あま~~~い」ことになっている!!

 

そうでした、今日は2月14日。バレンタインデーです。それに、もうすぐやってくるひなまつりの話題も兼ねて、こんなにピンクで可愛らしくて甘いラインナップになっていたようです。
それにしても。
ピンク、甘い、女の子、並んでしまうとこんなに壮観な景色になるんですね。ここの前を通り過ぎていく男性社員は何を思うのでしょう(笑)。

 

バレンタインと聞いて、これといって甘酸っぱいエピソードなんて思いつかない私にとっては、やっぱり「チョコレートに夢を馳せる日」です。この人生、チョコレートの魅惑に何度惑わされてきたことでしょう。

 

いつかいってみたい所といえば、うっとりするような甘いチョコレートのにおいがしているこの村なのです……

チョコレート屋のねこ

チョコレート屋のねこ

これといって名物のない、静かで退屈な村。そこにあるのが小さなチョコレート屋。お客はめったにきません。笑うことを忘れてしまったおじいさんがチョコレートをつくり、ねずみを捕らないねこがショーウィンドウから外を眺めているのでした。

そんなある日、ふと思いついてつくった“ねずみのチョコレート”をねこがかじってみると…なんておいしいのでしょう!心がうきうきはずんで、ひげと前足が勝手に動いてしまうほど。
「こんなにおいしいんだもの、だれかに、食べてもらわなくちゃ。」
そこで考えた計画とは……?

ねこの機転と“ねずみのチョコレート”のちょっとした魔法によって生まれる、生つばゴクリの美味しそうなチョコレート作品の数々。チェリーボンボン、チョコレートロールケーキ、ホットチョコレートにチョコレートファウンテン…。村の人たちも、だんだんこのお店のチョコレートに夢中になっていきます。ところが、おじいさんはまだ笑わないのです。この気むずかしいおじいさんの心を溶かすのは、いったい誰だったのでしょう。

チョコレートの魔力と美しさが凝縮されたこの絵本。作者は『サンタクロースのしろいねこ』を手がけたコンビ。主役のねこは愛情たっぷり描かれ、その感触まで伝わってくるほどです。巻末にはチョコレートの解説も付いて、チョコレート好きにはたまらなく魅惑的な一冊になっています。

ああ、チョコにたっぷりと浸っているマンゴーの絵ときたら……。

 

(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

甘いものを食べるというより、見ているだけで幸せになれてしまう私には夢のような絵本たちの写真も撮ってありました。

なんて(私にとって)素敵なスタッフが揃っている会社なのでしょう。

(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部

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