絵本ナビスタイル トップ  >  絵本ナビ便り   >   月別児童書ランキングBEST10   >   【ランキング】2024年の児童書人気ランキング! 部門別に発表します。
月別児童書ランキングBEST10

【ランキング】2024年の児童書人気ランキング! 部門別に発表します。

2024年児童書売上ランキング発表!【2024/1/1~2024/12/31】

2024年の1年間、絵本ナビでよく動いた児童書の人気ランキングを発表します。ランキングは、総合ランキングのほか、新刊部門(2023年1月から2024年12月まで2年間に刊行された新刊より)、子ども実用部門、図鑑部門と部門別のランキングもご紹介します。話題の児童書をチェックしてみたり、小学生の読書の本選びのご参考にお役立てください。

まずは総合ランキングから

1位 ふたりはともだち

2024年に絵本ナビで最も人気のあった児童書は……?

2020年のランキングから引き続き、5年連続で『ふたりはともだち』。

仲良しのがまくんとかえるくんの間で繰り広げられる、濃くて、可笑しくて、ちょっぴり切ない……愛すべきエピソードの数々。あらためて手に取って、お気に入りのお話を見つけてみませんか。
 

 

 

ふたりはともだち

ふたりはともだち

仲良しのかえる、がまくんとかえるくん。ふたりの間で繰り広げられるのは、濃くて、可笑しくて、ちょっぴり切ない……様々な愛すべきエピソード。アーノルド・ローベルの「がまくんとかえるくん」シリーズは幼年童話の傑作として、子どもから大人まで、たくさんの人たちに40年以上も愛され続けています。

そのシリーズ第1作目が『ふたりはともだち』、5つのお話が収録されています。

春が来たからと大急ぎでがまくんの家に走っていき、「おきなよ!」と大きな声で呼びたてるかえるくん。お日さまがきらきらして、雪も溶け、新しい一年がはじまったかと思うと、いてもたってもいられないのです。ところが、がまくんは布団の中。もう少し寝ていたいのです。11月から眠っているがまくんは「5月半ば頃にまた起こしてくれたまえよ。」なんて言うのです。そこで、かえるくんは……?

がまくんを外に連れ出して遊ぶためなら頭の回転だって早くなるかえるくんと、カレンダーに合わせて簡単に5月だと思い込んでしまうがまくん。最初のお話「はるがきた」で、幼さと可笑しさがたっぷり詰まったふたりのキャラクターを存分に味わうことができます。

続く「おはなし」と「なくしたボタン」では、それぞれのやり方でお互いを思いやっている様子(大いに巻き込みながらね)を、「すいえい」ではちょっぴりブラックな面をのぞかせつつ、思いっきり笑えるエピソードを披露してくれます。

すっかりふたりの世界観に夢中になった頃、登場するのが最後の「おてがみ」です。

悲しそうな顔で玄関にすわっているがまくん。なんでも「もらったことのないお手紙を待つ時間」なんだと言うのです。それを聞いたかえるくんは、がまくんに内緒でお手紙を書くことにします。ところが、配達を頼んだのがかたつむりくんだったので……。

国語の教科書に採用されたことで、今では多くの子どもたちに知られているのがこのお話。いずれ届くことも、その内容までもわかっているお手紙をじっと待つがまくんとかえるくん。その幸せそうな様子に、「手紙」の持つ力を感じずにはいられませんよね。

シリーズ4冊。がまくんとかえるくんのキャラクターを知れば知るほど、どのお話も読み返したくなる珠玉のエピソードばかり。日本では三木卓さんの翻訳で楽しむことができます。
(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=373 国語の教科書に載っている「おてがみ」のワンシーンより。
https://www.ehonnavi.net/specialcontents/contents.asp?id=416 「がまくんとかえるくん」 三木卓さんインタビュー

みんなの人気者、がまくんとかえるくんのグッズも好評販売中です!

2位 ぼくはめいたんてい(1) きえた犬のえ(新装版)

2024年の児童書総合ランキング第2位は、こちらも毎年人気の作品です。短めの易しいお話で、ナゾもすぐに解けそうと思わせておきながら、意外になかなか解けない面白さがあります。また、ネートのツボを押さえた探偵ぶりにもたちまち心を掴まれてしまうことでしょう。さあ、名探偵ネートと一緒にナゾを解こう!

