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親子で楽しむハーブのある健やかな暮らし by Yomeishu

「ホルモンバランスを味方に!」絵本ナビ潜入レポート

女性のからだは、デリケートです。手足の冷えがつらかったり、生理前に理由もなくイライラしてしまったり……。そんなとき、ホルモンバランスや冷え、自律神経について知っておけば、対策や予防をしやすくなります。基礎体温計のオムロンと、未病予防に力をそそぐ養命酒が、気になるテーマのコラボ講座を開催。絵本ナビ編集部が潜入しました。

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基礎体温を活用した体と心のメンテナンス術をまなぶ!

500回にのぼる現代女性の月経

2月11日(土)、亀戸駅のスポーツジム、ジェクサー・フィットネス&スパ亀戸。鏡張りの広々としたスタジオが、今日の講座の舞台です。これから、すべての年代の女性にむけた50分間のホルモンバランス講座が開かれます。入り口には開始前から長蛇の列。50名をこえる参加者のみなさんが、入場を待っていました。

 

あたたかいハーブティーが配られるなか、話をはじめたのはオムロンの石崎恵さんでした。まずは冒頭で、ホルモンや自律神経のバランスについて、知識を得るところからスタートします。

 

石崎「現代女性には、ちょっとした不調を訴える人がとても多いです。ホルモンバランスを味方につければ、緩和できる症状はたくさんありますよ」

 

何人もの子どもを産み育てるのがスタンダードだったかつてにくらべ、現代女性にはさまざまなライフスタイルの選択肢があります。その変化は多様な生き方ができるメリットをもつ一方で、からだへの負担を大きくすることにもつながると石崎さんはいいます。妊娠・出産回数の少なくなった現代女性に、初経から閉経までにおとずれる月経回数は、実に450~500回。月経回数が多いほど体に負担がかかっているのは当然です。また、回数が多いことでPMS(月経前症候群)や子宮筋腫、子宮内膜症などのリスクも増えます。

加えて、40歳ごろには女性ホルモンが自然と減り、更年期障害や婦人科系の不調もおこりがち。「ホルモンを味方につける」とは、このようなホルモンバランスの変化を把握して活用する、という意味なのです。

自律神経バランスをわかりやすく説明

ととのえたい、自律神経バランス

石崎「そして、自律神経の乱れも不調の大きな原因。ストレスをうけると、ホルモンとおなじく自律神経系のバランスもくずれます。首や肩のコリ、冷え、むくみなどの慢性症状はありませんか?」

 

自律神経は、心身を活動にみちびく「交感神経」と、休息にみちびく「副交感神経」の2つからなります。人間のからだはどちらかだけでは機能せず、両方のバランスをとって動きます。

 

しかし、生活リズムが乱れやすい現代女性では、交感神経ばかりが優位にかたよってしまうことも。コリ、冷え、むくみなどの不調は、そのサインなのです。さらには生理痛や月経不順をひきおこす可能性もあり、ホルモンバランスのくずれにもつながります。

 

そんな自律神経のバランス改善には、深呼吸やここちよいアロマが有効だと石崎さん。とくにアロマは、嗅覚からの刺激がダイレクトに脳につたわり、即効性があるとか。大切なのは、リラックスしたいタイミングで副交感神経を優位にしてあげることなんですね。

熱心に耳を傾ける絵本ナビユーザー

基礎体温でからだのリズムを

石崎「自律神経とホルモンのバランスを整えるには、からだの現状を把握することがまず重要です。それには、基礎体温をはかるのがいいですよ」

 

基礎体温というと、毎日の計測と記録が面倒なイメージです。が、最近では「オムロン 婦人体温計 MC-652LC」のように、ごく手軽にできる商品がでています。ふたを開けたら、すぐ検温。10秒で完了し、機器が連携しているスマートフォンのアプリを使えば、測定データが転送され、グラフになるから、月経のサイクルは順調か、いまの自分のホルモンバランスはどうかなどを把握しやすいのです。

これなら「そろそろイライラの時期かも」「今日は白い服はやめておこう」など、実生活にデータを反映させやすい。また万一、グラフの形に変化をみつけたら、はやめに婦人科を受診することができます。石崎さんは「基礎体温をはかって、からだのリズムを知ってほしい」と、話をとじました。

 

女性のからだを知るカギは、ホルモンと自律神経のバランス。そのために基礎体温をつけるべき……。会場のみなさんは、石崎さんのお話を吸収しようと、懸命に耳を傾けていました。

冷やさない実践法を伝授!

冷えを感じる人がぞくぞくと挙手

山本さんは最初に、養命酒独自の調査結果をスクリーンにしめしました。「女性の3人に2人は冷えを感じている」というものです。会場にむかって山本さんが「このなかで、冷えを日常的に感じる方は?」と問いかけると、参加者の2/3以上が本当に手をあげました。

 

山本「冷えには2つのタイプがあります。石崎さんのお話にあった『自律神経の乱れ』でおきるものと、『筋肉量の減少』でおきるものです。対処法はタイプによって違います」

 

「自律神経の乱れ」による冷えには、リフレッシュが効果的です。対して、「加齢・筋肉量の減少」による冷えでは、筋肉量の維持が根本的な解決策。まずレクチャーは、自律神経の乱れをととのえる方法から。

