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収蔵品”花と果物”×絵本作家・荒井真紀「かんさつのじかん」2024年7月27日~9月1日開催!

武蔵野市立吉祥寺美術館にて、2024年7月27日(土)~9月1日(日)に、収蔵品"花と果物”×絵本作家・荒井真紀「かんさつのじかん」が開催されます。どんな展示なのでしょう。本記事では、その気になる内容を詳しくお伝えします。

えを かんさつすること。 しょくぶつ の いのちを しること。

◆01 絵本作家・荒井真紀の「かんさつのじかん」 …テーマは「生命の循環」

第1部は、絵本作家・荒井真紀さんの作品、約70点を通して向き合う「かんさつのじかん」。16歳で弟子入りした、細密画家・熊田千佳慕(1911-2009)の影響を受けた徹底した自然観察への姿勢と共に、子どもたちに身近な植物の生態をわかりやすく伝えたいと、荒井さんが願い作るノンフィクション絵本には、図鑑的な写実要素だけではなく、独自の観察眼と植物への優しさが溢れています。
 
2017年、国際的に権威ある賞として知られる、ブラチスラバ国際絵本原画展にて「金のりんご賞」を受賞した『たんぽぽ』をはじめ、『あさがお』、『ひまわり』の三部作、そして、“花”だけでなく、『いちご』、『トマト』、『まどのむこうの くだものなあに?』の“果物”、『まどのむこうの やさいはなあに?』の“野菜”など、誠実に丁寧に描かれた作品からは「生命の循環」が伝わって来ます。話題の植物観察家・鈴木純さんからの「観察コメント」にも注目です。 

※なお、本展では、未刊行の絵本『そのなかには……?』(「ちいさなかがくのとも」2025年1月号 福音館書店)の原画も展示予定です。

『チューリップ』(作 荒井真紀 小学館 2017 年)
『たんぽぽ』(文・絵 荒井真紀 金の星社 2015 年)
『トマト』(作 荒井真紀 小学館 2023 年)
『まどのむこうの くだもの なあに?』(荒井真紀 さく 福音館書店 2020 年) *初出「こどものとも年中向き」2019 年 7 月号
『いちご』(作 荒井真紀 小学館 2020 年)
「こどものとも年中向き」『まどのむこうの やさいは なあに?』(荒井真紀 さく 福音館書 店 2022 年 7 月号)

※画像の無断転載を禁じます

◆02 収蔵品“花と果物”の「かんさつのじかん」 …日本画、油彩画、版画、イラストレーション

第2部は、武蔵野市立吉祥寺美術館の収蔵作品を通して向き合う「かんさつのじかん」。収蔵品の中には、“花”や、“植物”をモチーフに描かれた作品も多く、ジャンルも多岐に渡っています。画材や技法が異なるなかで、さまざまな作家によって描かれたモチーフは、込められた意図や理由も異なります。または、意味そのものがない場合もあります。しかし、画面を通して、作品と向き合えば、見る側それぞれに、きっと発見があるでしょう。なお本展では、修復を終えたばかりの日本画家・小畠鼎子<1898‐1964>の作品《盛夏》《梨栽培》(いずれも制作年不詳、紙本着色、二曲屏風)が初披露される予定です。

小畠鼎子《梨栽培》(制作年不詳 紙本着彩、二曲屏風)
小畠鼎子 《布袋草》(1962 年 紙本着彩)

<展示予定作家> 
日本画…永田春水(ながた しゅんすい)、小畠鼎子(こばたけ ていこ) 
油彩画…小畠辰之助(こばたけ たつのすけ)、山喜多二郎太(やまきた じろうた) 
版画…萩原英雄(はぎわら ひでお)、浜口陽三(はまぐち ようぞう) 
イラストレーション…永沢まこと(ながさわ まこと)

※画像の無断転載を禁じます

展覧会に際して「絵本ナビ」が荒井真紀さんのグッズを制作!ミュージアムショップで販売します!

展覧会開催に際して、荒井真紀さんの絵本原画をデザインした、トートバッグ、ハンカチ、クリアファイル、ポーチの制作が決定、「絵本ナビ」が制作を担当することに! どんなグッズになっているのか、開催前に少しだけお見せします。

 

※7月27日より、ミュージアムショップと絵本ナビサイトで販売開始予定です!

荒井真紀 トートバッグ

荒井真紀 ハンカチ

荒井真紀 クリアファイル

荒井真紀 ポーチ

展覧会で原画が見られる荒井真紀さんの絵本

関連イベントのお知らせ

展覧会期間中に、荒井真紀さんのトークショー&鈴木純さんの子ども向け植物観察ツアーの関連イベントが行われます。

詳細、申込方法については、武蔵野市立吉祥寺美術館の公式サイトをご確認ください。

 

荒井真紀さんプロフィール

荒井 真紀 (あらい まき)

 

画家/イラストレーター

1965年東京生まれ。駒澤大学仏教学部禅学科卒業。1981年16歳の時より、熊田千佳慕氏に師事する。1984年第1回国立科学博物館主催ボタニカルアート展佳作に入選(同展第2回~第4回3年連続入選)。『たんぽぽ』(金の星社)が、2017年度ブラチスラバ世界絵本原画展にて、「金のりんご賞」を受賞。代表作に『ひまわり』(金の星社 2013年)、『チューリップ』(小学館 2017年)、『トマト』(小学館 2023年)、『こどものとも年中向き まどのむこうの やさいは なあに?』(2022年7月号 いずれも福音館書店)など多数。

展覧会概要

【会期】2024年7月27日(土曜)~9月1日(日曜)
【休館日】7月31日(水曜)/8月28日(水曜)
【開館時間】10時00分~19時30分
【入館料】300円(中高生100円、小学生以下・65歳以上・障がい者の方は無料)
【主催】武蔵野市立吉祥寺美術館<(公財)武蔵野文化生涯学習事業団>
【協力】金の星社・小学館・福音館書店

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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