ぼくはめいたんてい(1) きえた犬のえ(新装版)

9歳のネートは探偵です。
今日もネートの元に1本の電話が入りました。
仲良しの女の子アニーから、なくなった絵を探してほしいとの依頼です。

すぐにアニーのところへ駆けつけるネート。
まず、アニーの話をじっくり聞き、部屋の中をくまなく調べます。
次に、その絵を見た他の人たちー仲良しのロザモンド、弟のハリー、犬のファングについて丁寧に調査していきます。
はたしてネートは、アニーのなくなった絵を発見することができたのでしょうか。

一見、すぐに解けそうと思わせておきながら、意外になかなか解けないナゾの面白さと、ネートのツボを押さえた探偵ぶりに子どもも(大人も!)たちまち心を掴まれてしまいます。
また9歳という年齢でありながら、どんなナゾが来ても常に落ち着き、周りから頼りにされているネート。子どもたちは、自分と同じぐらいの年齢の子の活躍とカッコよさにたちまち憧れてしまうのではないでしょうか。一方でパンケーキが大好物で、気が付けばいつもパンケーキを食べているところには親しみを感じてしまいますね。

こちらは、1982年の発売以来、たくさんの子どもたちに愛され、読み継がれてきた「ぼくはめいたんてい」シリーズの第1巻目。マージョリー・W・シャーマットさんによる全17巻となるこちらのシリーズは、5歳ぐらいから小学校低学年の子どもたちにちょうど良いハラハラさで、子どもたちがはじめて物語の楽しさに出会えるシリーズでもあります。つぎつぎにネートに降りかかるナゾ解きの面白さはもちろんのこと、巻ごとに増えていく個性的な登場人物、ネートからママへの置き手紙の内容など、読めば読むほど多くの楽しみをも発見できるでしょう。

すべての漢字にふりがながついているので、はじめての読み物としてもぴったり。ひとり読みに移る前に、まずは読んであげながら親子で一緒にナゾ解きを楽しんでみるのもいいですね。シーモントさんの温かくユーモアたっぷりの挿絵と、訳者の小宮由さんの柔らかな語り口も、子どもたちの読書をやさしく応援してくれます。お話の最後には「めいたんていのこころえ」もついていて、もし周りでなにかナゾが起きた時の役に立つかも!? さあ、ネートとどんどんナゾを解いて、一緒に名探偵になろう!

(秋山朋恵  絵本ナビ編集部)

http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=11928 楽しく個性的な登場人物にも魅力がいっぱい♪
https://www.ehonnavi.net/specialcontents/contents.asp?id=84 「ぼくはめいたんてい」シリーズの魅力とは!?

3位 エルマーのぼうけん

2024年の児童書総合ランキング第3位は、はじめての本格冒険物語としておすすめのこちらの名作です。

エルマーのぼうけん

さあ、リュックサックに道具をつめて、エルマーと一緒に冒険の旅に出発しよう!

これは僕の父さん、エルマーが小さかった頃のある冒険のお話です。ある雨の夜、エルマーは、年取ったのらねこから、「どうぶつ島」に捕らえられているかわいそうなりゅうの話を聞きます。りゅうは、空の低いところに浮いていた雲から落っこちてきたちっちゃな子どものりゅうで、ジャングルの猛獣たちに捕まえられて、川を渡るために働かされているというのです。

エルマーは、すぐに助けに行こうと決心します。早速ねこにどうぶつ島のことや、持っていくものを教えてもらい、旅の準備に取り掛かります。エルマーがリュックサックにつめたのは、「チューインガム、ももいろのぼうつきキャンデー二ダース、わゴム一はこ、くろいゴムながぐつ、じしゃくが一つ、はブラシとチューブいりはみがき‥‥‥」などなどたくさんの道具。そして「どうぶつ島」へと繋がる「みかん島」行きの船に忍び込んだエルマーは、六日六晩たってようやく「みかん島」へ。ここで食料のみかんをリュックいっぱいに詰め込んで、夜の間に「どうぶつ島」へと渡ります。

「どうぶつ島」へ着くと、早速りゅうがつながれている川を探しに、気味の悪いジャングルの中を歩いていくエルマー。ジャングルでは、おかしな喋り方をするねずみや、うわさ好きのいのししに出くわしたり、とら、さい、ライオンなど恐ろしい猛獣たちにつぎつぎと出くわします。猛獣たちはたいていお腹をすかせていて、食べられそうになることもしばしば。さてエルマーは、どんな風に猛獣たちの危険をくぐり抜け、どうやってりゅうを助け出すのでしょうか?

特に注目したいのは、リュックサックに詰めた道具たちの活躍と、見返しに描かれた「みかん島とどうぶつ島のちず」。

(続きを読む>>>

(秋山朋恵  絵本ナビ編集部)

http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=534 エルマーはどうぶつ島でつぎつぎにおそろしい!?動物たちと出会います。

なんと、総合ランキングの第1位から第3位のラインナップは2020年のランキングからこの3作品が占めています。そのぐらい毎年根強い人気がある『ふたりはともだち』『ぼくはめいたんてい』『エルマーのぼうけん』。何を読むか迷ったら、まず手にとってみる作品としておすすめします。ただし、まだひとりで読むのに慣れていないお子さんへは大人の方がぜひ読んであげてくださいね。

第4位は同数の売れで2タイトルが並びました。

2024年の児童書総合ランキング第4位 はれときどきぶた

いつ読んでも何歳で読んでも変わらぬ面白さが魅力で、昔も今も変わらず読み継がれている人気作品です。

はれときどきぶた

三年三組。畠山則安。あだなは、十円やす。じまんは毎日、日記をつけていること。けれどもある日、大事な日記をお母さんが勝手に読んでいるところを目撃してしまった則安くんは、腹を立て、「あしたの日記」としてへんなことを書き始めます。トイレに大蛇がいた! お母さんが鉛筆を天ぷらに! 金魚が飛び回る、お母さんの首がのびた、そして空からぶたが降る!? はたして日記を書いた後に起きたこととは?

