2歳向け人気絵本が全部わかる!定番ロングセラーからオススメまでまるっとご紹介!
言葉がどんどん上手になる2歳だからこそ、絵本を。イヤイヤ期の癇癪も乗り越えられる?!
「イヤイヤ期も一緒に楽しもう!と言うけれど… …絵本ってそんなに頼もしいの?」
歩いたり、走ったり。話せる言葉も少しずつ長くなってきて、パパやママとの会話も増えてきて。保育園の先生やおともだちのことだって、気になってきて。何と言っても、遊び方のバリエーションがどんどん広がるのが2歳の頃ですよね。
一方で、感情が豊かになってくるにつれ、自己主張も強くなり、よく言われる「イヤイヤ期」が始まる頃でもあります。笑っていたかと思えば、怒ったり、泣き出したり…とにかく忙しい2歳児なのです。当然ママの悩みだって…
- じっとしていてくれない。
- 気がついたらお部屋がメチャメチャ。
- いっこうに寝てくれない。
- 何でも自分でやらないと怒る。絵本だって自分でめくりたがる。
- おもちゃやテレビに夢中で、絵本に興味をしめさない。
- 一度泣き出したら止まらない。
- ママがイライラしちゃって、読みきかせどころではない…。
どんどん出てきます。そんな大変な2歳児と一緒に、一体どんな絵本生活を送ったらいいのでしょう。笑顔で楽しめるのでしょうか? 大丈夫、色々な方法をご紹介していきますよ!
目次
絵本ナビ編集長セレクト!2歳のお子さんにオススメ絵本
上手に歩いたり、走ったり出来るようになり、外遊びも活発になる一方で、観察力や想像力もついてきて、いよいよ絵本の簡単なストーリーも楽しめるようになってきます。日常と絵本の中の世界を自由に行き来しながら、好きなものだって、どんどん増えていきます。色んな気持ちに初めて出会うのもこの頃。
絵本を読みながら、親子で一緒に発見したり、驚いたりしながら、会話の時間も楽しんでくださいね。時には、絵本を通じて生活習慣を学んでしまうのもおススメです。
例えば、こんな絵本…。
動きたい盛りの2歳児!とにかく外で遊びたい!
絵本が先? 外遊びが先?
大好きな公園に連れて行った途端、びゅーんと走り出して、気が付いたらどこか遠くまで行ってしまっている。お散歩に行くと、初めて見るお花や虫や鳥に夢中になって、全然前に進まない。保育園からまっすぐ帰ろうとしない。家に帰ろうとしない…。
外遊びが好きな子は、こんなこと日常風景。一緒にいるパパもママもヘトヘトです。でも、当たり前ですよね。外の世界には知らないものがたくさんあって、それを見たり触ったりできるんですから。大事なことです。だからこそ、絵本。遊ぶ前に絵本で体験するのもいいし、外で遊んでから絵本の中で追体験するのもいい。そうやって、絵本の世界と実際の体験を交互に繰り返すことで、子どもたちの想像力が育っていくのです。
今日は、なんていい天気。14ひきは家族みんなでピクニック!おにぎりと水筒を入れて、リュックをしょって出発です。森には春の光があふれています。ほら、えながのあかちゃん生まれたね。見て!すみれの花も見つけたよ。野原に出ると、どこまでも青くて広い空。たんぽぽのフワフワ綿毛、どこいくの…?
