【今週の今日の1冊】令和2年(2020年)2月22日は「猫の日」で盛り上がろう!
2月17日~2月23日までの絵本「今日の1冊」をご紹介
2月22日は「猫の日」。とくに今年は令和2年でしかも2020年と、2がいっぱいの記念すべき猫YEAR!? 人気の猫だけあって、絵本でもロングセラーから新刊、人気キャラクターまで本当にたくさんの「猫絵本」が出ていますよね。今週は、新しい作品との出会いがあるよう、ここ1、2年の新刊の中から、とびきり可愛い猫の絵本を選りすぐってご紹介します!
2月17日 愛らしい子猫たちのかくれんぼ
読者の声より
家でねこを飼っている家や猫好きにはたまらない絵本です。
子猫が本当に愛くるしく、キュンキュンきちゃいます。
お母さん猫が子猫を呼びます。雑貨から子猫の一部が見えています。
かくれんぼスタート。どこに隠れているかな?って、幼児には丁度わかりやすすぎていいです。
見つかると、にゃあと顔を出します。最後にはカーテンの裾から二匹の子猫の鼻が見えています。お母さん子沢山でした。
親子ともども、見ていてホノボノとします。本当に可愛い絵本です。
(リリティナさん 30代・ママ 男の子5歳)
2月18日 どうすれば猫が来るかな?
火曜日は『わたし ねこが かいたいの』
出版社からの内容紹介
みんな、だれかの、いとしいこ。
わたしねこがかいたいの。自分だけのこ。
どうすればねこが来るかな?
ねこのすきなものを集めて待ったけど、
1ぴきも来なかった。あーあ。
しかたがないから、ねこの絵本をだきしめて寝たの。
そうしたら、あれ?だーれわたしを起こすのは?
読者の声より
ねこちゃんが飼いたい女の子の部屋に集まった猫たち。
表紙裏の猫探しポスター猫でした。
みんな見つかって良かったですね。
全ての迷い猫が描かれたページでは、ねこちゃん探しを楽しみました。
引出しに入り込んだねこちゃんから待望のプレゼントまでもらって、猫好きにはとってもうれしい絵本です。
(ヒラP21さん 60代・パパ )
2月19日 猫についてもっと知ろう!
読者の声より
ねこの図鑑なので、とてもリアルに
ねこが描かれております。
毛の模様の呼び名、ああ、そう呼ぶのかって
知らなかったものも多々あります。
それから、ねこの特徴。
顔の模様の呼び名が面白いです。
あらゆる角度から見た、猫のことが書かれているような感じです。
最後に、しあわせをねがうことばで締めくくられているのが嬉しいです。
猫さん好きに嬉しい一冊。
(capellaさん 70代以上・じいじ・ばあば)
2月20日 ぶさいくなほど、なぜだかかわいい
木曜日は『ねこです。』
みどころ
なんとも奇妙で、独特な絵本が登場しました。
ねこです。
ただただ、ねこなんです。
こんな変な顔のねこ、いないでしょう?
いいえ、ねこです。
これはモップでしょう? あれはオモチでしょう? それはおまんじゅうでしょう?
ほとんど、だいたい、ねこなんです!
どーんとこちらをにらむねこの表紙から、ラストには見開きいっぱい、ひしめくねこ、ねこ、ねこ!
チョウチョを追っかけ飛び跳ねて、お尻を突き出しおおあくび。
どこかまぬけな表情だったり、体を丸めているとなにか別の物体に見えたり、そんなねこたちの様子を写実的に描き出し、ねこの魅力をあらたな側面からとらえた一冊です!
なんだかぐにゃぐにゃとやわらかくって、抱くとむにょーんと体がのびるし、身をちぢめるとまん丸に。
ねこって、なんだかふしぎな生き物ですよね。
でもなによりふしぎなのは、ぶさいくなほど、なぜだかかわいく見えるというところ―――
とってもいとおしくて、ちょっぴり笑える一冊です。
2月21日 せなけいこさんの貼り絵にくぎづけ!
読者の声より
小さなお子さん向けの絵本に思いますが。
せなけいこさんの独特のイラスト,一度見たら忘れられませんね。
こちらは貼り絵で描かれたねこちゃんたち。
すごいな~!大人が見ても見入ってしまいます。
絵本の中に芸術が感じられる,小さい子向けと言うのが勿体無いくらいです!
(まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子8歳)
2月22日 おんなじところ どこだ?
土曜日は『ねことねこ』
みどころ
黒ネコ、白ネコ。
子ネコに、デブネコ。
お手々をなめなめ、くあーっとあくび。
ジロリといちべつ、きょとん顔。
あんなネコから、こんなネコまで、表情いろいろ仕草いろいろ!
こっちのネコとあっちのネコと、おんなじところはドコとドコ――?
ネコの秘密の集会を描いた『ネコヅメのよる』(WAVE出版)や、
怖い絵本ブームの火付け役となったホラー絵本『いるのいないの』(文:京極夏彦 岩崎書店)などの作品を生み出した町田尚子さんが描く、ネコ愛あふれる一冊です!
著者の描くネコの目力ときたら!
どこか見るものをぎょっとさせるような迫力をまといながらも、絵本に手をさしこんで抱き上げたくなるような愛らしさにもあふれていて――。
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2月23日 いろんな猫が私に寄り添う優しいお話
日曜日は『わたしといろんなねこ』
出版社からの内容紹介
あやは、大のねこ好きの小学3年生。両親は共働きで、学校が終わるとひとりで家に帰ります。仲よしのアッキーとはケンカをしてしまうし、知りあったばかりのさくらちゃんは会うとすぐににげてしまうし、まったくつまりません。そんなある日、いつもどおり家へ帰ると大きいねこが、またある日には小さいねこが現れました。日常とふしぎを往きかうなか、あやが思い出したことや、決心したこととは…? 絵本作家のおくはらゆめさんが、はじめて書き下ろした童話です。
★全国学校図書館協議会選定図書
★第68回小学館児童出版文化賞
いかがでしたか。
こちらで紹介したレビューにも、紹介しきれなかったレビューにも、猫への愛がたっぷり感じられて、ほっこりしてしまいました。たくさんの猫の絵本の中から、自分だけのお気に入りの1冊をぜひ見つけてみて下さいね。
秋山朋恵(絵本ナビ)
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