【保育士がっちょに聞く】保育園・幼稚園で人気の集団遊び絵本4冊
現役保育士で絵本専門士の大河原悠哉(がっちょ)です。私は公立保育士・幼稚園教諭を計10年経験したのち、現在は株式会社が運営する保育園にて施設長を務めています。また、子育て支援のイベントを主催・運営したり、保護者向け・保育士向けの絵本講座をしています。子どもとの絵本エピソードや活用方法についてお話しします。
保育園・幼稚園で人気の集団遊び絵本
保育園や幼稚園では、人気の集団遊びがあるかと思います。
「おにごっこ」や「かくれんぼ」、「だるまさんがころんだ」など。
絵本の中にも子どもたちに人気の集団遊びをもとにした絵本がありますので、ご紹介していきたいと思います。
絵本をきっかけに集団遊びを楽しんでいただいたり、さらに盛り上がってもらえたらと思います。
【1】体も心もぽっかぽか!おしくらまんじゅう絵本
寒い冬にはオススメの集団遊び「おしくらまんじゅう」!
「おしくらまんじゅう おされてなくな♪」と言いながら複数人で背中や肩を押し合い楽しむ遊びです。
乳児クラスから楽しめる遊びかと思います。
ブロンズ新社から出版されている『おしくらまんじゅう』は絵本を読めば、そのままおしくらまんじゅうが楽しめます。
色々な食べ物を押し合い、子どもたちから人気の絵本です!最後はちょっぴり怖いオチですが、それもまた面白さの1つ!
絵本からおしくらまんじゅうを楽しんでも良し!遊んでから絵本を楽しむのも良し!
体も心もポカポカに温まる1冊です。
「だるまさん」シリーズ著者、かがくいひろし最新作!
今度の主人公は、紅白まんじゅう!
いたずら紅白まんじゅうが、あんな子からこんな子まで、おしくらまんじゅう。
こんにゃく、なっとう、ゆうれいまで登場!!
おされたみんなはどうなる~?!ページをひらいて ひゃあ びっくり!
登場する愉快なキャラクターや、予想外の展開に家族みんなで大笑い!
【2】うたって楽しいわらべうた絵本
わらべうたの「あぶくたった」がねずみたちの物語としても楽しめる絵本!
「あぶくたった にえたった にえたかどうだかたべてみよう♪」誰しも一度は口ずさんだことがあるわらべうたではないでしょうか?
私も担任時代に子どもたちとよく楽しみました。
色々な遊び方があるようですが、私は「戸棚にしまって 鍵をしめて ガチャガチャ…」その後、ご飯を食べたり、お風呂に入って、布団で眠って待つ。最後はおばけが出現して逃げる!のように遊んでいました。
地域性などもある遊びだと思います。みなさんの保育園・幼稚園ではどのように遊んでいるのでしょうか?
ぜひどのように遊んでいるか、お知えていただけたら嬉しいです!
どう遊ぶかによっても異なりますが、私は4歳児クラスのときによく遊んでいました。
絵本と一緒に楽しんでみてください。
【3】ハラハラドキドキ伝承遊び絵本
これも担任時代に楽しんだ遊びの1つ「おおかみさん いまなんじ?」
オオカミ役とそれ以外(羊やヤギ役など)に分かれ、楽しむ遊びです。
「おおかみさん いまなんじ?」「〇じ!」「ああ、よかった!」とやりとりをして楽しむ簡単な集団遊びで3歳児くらいから楽しめます。
「夜中の12時!」とオオカミさんが追いかけてきます。
絵本を読めば、ルールも把握できてしまう画期的な1冊。この絵本が出たときは、大興奮でした!
先生の味方になってくれる絵本の1つです!
ひつじたちが時間を聞くたび「○じ」と教えてくれるおおかみが、夜中の12時になると追いかけてくる!? 紳士なおおかみが豹変していく様子がスリル満点。保育で人気の遊び「おおかみさん、いまなんじ?」を大胆に絵本化!
【4】見つけて楽しいかくれんぼ絵本
こどもたちが大好きな遊びの1つ「かくれんぼ」!
それが絵本になった『きょうりゅうかくれんぼ』。大人気絵本の『まいごのたまご』の続編です。
絵本では、きょうりゅうたちが隠れているので、探すのに必死な子どもたち。
じーっと真剣な眼差しで探します。見つけたときの子どもは、大喜び!
この絵本を通して、かくれんぼに発展すれば、盛り上がること間違いなし!
お待たせしました! 17万部突破の『まいごのたまご』関連絵本が発売!
『まいごのたまご』にも登場する人気恐竜のティラノサウルス、ブラキオサウルス、トリケラトプスなど様々な恐竜たちがかくれんぼ! そしてスペシャルゲストな”あれ”も……?
海や森、空など、さまざまな場所に隠れた恐竜たちを一緒にさがしてみよう!
”親子で楽しめる参加型絵本”に、「子どもが競って探しています」「毎晩”きょうりゅう よむ!”と絵本を持ってきます」「何度でも楽しめてコスパが最高!」と読者からも大好評!
絵本から遊びに発展!
保育園や幼稚園では、集団遊びを楽しむ機会があると思いますが、私自身保育者になり立ての頃は、遊び方をうまく伝えられなかったり、ルールがうまく伝わらなかったりして、遊びとして成り立たなかった失敗もありました。絵本を通して、遊びに発展させることができれば、スムーズですし、遊びも盛り上がるのではないかと思います。
苦手な部分はうまく絵本を使っていくと、スムーズに遊べるようになると思いますし、子どもたちも遊び方が分かりやすく楽しめるのでないかと思います。
絵本を使って、集団遊びを楽しんでみてください。
大河原悠哉(がっちょ)
公立保育士・幼稚園教諭を計10年経験ののち退職。現在は、株式会社が運営する保育園にて施設長を務める。 平成29年6月に独立行政法人国立青少年教育振興機構による「絵本専門士」を取得。子育て支援センターや図書館、本屋などでおはなし会や保育者・親子向けの絵本講座や研修を行っている。 現在は、保育士・ライター・子育て支援イベントの主催、運営・講師など様々な顔を持つ。 『がっちょの絵本ブログ』を運営。
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