絵本ナビスタイル トップ  >  絵本・本・よみきかせ   >   未来の今日の一冊 ~今週はどんな1週間?~   >   【今週の今日の一冊】連休は親子で美術館へ! 展覧会・原画展にまつわる絵本特集
未来の今日の一冊 ~今週はどんな1週間?~

【今週の今日の一冊】連休は親子で美術館へ! 展覧会・原画展にまつわる絵本特集

まとまったお休みに、どこに行こうか迷ったら、絵本の展覧会や原画展はいかがでしょうか。
この時期、全国各地の美術館や文学館では、大好きな絵本の世界を身近に感じられる展覧会が数多く開催されています。美術館で本物の絵に触れる体験は、子どもたちはもちろん、大人にとっても忘れられない特別な時間になることでしょう。

 

今週は、「連休は親子で美術館へ!」をテーマに、現在開催中の話題の展覧会や原画展に関連した絵本をピックアップしてご紹介します。一冊の絵本をきっかけに、アートな世界へお出かけしてみませんか?

 

※それぞれ詳細ページにて休館日をお確かめの上、お出かけください。

2026年5月4日から5月10日までの絵本「今日の一冊」をご紹介

5月4日 『はらぺこあおむし』は今年日本語版50周年!

月曜日は『はらぺこあおむし』

はらぺこあおむし

世界中で愛されている、エリック・カールの代表作『はらぺこあおむし』。
この絵本が子どもたちを魅了し続ける秘密は、どこにあるのでしょう?

暖かな日曜日の朝、たまごから生まれたのは、ちっぽけなあおむし。
あおむしは、お腹がぺっこぺこ。
食べものを探しに出たあおむし、月曜日にはりんごを一つ、火曜日にはなしを二つ。
まだまだぺっこぺこのあおむしは、水曜日にすももを三つ、木曜日にはいちごを四つ食べ…。
たくさん、たくさん食べたあおむしは、すっかりふとっちょ!
やがて、あおむしはさなぎになり、何日も眠ったあと、それは美しいちょうちょに変身したのです。

小さなあおむしが、卵から幼虫、さなぎ、蝶へと変化する様子を描いているのですが、単なる知識絵本では終わりません。

一つ目のポイントは穴の開いたしかけのページ。これが、まだお話を理解できない小さな子どもたちやあかちゃんをも虜にしてしまうのです。指を入れたり、めくったり。こうして絵本に親しむきっかけにもなっているのですね。

二つ目は、力強いストーリー。ちっぽけだったあおむしが、ぐんぐん大きくなっていき、最後には美しいちょうになるという展開は、何度読んでも元気と希望をもらえます。

三つ目は、エリック・カール作品の大きな魅力の一つでもある美しい色彩! 子どもたちの大好きな食べ物はどれも美味しそうに描かれ、あおむしを見守るおひさまは優しく描かれ、ちょうちょはうっとりするほど美しく描かれています。コラージュの手法により描かれるその世界観こそが、登場する全てのキャラクターを生き生きと輝かせているのです。

更に数字や曜日、一日の始まりと終わりが登場したりと、年齢を経てもずっと味わえる内容になっているのも、ロングセラーとして愛され続けている理由なのかもしれません。小さな子には持ち歩きに便利なボードブック版が大人気ですよ

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=23
https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=23

<展覧会情報>

エリック・カール展 はじまりは、はらぺこあおむし
【開催期間】2026年4月25日(土)~7月26日(日)
【開催場所】東京都現代美術館 企画展示室1F/3F

https://www.ehonnavi.net/event.asp?en=5608 エリック・カール展 はじまりは、はらぺこあおむし

5月5日 「科学の面白さ」を体験しに出かけよう!

火曜日は『生誕100年記念 かこさとしの科学絵本』

生誕100年記念 かこさとしの科学絵本

数多くの名作絵本で知られるかこさとし。2026年はかこの生誕100年にあたる。

かこは絵本作家であると同時に化学企業に勤める工学博士でもあった。かこが科学的知識を活かし、子どもたちに「科学の面白さ」を届けるために描いた科学絵本に光を当てた企画展「生誕100年記念『かこさとしの科学絵本』」が2026年3月24日~6月14日まで国立科学博物館で開催される。かこによる科学絵本の分野は多岐にわたり、作品数は60作を超える。

本書では、かこによる「わたしが考えている知識・科学絵本の世界」をはじめ、自身の科学絵本についてのエッセイやあとがき集を絵やイラストとともに紹介。国立科学博物館の自然史研究者7名が「かこ作品」の魅力を語った寄稿、加古里子研究者の鈴木愛一郎氏による「宇宙絵本」に関する解説も収録。

<展覧会情報>

企画展 生誕100年記念「かこさとしの科学絵本」
【開催期間】2026(令和8)年3月24日(火)~6月14日(日)
【開催場所】国立科学博物館(東京・上野公園)日本館1階 企画展示室および中央ホール

https://www.ehonnavi.net/event.asp?en=5660 企画展 生誕100年記念「かこさとしの科学絵本」

5月6日 ふしぎと発見にあふれる安野光雅ワールドへ…

水曜日は『ふしぎなえ』

ふしぎなえ

階段をあがると上の階へ、またあがると、あれあれ、もとの階にもどっています。迷路に入っていくと、いつのまにか天地がさかさまに。蛇口から流れ出した水は川となってまた水道に循環し、高架道路は地面と同じ高さに……。絵の中だけに存在する不思議な世界に、小人の案内で導かれます。世界的に人気を獲得した絵本作家・安野光雅のデビュー作です。

https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=1897

<展覧会情報>

生誕100周年記念 安野光雅展

【開催期間】2026年3月4日(水)~5月10日(日)

【開催場所】PLAY! MUSEUM
〒190-0014 東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3棟 2F

5月7日 歌えば元気がわいてくる!

