【小学生の夏休み自由研究にぴったり!!】養命酒健康の森で工場見学と森林散策を同時に体験できるんです。
工場見学は、夏休みの自由研究のテーマに最適!
夏休みの宿題の「自由研究」。テーマに悩んでいるなら、工場見学がおすすめですよ。普段なかなか体験することのない身近なものがどのように作られているのかを見て、製造や流通の過程を学べます。その様子をリポートにまとめたり、写真と文章を組み合わせたり。工夫次第で、充実した自由研究になります。大人も一緒に楽しめるので、ぜひこの夏行ってみませんか。
今回は、養命酒製造の工場見学を2組の絵本ナビユーザーさんと一緒に体験してきました。参加してくれた、ふたりの小学生の男の子によるリポートとともにご紹介していきます。
薬用養命酒の原料となる生薬を目で見て触って、五感で体感できます。
赤い箱のパッケージが印象的な薬用養命酒。皆さん一度は目にしたことがあると思います。薬用養命酒は、長野県の駒ケ根市にある駒ケ根工場で造られているんです。
駒ヶ根工場の開設は昭和47年。今年の春、見学コースの大規模なリニューアルを行い、4月11日から見応えのある工場見学ができるようになりました。敷地内の「養命酒健康の森」には、四季折々の木々や花々の咲く森が広がる散策コースもあります。
工場見学スタート!薬用養命酒を飲み始めて以来、体調がよいというガイドさんの案内で見学コースを体験します。
扉を開けて部屋に入ると、生薬の独特な香りに包まれます。
「ここには薬用養命酒に入っている14種類の生薬があり、手に取って触ったり、匂いを嗅いだりすることができます。皆さん、ぜひ生薬に触れてみてください」
さっそく、引き出しの中の生薬を手に取ってみると、ごつごつとした木の皮のようなもの、細い枝のようなもの、鮮やかな色のもの……。こんなふうに生薬に触れる機会はなかなかありません。今回参加してくれた、たくみくん、りょうすけくんも興味津々といった様子で生薬を手に取っています。
生薬の匂いを嗅いで「なんだか、変わった匂いがするなぁ」「こんなにたくさん入ってるの!?」と驚いていました。ちなみに、いっしょに参加してくれたたくみくんのおばあちゃんは、以前に薬用養命酒を飲んでいたことがあるそう。「生薬について詳しくは知らなかったので興味深いですね」とのこと。
生薬というと特別なものに感じるかもしれませんが、ひとつひとつは身近にあるもので、植物の葉や根っこです。大切なのは、これらの生薬を組み合わせること。生薬を2種類以上組み合わせることで単体では得られない効能が得られます。
<自由研究point>
▼「ケイヒ」の木の皮を触って匂いをかいでみよう。どんな匂いがするかな?
どこかで嗅いだことがある匂いじゃないかな?
▼よい香りがする「ウショウ」は別名「クロモジ」と呼ばれているよ。高級爪楊枝の材料としても馴染みがあるものだよ。
次に、実際に使われているという大きなタンクの前に移動します。
「ここで皆さんにお尋ねします。薬用養命酒の原料になる“原酒”は何だと思いますか?」
その問いに、「日本酒じゃないかな」「焼酎?」と、参加者の皆さん。
答えは、薬用養命酒の原料のひみつで紹介。
【薬用養命酒の原料のひみつ】
▼本みりんを用いた独自の原酒
もち米、米麹を原料として本みりんを造ります。そこに醸造アルコールを加えたものが薬用養命酒の原酒です。さらに14種類の生薬を約60日ほど浸けて薬用養命酒が完成します。
▼仕込みの水
森林に覆われた駒ヶ根エリアは、太古から眠る花崗岩で磨かれた良質な水を豊富に蓄えています。薬用養命酒の仕込みには、この軟らかで清冽な水を使用しています。
<自由研究point>
▼薬用養命酒の原酒は、何だったかな? 料理にも使われるよ。
また、面白いのは、生薬を原酒に浸ける際の工程。浸けっぱなしにするのではなく、原酒がタンクと生薬の間を行き来することで、まんべんなく、効果的に生薬のエキスを抽出することができるそう。その様子を、りょうすけくんが描いてくれていました。
工場内部へ。ここだけにしかない機械で実際の工程を見ることができます。
次に、駒ケ根工場の製造ラインの紹介ゾーンに移動します。薬用養命酒は、この駒ケ根工場から日本全国、海外へ届けられています。
見学のための廊下を挟んで右側が瓶詰室。洗浄された瓶に薬用養命酒が詰められ、キャップを閉めるまでが、この部屋で行われています。作業はたった二名ほど。徹底的に衛生管理された空間で作業が進められるんです。
「向かって左の部屋では、箱に詰める包装が行われます。おなじみの赤い箱が見えますね」