「おとうさん おかあさん
おじいさん おばあさん
そして きょうだい 10ぴき。
ぼくらは みんなで 14ひきかぞく。」
そんなフレーズで始まる、いわむらかずおさんの代表作「14ひき」シリーズ。本作の舞台となっている季節は春。明るい陽射しの下で発見できるのは、ぜんまい、やまぶき、ふでりんどう。そして、ちょうちょやバッタ、ヒキガエルにかえるの卵!ページをめくるたびに驚きの連続、まるで本当に一緒にピクニックに出かけているみたい。そして、お待ちかねのお昼はたんぽぽのはらでお弁当。もちろん14ひき家族で輪になって。なんて気持ちのいい一日なのでしょう。
あかるい春
ごうくんを言い当てた息子にびっくりです。
どうしてわかったんだろうと不思議に思っています。
この春に見たばかりのつくしやてんとうむしが出てくるので嬉しそうに
読んでいます。
ろっくんが落ちたところにカエルが集まっているところがほのぼのします。
(グラッツさん 30代・ママ 2歳)
出かけたくなりました
14ひきシリーズです。
天気のいい日が続いていて
まさにピッタリと思い、読んでみました。
小さなネズミ目線で、細かく野原の様子が
描かれています。
まさに自分が15ひき目になったかのような
気分で楽しめました。
他のシリーズもぜひ読んでみたいと思います。
(ゆきちゃんパパさん 40代・パパ 男の子4歳、男の子2歳)
雨の日のいきいきとした風景が美しい
2歳なった息子に雨の日のもいきいきと楽しく過ごして欲しいな、雨の日ならではの楽しみを見つけて欲しいなと思い購入しました。
ちょうどレインポンチョとレインブーツを用意して、雨の日の歩いてのお出掛けを試みた時でしたので、息子は絵本のページを開くなり自分と重なる主人公に興味津々でした。
読み進めて息子は雨が道路に降り付けた時にできる水の輪が見開きの一面に描かれたページをずっと見てました。何かとても惹きつけられたようです。
ま、お家にもどって積み木遊びをしている場面などもお気に入りです。
雨の日のたくさんの素敵な絵で描かれたこの絵本を見ていると雨の日ならではの風景の美しさが再発見でき、小さい子供を連れてのお出掛けも楽しくなれるお勧めの絵本です。
ずっと大切にしたい一冊です。
(げんきなマドレーヌ☆。さん 40代・ママ 男の子3歳)
合わせてこちらもおすすめ!
2歳の今がかわいいね。たくさんお話したい!
会話が生まれる絵本
ママやパパが言っている事をじっと聞くようになったり、最初は単語だけだった言葉がつながっていったり。そんな我が子の成長を目の当たりにすると、大変な毎日だって吹っ飛んでしまいます。少しずつだけど、言葉のコミュニケ―ションも取れるようになってきたみたい。親としては、子どもが「たくさんお話したい」っていう気持ちを大切にしてあげたいですよね。
そんな時は、絵本を読みながら積極的に話かけたり、質問してみてくださいね。子どもたちも、発見したものや好きなものを教えてくれたり、言葉や名前を口に出してみたりしてくれるはず。それを大人が理解してくれる喜びも生まれます。
しっぽに緑のリボンをむすんだねずみさん。
ながいパンをもってどこにいくのかな?
中央にらせん階段のあるピンクのおうちが見えてきて、「このうちかな?」と思っていると……
あっ、ちがいました。
ここはぞうさんのうち。
ぞうさん一家ももうごはんを食べています。
とっとことっとこ。ねずみさんはどこにいくのかな?
今度は黄色に茶色のぶち模様のおうちが見えてきて…
動物好きな子に特にオススメです
動物の名前を覚え始めた頃は、「ぞうさん!」とか「きりんさん!」とか出てきた動物の名前を言って楽しんでいました。2歳になり最近は「らいおんさんブドウジュース飲んでるね。」とか言って、自分も飲むマネをしたりしています。購入してから約1年くらい経ちましたが、成長とともに楽しめるとてもいい絵本です。
(かずっこ☆さん 30代・ママ 男の子2歳)
とっとこ、とっとこ
ねずみさんが家に帰る間に「あれ、このうちかな?」といろんな家に寄り道していきます。
うちの子どもは、絵本の中のいろんな家族を見て「これは、パパ!これは、ママ!」と指さしたりしています。
小さい子どもには、やはり繰り返しがわかりやすく面白いようで、ぴったりの絵本でした。
(swatiさん 30代・ママ 女の子2歳)
「うわあ、きれい!!」「すごい!」
絵本をめくって2ページ目、思わず叫んでしまったのはこの言葉。
だって、赤いバスから降りてきたのは、ごろごろ大きな真っ赤なトマト。
驚いている間もなく、今度乗車するのはやっぱり赤い、にゅるりとタコ。
そのビジュアルのインパクトはすごいのです。
ユーモラスなのに、なんだかすごくおしゃれ。惹きつけられます。
そしてびっくりの連続!ページをめくるたびに意表をつかれすぎて、笑わずにはいられません。
保育園でも大人気!