1980年に刊行され、40年近くにわたり読み継がれてきた『はれときどきぶた』。子どもの頃に読んだという大人の方もたくさんいらっしゃることでしょう。大人になって『はれときどきぶた』を思い出した時に頭をよぎったのは、本の中のエピソードの記憶。特に、鉛筆の天ぷらの記憶は五感とともに残っていて、食べたことはないのに口の中で鉛筆の味がしたり、ガリガリと固い感触がしたり、則安くんのお父さんと同じようにお腹が痛い気までしてくるようで、子どもの頃にお話を読んで感じた感覚がそのまま蘇ってくるようでした。さらに、空からぶたが降るのか、降らないのか、という場面では、心配そうに空を眺める則安くんと同じく、この後どうなるのだろうと不安とワクワクが混ざったような気持ちになったことを思い出したりも。そんな風に、子どもの頃に読んだ記憶が心の深いところに残り続けることがこの作品の持つすごい力ではないかと思います。

子どもたちは、とにかく一度手にとってページをめくったら、あとはもうどんどん読めてしまうでしょう。
(続きを読む>>>
(秋山朋恵  絵本ナビ編集部)

http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=12827
https://www.ehonnavi.net/specialcontents/contents.asp?id=462 貴重な矢玉四郎さんインタビューもお楽しみ下さい♪

2024年の児童書総合ランキング第4位 しっぱいにかんぱい!

成長の過程で「しっぱい」を繰り返し体験する子ども達を励まし、勇気づける一冊。

しっぱいにかんぱい

しっぱいにかんぱい!

表紙には、リレーのバトンを持って走る女の子。運動会でしょうか。タイトルが『しっぱいにかんぱい!』ですから、何か嫌な予感が…?

「おねえちゃんは、けさも牛乳をのんだだけでした。そのまんま口もきかずに自分の部屋へ、ひっこんでいってしまいました」という始まりの文から、予想通り?何かショックな出来事がおねえちゃんの身に起こったことがうかがえます。ゆうべから何も食べていない、というおねえちゃん、このおねえちゃんこと6年生の加奈は、前日の運動会のリレーで失敗をしてしまったのです。落ち込んだ加奈には、おとうさんやおかあさんの慰めの言葉も全く届きません。弟の達也は心配でおろおろするばかりです。そこに、おじいちゃんから1本の電話が入ります。おじいちゃんにお昼によばれて集まったのは、親戚のおじさん、おばさんと、いとこの洋とまなみ。ふとしたきっかけからみんなのしっぱい話が始まります。洋のしっぱい、まなみのしっぱい、弟達也のしっぱい、おばさんのしっぱい、そしておじさんのとんでもないしっぱい…。それぞれ大変な思いをしたけれど、今は笑いながら明るく語る姿を見て、加奈も自分のしっぱいを語り出すのでした。

大人になればしっぱいの1つや2つは当たり前。けれど子ども達にとっては初めて経験するショックな出来事でしょう。このお話は、そんな子ども達を励まし、勇気づけてくれる頼もしい存在です。

『しっぱいにかんぱい』は、「かんぱい!シリーズ」の1作目。シリーズには他にも「うそ」「ずるやすみ」「わすれんぼう」「けんか」「0てん」をテーマに現在6作品があり、そのどれもが子ども達が直面するであろう身近な問題を取りあげています。「かんぱい!シリーズ」を通して出てくる、子どもたちをさりげなくサポートする大人たちのように、子どもたちの近くにそっと置いておくようなさりげない手渡し方をしたい作品です。

(続きを読む>>>

(秋山朋恵  絵本ナビ編集部)

https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=22317

「かんぱい!」シリーズ、合わせておすすめ。

2024年の児童書総合ランキング第6位 番ねずみのヤカちゃん

番ねずみのヤカちゃん

番ねずみのヤカちゃん

ドドさん夫婦の家の壁と壁のすき間に住む、おかあさんねずみと、四ひきの子ねずみ。そのうち四ひき目は、「やかましやのヤカちゃん」とよばれていました。
どうしてこんな名前がついたかって?

