【news】プライベートな相談ができるママ友が一人もいない人が増加! 『日本のママ白書2017年度版』
スマホとSNSの急激な普及によりママ友事情に変化!?
リサーチ、マーケティング事業を展開する株式会社マインドシェアが「ママ」の今を知る『日本のママ白書2017年度版』をリリース。
急激なスピードで変化していく現代のママたちの最新の調査データがまとめられました。
※調査内容:全国:0~9歳の長子がいる女性(ママ)を1,002名リサーチ
前回の「日本のママ白書」は3年前の2014年にリリースされています。
それから3年たった2017年の今の現状はどうかわったでしょうか。
3年前と比べ、ママたちを取り巻く環境は急激なスピードで変化しています。
晩婚化によるママの年齢層の広がり。止まらぬ少子高齢化を懸念した行政や企業による育児支援策や、社会意識の変化。そして顕著なものとして、ママたちの人間関係やコミュニティーにおける繋がり方の変化。さらに情報収集の方法やメディア環境に大きな変革の波が押し寄せています。
『日本のママ白書2017年度版』調査結果から分析する『今のママ友事情』
3年前と比べ「仲の良いママ友の人数」は減少傾向
『今のママ友事情』の変化で気になるのが「仲の良いママ友の人数」の調査結果の変化。
会話、電話、SNSで週1以上交流する仲の良いママ友の人数についての調査結果平均は1.2人。ただ「0人」が56.7%と半数を超えています。
なお、2014年度調査(※)では平均2.3人、「0人」が39.9%。
ママにとって“仲が良い”ととらえているママ友自体、かなり数は減っている事がわかります。
ママのスマートフォン所持率が9割を超え、利用SNSはLINE 79%を筆頭に日常の一部となり、ママ同士の繋がりも広く、気軽になった半面、「深さ」が変化してきている可能性があります。
「繋がっているけれど親しい関係ではない」ドライな認識があるのかもしれませんね。
プライベートな事が相談できるママ友の人数は平均0.7人
さらに興味深いのは、プライベートな事が相談できるママ友の人数は平均0.7人、0人が64.5%という結果です。
2014年度調査時(※)の平均1.3人からは半分程度に減少、0人の割合は48.6%から15.9%増加しています。
「育児」「家事」、共働き世帯、働くママも増えて、忙しく困り事も多いママたちが不安や相談を本音で話せる相手は減ってきている懸念もあります。
一方、忙しいママが増えたからこそ、ママ友とは適度な距離を保ちながらコミュニケーションをとる傾向になってきたのかも知れません。
(※『日本のママ白書2014年度版』株式会社マインドシェア発行調査結果より)
今回は『日本のママの白書2017年度版』より“ママ友事情”の調査結果を切り取りました。
皆さんは、「うん、わかる」と納得な結果ですか?
それとも、「私は違うかな」という感じでしょうか。
SNSとスマートフォンの普及でコミュニケーションが取りやすくなったのに、深い話がし辛い…子どもの世界も、大人の世界も、同じような悩みがあるようですね。
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