私が「いろいろばーすっ」と読み始めると16人がわらわら寄ってきて、まだよく回らない舌で「とまとー!」と指さしてはうなづき、星のページは「きーらーきーらーひーかーるー」と1曲歌うまで先を読ませてもらえず、木が乗るところは「めめ!めめ!」(木に目がある!)、
影が乗るところは(私が小さい声で読むので)皆で しーん、、、
終点でお客が降りると「おに!」「うんち!」「リボン!」と指差し合戦、
「ご乗車ありがとうございました」で皆で敬礼(笑)
1ページごとに子どもたちのリアクションがかわいくて仕方ありません。
(よしきねさん 40代・せんせい)
2歳の子が好きなものがたくさん詰まった絵本
好きなものは、好き!
行動範囲が広くなって、出来ることも増えてきて、遊び方のバリエーションも増えてくると、「好きなもの」が出来てきます。理由なんてわからないけれど「好きなものは好き!」これが2歳児の大事な主張です。男の子だから、女の子だから、なんて関係なく、子どもの「好きなもの」にとことん付き合ってあげてみてくださいね。いつのまにかママだって…!
線路と線路をつなぐと…長くなる!もっともっとつないでいくと?大好きな遊びがそのまま絵本に
電車絵本は数あれど…
電車好きの2才の息子のお気に入り。読むと必ず「もう1回、もう1回」とお願いされます。
電車が主役の絵本はたくさんあるけれど、線路を主役にしたものはなかなか少ないのではないでしょうか?小人たちが協力しながら線路をつなげていく様子を見て、息子もうれしそう。「やまがあった どうする?」「かわがあった どうする?」というやさしい声かけも楽しいようです。
自分がおもちゃの線路をつなげて遊ぶときにも、この絵本の中のように、山や川を思い浮かべて、遊んでほしいものです。
(クッチーナママさん 30代・ママ 女の子7歳、女の子4歳、男の子2歳)
車好きの子も、お菓子好きの子も、ページのすみずみまで楽しめる絵本!
「はい、しょうちしました。」
そう言って画面に登場するのはたくさんの小人達と、「はたらく車」オールスターズ!ショベルカー、クレーン車、ブルドーザーにミキサー車…。それだけで車好きっ子の心はそわそわ。何が始まるの?
はたらく車総動員で、ちいさな小人たちはもくもくと働きます。すくい上げたり、運んだり、吊るしたり。かきまぜたり、ながしたり。
あれ、でもかきませているのは何だか見たことある物だぞ?ここで子ども達の胸は期待で膨らみます。
そして向かうクライマックス。出来上がったものは思いもかけない素敵なもの!ヒントはあなたも子どもも大好きなもの。わくわくしてしまうもの。そしておたんじょうび!
乗り物絵本かな?と油断しているとちょっとたまげてしまいますよ。読めば読むほどワクワクしてくる、とっても夢のあるお話ですよね。なんてったって、子ども達にとってはトリプル(!?)の喜びがあるんですから。
時計が9時を指して鳴ります。ボン、ボン、ボン…。
「こんな じかんに おきてるのは だれだ?」
ふくろうにみみずく、どらねこ、それともどろぼう?
いえ、いえ、夜中に起きているのは……おばけ!