それはね…このヤカちゃん、とてつもなく声が大きかったからなんです。

たとえばこんな風。おかあさんねずみが、ドドさん夫婦に存在を気づかれないよう「けっして音をたててはいけない」と注意している時も「うん、わかったよ、おかあさん」と答える声のなんと大きいこと!他にもおかあさんねずみの注意に対して、全部うんと大きな声で答えるヤカちゃんのお返事の繰り返しが何とも愉快でたまりません。でもお返事のしかたから、ヤカちゃんがとっても素直でまっすぐで良い子だということが伝わってきて、どんどんヤカちゃんを応援したくなってしまいます。けれどもやっぱりその大きな声のせいで、ドドさん夫婦の家にねずみがいることがばれてしまって…。

(続きを読む>>>
(秋山朋恵  絵本ナビ編集部)

http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=6564

2024年の児童書総合ランキング第7位 大きい1年生と小さな2年生

大きい1年生と小さな2年生

大きい1年生と小さな2年生

お話に登場するのは、体は大きいけれど弱虫の1年生のまさやと、体は小さいけれどしっかり者でけんかも強い2年生のあきよです。読む子どもたちは、それぞれどちらに親近感を覚えるでしょうか?

まさやは1年生になったばかり。家から学校までの「がけのあいだのみち」がこわくて仕方がありません。狭くて暗いし、木はしげっているし、時々カラスも鳴いていてこわいのです。けれどもお母さんからひとりで学校へ行くのよ、と言われ困っていると、次の日、2年生の子どもたち四人が迎えにやってきて、まさやはあきよに手をつないでもらい、登校するようになります。まさやはあきよがいるだけで心強い気持ちになり、だんだんあきよの強さとしっかりとした様子に憧れるように‥‥‥。一方であきよもまた、まさやを見守ることによって、体は小さくても自分は大きいのだという自信が湧いてくるのでした。

そんなある日、事件が起こります。
(続きを読む>>>

(秋山朋恵  絵本ナビ編集部)

2024年の児童書総合ランキング第8位 大どろぼうホッツェンプロッツ

大どろぼうホッツェンプロッツ

大どろぼうホッツェンプロッツ

盗まれたコーヒーひきを取り戻すため、大どろぼうホッツェンプロッツに、少年カスパールとゼッペルがあれこれ作戦をたて挑みます。さらに悪い魔法使いも登場し、どちらが勝つのか最後までハラハラドキドキ、一気に引き込まれます。本当に面白いと思える本との出会いのために、ぜひ小学生のうちに出会わせたい傑作です。

2024年の児童書総合ランキング第9位 一年一組せんせいあのね こどものつぶやきセレクション

総合ランキングベスト10入りした唯一の新刊がこちらの『一年一組せんせいあのね こどものつぶやきセレクション』。「せんせい、あのね」という一文ではじまる日記「あのね帳」は、神戸の小学校で40年以上先生をしていた鹿島和夫さんがはじめた、子どもたちとの交換日記のようなもの。「あのね帳」はやがて全国に広まり、過去には「一年一組せんせいあのね」として全4巻、そして「1ねん1くみ子どもの詩の本」として全10巻発売されました。2023年に、以前出版された作品の中から54編を厳選した『一年一組 せんせいあのね こどものつぶやきセレクション』が完成し、発売以来大きな話題となっています。

 

一年一組せんせいあのね こどものつぶやきセレクション

一年一組せんせいあのね こどものつぶやきセレクション

鹿島和夫と担任した小学校一年生たちとの、いわば交換日記であった「あのね帳」からセレクト。笑いをさそうもの、胸をうつもの…こどもたちから生まれた生のことばがヨシタケシンスケの絵とタッグを組み、新たに心をゆさぶる。

https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=220864 もくじ
https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=220864
https://www.ehonnavi.net/specialcontents/essays/serialization.asp?id=162 連載 「せんせいあのね」で育ったワタシとこれから出会うアナタへ

2024年の児童書総合ランキング第10位 先生、しゅくだいわすれました

先生、しゅくだいわすれました

先生、しゅくだいわすれました

ある朝、宿題を忘れてしまったゆうすけくん。
このままだと、先生に「追加の宿題」をさせられる!
とっさに、おなかが痛くて宿題ができなかったとウソをつきますが、話すうちにどんどんボロが出て、結局バレてしまいました。

「ウソつくなら、すぐばれるようなのはだめだよ。もっと、ばれないようなので、それから、聞いた相手が楽しくなるようなのじゃなくちゃ」

そう言ってニヤリと笑う、えりこ先生。
それなら、よーし、見てろよ!

「先生、しゅくだい忘れました!」

次の日、さっそくはりきってそう報告したゆうすけくん。
理由をきかれて、さあ、待ってました!
ぼくが宿題できなかったのは・・・宇宙人のせいなんです!

(続きを読む>>>

(堀井拓馬  小説家)

2024年の児童書総合ランキング 第11位から20位は?

