【今週の今日の1冊】暑い日に楽しみたいのは? 水遊びとプールの絵本
7月5日~7月11日までの絵本「今日の1冊」をご紹介
今週、7月7日の七夕と同時にやってくるのは「小暑」。「小暑」とは、二十四節気の11番目の節気で、「暑さがだんだん強まっていく時期」という意味があるのだそう。だんだん暑くなる時期になると園や学校ではじまるのが、水遊びやプール。晴れた日には子どもたちの汗を流しながらの水遊びが行われたり、すでにプール開きをしている学校も多いのでは? 今週は、読むだけで涼しくなれそうな爽快感のある水遊びとプールの絵本をご紹介します。
7月5日 さあ、すいかのプールのプールびらきです!
読者の声より
スイカだね~って、水分の出方やわれかたがいいんです。
最初から最後までほのぼのしていて、楽しかったです。
こんなスイカが豊作の村で暮らしてみたいですし、こんな素敵な「スイカプール」があったら、泳いで(浸かって)みたいです。
去年のスイカは種が多くて泳ぎにくかったんだ(笑)
種垣歩子さんみたいなタッチで、見ているとやさしくて懐かしいような気持になります。
この村では特別なことではなくて、毎年村の一般的な行事なんだ。と、言わんばかりのみんなの生活感がとてもいいです。
あー、スイカだね~って、水分の出方やわれかたグシュッと感もたまらなかったです。
作者「アンニョン・タル」さんのはじめての本格的な絵本のようです。
今後が楽しみです。
(てんぐざるさん 50代・ママ 女の子23歳、女の子18歳)
7月6日 どんどん楽しくなっちゃうみずあそび♪
火曜日は『こぐまちゃんのみずあそび』
出版社からの内容紹介
子どもの好きな水遊び。でも思う存分できる機会はめったにないかもしれません。最初はじょうろを使ってささやかに始まったこぐまちゃんの水遊びですが、しろくまちゃんがホースを持って来たことからおもしろさはエスカレート。できた流れに葉っぱのボートを浮かべるまでに発展します。大満足のあとは思いきり良くきりあげてシャワーへ。胸のすくような楽しさです。
読者の声より
子どもが笑顔になる絵本です
こぐまちゃんと一緒にみずあそびをしている気持ちになれます。
夏の間、しょっちゅうみずあそびをしていましたが、娘もじょうろで「おはなに水あげてるの~」と言ったり、はっぱのふねを浮かべるのが大好きです。子どもが好きなツボをよくわかっているな、と思います。
ありさんに水をかけたり、ホースを振り回したり・・・、大人の私がみると「ああ~っ!」と言って止めてしまいそうなこともしていますが、これがまた子どもを楽しませているのでしょう。
こぐまちゃんとしろくまちゃん。大人が「やめなさい」と割り込んでこない世界で、自分たちのやりたいように水遊びをする姿に、
子どもたちも満面の笑みで、「おもしろい おもしろい つめたい つめたい」と声をあげ、一緒に楽しんでいます。
巻末に「ねらい」があり、いたずらをとりあげられている今の子ども、「いたずら」の大切さについて書かれています。
自分の子どもへの接し方を、振り返る良い機会になりました。
(solicaさん 30代・ママ 女の子5歳、女の子2歳)
7月7日 「あまのがわで およいでみたい」
水曜日は『たなばたプールびらき』
読者の声より
夢のようなお話です。
娘はこの夏、幼稚園で2度目の七夕飾りを作りました。
なんとお願い事は「きゅうりが食べたい」なんて現実的なんでしょう。
ほとんどのお子さんは「○○になりたい」などキャラクターものなどですよね。
しかし、この絵本では、「天の川で泳いでみたい」と書いた子供があるんです。なんて想像力豊かでユーモアのある子供なんでしょう。
織姫と彦星は天の川へ子供達を招待し、プール開きをするんです。
ここで初めて娘は、「うちも天の川で泳ぎたぁい」と。
お~ようやっと現実主義者から夢の世界へやってきた!と思いました。
天の川まで流れ星で行った子供達に娘は大興奮でした。
本当に流れ星に乗れたら、私達のいる世界がどんなふうに見えるのでしょう。。見てみたい!娘に負けじと私も興奮です。
中川さんの絵本は本当にユーモア満載で夢の世界へ案内してくれます。
読み終わったあとはとっても楽しい気持ちになれますよ。
(ごくらくさん 30代・ママ 女の子4歳)
7月8日 コップとタオルがスイミング教室へ
7月9日 大きな水たまりをプールにしよう!