おばけの時間です。
あれあれ、こんな時間に起きている女の子がいましたよ。
夜中はおばけの時間のはず、いったいどうなっちゃうのでしょう?
ママやパパの子どもの頃からずっと読まれ続けている、せなけいこさんの描く「おばけ絵本」の最高傑作『ねないこだれだ』。大人になってから改めて読んでみると、意外な怖さに驚きます。だって、最後に女の子が連れていかれたのは…!? そのインパクトは強烈です。ずっと記憶に残っている、という方も多いことでしょう。
でも、記憶に残っているのは「怖い」だけではありません。なんといっても主人公となる「おばけ」です。いや、子どもたちにとってはこの「おばけ」会いたさに、繰り返し読んでもらっていたりするのです。一度見たら目が離せなくなる魅力。
「怖いけど、好き」
この感情こそ、絵本が永遠に愛され続けている最大のポイントなのかもしれません。
さあ、ドキドキのおやすみ時間。
今晩もパパやママと一緒に過ごしてから、すぐに目を瞑って寝ましょうね。
じゃないと、君もおばけのせかいに……!?
こどもたちも大好き。
保育園でお昼寝の前に読んでいます。
1才児の担任のときに毎日のように読んでいました。
なぜかこどもたちは「おばけだーいすき」で
何の本にしようかなぁーと考えていると
「おばけにしてーーー」とリクエスト。
とっても真剣な目で見ています。
最後におばけに連れていかれるところであるひとりの男の子が気付きました。
「先生、女の子、足がないよー。本当におばけになっちゃったんだね。」と。
それからというもの、お昼寝をしない子がいて「おばけにつれていかれますよー」というと、みんな足を確認し「先生、まだ大丈夫だよ」と安心している姿がとっても微笑ましいです。
こどもたちにとっては怖いけれども楽しい絵本なのではないかなと思います。
裏表紙をみてもこどもたちといろいろな想像ができるので、最後に「おしまい」と絵本を閉じるところまで大事にみせています。あの最後の1ページがとっても重要だと思います。
これからもたくさんのこどもたちに読んでいきたいと思います。ちなみに素話しができるほどになりました。(笑)
(ペンギン大好きっこさん 30代・せんせい)
とにかく「おいしそう」な果物がたまらない!おいしい絵本
ころんと太って、体は真っ白のしろぶたくん。そんなにいそいでどこへいくの?
しろぶたくんが見つけたのは、美味しそうなきれいなりんご。
「いただきまーす」
ペロリと食べ終わったしろぶたくんのおなかには…きれいな赤い色!
今度はレモンをペロリ。まだまだお腹の空いているしろぶたくんは、更に大きなメロンもぶどうもペロリ。
するとおなかには、どんどんきれいな色が並んでいきます。
おや、今度見つけたのは…せっけん。しろぶたくん、それ食べちゃうの!?
美味しそう!