新刊読み物部門(2023~2024年刊行の新刊より)

次は、児童書の新刊読み物部門の人気ランキングを発表します。2023年1月から2024年12月まで直近2年間で刊行された作品の中で人気のあったものを集計しています。さてどんな新刊がランキング入りしたのでしょうか。

新刊読み物部門第1位 一年一組せんせいあのね こどものつぶやきセレクション

新刊読み物部門第1位は、総合ランキングの9位にもランクインした『一年一組せんせいあのね こどものつぶやきセレクション』。全国に広まり、数多くの児童と先生の間を温めつなげてきた<あのね帳>から選ばれた子どもたちの珠玉のことばが収録されています。

一年一組せんせいあのね こどものつぶやきセレクション

一年一組せんせいあのね

鹿島和夫と担任した小学校一年生たちとの、いわば交換日記であった「あのね帳」からセレクト。笑いをさそうもの、胸をうつもの…こどもたちから生まれた生のことばがヨシタケシンスケの絵とタッグを組み、新たに心をゆさぶる。

新刊読み物部門第2位 こどもに聞かせる一日一話(2)「母の友」特選童話集

福音館書店の雑誌「母の友」で長く続いてきた人気企画「こどもに聞かせる一日一話」から選ばれた、おもしろいお話を30話収録。大人気の童話集の第2弾です。絵本『ぐりとぐら』のもととなった童話「たまご」が収録されています。
 

こどもに聞かせる一日一話(2)「母の友」特選童話集

こどもに聞かせる一日一話(2)「母の友」特選童話集

子どもと一緒に楽しめる、短くておもしろいお話が一挙30話! 大好評の童話集のパート2です。「幼い子と親が心をかよいあわせ、歓びをともにする有力な手がかりが、子どもに語る物語という言葉の世界にあるのではないか」。雑誌「母の友」の創刊編集長、松居直(1926~2022)はそう考え「一日一話」企画を生みだしました。本を開いて、心をつなぐひとときを。絵本『ぐりとぐら』のもととなった童話「たまご」も収録。

新刊読み物部門第3位 ごめんねでてこい

第3位にランクインしたのは、2024年青少年読書感想文全国コンクール・課題図書【小学校低学年の部】に選ばれたこちらの作品でした。

ごめんねでてこい

ごめんね でてこい

「おばあちゃん!」
「はなちゃん、元気だった? 大きくなったねえ。」

ひとり暮らしの家を工事する間、おばあちゃんがはなちゃんの家で一緒に暮らすことになりました。
いつもにこにこ顔でほっとするにおいのするおばあちゃん。はなちゃんはおばあちゃんが来てくれて嬉しくて仕方ありません。おしゃべりが大好きなおばあちゃんのおかげで、家族みんながいつもよりたくさん笑っています。

でも、はなちゃんには少しだけもやもやすることがありました。
おばあちゃんはよくはなちゃんのすることに対して「でもね」と言って注意するのです。
おばあちゃんの言うことが正しいのは分かってる。でも……。
そんなもやもやを抱えていたある日、仲良しの友だちが遊びに来ます。帰り際、友だちにあることを注意したおばあちゃん。これには我慢できなくなったはなちゃんは、「おばあちゃんなんて、きらい!」と言ってしまうのでした。
お話から伝わってくるのは、

(続きを読む>>>

(秋山朋恵  絵本ナビ編集部)

https://www.ehonnavi.net/specialcontents/contents.asp?id=2556 課題図書『ごめんね でてこい』、作者のささきみおさんにインタビュー! (文研出版)

新刊読み物部門第4位 

第4位は、夏休みの読書時期にとくに人気の高かった『AIマスクはいかがですか?』。もしマスクに特別な力があって、悩みを解決してくれるとしたら、どんな悩みを解決したい? お話に出てくる「ハキハキAIマスク」「イケメンAIマスク」「コメディアンAIマスク」「チアAIマスク」っていったいどんなマスクなのでしょう?

AIマスクはいかがですか?

AIマスクはいかがですか?

あなたのなやみを解決する、高性能のマスクはいかが? ふしぎなピエロが売る「AIマスク」を手に入れた4人の小学生の運命は…? 4つのオムニバス・ストーリー。

新刊読み物部門第5位 メメンとモリ

第5位にランクインしたのは、2023年の児童書ランキング、新刊部門で1位に輝いたこちらの作品。ヨシタケシンスケさんによる「人は何のために生きてるの?」を考える3つのお話です。
 

メメンとモリ

メメンとモリ

身もふたもない言葉の中にだけ、
希望を見出せるときもある。
ヨシタケシンスケが描く
「人は何のために生きてるの?」の3つのお話。

『メメンとモリとちいさいおさら』
メメンが作ったお皿を割ってしまったモリ。
「世界にひとつしかないお皿なのに…」といつまでもクヨクヨしているモリに、
メメンは「大丈夫よ、また作ればいいんだから」と励まします。

『メメンとモリときたないゆきだるま』
夜のうちに降った雪。メメンとモリは次の日の晴れた朝、張り切ってゆきだるまをつくりました。
でも雪は足りず、晴れて溶けかかり、できあがってゆきだるまは想像していたものと違いました。
複雑な顔をしてゆきだるまを見つめるメメンとモリ。
でもゆきだるまは、そんなふたりの顔を冷静に見ていたのです。

