おうち時間のおたすけ本を探そう!第5弾 物語の世界でどこへでも。自由自在に旅しよう
家にこもりがちな毎日。あー、どこか行きたい。大人だって思うのですから、元気いっぱいの小学生ならなおさら、どこかへ行きたい気持ちでいっぱいになっているのでは?
そんな時には物語を読むことをおすすめします! 物語の中でなら遠い外国だって、宇宙にだって、さらに過去や未来にだって自由自在。えっーと言わずに、ちょっと集中してみればたちまち楽しくワクワクする世界が広がっていますよ。
ページをめくれば素敵な場所へ連れていってくれる旅のお話を対象年齢別にご紹介します。
物語でいろんな場所へ、旅しよう
小学1、2年生向け
いざ広い世界へ! ふらいぱんじいさんと一緒に旅してみよう
みどころ
まるくてくろくてにっこり顔のこのお方はいったいだれでしょう? みんなの家の台所にもきっとあるはず。このお話はあるお家のふらいぱんのふらいぱんじいさんが旅に出るお話です。なぜ旅に出るようになったかって!?それはこういうわけなんです。
ふらいぱんじいさんは、たまごを焼くのが大好きでした。
けれどもある日、おくさんが新しい目玉焼きなべを買ってきて、たまごを焼かせてもらえなくなってしまいます。
そこで、ふらいぱんじいさんは旅に出ることにしました。
「そうだ、ひろい よのなかに でれば、
この わしだって、なにか
やれそうなものだ。よし、でかけよう。
あたらしい せかいで、だれかが わしを
まっているかもしれない。」
初めて家の外に出たふらいぱんじいさん。外の世界はなんて明るくて広いのでしょう(続きはコチラ>>>)
読者の声より
自分もちいさな頃、夢中になって読んだ記憶があります。
とっても懐かしかったので、
「これはママが小さい頃に好きだった本だよ」と娘に手渡しました。
ふらいぱんじいさんは、大好きな目玉焼きを作る仕事を失い、
でも、まだ何か役に立ちたいと、旅に出ます。
ふらいぱんじいさんの旅は、
ジャングルや砂漠、大海原へと続きます。
そして最後に、素敵な役目をすることになるのです。
字も大きく、読みやすいので、
絵本から、児童書に移行する年長さんから小学校1年生くらいに読んであげるといいかも。
以後、一人で勝手に手に取り、何度も読み返してくれるはずです。
(クッチーナママさん・30代 ママ 女の子7歳、女の子4歳、男の子2歳)
ノラネコぐんだんとはまぐりの船に乗って、航海しよう。ノラネコぐんだんらしさ溢れる冒険物語
累計80万部突破の大ヒット絵本シリーズに、初の「読み物」が登場! ある朝、海辺で虹色に光る貝がらを見つけたノラネコぐんだんは…。手に汗握る冒険物語をたっぷりご堪能ください。5歳ぐらいから。
読者の声より
字が多い本は苦手な小3の息子。
自分から読んでくれる児童書は、
おしりたんていとゾロリ、斉藤洋さんの本くらいでしょうか。
そんな息子ですが、
工藤ノリコさんの絵本はすべて大好きなので、
この本なら読んでくれるかなと与えてみました。
自分一人で最後まで読みました。
いつものノラネコ節が効いていて、楽しく読めたようです。
おもしろかったと言っています。
読み物が苦手なお子さんにオススメです。
こうやって、ちょっとずつでも字の多い本も読んでいってくれるものと期待しています。
(Tamiさん 40代・ママ 男の子8歳)
雲の上の国や地底の国へも行ってみよう!
雲の上のくに 地底のくに 氷のくに
かんちゃんは、雲の上のくにに住んでいます。ある日雲からおっこちて、着いた先は、火山の中の地底温泉プール。地底のくにに住むコロちゃんと友だちになりました。ふたりは、雲の上のくに、地底のくに、氷のくにで、たっぷり食べ、遊びます。それは、幼い子どもたちの暮らしそのものです。「スノークリームにじシチュー」「こうもりつうしん」など魅力的な食べ物や脇役も登場する、不思議で楽しいお話です。全3話。
小学3・4年生向け
いろいろな国や時代へ、兄弟で冒険の旅に出かける大人気シリーズといえば……
ジャックとアニーは森で不思議なツリーハウスをみつけ、恐竜の時代にタイムスリップしてしまう・・・
■ポイント
主人公「ジャック」は本を読むことと自然観察が大好きな、八歳の男の子。見たことや調べたことを、すぐノートに書くくせがあります。一方「アニー」は空想や冒険が大好きで、いつも元気な七歳の女の子。どんな動物とも、すぐなかよしになれます。本書は全ての漢字によみがなつきで、子どもが読みきれる本になっています。1巻に2話ずつ収録。また、カバーにはジャックとアニーのかわいいきせかえ人形付き!マジック・ツリーハウスの冒険をお楽しみ下さい。
■内容
ある日、ジャックとアニーの兄弟が、森の木の上にある不思議な小屋を発見。ふたりがこの小屋からあらゆる時代にタイムスリップし、スリルいっぱいの冒険を体験しながらさまざまな謎を解いていく、冒険ファンタジーシリーズ。【第1話】恐竜の谷の大冒険【第2話】黒い馬の騎士
読者の声より
エルマーの冒険が好きだった息子が再びはまった本です。
マジックツリーハウスの第1巻。
ジャックとアニーの兄妹が森の中で見つけたツリーハウス。
中に入ってみると沢山の本が。
そしてツリーハウスはぐるぐる回り、タイムスリップ!