表紙の可愛さと、絵本のタイトルから手に取ったのがきっかけでした。果物が大好きな娘がぶたさんとリンクしたら楽しいかなー、と思いました。
開いてみると、シンプルなぶたさんなのに
カラフルで美味しそうな果物!それだけでワクワクして読むことができました。
娘も果物の名前を言ったり、次に出てくるものを色で当てたり、ぶたさんを可愛がったり、心配したり。表情をくるくるかえて楽しんでいます。
ただ読むだけでなく、絵を見て創造力を働かせたり、親子で会話を膨らませたり、楽しみ方もたくさんある絵本だと思います。ご飯を食べながら、娘が自分のお腹の色を気にするようになって可愛いです。
(ゆりさくママさん 30代・ママ 女の子2歳、女の子0歳)
合わせてこちらもおすすめ!2歳の子が好きなものの絵本
自分でやりたい!が出てくる2歳
小さな頑張りを応援したくなる絵本
歩いたり、走ったり、ごはんを食べたり。今まで出来なかったことがどんどん出来るようになる2歳の頃。嬉しいはずです。こだわりだって強くなります。そうすると、今度は「自分でやりたい!」っていう感情が生まれてきます。上手く出来ないと癇癪だって起こします。ママやパパは大変ですよね。
…でも。それでも、小さな頑張りを応援してあげて欲しいのです。そこで、こんな絵本を親子で一緒に読んでみるのはどうでしょうか。
優しい気持ちになれる絵本です。
イヤイヤ真っ盛りの息子。出かけるのも一苦労。
朝から晩まで本当に疲れちゃう。成長の過程なんだってわかってはいるのに。
この本は図書館で出会いました。読み聞かせるとなんだか親の私の方が、心がほぐれていくような、緊張していたからだが緩んでいくような、そんな優しい気持ちになれました。
この絵本にでてくるあやこちゃんのおかあさん、おとうさんのように、心に余裕をもってこどもに寄り添って行きたいなと感じます。
なんだか疲れてしまった時、息子に読み聞かせながら、改めて息子をいとおしく思える私にとって大切な絵本になりました。
(おさかなままさん 30代・ママ 男の子2歳)
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いろいろな遊び方ができるようになる頃だからこそ読みたい絵本
真似っこ遊びから見立て遊びまで!
2歳になれば、想像力や記憶力もついてきて、遊び方も大きく広がっていきます。大人が見ると、最初は何をしているのかわからなかったのに、よーく観察していると、ママやパパの言葉やしぐさを真似していたり、段ボールやおもちゃを好きな乗り物に見立てて遊んでいたりして驚きますよね。そういった遊びの工夫を手助けしてあげられる絵本もたくさんありますよ。
楽しいまねっこ遊びの絵本!
ペンギン、きりん、さる、ゴリラ。絵本の中の動物たちの動きに合わせて、一緒に体を動かしてみよう! 楽しいまねっこ遊びの絵本。
色んな国のお友達が出てくるのが楽しいですね。
2歳の我が子は「何かと同じポーズをする」というのがマイブームなようで、ページをめくっては「できるし!」と言いながら真似していました。絵も美しいので、横で見ている私は、我が子の動きと絵で、一冊で二度楽しめました。
(梅木水晶さん 30代・ママ 女の子2歳、男の子0歳)
身体の全部を使って読む絵本
この絵本はじっと座って読む・聞くというものではありません。
頭からつま先まで身体の全部を使って、色んなまねっこができちゃう楽しい絵本です。
ゴリラ・ペンギン・キリン・バッファロー…じつに様々な動物が得意のポーズをとっては「できるかな?」と問いかけてきます。小さな子供は大はしゃぎ間違いなしだと思います。
読み聞かせ会などにピッタリな1冊ですね。もっと早く出会いたかったです。
(みっちー77さん 30代・ママ 男の子9歳、女の子7歳)
イヤイヤ期がやってきた!手強い2歳児の癇癪も、絵本で楽しんじゃおう♪
真剣だけど、ちょっと可笑しい「いやいや」
「いやだいやだ」「あれもいやだ」「これもいやだ」「とにかくいやだー!!」…やってきましたイヤイヤ期。覚悟はしていても、いつかは終わると思っていても。なかなか手強く壁が高いのがこの時期です。眠っている時は嘘みたいに大人しく、天使の様な顔をしているのにねえ。でも、この「いやいや」。よーく観察しているとなんだか可笑しいのです。それはそうですよね、本人だって何で「いや」なのか、理由だってよくわかっていないんですから。わかっていないのに、この世の終わりみたいな泣き方をしているのです。彼らだって、他の子の「いやいや」を見てたら、思わず笑っちゃうんじゃないかな?
あらあら、ルルちゃん。
なんだかとっても怒っている顔。
何でもすぐに「いやだ いやだ」って言うのです。
手を広げて、足を広げて、「いやだ いやだ」。
それなら…
「かあさんも、いやだって言うわ」
大変!ルルちゃん。抱っこもしてくれないって。
それどころか、美味しいおやつも、おひさまも、大事なくまちゃんまで…「いやだ」って言いだしちゃった!!
