【今週の今日の1冊】暑さ吹き飛ぶ、恐ろしさ! 怖い絵本特集
8月16日~8月22日までの絵本「今日の1冊」をご紹介
怖いのに、なぜか惹かれてしまう恐ろしい世界。そこには、人の心の根源にあるものや、文化や習俗の深みがあって、私たちはそれにひきつけられてしまうのかもしれません。その魅力を存分に味わえる、「怖い絵本」。刺激、美しさや哀しさ、ユーモア‥‥‥。いろいろな表情を秘めた、「怖い、でも面白い!」絵本。小さい子には怖すぎる絵本もあります。どうぞ心の準備をしてから本を開いてくださいませ。
8月16日 そこにいるのか、いないのか。
読者の声より
こんなにゾワゾワした絵本は初めてです!
こわいものが少しでも苦手なお子さんには、読まない方がいいかもしれません。トラウマになってしまうかも…。
文章とイラスト、どちらもインパクトがとても強いので、
本を閉じた後も、心の中に残ります。
大人のための絵本だと思います。
(なーお00さん 30代・その他の方 )
8月17日 なにかがふとんに乗っかった! あれ?
読者の声より
最初はこわいです。ところどころに隠れ妖怪、おばけがいます。
そしてこわい
子供の想像するおばけもこわい(そして実はこどもの顏もなんとなくこわい)
でも、でてきたおばけは なんと!
一人で寝るの怖いよね。でもこんなおばけなら大歓迎。
かわいらしいおばけです。そしていつ現れるかはラストの
お楽しみ。
その日を待ってみたいですね。こわくなくなるかもしれません。
(そよかぜはなさん 40代・ママ 茨城県)
8月18日 100年をこえて語り継がれる怪談の原点
水曜日は『えほん遠野物語 ざしきわらし』
出版社からの内容紹介
座敷わらしが住むと伝えられる家は少なくない。この神がいる家は栄えるといわれ…。遠野物語「座敷童」の世界を、町田尚子が美しく妖しく描き上げた。100年をこえて語り継がれる怪談の原点。美しく悲しい物語。
読者の声より
怖いお話を読みたいという9歳長女に選びました。
座敷童っているといいことが起こる、可愛いおばけと思って読んだら、見事に覆されました。「いるといいことがおきるけど、いなくなると嫌なことがおこる」そういうことなんですね。何だかぞーっと鳥肌が立ちました。
長女は面白かったようです。怖いもの好きにはいいのかな?
(きーちゃんママさん 30代・ママ 女の子9歳、女の子7歳)
8月19日 だれかが あとを ついてくる音がする……?
8月20日 しょきしょきしょきしょき。へんなおとがするな。
読者の声より
実はこの手の絵本が好きなので、評価は高くしていますが、苦手な人は要注意です。
とりあえず、さらっと読みましょう。
その後、犬に注目してもう一度読みましょう。
一度目より、二度目の方が怖いです。
小さすぎるお子さんは、おそらく意味が汲み取れないので怖がらないと思いますが、ある程度絵本の内容が理解出来る子は、怖がったり不思議がったりすると思いますので、お子さんに与える前に大人が一読して下さい。
(lunaさん 20代・ママ 男の子5歳)
8月21日 掟を破った男の子とおじいさんが出会ったのは‥‥‥
読者の声より
海が荒れている場面の絵がほんとにこわかったです。息子も、はじめのうちはニコニコお話を聞いていましたが、うみぼうずが出てくるころには真顔になっていました。
絵も文章もすばらしくて、お話の中にひきこまれました。なので。実際にこんな場面に遭遇したら、ほんとに生きた心地がしないだろうなと大人の私でも、恐ろしくなりました。
迫力満点のおばけ話でした。
(てつじんこさん 30代・ママ 男の子5歳、男の子2歳)
8月22日 中が気になっても決して入ってはいけません。
選書・文:秋山朋恵(絵本ナビ副編集長)
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