お盆(おぼん)の由来を子どもに聞かれたら? お盆に読みたいおすすめ絵本10冊
毎年8月にやって来るお盆の季節。「お盆てなあに?」「どうして盆踊りっていうの?」「なんで、きゅうりの馬を作るの?」
子どもたちにお盆について質問され、あたふたしてしまう大人たちも多いはず!
最近では、お盆の行事をご家族で行う機会も減ってきて、お盆のことを子どもたちに自信をもって説明できる大人たちも減ってきているかもしれませんね。お盆とは、あの世から、亡くなったご先祖さまの魂をお迎えして、供養をする行事のことをいいます。
お盆の時期には、各地で盛んにお祭りがはじまります。盆踊りはもちろん、精霊流しに灯篭流し、京都の「大文字焼き」のような送り火までお盆にちなんだ行事が目白押しです。また、お家でも、送り火を燃やしたり、きゅうりの馬やなすの牛、お供物などを用意したりと、日本古来から伝承される、一番身近な季節の行事でもあるお盆。
この機会に、親子で絵本を読みながら由来を学んだり、盆休みや盆踊りをテーマにした絵本でより「お盆」を身近に感じてみませんか。
「由来」の物語から、楽しい盆踊りのお話など、
おすすめの「お盆の絵本」を10冊選んでみました!
お盆の由来や行事についてよくわかる絵本
まずは、「お盆」とは何でしょう?子どもたちが理解できるよう、わかりやすく解説してくれる絵本をご紹介します。お盆にまつわるあれこれがいっぱい!夏を彩るたくさんの風物詩と一緒にお盆を楽しく知ることができます。
おぼんぼんぼんぼんおどりの日!
【みんなの声から】
お盆のこと
3歳と5歳の子に読みました。
おばあちゃんを亡くしてはじめてのお盆を迎える女の子のお話を通じてお盆のことがわかりますね。
うちの子たちはまだ親しい人が亡くなったという経験はないのだけれど。
会ったことのないひいおじいちゃんひいおばあちゃんのためにきゅうりの馬やなすの牛を飾ったり、送り火をしたりは毎年やってはいたので、多少はわかっていたかな。
盆踊りのページではいっしょに手を動かして踊っていました(笑)。
(みちんさんさん 30代・ママ 女の子5歳、女の子3歳
季節を知る・遊ぶ・感じる 8月のえほん
【みんなの声から】
学ぶことがあります
8月といったらお祭りやお盆をイメージしますが、盆踊りの由来をこの本で初めて知りました。すごく大切なものだったのだと昔からの行事について考えさせられました。浴衣の着方は最後の帯のところまで欲しかったな…と思いましたが、1冊でいろいろとまとめていて読み応えあります。
(☆うさこ☆さん 30代・ママ 男の子1歳)
かこさとし こどもの行事 しぜんと生活 8月のまき
ねむりながし、秋田竿燈まつり、仙台七夕まつり、お盆、大文字送り火、原爆忌など、たくさんの絵で行事の由来を紹介する行事絵本の決定版! 立秋、処暑などの二十四節気、夏の草花あそび、夏の野菜なども楽しく紹介。
やっぱりお祭り!盆踊りの絵本
お盆の由来がわかったら、やっぱり待ちに待った盆踊りの絵本はいかが?夏祭りを題材にした楽しい絵本です。今年は夏祭りも軒並み中止となったり、縮小規模で行う地域も多いようですが、絵本の中の楽しいお祭り風景に子どもたちの心も明るくなるのではないでしょうか。
盆休みになにをする?盆休みの絵本
この時期に、ご家族で親族の家に帰省される予定のある方もいれば、今年はお家で盆休みも過ごす方も多いかもしれません。盆休みが描かれている絵本もありますので、是非ご家族で読んでみてください。絵本ならではのちょっとユニークなものから、子どもたちには新鮮な、親世代には懐かしい光景がひろがる絵本も。
オニのサラリーマン じごくの盆やすみ
地獄勤めのサラリーマン、今日はお盆の大掃除
地獄勤めのオニのお父ちゃん大奮闘の絵本第三弾。お盆になり、亡者たちの里帰りする日がやってきました。今日は地獄も年に一度の大掃除です。オニガワラ・ケンも甚平姿でご出勤。亡者がいなくなると、オニたちはブラシをかけたり、針山の針をぬいてみがいたり、時にはさぼったり。そしていよいよ「ちのいけじごく」のかい掘りが始まります。ところがオニガワラ氏、池の真ん中の深みに大事な金棒を落としてしまいます。さあ、大変!
ぼんちゃんのぼんやすみ
子どもに伝えたい日本の風習
ご先祖さまの霊がかえってくるというお盆。ぼんちゃんが、夏休みにいなかで過ごしたお盆は……!?
親子で楽しむ、季節と行事のよみきかせ絵本
<季節の行事 お盆>
お盆は、7月か、8月(旧暦の7月)の15日を中心に4日間おこなわれる、亡くなった祖先の霊を慰めるための行事で、時期やまつり方は各地方、各家によりさまざまです。最近ではお盆の行事をおこなわない家庭も増え、お盆休みも単なる夏休みの代名詞となってしまった感もありますが、亡くなった祖先に思いを馳せ、親子でお話しする機会にしてみてはいかがでしょうか。――<「おうちの方へ」より>
お盆に家族や命のつながりを考える絵本
先祖の霊を供養するお盆では、家族のつながりを感じたり、ご先祖様のことを考える良い機会になりそうです。言葉で説明しても、小さな子どもたちにはまだまだぴんとこない、おじいちゃん、おばあちゃん、親せきのおじさんやおばさんについても、絵本ならより理解を深めることができます。テーマにそった絵本と読み物をご紹介します。
おじいちゃんのおじいちゃんの おじいちゃんのおじいちゃん
「ねえ、おじいちゃん。おじいちゃんのおじいちゃんはどんなひと?」
5歳の男の子の素朴な質問から、時がどんどんさかのぼる。
おじいちゃんからおじいちゃんへ、そのまたおじいちゃんへ……。
そしてたどり着いたところは、原始時代!
「ぼくのおじいちゃんはおさるさんなの?」
大胆な構図とユーモラスな仕掛けで、読むものを引きつけ、笑いを誘う、長谷川義史の初めての絵本です!
今年もお盆の時間を楽しく過ごせますように!
参考になる季節の行事絵本と行事食の本
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