毎日、子どもに「いやだ」って言われているママやパパが読めばクスっと笑ってしまいそうなこのお話。まさにイヤイヤ期のルルちゃんは「困ったちゃん」。だけど、とっても愛おしいのです。それでは、「いやだ」って言っている最中の当人がこの絵本を読むと、どうなるのかしら?…
使い方いろいろ
2歳前の娘が少し前から「いやだいやだ!!」を連発して困っていた時に以前より気になっていたこのシリーズを購入。
さっそく読んであげると、「るるちゃん、いやだいやだ言うたらいかんね」と笑っていましたが、何度か読むうちに、「るるちゃん」を娘の名前に替えて読んでみると、困った顔をして照れ笑いしていました。
娘のお気に入りのぬいぐるみもくまちゃんなのでちょうどぴったりで楽しく読んでいます。娘の「いやだいやだ」の対処法として大活躍しそうです。
(おと0825さん 20代・ママ 女の子2歳)
この本を読むと私が安心する
いやだいやだ期はどんなお子さんにもあると思いますが、その度についうんざりしてしまいますよね。この絵本を読んだとき、お母さんがいやだ、って言っていて私は心底うれしかったです。そのあとは、私はいつもこの本を思い出して「おかあさんも やだっていうよ!」と決め台詞をはいています。
この絵本がお互いの気持ちのベースにあるので、お母さんがいやだって言うときもあると子どもも思えるし、お母さんだっていやだって言って良いんだ、と安心して言うことができます。
せなさんって本当に子育てする母の気持ちを理解してくれる素晴らしい絵本を書くなああ、といつも尊敬の気持ちでいっぱいです。
(セルバさん 30代・ママ 女の子6歳、女の子5歳、男の子0歳)
プリンが嫌いなぞうちゃんは、「プリン いやいや」。
でも、大好きなおうどんには、「おうどん もっかい」。
この絵本は「いやいや」と「もっかい」の繰り返しを楽しむ作品でもあります。
ぼうし、ベビーカー、おふろは「いやいや」。
すべりだい、お花のみずやりには「もっかい」。
好きと嫌いをはっきりと示すぞうちゃんは、まるで誰かさんみたい?
子どもたちもきっと、自分のことのように親近感を覚えることでしょうね。
合わせておすすめ、いろんな気持ちに出会う絵本
色の世界を自由に楽しんでもらいたい
2歳の子の目には、どんな色彩の世界が広がっているのでしょう。新鮮な感覚で、たくさんの色と出会って、その喜びを体験して欲しい、味わってもらいたい。そんな願いがあります。「美しい色」「好きな色」に出会った時の感覚は、きっと大人になっても忘れないのではないでしょうか。絵本の中には、そんな幸せな出会いが豊富に用意されています。色についての知識を持つ前に、自由に楽しませてあげてくださいね。
どんな色が好き?色の絵本
ふぞろいで、まるで紙をちぎったかのような青と黄色の「まる」。
それがこの絵本の主人公です。
目も顔も手足もないけれど、ただの青と黄色の「まる」は、確かにストーリーの中を生き生きと動き回り、感情をあらわにし、涙を流すのです。
この不思議な絵本が、レオ・レオニが自らの孫のために作ったという、世界中で愛され続ける絵本『あおくんときいろちゃん』。とっても実験的な絵本の様にも見えるけど、これが小さな子どもたちに大人気。子どもたちの想像力というのは、大人が思っている以上にずっと柔軟で自由なのだと改めて気づかされます。
おはなしは、あおくんの紹介から始まります。
あおくんのおうちには、パパとママ。
お友だちもたくさんいて、みんなそれぞれとっても美しい色をしています。
でも、一番の仲良しはきいろちゃん。
ある日、お留守番を頼まれたあおくんだけれど、どうしてもきいろちゃんに会いたくて、遊びに出かけてしまいます。そうして出会ったふたりは、嬉しくて嬉しくて「みどり」になってしまうのです。そのまま家に帰ると、あおくんの家でもきいろちゃんの家でも「うちのこじゃない」と言われてしまい、大粒の涙を流すのですが……。
いろいろいろあそび
素朴なちぎり絵でこんなすてきなストーリーが作れるということに私は感動しました。
子どもが幼稚園の頃に読んだのですが、うちの子は青色と黄色が混ざると緑色に変わるということに、とても興味を持ちました。なので紙に絵の具で、実際にあおくんときいろちゃんを再現してみるともう大喜び!