工場見学に訪れたのは日曜日だったため製造ラインはお休みでしたが、平日なら実際に稼働しているところを見ることができるそう。薬用養命酒が次々と瓶に詰められ、箱に収まる様子は圧巻。普段はなかなか目にすることができない薬用養命酒の製造過程を、この駒ケ根工場では、すぐ目の前で見て体感することができます。
工場見学を終えた、感想を紹介します。
・工場見学から帰って来たら、工場の人から教えてもらったことを忘れないうちに、工場でメモしたことをノートなどにまとめておこう。
・「学んだこと」「気付いたこと」「驚いたこと」など、自分が感じたことを項目別に説明すると分かりやすくなるよ。
・文章だけじゃなく、イラストで表現するのもおすすめ。色を加えたり、写真と組み合わせたりして、自分だけのレポートに仕上げよう。
・工場でもらったパンフレットなどは、自由研究をまとめるときにぜひ活用しよう! カラーコピーしたり、写真にとってプリントして、切ったり貼ったりするのもおすすめ。
・薬用用命酒のホームページにある「駒ヶ根工場 見学のご案内」を見ると、工場見学の流れをおさらいすることができるよ。
たくさんの樹木や動植物と触れ合える「養命酒健康の森」
工場見学を終えたら、駒ヶ根工場の敷地内にある「養命酒健康の森」の散策へ。
「養命酒健康の森」のガイドは伊藤伸二さん。樹木医の資格を持ち、駒ケ根工場の森の手入れを日々行っています。
「皆さん。この森は今でこそたくさんの樹木や野草、花が豊富ですが、実は手入れを始めたのは10年ほど前のことなんです。はじめは、こんな様子だったんですよ」。そういって見せてくれた一枚の写真。そこには、背の高い樹ばかりが生え、他の木や草はなく、暗い森の風景が広がっています。
「この写真の樹は、アカマツです。以前はこの一帯はアカマツしかなく、その樹を切るところから始めました」
森を造るために樹を切るというのは、どこか矛盾しているような気がしますが、これこそが大切なことだと伊藤さんは続けます。
「樹を切ることで地面に太陽の陽が注がれて眠っていた種が芽を出します。樹を切って次の樹に命をつないでいくんですね」
さらに森の奥へと足を進めると、ある樹の前で立ち止まって、枝にナイフを入れ参加者へと手渡します。
「匂いを嗅いでみてください。どんな匂いがしますか?」
「いい匂いがする!」とりょうすけくん。
「そうですね。これは、ウショウとも呼ばれるもので、薬用養命酒の生薬ひとつです」
<自由研究point>
▼植物の匂いを嗅いでみよう。どんな匂いがするかな? ※山野の植物には毒があるものもあるので注意しよう。
「この樹の木肌、何かに似てると思いませんか?」大きな樹の下で伊藤さんが参加者に問いかけます。
「何だろう、緑色だね」。「スイカっぽい?」「きゅうり?」思いつくままに、さまざまな答えが飛び交います。
「これは“ウリハダカエデ”といいます。楓の一種で、瓜のような木肌だからですね。この樹はオスとメスがあり、この樹はメスです。見てください。たくさんの実が付いているでしょう?」
伊藤さんのガイドに樹を見上げると、確かにそこには、たくさんの実が付いた葉が茂っています。
「この実は風によって遠くに飛ぶようになっています。ほら、こんなふうに」
そういって、実のついた葉を高い位置から落とすと、くるくると回りながら、実を付けた葉が風になびきながら落ちていきます。
「こんなふうに風が種を運ぶものもあれば、鳥が運ぶもの、虫が運ぶものも。樹によって異なるのも興味深いですね」
<自由研究point>
▼植物によっては、雄と雌の違いがあるものも。その違いを調べてみよう。
他にも、さまざまな樹や植物、花の説明をしてくれた伊藤さん。
食べられる植物“モミジイチゴ”をみんなで試食したり、湿布の匂いがする“ミズメ”の匂いを嗅いだり。足で歩き、目で見て、手で触れ、五感を使った散策が続きます。
また、植物だけではなく、ムササビがくらす森、水神様、樋ヶ沢の滝、水芭蕉の池、縄文・弥生・平安初期の3つの復元住居など。養命酒健康の森には、見どころがたくさんあります。
<自由研究point>
▼3つの時代の復元住居の大きな違いは何かな? 窓や入口などに注目して調べてみよう。
散策を終えた一行に、伊藤さんから自由研究への助言がありました。
「森の散策は自由研究のテーマにいいと思いますよ。樹や花を写真に撮って、後日、図鑑などで調べて名前が分かるものは写真と一緒に並べると楽しいですね。また、名前が分からなくても、例えば花の色で分けたりするのも面白いと思います。すべての樹木に名前があります。でも、名前が分からないものがあっても構いません。皆さん、興味があれば、もっともっと樹木に触れあってください」
・「養命酒健康の森」の散策で見たこと、感じたことを項目別にまとめてみよう。
・地図を拡大コピーして、その場所で見たもの、経験したことを書き加えたり、写真を貼ったりして、自分だけの地図を完成させるのもおすすめ。