『メメンとモリとつまんないえいが』
つまらない映画を見てしまったメメンとモリ。「時間を損しちゃったね」と話しているうちに、
モリは「みんなは楽しいことをしているのに、ぼくだけ損をしているみたい」と思いはじめます。
そんなモリにメメンは「いきものはべつに楽しむために生きているわけじゃないからね」と言うのですが…。

新刊読み物部門第6位 じゅげむの夏

じゅげむの夏(2024年課題図書【小学校中学年の部】選定)

じゅげむの夏

「四年生の夏休みを最高の夏休みにしようよ」

待ちにまった夏休み。山あいの村、天神集落で同じ小学校に通う山ちゃん、シューちゃん、かっちゃん、ぼく(あきら)の仲よし四人組は、早速かっちゃんの部屋に集まります。四年生の夏休みを最高の夏休みにしようと言ったのはかっちゃん。そうして四人の冒険の夏が始まります。

その冒険のひとつが天神橋からの川へのとびこみ。天神集落の子どもたちにとって、川へのとびこみは、ちょっと大人へと成長できた気がするような大切な儀式。そのとびこみにかっちゃんが今年の夏、挑戦したいと言います。けれどもぼくたちの気持ちは複雑です。それは、かっちゃんが筋ジストロフィーという病気で、けがや病気をすると、進行が早まってしまうと言われているから。けれどもかっちゃんのどうしてもの願いを聞いてあげたくて、ぼくたちは準備を万端にして見守るのですが……。

慎重なぼく。やんちゃだけれど頼もしい山ちゃん。マイペースなシューちゃん。性格はみんな全然違うけれど、それぞれの方法で、やりたいことをあきらめないかっちゃんの気持ちを汲み取り、全力で手助けしながら一緒に楽しみます。どんな冒険も四人で一緒に挑戦することに意味があるのです。みんなでなんとか頭をひねらせ、できる限りの準備をして一緒に冒険にのぞんでいく友情がまぶしく光ります。

一方、体に病気を抱えていながらも、かっちゃんはいつも明るくて前向きです。将来落語家になりたいという夢を持っていて、お気に入りは「じゅげむ」。この「じゅげむ」が、冒険に向けて不安になった時や、いい方法が浮かばない時にみんなを勇気づける活力になっているよう。

お話を書かれたのは、これまで数々の児童文学賞を受賞され、心に深く残る絵本や児童文学をたくさん生み出されてきた最上一平さん。その骨太なお話に、マメイケダさんの勢いのある挿絵がとてもマッチしています。表紙に描かれている、緑いっぱいの山に囲まれた集落の上に広がる真っ青な空。むっと湿度を含んだ夏の空気と木々の匂いがしてきませんか。

第70回読書感想文コンクール課題図書の小学校中学年の部にも選定されている本書。夏をめいっぱい冒険したい三年生、四年生に。さらに少年たちの友情と冒険といのちを謳歌する日々のこのきらめきを、大人の方にもぜひ感じてほしいです。

新刊読み物部門第7位 ハブハブブハー

バブバブブハー

ハブハブブハー

ハブのブハーはみんなからこわがられていて、いつもひとりぼっち。
「どうしてぼくにはドクがあるの? ドクなんてだいきらいだ」
ある日、ぐうぜんにもドクが出なくなったブハーは、みんなのところへあそびにでかけた……。

新刊読み物部門第8位 わかったさんのスイートポテト

わかったさんのスイートポテト

わかったさんのスイートポテト

1987年の1巻発売後からたくさんの読者に読みつがれているロングセラーのわかったさん。作家・寺村輝夫の発想を絵として形にしてきた永井郁子が、世界観ごと受けついで物語と絵を描き、新たに「わかったさんのあたらしいおかしシリーズ」として刊行をスタートします! クリーニングの配達中にサツマイモほりを手伝ったわかったさん、気がつけばスイートポテトを食べたいというヤーぼっちゃんのために、あっちこっちへ走りまわることに…!?

新刊読み物部門第9位 岩波少年文庫 ぼくが子どもだったころ

岩波少年文庫 ぼくが子どもだったころ

岩波少年文庫 ぼくが子どもだったころ

貧しい家に生まれたひとり息子は、両親の愛情をまっすぐに受けとめて育ち、働きづめの母親を懸命に支えた。大好きな体操、個性的な先生たち、つらかったクリスマス、大金持ちになったおじ、母親との徒歩旅行……軽妙かつ率直に語られる数々のエピソードが胸に迫る。ケストナーのエッセンスがつまった傑作自伝、待望の新訳。

新刊読み物部門第10位 あした、弁当を作る。

あした、弁当を作る。

あした、弁当を作る。

〈2023年国際推薦児童図書目録「ホワイト・レイブンズ」に選定。第64回日本児童文学者協会賞受賞作品〉

朝、いつものように、母親がぼくの背中に触れる。いつものように「行ってきます」と答えて学校に行けばいい。それなのに、ゾクッと寒気がした。ぼくは自分の反応に驚く。
異変は続く。昼休み、母親が作ってくれた弁当を開ける。母親はぼくの世話をするのが生きがいらしい。おかずたちが、「おいしく食べて欲しい」とぼくにプレッシャーをかけてきて、一気に食欲が落ちる。でも、これはせっかく母親が作ってくれたお弁当。無理やり食べたけれど、気持ちの悪さは残った。いったい、ぼくはどうなってしまったのだろう?