このシリーズは兄妹がタイムスリップするファンタジーですが、実際の歴史の一場面に立ち会うフィクションでもあります。
そして、このツリーハウス、本の持ち主は?ナゼ時を越えることができるのか??
これらの疑問も徐々に解決します。
そんなわけで1巻から順番に読むのがお勧めですが、息子は我慢しきれずに飛び飛びで読んでいます。
読み始めるとすぐに夢中になり、10分くらいで読み終えちゃいます。
エルマーの冒険シリーズ、冒険が好きな子にお勧め。
(ヤキングさん 20代・ママ 男の子7歳、女の子2歳)
現在47巻まで刊行中。気になる巻から読んでみよう!
ひとり旅の好きな男の子ケンと、特急マリン号で出かけよう
読者の声より
娘が1日で頑張って読んだ本です。
私も読んでみたら、旅好きのケンが出張中のお父さんに会いに3時間の特急一人旅に出るところからはじまり、なんと猫のサンゴロウが切符をもって乗り込み、会話もするお話でした。
お弁当を電車で食べたり、宝探しにいくサンゴロウの話を聞いたり、、、なんだか電車旅がしたくなる本でした。
宝の中身はある設計図。でもそこからもしかしたら、新しい冒険が始まるかも?
(えみりん12さん 40代 ママ 東京都 女の子8歳)
1巻が気に入ったら、つづけて全巻読んでみよう!
旅のミッションは、 ジュースに必要な4つのフルーツを集めること。 大人気、廣嶋玲子先生の最新作!
銭天堂で大人気の作家、廣嶋玲子先生の新シリーズ。子どもが抱える悩みやトラブルを解決する旅を提供する「トラブル旅行社」から、子どもたちの冒険旅行が始まる。今回の旅先は、砂漠の世界。家族みんなで飲むはずだった高級フルーツジュースをうっかり飲み干してしまった小学4年生の大悟が、同じジュースをつくりだすために、フルーツ探しの旅に出かける。
小学5・6年生向け
行きたい時代や場所を願えばひとっ飛び。魔法の船で旅しよう
ピーターがある日,うす暗い小さな店で手に入れた古い小船は,なんと魔法の「とぶ船」でした.この船に乗ったピーターたち4人きょうだいは,古代のエジプトやウィリアム征服王時代のイギリス,さらには北欧神話の世界アースガルドにまで冒険旅行をします.作者が幼い息子のために書いた空想物語の傑作.
4人きょうだいは、とぶ船で時間旅行を続ける。ウィリアム征服王時代のマチルダを現代に連れてきたり、古代エジプトやロビン・フッドの時代ではどきどきの大冒険。歴史の舞台を駆け回るタイム・ファンタジーの傑作。
読者の声より
冒険というテーマでのブックトークを担当した際に
指導いただいている先生より薦められた本です。
1939年に発表された、イギリスの作家による作品。
ピーター、シーラ、ハンフリ、サンディの4人兄弟の冒険物語。
上巻は、ピーターがとぶ船を手に入れるいきさつから始まり、
いくつかの冒険が展開していきます。
不思議なお店で興味を惹いた小さな船を買ったピーターは、
その船の不思議な力に気付きます。
それは、願うと、その船は大きくなったり小さくなったりし、
希望の時と場所へと連れて行ってくれるのです。
イギリスが舞台のため、その時空はイギリス人には馴染みのある時代や場所、
ということで、日本の子どもたちにとってはやや想像しにくいかもしれません。
でも、自由に希望のところへ連れて行ってくれる船なんて魅力的です。
また、子どもたちの冒険もスリリングです。
兄弟たちの個性も丁寧に描かれています。
やはり、下巻までしっかり読んでほしいですね。
(レイラさん 40代・ママ 男の子17歳、男の子15歳)
ジョージ少年と一緒に太陽系まで冒険旅行しよう
あのホーキング博士が、子どもたちのために書いた、スペース・アドベンチャー。物語の力で「科学する心」を育てる画期的な本!物語を楽しく読みながら、宇宙の起源、太陽系、ブラックホールなどの最先端の知識が身につき、19のコラムと32頁の美しいカラー写真が、科学の基礎として、すぐれたガイドになっている。(佐藤勝彦・日本語版監修)
読者の声より
物理学者の本というと難しい・・というイメージで手にとらないわが子たちですが・・・小学校6年生のお友達のお勧めでおそるおそる読んでみた子どもたちです。
ジョージ少年と一緒に太陽系を冒険旅行に出かけた。一言で言えばそんな感想です。
物語の中に説明コラムが要所要所に入るのですが・・これは途中で読むべきか?話はとまるから後から読むほうがいいのか・・悩んでいたようですが・・このコラムがあるからこそ宇宙の神秘はが良く分かる。と気づき・・読んでは話に戻りを繰り返していました。
長い本ですが、あっという間に読み上げていました。
本とは縁遠い兄も途中からはぐっと・・速かったです。
我家は5年生・中1が読みましたが・・・もう少しちいさくても読みきることができると思います。
タイトルとおりの秘密の鍵が手に入った・・気分です。
(とむままさん 40代・ママ 男の子13歳、女の子11歳)
「ホーキング博士のスペースアドベンチャー 」シリーズは現在5巻まで刊行中
ニルスが旅するスウェーデンの景色を楽しみながら読もう♪
ガチョウの背に乗ってスウェーデン縦断の旅をする少年ニルス。ノーベル賞作家大江健三郎が少年時代に深い感銘を受けた作品の全訳。
読みやすい偕成社文庫版は、全4冊あります
いかがでしたか。
シリーズで出ているお話は、1巻目が気に入ったら、ぜひつづけて全巻制覇してみて下さいね。
秋山朋恵(絵本ナビ 児童書担当)
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