【7月号】ママといっしょにクッキング実験~手づくりバター編~
いよいよ夏休み。海水浴にキャンプにプール…子どもたちはお楽しみがいっぱいですね!
でも、楽しんでばかりはいられません。そう、今年こそ!
後回しにした宿題で切羽詰まった苦しむ夏休みは、終わりにしたい。特に頭を悩ますのは、やっぱり「自由研究」。
そこで絵本ナビでは小学生の皆さん、そしてママ・パパたちの夏を全・力・応・援!
明治さんと協力し、「手づくりバター」「レモンラッシー風ドリンク」をつくる、楽しくっておいしい、そしてとっても不思議なクッキング実験を2つ、ご紹介します。
コンテンツの中には、自由研究まとめ用のワークシートダウンロードもついています。一つの実験をして、まとめても…なんと1時間で完成しちゃう手軽さ!
まずは材料一つでできる「手づくりバター」実験にチャレンジです!
こちらもチャレンジしてみてね!
●Vol.2 レモンラッシー風ドリンク編
ふしぎ実験:クリームだけでできちゃう!手づくりバター
なんとこのバター、材料はクリームだけ。しかもこのクリームを「●●」だけの1ステップ。
なんて簡単・・・なんでしょう?!
<用意するもの>
クリーム … 20ml
※植物性脂肪が入っていない、「乳脂肪」だけのもの
※今回は、小学校低学年向けにクリームを20mlにしています。
コップ型のふた付き容器
Let'sチャレンジ!ふしぎ実験
絵本ナビはこのカンタンふしぎな実験を子どもたちにぜひ体験してほしいと、明治さんと協力してワークショップを開催。絵本ナビユーザーの小学校1年生・2年生のお子さんとそのママ・パパにチャレンジしてもらいました!
そのワークショップのレポートとともに、手づくりバター実験の方法やポイントをわかりやすくご紹介します。
明治で食育担当をされている管理栄養士の小泉恵子先生
明治の食育セミナーで、各地の小・中・高校で子どもたちや学生たちに牛乳・乳製品の知識を伝えたり、乳製品のふしぎ実験や料理教室などの講師を務めています。
【みんな、知ってる?「牛乳」のヒミツ】
実験に入る、その前に。
今回の材料「クリーム」をはじめとした乳製品、そして毎日子どもたちが飲んでいる「牛乳」のヒミツやすごいパワーを、子どもたちはどのくらい知っているかな?そしてママ・パパも・・・?
乳製品や牛乳の特長や役割を知っておくと、この実験がもっと楽しく、実り多いものになるはず。
そこで小泉先生から「乳のおはなし」を教えてもらいました。
先生:「みんな、本物の牛、見たことある?」
実物大の乳牛のタペストリーが登場した瞬間、「おぉぉぉ!」。その大きさに歓声が上がりました。
背の高さは約140センチ、大きさは約2メートル、重さは約600キログラムもある大人の牛の大きさは、小さな子ども20人分にもなるんだそう!
子牛は、産まれてから1時間ぐらいで立ちあがり、お母さん牛からミルクをもらいます。
でも・・・母牛からミルクをもらうのは、たったの1日だけ。その後、子牛は母牛とは別の部屋に移動し、粉ミルクで育てられるのだそうです。
先生:「成長期の子牛にとって、命をはぐくむ大切なのみもの「ミルク」を、私たち人間は「おすそ分け」してもらってるんです。だから、大切に飲んでね」。
小泉先生の言葉を、子どもたちも静かに聞き入っていました。
・・・【自由研究にもお役立ち】“なるほどがいっぱい!みるく教室” 「乳牛の一生」
ここで!みんなの体の「骨」クイズ!
内臓を守り、体を支え、カルシウムを貯める役割をしている「骨」。
先生:「赤ちゃんだった時の骨は、6~8歳のみんなの体の中に、どのくらい残っているとおもう?」
①半分 ②1/3 ③全く残っていない
・・・答えは 【自由研究にもお役立ち】“なるほどがいっぱい!みるく教室” を見てね!
体の骨が一番作られるのは小・中学生のとき。この時期に「骨貯金」をしておくと、大人になっても骨の病気にもなりにくいんですって。
そのためには、コップ1杯(200ミリリットル)に227ミリグラムものカルシウムが入っていて、効率的にカルシウムを摂取することができる牛乳を飲むのがとっても大切。
【いよいよ、実験!】
バター作りに必要なものは、クリーム、そして蓋つきの容器、これだけです。
まずは容器の中に、指定の量のクリームを入れて・・・
容器を振るだけ!
ポイントはクリームを温めないように、容器の蓋と底に指をかけること。そして、大きく元気に振ること。
さぁ、みんなで振り振り、フリフリ、子どもたちもママ・パパも振り振り・フリフリフリフリ・・・
もうちょっと!がんばれ!
3分~5分ほど振り続けると、容器の中の音が変わってくるのに気づきます。
真っ白なクリームが透明になってくると、パシャパシャという音が静かになってきました。
再びパシャパシャと音がしたら・・・蓋を開けてみましょう。
容器には液体と白いかたまりが!
分離した液体はバターミルク。紙コップに移して、中に残ったのが、バターです!!やったぁ、完成!