・花の写真を撮って、分かるものは名前を調べてみよう。名前が分からなくても、色別に並べたりするのも面白いよ。(※別紙参照)
・森を歩く際に気を付けること、持っていると便利なものなどをまとめてみよう。今後、森を歩くときにも役立つよ。
普段はなかなか体験できない森の散策に親子で満足できます。
養命酒健康の森で熱心に写真を撮っていた、たくみくん。なかでも印象的だったという写真とコメントを後日、送ってくれました。
「森を歩いてみて、たくさんの植物の名前や特ちょうを知ることができてよかったです。自然についてもっと考えたいと思いました」
工場見学と森の散策を終えた一行。製造工程を見てイラストを描いてくれたり、植物に触れ合ったりと満足の様子。参加者から、「工場見学も散策も、とても充実した内容でした。ここに来てよかったです」と感想をもらいました。
養命酒・駒ヶ根工場の工場見学と養命酒健康の森は誰でも自由に見学することができます。工場見学だけでなく、森の散策も一緒にできるのが養命酒製造の工場見学ならではです。ガイドツアーは、月に一度程度、ワークショップ、イベントの一環として行われています。ぜひ、その日程に合わせて訪れてみてください。養命酒健康の森を散策することで、普段は知らない植物に触れたり、新たな発見をしたりすることができますよ。
養命酒駒ヶ根工場見学情報
住所:〒399-4117 長野県駒ヶ根市赤穂16410
電話:0265-82-3310
HP:http://www.yomeishu.co.jp/komagane/
営業:9:00~16:30、年末年始・臨時休業日を除く
見学コース(80分/要予約)は、10:00~、11:00~、12:30~、13:30~、14:30~ ※製造の都合によりライン停止状態でのご案内の場合もございます。
【見学の流れ】ウェルカムゾーン・なるほど養命酒ゾーン→ディスカバリー養命酒ゾーン (製造工程体験、体感)→製造ライン紹介ゾーン (ビン詰め包装を案内)→テイスティングゾーン
料金:無料
予約:インターネットまたは電話
自由研究のテーマに困ったら……。自由研究のための本もあります。
工場見学だけでなく、自由研究のテーマに困ったときの手助けになる本があります。工場見学だけでなく、これらの本をヒントにするなど、身近な内容からテーマを決めるのもいいですね。親子で一緒にテーマを探すのもいいと思います。
自由研究の参考にしたい本、森の絵本
今年もカブトムシの一年がはじまりました!
カチャカチャ バキバキ ブロロローン!
今年もカブトムシの1年がはじまりました!
夏の雑木林をにぎわす人気もの、カブトムシ。
しかし、カブトムシにとっての夏は、一瞬にして過ぎ去ってしまうのです…。
交尾を終えたメスには、たいせつな仕事が待っています。
メスは、ひとつぶずつ、ていねいに卵を産みつづけていきます。
そして、いよいよふ化の瞬間。
とても大きなカブトムシの、小さな、小さな、幼虫時代のはじまりです。
めぐってゆく季節の中で、命は世代を越えて続いていきます。
ぐんま昆虫の森で、1年を通じて撮影した写真で、
人間がつくりだした雑木林とカブトムシとの関わり、
身近な自然や生物との触れ合いを考える写真絵本です。
小学館の図鑑NEO 植物
出版社: 小学館
最新の子ども向け図鑑シリーズ。
約30年ぶりの子供向け新図鑑シリーズ。「植物」では子供に身近な植物を中心に、主に環境別に種を収録。超一流の美しいイラストと写真で、わかりやすく解説します。調べ学習対応の「やってみよう」コラムも多数掲載。
普段は知ることができない工場の内部など、さまざまな発見ができる工場見学。子どもはもちろん、大人も一緒に楽しめる内容が魅力です。夏休みには、ぜひ、養命酒製造の駒ヶ根工場で自由研究をしてみませんか?
取材協力/結城歩(ライター)
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養命酒製造では、経営理念の『生活者の信頼に応え、豊かな健康生活に貢献する』のもと、日々のよくある体の不調の解決に向けて、健康支援活動を行っています。
ライスタイルや環境の変化により、“病気とまではいえないが健康を保てず、病気に向かいつつある状態”東洋医学でいう「未病」にあたる人が増えています。東洋医学の知見から、この「未病」の予防と対策、衣食住や運動、心身も含め健やかなライフスタイルの提案と普及活動をセミナー、イベント、ウェブサイトを通し、生活者の皆さまへ日々、健康情報を発信しています。
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