ハーブティーとため息のススメ

山本「リフレッシュの効果的な方法として、ハーブティーはかなり優秀です。自分でブレンドを変えられるので、症状にあわせて効きめのあるハーブを選んでください。とくに夕方のリフレッシュには、カフェイン入りのコーヒーよりも断然オススメです」

冒頭で配られたハーブティー「カモミールシナモン」は、体を温め、巡りをよくする冷え対策の一杯でした。カモミールは、ヨーロッパで古くからリラックスに用いられてきた歴史があります。ほかにも、手足の先の冷えに「リンデンとパッションフラワー」、疲れた気分の切り替えに「ペパーミントとレモングラス」などを教えてもらいました。

チェックシートなどを用いると、理解しやすい

さらに忙しい人は自律神経の乱れで悩むことが多く、たいてい呼吸が浅くなりがちなのだとも。そんな人には「ため息」をつくようすすめていました。え、ため息……?

 

山本「ため息をつくと、深く吐くことができます。深く吐けるから、次に深く吸えるんですね。腹式呼吸のきっかけに、ため息を利用するんです」

 

マイナスイメージの「ため息」が、まさかリラックス効果をもたらしてくれるとは。「へえ~」と感心する参加者が、あちこちで見られました。

熱心にメモをとる人もたくさんいた

一方、筋肉不足で冷える人は、食事で良質なたんぱく質をとるのが大切です。女性は1日に50グラムのたんぱく質を必要とします。ダイエット等で若い人でも意外と不足している人が多いので、卵や納豆、ささみ肉など、いろいろな食材を組み合わせて食べ、筋量維持をこころがけましょう。適度な運動も、筋肉をおとさないためには必要だと山本さんはつけ加えました。

薬膳をとりいれよう

最後に薬膳の考え方にもふれました。

山本「薬膳、つまり食べ物の組み合わせでからだのバランスをととのえる方法があります。五味や五性など、食材の効能を知って、体調や季節など、ときどきにあった食べ物をとれば、体調を調節できます。ハーブやスパイスをとりいれたり、薬酒をのむのも薬膳の一環ですよ」

「五味」とは、甘味や苦味など代表的な5つの味をさします。例えば、甘味には食欲増進や解毒作用、苦味には解熱作用と、味には違ったはたらきがあり、必要に応じて摂ることでからだを調整しようとする考え方です。

また「五性」では食材を、からだを温める食べ物、熱をとる食べ物など5つにわけます。たまねぎはからだを温める、トマトは熱をとるなど、体調や季節にあわせて食事を考えられるのです。

 

五味五性を軸に、スパイスを料理に加えたり、養命酒のような薬酒をのむのも薬膳。無理なくおいしく取り入れられる方法を試してください。山本さんは講義をこう締めくくります。

 

山本「健康を意識する人ほど、あれもこれもとなりがち。自分の冷えのタイプや体調を知って、体に合う方法をチョイスする姿勢でいきましょう」

みなさんで、はいチーズ!

最後に参加者全員で記念写真をとって、会は終了。からだとの上手なつきあい方をぎゅっと詰めこんだ講座が、幕を閉じました。

当日に参加した絵本ナビユーザーさんにお話を聞きました

参加した絵本ナビユーザーさんに、感想をきいてみると……。

 

「はじめて聞くことばかりで、メモがいっぱい。アロマに即効性があるというのは、大きな収穫でした」(山之口紫乃さん)。「ひどい冷えに悩まされています。ハーブティーの効能をあまり意識していませんでしたが、これからは効き目で選んでみます」(渡辺桂子さん)。

質問に答えてくれた絵本ナビユーザーさん

すぐに役立つ調整法が満載だった、本講座。おみやげには、養命酒の「琥珀生姜酒」も入っていました。まなんだアレコレをおうちで活用すれば、快適な毎日が手に入りそうな予感です。

琥珀生姜酒のほか、詳しい資料等のおみやげがたくさん!

取材協力/てらしまちはる(ライター/絵本こどもアプリ研究家)

いかがでしたか?

連載企画『ママのためのやさしい「未病」予防レッスン~養命酒「すこやか塾」~』では、ご家庭ですぐに実践できる、ご家族の健康に役立つ情報をイベント・セミナー、そしてレポートを通して、今後もお伝えしていきます!絵本ナビご覧のみなさんが、気軽に参加できる楽しくて健康になる企画を計画中です。

今後もお楽しみに!

養命酒製造の取り組み

養命酒「すこやか塾」とは?

養命酒の健康セミナー「すこやか塾」では様々なイベントやセミナーを開催しています。
季節に変わり目に感じる疲れや不調を改善したり、実践できる「冷えとり」の方法など、「未病」を防ぎ、健やかな生活を送るためのアドバイスがたくさんです。ご興味ある方はウェブサイトをみてくださいね。
 

養命酒製造では、経営理念の『生活者の信頼に応え、豊かな健康生活に貢献する』のもと、日々のよくある体の不調の解決に向けて、健康支援活動を行っています。
ライスタイルや環境の変化により、“病気とまではいえないが健康を保てず、病気に向かいつつある状態”東洋医学でいう「未病」にあたる人が増えています。東洋医学の知見から、この「未病」の予防と対策、衣食住や運動、心身も含め健やかなライフスタイルの提案と普及活動をセミナー、イベント、ウェブサイトを通し、生活者の皆さまへ日々、健康情報を発信しています。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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