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“耳で絵本を読む”ように楽しむポッドキャスト番組「五味太郎 絵本の時間」

ポッドキャスト番組【五味太郎 絵本の時間】#9『ぼくは ふね』/学校「も」ある生活

日本を代表する絵本作家の一人、五味太郎さん。1973 年に『みち』(福音館書店)でデビューしてから 50 年以上、これまで350 冊以上の絵本を手がけ、そのうち 100 点以上の作品が世界 30 カ国以上で翻訳出版されています。
いまも新しい作品を生み出し続ける五味太郎さんが、その創作の背景や絵本への思いに加え、普段の考えから本音の話まで本人の語りで届けるポッドキャスト番組「五味太郎 絵本の時間」がスタートしました。(放送は全9回を予定)

 

本記事では、2月13日(金)の第九回目配信で取り上げた絵本を紹介します。

番組内で紹介された絵本『ぼくは ふね』

今回の配信で取り上げたのは、2024年に刊行の『ぼくは ふね』(福音館書店)。第30回「日本絵本賞」大賞を受賞しています。

福音館書店の編集者・谷口高浩さんも登場し、五味太郎さんと堀井美香さんの3人で絵本について語られました。


手に取った時にまず目が行くのは、大きな穴が空いているスリーブ。穴からは海に浮かぶ小さな船が見えて、なんだか望遠鏡で覗いているみたいな気持ちになります。スリーブを抜くと、まるで船が動き出すみたいで、絵本を開く前から胸が躍る作品です。
そんな造本の参考にしたのが“ドイツ装”だったそう。ドイツ装についての説明を交えながら「楽しく作った」という五味さんの言葉から、谷口さんとわいわい盛り上がりながら制作した姿が想像できました。

 

本の内容については、五味さんの「人生のことを考えたんだよね」という言葉が印象的でした。いつも五味さんが持っているというテーマ「自分は誰で・ここはどこで」をきれいに描いてみたかったそうです。船の姿に自分の人生を重ねながら読んでいましたが、五味さんの気持ちを聞いてから改めて読むと、これからの人生においても、長くそばに居てほしい作品だと思いました。  

 

ほかにも『大人問題』(講談社)の制作エピソードや学校についての考え等、ファンには興味津々の話題が五味さんと谷口さん、聞き手・堀井美香さんとの軽快な会話でどんどん繰り広げられます。

谷口さんの「五味さんとの打ち合わせで聞くお話がおもしろくて、それを皆さんに聞いてもらいたいと思った」という気持ちから始まった本番組。ついに最終回を迎えます。

さびしいなと思っていたところ、なんと「特別編」の配信が決定したそうです!

 

特別編では、五味さんと堀井さんがスタジオを飛び出してトークイベントを行った模様を配信します。おふたりのトークにくわえて、お客さんからの質問にもお答えしたそうで、どんな内容になっているか今から楽しみです。

 

次回のポッドキャスト配信は「特別編」です。配信をお楽しみに!

『ぼくはふね』

ぼくは ふね

ちいさな船が海を進んでいくと、嵐がやってきて海は大荒れに。ヘリコプターに吊り上げられて助けられますが、地面の上に置かれてしまい、もうどこへも行けない、おしまいだとなげきます。そこへ他の船がやってきて「その気になれば、どこだって進めるものだよ」と声をかけます。ちいさな船はその気になって、山や畑、街の中をどんどん進みます。絵本作家として50年、五味太郎さんの集大成作品です。

配信は以下【「五味太郎 絵本の時間」を視聴する】より視聴可能です。ぜひ五味太郎さんの生の声で、改めて絵本を味わってみてくださいね。

ポッドキャスト番組「五味太郎 絵本の時間」について

本企画は、五味太郎さんの作品を刊行する複数の出版社(福音館書店、偕成社、岩崎書店、絵本館、ブロンズ新社、文化出版局)の協力により制作されています。
デビューから半世紀以上、今なお第一線で活躍している五味太郎さんの魅力を絵本ファンのみならず多くの方に知ってほしいとの思いで、出版社の垣根を越えて実現しました。
番組では、それぞれの出版社が刊行する代表作を通して、五味太郎という作家の多面的な魅力を紹介し、聴き手が “耳で絵本を読む” ように楽しめる番組を目指しています。

  • 番組名:五味太郎 絵本の時間
  • パーソナリティ:五味太郎(絵本作家)/堀井美香(フリーアナウンサー)
  • 配信開始日:2025年12月12日(金)10:00スタート ※毎週金曜日10:00頃~ 配信
  • 配信プラットフォーム:Spotify/Apple Podcasts/Amazon Music/YouTube Music ほか
  • 配信回数:全9回(予定)
  • 企画:福音館書店、偕成社、岩崎書店、絵本館、ブロンズ新社、文化出版局
  • 制作:TBSラジオ
  • 協力:絵本ナビ

五味太郎(ごみたろう)さんプロフィール

1945 年生まれ。工業デザイナーを経て絵本の世界へ。著作は 350 冊を超える。サンケイ児童出版文化賞、ボローニャ国際絵本原画展などで数多くの賞を受賞。絵本に『きんぎょが にげた』『ひよこは にげます』『みち』『みんなうんち』(以上、福音館書店)『かくしたのだあれ』『たべたの だあれ』(ともに文化出版局)『さる・るるる』(絵本館)「ことわざ絵本」シリーズ(岩崎書店)『まどから おくりもの』「言葉図鑑」シリーズ(ともに偕成社)「らくがき絵本」シリーズ(ブロンズ新社)など多数。絵本論『絵本をよんでみる』(平凡社)、絵本の仕事をまとめた『五味太郎 絵本図録』(青幻舎)がある。海外翻訳も多数。2025 年『ぼくは ふね』(福音館書店)で第 30回日本絵本賞大賞を受賞。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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