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【news】小児精神科医による話題の新書『子どもの脳を傷つける親たち』が発売中!

子どもをもつ人だけでなく、すべての大人に読んでもらいたい一冊!

とても気になる本が発売されました。

タイトルは、とても衝撃的なもの。ドキッとする言葉です。でも、その事実を知ることでより多くの子どもたちの未来を救うことになるのだとしたら、すべての大人に読んでほしい内容だと思います。

本の中には、耳慣れないキーワードが登場します。その言葉の意味することが、実は何気ないふだんに、「虐待」とは縁のないと思っていた大人のだれもが子どもの前でしている可能性があるのです。とても気になります。それは一体何なのでしょうか。

子どもの脳に影響を与える「マルトリートメント」を知っていますか?

子どもが減少する中、厚生労働省は児童相談所に寄せられた「児童虐待に関する相談件数」*1は過去最多の12万件を超えたと報告されています。

 

また、警察庁の発表*2によると2017年上半期(1~6月)に全国の警察が虐待を受けた疑いがあるとして児童相談所に通告した18歳未満の子どもの数は、前年同期比5751人(23.5%)増の3万262人。これは上半期の統計を取り始めた2011年以降6年連続で増加し、初めて3万人を超え、中でも児童に対する心理的虐待とされる面前DVは年々急増しています。

脳研究に取り組む小児精神科医として日米科学技術協力事業課「脳研究」分野グループ共同研究日本側代表者を務める著者は、強者である大人から弱者である子どもへの不適切なかかわり方を「虐待」と呼ばずに「マルトリートメント」と言います。言葉による脅し、威嚇、罵倒、無視、放置などの行為に加え、子どもの前で繰り広げられる激しい夫婦喧嘩などもマルトリートメントとなります。

脳研究により、こうしたマルトリートメントが脳に悪影響を与えた結果、生来的な要因で起こると考えられてきた子どもたちの学習意欲の低下や非行、うつ病や摂食障害、統合失調症などの精神障害を引き起こす可能性が明らかになりました。例えば、体罰を受けて「前頭前野」が委縮すると感情のコントロールがきかなくなり、暴言を浴びて「聴覚野」が肥大すると会話力が低下、夫婦喧嘩などの目撃によって「視覚野」が縮小すると他人の表情が読み取れなくなります。これらの脳の変形は、子どもたちが生きる延びるための悲しい防衛反応と考えられます。

 

*1:子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第13次報告)及び児童相談所での児童虐待相談対応件数(平成29年8月17日発表)
*2:平成29年上半期における少年非行 児童虐待及び子供の性被害の状況(平成29年9月発表)

脳研究の小児精神科医が解説!子どもとの向き合い方を知る本
子どもの脳を傷つける親たち

脳が損傷するという衝撃の事実
不適切なかかわりが、子どもの脳を変形させる
脳科学が明らかにした驚くべき事実

「子どもの前での夫婦喧嘩」、「心ない言葉」、「スマホ・ネグレクト」に「きょうだい間の差別」──。
マルトリートメント(不適切な養育)が子どもの脳を「物理的」に傷つけ、学習欲の低下や非行、うつや統合失調症などの病を引き起こすことが明らかになった。脳研究に取り組む小児精神科医が、科学的見地から子どもの脳を解明し、傷つきから守る方途と、健全なこころの発達に不可欠である愛着形成の重要性を説く。

心と脳の関係、心の発達を妨げる不適切なかかわり(養育)、マルトリートメントによる脳へのダメージと影響、子どもの脳の回復ケーススタディ、安定した愛着の重要性とケーススタディ、トラウマを受けた子どもの治療方法、加害者である親のサポート方法などを取り上げながら、子どもとの向き合い方を解説されています。

 

著者の友田明美医師は、人気の教育バラエティ番組『世界一受けたい授業』(10月28日土曜日、夜7:56~8:54、日本テレビ系列にてO.A.)に出演し、チャイルド・マルトリートメントが子どもの脳におよぼす影響について講義を行いました。

■著者プロフィール

1987年、熊本大学医学部医学研究科修了。医学博士。 同大学大学院小児発達学分野准教授を経て、 2011年6月より福井大学子どものこころの発達研究センター教授。 同大学医学部附属病院子どものこころ診療部部長兼任。2009 ~ 2011年、および2017年4月より 日米科学技術協力事業「脳研究」分野グループ共同研究 日本側代表者を務める。著書に『新版 いやされない傷─ 児童虐待と傷ついていく脳』など

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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