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絵本ナビ代表 カナガキコラム カナガキのよもやま話

みんなの生の声は絵本選びの参考になる?〜絵本ナビのコンセプト

おかげさまで絵本ナビは今年で15周年です。

絵本ナビが生まれた背景

こんにちは、絵本ナビ事務局長のカナガキです。

いつも絵本ナビをご利用いただいている皆様、ありがとうございます。おかげさまで絵本ナビは今年で15周年を迎えました。そんな絵本ナビは、絵本のレビューサイトとしてスタートしました。今では試し読みやショッピングやいろんなサービスが合わさった絵本の総合サイトになっていますが、やはり中心となっているのは、絵本作品への「みんなの声」(レビュー)です。絵本を読んで、どう感じたか、お子さんに読んだときの反応はどうだったかなど、これから絵本を選ぼうとしている方へのアドバイスという観点で、みなさんの率直な気持ちが自分のことばで表現されていて、ただの評価にはない温かみと情報としての深みがあるとして好評をいただいています。すでに35万件(※1)ものレビューが蓄積されており、ロングセラーの名作はもちろん、話題の新刊にもいち早くレビューが集まるのが絵本ナビの特徴です。 

なぜ、絵本のレビューサイトをはじめようと考えたのか。それは私の娘が生まれて絵本を選ぼうと思ったときの体験がもとになっています。

絵本をどう選んだらよいのか…?

16年前、新米パパだった私が、当時赤ちゃんだった娘に、家にあった『はらぺこあおむし』を読んだところ、とても喜んでくれたことが、絵本との出会いです。もっと娘と絵本を読みたい、これなら不器用な自分にもできる、と次の絵本を探しに出かけました。でも、本屋に行ってみると、どれがよいのか悩んでしまいました。たくさん積んである絵本は、出版社の営業力が強いだけかもしれない、棚を見ると「出版社別」に並んでいる、「よい絵本」って帯に書いてあるのがいいのかな...。図書館に行ってみると、海外の絵本と日本の絵本に分かれていて、あとは作者のアイウエオ順に棚に並んでいました。 

 

そこで、すでに子育てしている先輩ママの知人友人に、どうやって絵本を選んでいるのか聞いてみました。すると、先に子育てしているお姉さんに聞いたり、幼稚園のママ友に聞いたり…、つまり「クチコミ」が一番信用できる情報源だったのです。

みんなが我が家のお気に入りの絵本をおすすめしあうサイト

それなら、ということで、10人の先輩ママたちに「我が家のおすすめ絵本5冊とその理由」を紙に書いてもらいました。10人がそれぞれ5冊ずつですから、のべ50冊が集まりました。絵本のことをよく知らなかった私は、きっとみんな同じような絵本を読んでいるんだろうと思っていたのですが、意外にものべ50冊のうち、重なっていたのは1冊だけ。他はすべてバラバラの絵本でした。その50冊とおすすめ理由をリストにして、選んでくれた先輩ママたちに配ったところ、その場がとっても盛り上がったのです!「こんな絵本あるんだ!」「それ面白いよ、うちお気に入りだよ」「うちの子はこの絵本が大好きでね…」「読んでみたい!」などなど・・・それで、「じゃあこんなふうに・・・みんなが我が家のお気に入りの絵本をおすすめしあうサイトを作ったらどうかな?」と私が聞いてみると、「それ絶対便利だよ!みんな喜ぶし、私は使う!」と皆が口を揃えて言ったのです。こうして、みんなが我が家のお気に入りの絵本をおすすめしあうサイト「絵本ナビ」が誕生することになったのです。

(ちなみに唯一重なった絵本は何だったと思いますか?・・・答えはこちらです

絵本はおすすめされているからといって合うとは限らない

絵本ナビでメンバーの方がおすすめしている絵本を読んでみても、自分や子どもが気にいらない、合わないこともあります。これはある意味当たり前で、ひとりひとりが、考え方、感じ方、好み、趣味など違うのです。絵本に限らず、本や映画や音楽でも同じではないでしょうか。絵本ナビでは、いろんな考え方や意見を持つ人達が多く集まって、それぞれが主観的な意見を述べていくことで、全体として客観性を高める、という考え方をとっています。その作品を大好き、という人もいれば、大嫌い、という人もいるかもしれません。それぞれが、こんなところが好き、こんなところが好きじゃないといった声をあげていき、多くの意見が集まると、おおまかな評価が見えてくるでしょう。そうやって形成される評価も、それぞれの生の声も、絵本選びの参考になることでしょう。 

絵本選びにたいせつなこと

でも大切なことは、評価やおすすめはあくまで絵本を読んでみる「きっかけ」であって、実際に我が家で読むか、その絵本を買うかといった判断は、みなさんに委ねられている、ということです。判断のためには、実際に絵本を読んでみる必要があります。絵本ナビでは、2,000冊(※1)を超える市販絵本が、パソコンやスマホなどインターネット上で全ページ無料でためしよみできるようになっています(※2)。さらに8,000冊(※1)以上が、数ページ読めて絵の感じなどを確かめることができるようになっています。興味を持った絵本はぜひためしよみしてみてください。「絵本はネットで試し読みしてから買う時代」なのです。

 

ああ、娘に絵本を読んであげていた頃に、絵本ナビの全ページためしよみがあったら、もっともっとたくさんの絵本を選んで読めていただろうに、と私は思ってしまいます。今、子育て中のみなさんは、この便利さを享受できる立場にいます。みんなの声を参考に、ぜひたくさんたくさん試し読みして、たくさんたくさん絵本をお子さんと読んでください。そして、たくさんたくさん絵本を読んだら、絵本ナビにあなたの声を投稿して、これから絵本を選ぼうとしている方へアドバイスしてあげてくださいね。

 

(※1)2017年8月現在

(※2)全ページためしよみについて詳しくはこちらのページをご覧ください。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部

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