金曜日は『10ぴきのかえるのプールびらき』
出版社からの内容紹介
大人気ロングセラーシリーズ「10ぴきのかえる」の第22作目。梅雨が明けて初夏をむかえる時期にぴったりの一冊。
梅雨時に雨が降り続きました。ひょうたん沼にすむ、雨が大好きな10ぴきのかえるは大喜び。しばらくして雨がやむと、かえるたちは野原にでかけることにしました。野原の真ん中で大きな水たまりを見つけたかえるたちは、プールにしようと話し合います。葉っぱのボートやすべり台、お花のパラソルや浮き輪を考え、楽しいプールになるようにと一生懸命つくります。ようやくプールができあがると、虫たちも遊びにやってきました。泳いだり、ボートレースをしたり、みんなはもうおおはしゃぎ。
すると突然、空に黒い雲がやってきて、雨が降ってきました。かえるたちはすぐに逃げましたが、いもむしさんだけが逃げ遅れてしまいました。さらに、雷の音に驚いたいもむしさんは水に落ちてしまい……。
元気な10ぴきのかえるが力を合わせて大活躍!
読者の声より
プールに行きたくなる本
プールプールすてきなプール♪
このフレーズが大好きな2歳の娘は、秋にこの本に出会いました。
夏に自分がプールに行ったこと、浮き輪で泳いだこと、プールに行きたくてたまらなかったことをよく覚えていました。
それだけに、かえるたちが作り上げる素敵なプールが本当に素敵に思えた娘です。
さらに、少しずつ虫の名前にも興味を持っていた時期なので、「これは?」と、たくさん出てくる虫の名前を一生懸命確認していました。
プール好き、虫好きにもお薦めの一冊です。
(まりちゃまさん 30代・ママ 2歳、0歳)
7月10日 チャプンチャプン 冷たいみずの中へ われさきに
土曜日は『つるつるプール』
出版社からの内容紹介
暑い日には、プールに行くのがいいですね。ひやむぎ小学校のこどもたちもプールにむかいます。引率は、みどり先生とぴんく先生です。ぜんぶで30本のひやむぎのこどもたちがぎょうぎよくならんで歩いていますが、なかにはうれしくてくねくねしてしまうこもいます。
つるつるプールにつくと、プールはそうめんさん、おそばさん、マカロニさんなどで大混雑です。「遊ぶのは流れるプールだけですよ。1本だけでべつの場所に行かないように。はしゃいで、ほかのめんとからまらないように」と、ぴんく先生は注意しますが、こどもたちはちっとも聞かず、おおはしゃぎ。そして、みどり先生が人数を確認すると、こどもが28本しかいません。たいへんです、2本のひやむぎが迷子です。すると、そうめん小学校の先生が1本のひやむぎくんを連れてきてくれました。でも、あともう1本たりません……。
こどもたちの好きな麺がたくさん登場する、夏にぴったりのお話。
読者の声より
ひやむぎたちのプール
つるつる食べたくなるような、ひやむぎ、そうめん、その他の麺類のプール教室。細長くてくねくねしているだけに、大変そうな絵本になっています。
めんつゆがあればそのまま食べられそうです。
舞台が台所のようなので、不思議な感じがしました。
(ヒラP21さん 60代・パパ )
7月11日 野原のプールでばちゃばちゃばちゃ。
選書・文:秋山朋恵(絵本ナビ編集部)
編集協力:富田直美(絵本ナビ編集部)
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