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絵本ナビスタッフ便り

男泣き必至のセレクト!パパに贈りたい絵本3選


「絵本は子どもが読むもの。」
「男が絵本を読むなんて恥ずかしい。」
「人前で泣くなんてもってのほか!」

 

今時、そんな硬派なパパは多くないのかもしれませんが。
「男泣き」してしまう絵本っていうのがあるのはご存知ですか?
絵本といえども色々。読み応えがあったり、考えさせられたり、気がついたら涙が流れてしまったり、そんな作品だってあるのです。実際に読んだパパの声と一緒にご紹介してみましょう。
「父の日」に、パパを泣かせてみるっていうのもいいかもしれませんね。

■ 本当の強さとは、本当の優しさとは

表紙を見ただけで「懐かしい」と思う方もいるでしょうか。
アフリカの草原にたつ1本の木の写真からイメージされたという、動物たちの世界を木版画で力強く描き出したこの絵本。エルフの決してブレることのない生き方に、涙する男の人も多いはず!

◎ パパの声から

エルフは男らしい

エルフは、みんなを守るため、ライオンと戦って片足をなくす。はじめはみんなほとんど歩けないエルフを気遣ってくれるが次第に忘れ去られてしまう。
そんななか、片足となっても、再度子供たちを守るためにクロヒョウに戦いを挑む。
男はつらいよね。戦うことが宿命。「男は強くなければ生きてゆけない。やさしくなければ生きていく資格がない。」ってこれ、何でしたっけ。思い出しました。
死ぬまで強く、死ぬまで優しかったエルフは、幸せだったことでしょう。
(モロビとコゾリテさん  30代 パパ)

 

とにかく読んで欲しい

仲間のため、自分より弱い者を守るため、
自分より強い相手に、自分を賭して戦う。
まさにヒーロー。
拝金主義はびこる今の世の中。
是非学校で子どもたちに読ませてあげて欲しい。
(由芽パパさん 30代 パパ )

■ 離れていても自慢のパパ!

涙が止まらないので子どもに読めません・・・という声も寄せられるのがこの絵本。
現実は色々あります。でも、お互いを思う気持ちを確かめ合えるのはやっぱり幸せだと思うのです。

◎ パパの声から

パパの必読書
一言で言って、この絵本を子どもにとてもじゃないが読み聞かせ出来ません。
理由は、涙で文字を追うことが出来ないから。
今まで何冊も泣ける絵本には出会いましたが、これは全く次元が違います。
号泣してしまうという表現が、これほど合う絵本は初めてです。 

 

お話は、離婚して離れ離れに暮らす息子のティムが、パパのジョニーと久しぶりに合う一日を描いたもの。ティムは、人に会う度に、「パパはジョニーっていうんだ」と誇らしげに言うのです。
そして、パパも、
「この子は、ぼくの息子です。最高にいい息子です。ティムっていうんです!」
って乗った電車の中で周りの人に自慢するのです。

 

親の都合で離婚して、離れ離れに暮らすことになってしまったのに、何とも健気なティムの仕草、言葉は、必ず読者の心の琴線に触れること間違いありません。
子どもに罪はないとはよく言ったもの。
我が身を振り返って、子どもを第一に考えないとならないということを、改めて考えさせられました。

 

世のパパに是非とも読んで欲しいです。
ママではなく、パパにとっての必読書として、オススメします。
(ジュンイチさん 40代 パパ )

■ ホームランを打てる人生なんてそうそうあるものではない

試合でちっとも打てないぼくが出会ったのは、けがをしても野球への愛情を失っていない青年仙吉だった。あきらめずに夢を追いかける。泥くさいけど、その夢は誰かを励ますことだってあるのです。

◎ パパの声から

ホームランを打ったことがない。 
たぶんホームランを打ったことのある人の方がうんと少ないのではないだろうか。 
ホームランを打てる人の条件、まず野球をやったことがある人、バッティングにセンスがある人、相手投手の調子がよくない時、あるいは風の強さ。 
だから、ホームランを打った人はとってもうれしいはずなのに、ちょっと照れくさい。笑いがこみあげてくるはずなのに、それを奥歯で噛みしめている。 
でも、そんなことどもも、あくまでも想像。 
だって、ホームランを打ったことがないのだから。 
それは人生でもそうかもしれない。 
ホームランを打てる人生なんてそうそうあるものではない。 

 

長谷川集平さんの絵本はいつも何かを考えさせる。 
大きなことのはずなのに、けっして声高に語るのでもない。絵も派手ではない。 
静かに、大切なことを話しかけてくれる。 
この絵本はホームランを打ったことのないルイ少年が町でかつて野球がうまかった仙吉にホームランの何事かを教えてもらう話だ。 
仙吉は交通事故にあって野球ができなくなって、今はリハビリ中。 
けれど、ルイにホームランの魅力をやさしく伝える。 
仙吉は野球ができなくなったことを愚痴ることもしない。ただ、野球の素晴らしさを話し、ホームランの美しさを語るだけだ。 
それでいて、静かに、だ。 
仙吉を別れたルイはそのあとでゆっくりとバットを振り続ける仙吉の姿を見る。

 

仙吉がどうしてバットを振り続けるのかをルイは知っている。 
ホームランを打つために、だ。 
けれど、そのホームランは野球の世界だけのホームランだけではないことにルイは気づいたかもしれない。 
そんなことを長谷川集平さんは声高にはいわない。 
長谷川さんの文と絵で、読者である私たちがわかるだけだ。 
ホームランを打つことは難しい。 
でも、ホームランを打ったことのない悔しさとか寂しさとかはホームランを打ったことがない者だけがわかることではないだろうか。 
そのことを大事にしているなんていえば、負け惜しみに聞こえるだろうか。
(夏の雨さん 50代 パパ)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部

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