中学生男子・タツキの自立心は、弁当作りへの熱意に変わる。冷凍食品を使えば、料理が得意でなくても弁当が作れるらしい。弁当作りの先輩・マシロにアドバイスをもらったり、幼なじみ・カホに相談に乗ってもらったりしながら、タツキは自分の弁当を作り続ける。しかし、母親には「タッちゃんはそんなにお母さんが嫌いなの?」、父親には「どうしてお母さんの仕事を奪うんだ」と責められ──。
両親が決めたことを守らないのは、わがままなんだろうか? 自分の弁当を作りたい気持ちは、どうしたらいいんだろう?

映画化もされた『お引越し』で知られる児童文学作家、ひこ・田中が描く、一風変わった中学生男子の反抗期。弁当作り、さらには洗濯まで!? ユーモアたっぷりに描かれる反抗期の心情、必読です!
【対象:小学校高学年以上】

2024年の新刊読み物部門売上ランキング 第11位から20位は?

子ども実用部門(既刊、新刊合わせた総合ランキング)

2024年も、子どもたちにあらゆる知識や知恵、考え方を伝える実用書が刊行されました。2024年は、どんなテーマの本に注目が集まったのでしょうか。

子ども実用部門第1位 だいじ だいじ どーこだ?

だいじ だいじ どーこだ?

近年、幼少期から正しい性の知識を身につけることの大切さを医師や専門家たちが啓蒙し、徐々に子どもを持つ親たちが「性教育」に関心を持ち始めています。幼いころから自分の「からだ」を知ること、また「プライベートパーツ(口や胸、性器)」を理解し、自分も他人も大切な存在だということを認識することが大切です。著者の遠見才希子医師が自身のお子さんとのエピソードを交え、からだの大切さだけではなく、一人ひとりが大切な存在ということを伝える”いちばん最初に読む「からだ」と「性」の絵本”です。

子ども実用部門第2位 いちねんせいえほん はじめての「よのなかルールブック」

いちねんせいえほん はじめての「よのなかルールブック」

学校・友だち・生活・安全……
楽しい小学校生活を送るために、
入学前後に身につけたい
42の習慣を紹介!

「小学校という小さな【よのなか】に出ていくわが子に、
どんなことを、どう伝えたらいい?」
……そんなお父さん・お母さんを応援する
入学準備の絵本です!


●●●●● こんな「いちねんせいルール」が載っています ●●●●●

・しょうがっこうの いきかえりは よりみちを しない
・「テストは ちからだめし」と おぼえておく
・てきぱき うごく
・ひとの はなしは きちんと きく
・じぶんの「すき」を だいじに する
・どんな ひとにも いじわるを しない
・えんぴつは ただしく もつ
・やくそくや じゅんばんは まもる
・「じぶんのことは じぶんで やる」を こころがける
・ひとりで トイレを つかえるように しておく
・うまくいかないことが あったときは、がんばったことを おもいうかべる

子ども実用部門第3位 かいじゅうたちは こうやってピンチをのりきった

かいじゅうたちは こうやってピンチをのりきった

高いところが大の苦手。注射が大嫌い。みんなの前で話そうとすると、逃げ出したくなる。暗いところが怖い。彼らはかいじゅうなのに、それぞれ怖いものがある。彼らなりにピンチを乗り切ってきた。でもそれって……。

「ただ逃げちゃっただけじゃない?」

彼らは考える。どうして僕たちは、他のみんなが怖がらないことが怖いのだろう。共通しているのは、怖くなると、ゾワゾワしたやつが来るってこと。そうやって、怖がると生まれてくるのが、この小さなゾワゾワちゃんたちなのだ。この子たちさえいなければ!

自身も怖がりだという絵本作家・新井洋行さんと、ドクターがタッグを組んで生まれたこの絵本。不安や恐怖に揺れる気持ち、そしてその気持ちとどう向き合っていけばいいのか、共存していく方法はあるのか。そうした模索や考え方を、一つ一つ丁寧にわかりやすく、ユーモアたっぷりに描き出してくれています。

「ゾワゾワちゃんと仲良くする方法を教えてあげる」

本当にそんな方法があるならば、大人だって知りたい。だからこそ、大人にも子どもにも、この絵本の内容とじっくり向き合ってもらいたいのです。世の中には、こんなにたくさんの種類の「怖い」があって、こんなに色々な「怖がりさん」がいるのです。弱い自分を無理に追い出すのではなく、そのままの自分を大事にしてくださいね。絵本が優しく語りかけてくれます。

https://www.ehonnavi.net/specialcontents/contents.asp?id=2442 新井洋行さんの絵本『かいじゅうたちは こうやってピンチをのりきった』 恐怖や不安とうまく付き合うヒントに<from好書好日>