木曜日は『てのひらを たいように』

てのひらを たいように

歌えば元気がわいてくる! 「日本の歌百選」にも選ばれ、誰もが一度は聞き、歌い、親しんだ、やなせたかし先生作詩の童謡が絵本になりました。世代を超えて知られており、歌いながらみんなで楽しめます! カバー袖には制作当時のメッセージも特別掲載。初出:「ころころえほん」2011年3月号。初版:「あかちゃんといっしょ0・1・2」35巻(2018年8月刊)。

<展覧会情報>

やなせたかし展 人生はよろこばせごっこ
【開催期間】2026年4月17日(金) ~ 6月14日(日)
【開催場所】福岡県立美術館 3階展示室


 

5月8日 ぜんぶ木でできています

金曜日は『きぼーる』

きぼーる

木彫りで身の回りの物を何でも、本物そっくりに彫る作家キボリノコンノ、初めての自作絵本!
彫刻刀のキャラクター、きぼーる3きょうだいが、大好きなプリンから、くだもの、朝ごはんと木彫りで作り、最後は意外な大物まで!
イチゴ一粒だけでもあまりに本物そっくりで、2度見、3度見する人続出!!
キボリノコンノの凄技をたっぷり楽しめる絵本です。

<展覧会情報>

キボリノコンノ『きぼーる』展 

【開催期間】2026年5月1日(金)~5月20日(水)

【開催場所】TOBICHI京都
京都府京都市下京区河原町通り四条下ル市之町251-2
寿ビルデイング5階

https://www.ehonnavi.net/event.asp?en=5646 キボリノコンノ『きぼーる』展

5月9日 めくるたびに動物たちが生き生きと動き出す!

土曜日は『パタパタどうぶつえん じぶんでうごかす』

パタパタどうぶつえん じぶんでうごかす

ゆっくりパタパタ、すばやくパタパタ、どうぶつたちがうごきだす!

みじかいページをパタパタじぶんでうごかし、絵本を読むよろこびをからだじゅうで味わう。
そんな不思議な体験ができる「パタパタえほん」シリーズです。

真ん中にはさまれた短いページを左右にめくると、
動物たちが歩いたり、跳ねたり、生き生きとうごきだすように見える、シンプルなのに驚きいっぱいの絵本です。

ページを短くしたことで、めくるたびに動きがよりダイナミックに感じられるよう工夫されています。
子ども自身の手で“絵をうごかす”体験ができるため、何度も繰り返し遊びたくなります。

躍動感あふれる動物たちの姿が、パタパタめくるうごきとぴったりかみ合い、
読んで楽しく、遊んで楽しい一冊になりました。
お子さまへの読み聞かせやプレゼントにもぴったりの、驚きと楽しさがつまった絵本です。

<展覧会情報>

『パタパタどうぶつえん』出版記念 タケウマ絵本原画展 全国10か所へ巡回
【開催期間】2026年4月29日(水・祝)〜5月17日(日)
【開催場所】本の轍(愛媛県松山市)
https://www.honnowadachi.com/
※この後も全国各地を巡回されます。

 

https://www.ehonnavi.net/event.asp?en=5616 『パタパタどうぶつえん』出版記念 タケウマ絵本原画展 全国10か所へ巡回

5月10日 さあ 花さんたち、みんなにえがおをとどけよう

日曜日は『もりのはなやさん』

もりのはなやさん

***************************
        さあ 花さんたち、
 きょうも 森の みんなに えがおを とどけようね
***************************

大好評! 「もりのえほん」シリーズ第4弾は、花のことばがわかる、おおかみさんの物語です。

おおかみさんは、花のことばがわかる森の花屋さん。毎日花たちと、森の動物たちに笑顔を届けたいねと話しています。そんなおおかみさんのお店には、たくさんの動物たちがやってきて、思い思いに花を買っていきます。ある日、おおかみさんは花の配達へ行きました。うさぎさんがパーティーのコサージュ用に黄色のチューリップを注文していたのです。ところがうさぎさんはケガをして、すっかり落ち込んでいました。そこでおおかみさんとチューリップは、あることを思いつきました。どんなことでしょう?

「花には誰かを幸せにする力がある―」「誰かを幸せにすることが自分の幸せにも繋がっている―」そんなことを感じさせてくれる、ふくざわゆみこさんの心温まる物語。

<展覧会情報>

ふくざわ ゆみこ絵本原画展 あたたかな もりの仲間たちとともに

【開催期間】2026年4月9日(木)~6月16日(火)

【開催場所】イルフ童画館(2階 企画展示室)

https://www.ehonnavi.net/event.asp?en=5691

他にも、全国あちこちで展覧会はじめイベント情報盛りだくさん! 絵本関連の楽しいイベントを探したい時は、絵本ナビの下記のページをチェックしてみてくださいね♪

選書・文:秋山朋恵(絵本ナビ副編集長)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
この記事の関連キーワード
Don`t copy text!