あおくんたちのお友達もできるよ、といって勝手にあかちゃんときいろちゃんとか、あおくんとあかちゃんというお話も作って、だいだいいろやむらさきいろも登場させたりして、色遊びした思い出の絵本です。
色の理屈がわからない小さい子も楽しめる、ぜひ一度は手に取って読んでほしい一冊です。
(あかねずみさん 40代 女の子12歳、女の子9歳)
合わせておすすめ!色を楽しむ絵本
子育てのいろいろも笑っちゃおう♪やっぱり笑いが一番!!
大切にしたい、親子で一緒に笑う時間。読み聞かせタイムが幸せな時間に。
ママも子どもたちも忙しい毎日だけど、やっぱり絵本を読んで一緒に大笑いしている時間が一番幸せ!そんな風に感じている人も多いのでは? 泣いていた理由だって、怒っていた理由だって、ママならイライラしていた原因だって、なんだか全てふっとんでしまうんだから、「笑い」ってすごいですよね。
笑えます!!!
私たち親子は笑える本が大~い好き
わにわに、久しぶりに笑いました~
わにわに、リアルなワニなのに、お風呂のお湯ためたり
おもちゃ浮かべて「よし よし よし」とか言ったり、
おもちゃでたっぷり遊んだ後は、泡で遊び、歌を歌い「オーイェー」
そしてゆっくり湯船であったまり、ごろごろタオルでからだをふく。
どの行動もたまらなくかわいい。
なんで、強面なのにかわいいの!?
あまり使わない擬態語・擬声語も面白さを演出!
無邪気なわにわににはまりました。
(ぽめらにーさん 30代・ママ 男の子7歳、女の子3歳)
家のぽんのすけ
お風呂上りすっぽんぽんが好きな息子はなかなか服を着てくれません
パンツをはかせるのも一苦労、家中追い掛け回し疲れたところを捕まえて、やっとのことで着せています。その息子にこの本を読んであげたとこ、しきりにこれは自分だっていって大喜び、毎晩もう一回コールは当たり前です。そして、お風呂上りもやっぱり、前以上に拍車がかかって
おおはしゃぎです。そんな息子が何だかとても可愛いです。着替えは大変ですが、今はそれで良いのではと思います。
(プリチョーさん 30代・ママ 男の子2歳)
こんなに出来るようになったよ!赤ちゃんから子どもへの第一歩
絵本は生活習慣を身につける手助けにもなる心強い味方
2歳になったら何ができるかな? はみがき、トイレ、おふろ、ごはん、おやすみ。何もかも一度に覚えるのはもちろん無理だけど…少しずつ絵本で楽しんで毎日の生活に役に立つのなら、ママも子どもたちも嬉しいですよね。でも、「しつけ」という言葉にとらわれずに大らかな気持ちで読んでくださいね。
オムツを卒業して、自分ひとりでパンツがはけるようになることは、小さな子ども達にとって一大イベント!
岸田今日子さんの優しく口ずさんでいるような語りかけで、子ども達は一生懸命パンツをはくのでしょう。最後にはそのまま楽譜になっているので、歌うこともできるんですね。
そして、そのパンツをはかせるのがほっぺ体もほんのりピンクのこぶたの女の子にしちゃうところが、佐野洋子さんの愛嬌。真ん丸の体でパンツをはこうとすると、やっぱり…ころん、ころん。
一生懸命な表情も、パンツをぎゅーっとひっぱっているポーズも、ちょっと自慢気になっている様子も、開くページ全ての絵が、部屋中に飾っておきたいくらいの愛らしさ。
さぁ、あなたも自分ひとりでパンツをはいてみましょ。
かわいい!!!