子ども実用部門の第4位から第10位の作品は下記になります(第10位は同数2タイトル)。

図鑑部門(既刊と新刊を合わせた総合ランキング)

2024年、絵本ナビで人気があったのはどんな図鑑だったでしょうか。第1位と2位は、昨年から引き続き人気のあの作品でした。3位以降は、定番の図鑑が並び、2024年は新しい図鑑よりも定番の図鑑に人気が集まったようです。

図鑑部門第1位 大ピンチずかん

大ピンチずかん

「ああ、もうダメだ。おわった。これは大ピンチだ!」

きみがそう思うのはどんな時?飲もうと思って注いだ牛乳がこぼれた。ガムをのんだ。テープのはしが見つからない。ゲームの充電ができてない……。

大ピンチというのは、日常生活を送る中で、いつだって突然にやってくる。大人になってみれば小さなピンチに見えることだって、子どもたちから見れば、それは立派な「大ピンチ」。どうのりきればいい?

鈴木のりたけさんの最新作は、そんな大ピンチを徹底解説してくれる「大ピンチの図鑑」。そんなの見たことも聞いたこともない。でもすごく面白いのだ。よくあるピンチ、笑っちゃうピンチ、冷や汗のでるピンチからなぜか哀愁を感じるピンチまで。それぞれに「大ピンチレベル」や「なりやすさの5段階分類」、ちょっとした対処法までついている。この1冊で、もういつピンチが来ても大丈夫だ。……って、本当かな。笑っちゃうけど、意外と役に立つかも!?

きみたちが大きくなれば、大ピンチもどんどんやってくる。でも、きみならきっと乗り越えられる。どーんと背中を押してくれる1冊です。

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=173219
https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=173219

図鑑部門第2位 大ピンチずかん(2)

大ピンチずかん(2)

ピンチはまだまだ終わらない!? 鈴木のりたけさんによる大人気絵本『大ピンチずかん』の続編は、『大ピンチずかん2』。日常の中のふとした拍子に、子どもたちが陥りやすい大ピンチがさらにパワーアップして登場です。

「せっかくの誕生日ケーキが倒れそう」から始まり、「落ちた消しゴムが見つからない」や「ごはんつぶをふんだ」、「冷凍庫があかない」、「先生におかあさんといってしまった」など、大ピンチレベルをどんどん上げていきながら続きます。

今回からは「大ピンチグラフ」なるものが採用され、ピンチの理由をわかりやすく解明。その原因を「イライラ」「ドキドキ」「ふあん」「はずかしい」など、6つの要素で示すことにより、対処方法も進化していきます。さらに「そっくり大ピンチ」や「大ピンチクイズ」など、おまけの情報も盛りだくさん。共感してうなずいたり、爆笑したり、ひやっとしたり、読んでいるだけでも、その感情が目まぐるしく揺さぶられていくことでしょう。

けれど段々と気がついていくのです。ピンチって、もしかしたら自分の気持ちと大きく関係している? それさえわかれば、乗り越えられるのかも?さあ、きみも。この絵本を読んで、突然の大ピンチに備えてみよう!

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

図鑑部門第3位 タッチペンで音が聞ける!はじめてずかん1000 英語つき

タッチペンで音が聞ける!はじめてずかん1000 英語つき

大人気「はじめてずかん」のタッチペン版!

大好評の「はじめてずかん」にタッチペンつきが登場!
どのページにも楽しい写真がいっぱいです。

「どうぶつ」「とり」「きょうりゅう」「のりもの」「たべもの」
「パン・おやつ」「おすしやさん」「おもちゃ・ぶんぐ」「「しぜん」
「うちゅう」「スポーツ」「せかいのくに」「はる」「なつ」「あき」「ふゆ」など、
子どもに身近な1000の言葉をペンでタッチしながら楽しく学べる上に、
ゲーム、クイズ、歌など、遊べるページも盛りだくさん。

0歳から小学校入学前まで、長くお使いいただけます。
プレゼントにピッタリです。

図鑑部門の第4位から第10位の作品は下記になります。

2024年、部門別の1年間のランキングはいかがでしたか。

児童書は読みやすく、かつ大事なことがギュッと詰まっていて、実は大人の方の読書にもおすすめです。親子で、また大人の方の楽しみの読書としても気になった本から手にとってみてくださいね。

過去の児童書人気ランキングもご参考にどうぞ。

秋山朋恵(あきやま ともえ) 

絵本ナビ 副編集長・児童書主担当。書店の児童書担当、小学校の図書室司書を経て、2013年より絵本情報サイト「絵本ナビ」に勤務。子どもたちが本に苦手意識を持たずに、本って楽しい!と感じられるように、子どもたち目線に立って本を選び、さまざまな切り口で紹介している。編著書に「つぎ、なにをよむ?」シリーズ(全3冊)(偕成社)がある。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
Don`t copy text!