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「新宿絵本日記」

すばらしきドヤ顔。 2018年4月26日

 

「できた! みて、どう?」

 

ここでいばった顔をしているのは、
小さな子どもでも、息子でもなく、
仕事中の私。

 

満足いくものが出来上がるたびに、
とりあえず、まわりのスタッフをつかまえて
いい返事がかえってくるまで聞いてしまうのです。
そして、みんなはいつも少し困った顔して答えてくれます。
「すごくいいですね」
困った先輩です。

 

だけど、この儀式はやめるわけにはいきません。
なぜなら、仕事をしている中で一番大事にしているのが、この「ドヤ顔」をする瞬間なのです。(ダメ出しは後でそっとね)

 

クリちゃんなら、わかってくれるよね。
あ、一緒にしちゃダメかな。

わたしおべんきょうするの

わたしおべんきょうするの

クリちゃんがね、とってもはりきった顔をして言いますよ。
「わたし おべんきょうするの」
すると、いぬのムムも、ぬいぐるみのブタコさんもいいますよ。
「ぼくもするよ」「わたしもする」

クリちゃんの「おべんきょう」はとっても難しくて、独創的。
えんぴつと紙を持ってきて、書いたのは大きな字。
「おひさまの、お」…お、かな?
ムムもブタコさんも、キョトン。
でも、クリちゃんはとってもいいお顔。
だったらぼくだって。だったらわたしだって。
ふたりも知っている字を書きますよ。
「あし」「はな」。
ねこのママチョもやってきて
「ガリガリ」。
ああ、なんてオリジナリティあふれる書き方なんでしょう、最高です。
(その様子は絵本で見てみてくださいね)
みんなで並べて眺めている顔も満足そう。いい「おべんきょう」しているね、クリちゃん。

お外に出ても続きますよ。すずめさんやお庭のお花も一緒に「おべんきょう」。英語だってできちゃうんだって。すごいね、クリちゃん。

「お勉強」、漢字で書くと構えてしまいます。だけど、こんなに愛らしくて、ワクワクするお話にしちゃうなんて、さすが角野栄子さんなのです。上手に真似っこ遊びしていると、なんだかとっても楽しいものみたい。一番のポイントは「一緒にやってみたくなってくる」っていうところかもしれませんね。そして、クリちゃんもムムもブタコさんも本当にチャーミング!どの場面の表情も動きも、うしろ姿まで。これ以上ないくらいぴったり。絵を描かれている吉田尚令さんの新たな魅力にハマってしまいそうです。

さあさあ、お勉強のあとはみんなでお外遊びへ!いってらっしゃーい。

(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

https://www.ehonnavi.net/ehon/116479/%E3%82%8F%E3%81%9F%E3%81%97%E3%81%8A%E3%81%B9%E3%82%93%E3%81%8D%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE/
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うーーん…この子たち、なんて独創的な字を書くのでしょう。
クリちゃんはもちろん、ムムもブタコさんもママチョも。
本当にすごい。すずめさんたちが出した問題の答えもすごい。
お勉強って「とちゅう」が大事なんだってことが、理屈も何も一切なしに伝わってきちゃいますね。
勉強になります。

 

ということで。
私も心の中で、まわりのスタッフとクリちゃんたちにつぶやきますよ。
「サンキュ ベリー マッチ!」
(最高のいばり顔でね)

磯崎 園子(絵本ナビ編集長)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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