【お楽しみ!試食タイム】
「お塩を用意しています。何も入れないバター、塩を少し加えたバターをつくって、食べ比べてみてね」
2つの容器に分けたバターの一方にひとつまみの塩をパラパラ、そして少し混ぜます。
クラッカーにのせて食べてみましょう。いただきまーす!
さてさて、お味は…?
「お家のバターよりやわらかい!ふわふわでマーガリンみたい。」
「お塩を入れてるほうが、家で食べるバターの味に近いけど、こっちの方がしょっぱくないな」
「バターミルク」は、どんな味?
「薄い牛乳…コクがないなぁ」
「みんな、良いところに気づきました!」と、小泉先生。
先生:「まず、みんなが家で食べている市販のバターは、工場でつくっています。
塩も入っているし、ギューっと搾って水分を抜くから、みんながつくったバターより塊になっていて硬いですね。」
今回の実験ではできなかったけど、手づくりバターに砂糖やココアを入れてもおいしいんですよ。
お料理にするなら、すりおろしたにんにくやハーブを入れてバケットにつけるガーリックトーストがおすすめ!
このふしぎ実験、日々の食卓レパートリーにも広がりました。
家計にも優しい手づくりバター実験、ママたちにも大好評でした。
【参加者のみなさん、いかがでしたか?】
りおなちゃん(小学校2年生)
バターは固くて、やわらかいのはマーガリンだと思っていたので、作ったバターがやわらかくてマーガリンかと思った。
牛乳にはカルシウムがいっぱい入っているから、いっぱい飲もうと思います。
りおなちゃんのママ
家庭でできるもので簡単に「実験」ができて楽しかったです。
いなちゃん(小学校1年生)
今、自分の体の中に赤ちゃんの骨がないことに、びっくりした。赤ちゃんの骨は、あると思ってた!
いなちゃんのママ
大人でもなかなか知らない内容に、母娘で勉強させて頂きました。
お塩を入れた即席バターが美味しくて、思わずにっこりしてしまいました。
まとめてみよう!自由研究
ワークショップに参加してくれた子どもたちが、手づくりバター実験でわかったことを自由研究にまとめてくれました。
みんなの自由研究をちょこっとご紹介します!
【みんなの自由研究】
たくみくん(小2)のまとめ
生クリームを振る時、入れ物の上と下を持つというポイントも、イラストでわかりやすく書きました。
実験の時に撮影した写真を付けると、臨場感が伝わりますね!
あおとくん(小1)のまとめ
生クリームがバターとバターミルクに分離する様子を、切り絵を使ってまとめましたよ!
バターとバターミルクの色を変えてひと工夫!
【そのまま使える!手づくりバター実験 自由研究ワークシート】
実験はおもしろい、楽しい!だけど自由研究の一番のハードルは「まとめること」。
そんな方はぜひ、絵本ナビオリジナルの自由研究ワークシートをつかってみてください!
下のボタンから、PDFダウンロードができますよ。
【クッキング実験の自由研究 まとめ方ポイント!】
◎「実験前の予想→実験→結果」によってどんなことに気づいたか、最初の予想とどんなところが違ったかを、わかりやすくまとめることがポイントになります。
まずは実験の前に、どんな結果になるかを予想し、書きとめておきましょう!
◎絵を描いたり実験の様子を撮影した写真を貼るとわかりやすく、たのしい自由研究になります!
【おうちで自由研究~応用編 バターでクッキング~】
実験ができたら、手づくりバターをつかったクッキングにチャレンジ!
子どもたちにも作りやすい、そして人気のメニュー。自由研究の「応用編」として挑戦してみてね!
クッキング自由研究の本は?
今回、クッキング実験にハマった!というお子さんやママ・パパにオススメなのがこちらの本。
キッチンで、家にある材料で、手軽に楽しめます。子どもたちの好奇心をどんどん広げてあげてくださいね。
自由研究のまとめにも、お役立ちです!
「夏休みの自由研究 料理をつくろう!」
まとめ方の工夫をわかりやすく説明したテキストと、提出用のノートがセットに!
完成度が高く、しかも自分らしい料理の自由研究が、かんたんに仕上がります。
画期的な夏休みの自由研究本!
※小学校低学年から使えます
<この商品の特長と使い方>
1.この本(テキスト)と提出用ノート(32P)がセットになっています。
2.テキストを見ながら料理をつくり、写真を撮ります。
提出用ノートのガイドに沿って写真を貼り、文章を書きます。
3.テキストで紹介している料理
(1)おにぎり
(2)白玉あずき
(3)ギョーザ
(4)フレンチトーストとレモネード
テキストには、撮影するときの小道具の提案や、提出用ノートの表紙のつくり方のページもあって、まとめ方がよくわかる内容です。
クッキング自由研究の本いろいろ
「食べること」は、明日の私たちの「心とからだを育むこと」。
明治は、お客さまの健康な食生活を目指して「食育セミナー」、「料理教室」といった「食育」活動を続けています。また、明治の食育ウェブサイトでも、食にまつわるさまざまな役立つ情報を配信しています。
これからも「食を知る、学ぶ、楽しむ」ための場をお届けし、
みなさまと共に健やかな未来へ歩んでいきます。
この記事が気に入ったらいいね!しよう ※最近の情報をお届けします |