トイレトレーニング中の次男のために選びました。
今ちょうどパンツを自分で履こうとがんばったり、
「おかあさんがやって!!!」
って甘えてみたり、いったりきたりの時期。
パンツのはき方を教えてもらおうと思って本を開いてみると…。
もう、ぶたさんのパンツをはいている姿が愛らしくて愛らしくて、超ラブリー!
トイレの後に読んであげて、
「さぁ、パンツをはいてみよう!」
と誘ったら、しっかり自分でパンツをはくことができました!!
この時期の子どもじゃなくてもいいんじゃないかな?
(ハラトモさんさん 30代・ママ 男の子5歳、男の子2歳)
歯みがきが嫌いなお子さん、多いですよね。
口をあけてくれなかったり、すすぐ前にどこかに行ってしまったり。
歯みがきの時間が大変!という親御さんも多いと思います。
そんなパパママの救世主となる絵本がコレ!
「ぼく はみがき だいきらい」
ご飯を食べた後、口をキュッと閉じてしまった たっくんの元に、
しゅっ しゅっ しゅっ
しゅっ しゅっ しゅっ
「はみがきれっしゃ」がやってきます。
たっくんのお口に「しゅっぱつしんこう!」
お口の中をしゅっ しゅっ しゅっ と、歯みがきしていきます。
はみがきれっしゃの活躍で、たっくんの歯はキレイになるのかな…?
(続きはこちら>>>)
「はみがきれっしゃしゅる!」
読み聞かせしたら絶対歯磨きしてくれます。
発想が面白くて可愛すぎる!
いつも歯磨きの時、グズってますがこれを読んだ日から
「はみがきれっしゃしゅる!」と自分から歯磨きをおねだりしてくれます。
歯磨きしよう?じゃなくて、
はみがきれっしゃそろそろしよっか!と言えば絶対喜んでやってくれると思います。
男の子だと特に喜びそう....
こんなに面白くて役に立つ絵本、本当に助かります!
(こっちゃんとなあちゃんさん 女の子5歳、女の子3歳)
合わせておすすめ! 毎日の生活に役に立つ?絵本
「2歳の子と楽しむ絵本」絵本ナビ売上ランキング ベスト10!
2歳の子にオススメの絵本をご紹介してきましたが、実際に絵本ナビではどんな絵本が売れているのでしょう。「2歳の絵本 売上ベスト10」をご紹介します。
しろくまちゃんがホットケーキを作ります。卵を割って、牛乳を入れて…。
焼き上がったらこぐまちゃんを呼んで、二人で「おいしいね」。
見開きいっぱいに描かれたホットケーキの焼ける場面は、子どもたちに大人気。
8位 『あおくんときいろちゃん』
絵の具で描かれた青や黄色のまるが生き生きと動きまわり、絵本ならではの夢と感動をもたらしてくれる。作者が孫のために作ったという人間愛あふれる絵本。
9位 『まどから おくりもの』
サンタクロースがやってきて、家々をまわり、窓から贈り物を配って歩きます。穴あきになった窓からは、家の中(次の画面)の動物や子どもの体の一部がみえ、サンタさんはそれをみて「ここは誰々のおうち」と即断し、贈り物を選びますが……。あわてもののサンタさんの思いちがいがひきおこすめくる楽しさ抜群の絵本。
10位 なにをたべてきたの?
いかがでしたか?
2歳から楽しめる絵本は、他にもたくさんあります。
親子でたくさんお気に入り絵本を見つけてくださいね。
2歳の子へのギフトにおすすめ!
磯崎 園子(絵本ナビ編集長)
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