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【読み聞かせ会】絵本講師による季節の絵本とお話

【ふわはね絵本のある時間】11月におすすめの本

絵本講師として10年以上ご活躍中のふわはねさん。絵本講座や絵本コンサル、絵本の読み聞かせ会などを年に200回以上こなしています。そんなふわはねさんに季節にあった絵本と読み聞かせ会の流れについて語ってもらいました。

二十四節気(にじゅうしせっき)を意識してテーマを組み立てる

二十四節気とは…一年を12か月さらにその半分、24個に分けた季節を表す名称です。

 

11月では…

立冬りっとう(11月7日)読んで字のごとく冬のはじまり。暦の上では冬を迎えます。朝夕の陽の力も弱まり冬はもうすぐそこに。

小雪しょうせつ(11月22日)北国から雪の便りが遠く頃。木々の葉も深く色づき散り始める葉も。冷え込みが徐々に強くなる頃。

 

こちらの2点を意識しながら絵本のテーマを考えます。

 

親子読み聞かせ会<想定>

  • 対象年齢:0歳~5歳
  • 時間:30~40分程度

読み聞かせのはじまりは「いつもの手遊び歌」から

さぁ、絵本とお歌の「ふわはね絵本のある時間」。実際に「読み聞かせ」会をするイメージで流れをご紹介します。

始まりはいつも同じ手遊び歌を歌っています。

 

♪はじまるよったらはじまるよ はじまるよったらはじまるよ
いーちといーちでにんじゃだよ ドロン!

♪はじまるよったらはじまるよ はじまるよったらはじまるよ
にーとにーとかにさんよ チョキン!
♪はじまるよったらはじまるよ はじまるよったらはじまるよ
さーんとさーんでねこのひげ ニャーーーーン!
♪はじまるよったらはじまるよ はじまるよったらはじまるよ
よーんとよーんでたこのあし びゅーーーん!
♪はじまるよったらはじまるよ はじまるよったらはじまるよ
ごぉーとごぉーでては おひざ。
みんなで拍手~!!!
 

始まりと終わりの大切さを2月に書きました。

【ふわはね絵本のある時間】読み聞かせのはじまりは「いつもの手遊び歌」から

 

そして毎回初めに読む絵本もあります。

【ふわはね絵本のある時間】同じ絵本を読み続けるよさ『こんにちは』

 

 

さあ、今月も絵本の時間を始めましょう。

まずは【季節の絵本】から

親子でほっこり『もりのおふろ』

お風呂の気持ちいい季節がやってきました。

今月最初にご紹介するのは『もりのおふろ』

動物達が次々とやってきてごしごししゅっしゅっ。

読んでいると親子みんなでごしごししゅっしゅっとおふろごっこがはじまります。

最後はざぶーん。おふろへどぼーん。あーごくらくごくらくいいきもち。

<読み聞かせ時間目安 2分5秒>

もりのおふろ

ライオン、ゾウ、ウサギ……たくさんの動物が森のおふろにやってきた。みんなで輪になり背中を流し、おふろにドボーン! ゆっくりお湯につかって、極楽極楽、いい気持ち!

そんなほっこり大人気の絵本の続編が待望のハードブック化です!

『もりのおふとん』

森の奥に大きなお布団がありました。そこにライオンがやってきて...。
同じようなパターンかと思いきや!!この期待を裏切らない繰り返しの心地良さ。
みんなで楽しめる「いいきもち」♡
そしてそう来たかー!の展開!!これまた親子で楽しみたい一冊です。

<読み聞かせ時間目安 2分5秒>

もりのおふとん

森の中に大きな布団がありました。ライオンがやってきて、「だれのかな……?」。ライオンは布団に入ってみました。「ふかふか おふとん いいきもち!」。動物たちが次々やってきて、布団に入ります。「ふかふか おふとん いいきもち!」。みんなが気持ちよく寝ていると、誰かが、ずるずる~っ! と布団を引っ張ります……。思わぬハプニングもありますが、最後は大満足のハッピーエンド。人気作『もりのおふろ』の続編です。

絵本で感じる冬の訪れ『もみじのてがみ』

木々も色づき森は豊かに深まり始めました。

次にご紹介するのは『もみじのてがみ』

書店で一目惚れした絵本です。

 

ずっしりと大きな版に濃く深まる秋の色の扉を開くとつぐみが紅葉をくわえてやってきます。

てがみだよ 

てがみだよ

もみじのてがみだよ

 

動物たちは言います。「もみじのてがみ ゆきふるの?」

作者のきくちちきさんは北海道の出身。

紅葉の葉が落ちる頃に雪が降る。

きっと私たちよりももっと身近に冬の足音が感じられたのではないでしょうか。

絵本で感じる冬の訪れ。

最後のもみじいっぱいの絵は圧巻で息をのむ素晴らしさ。

この季節にいつも読みたくなる美しい絵本です。

<読み聞かせ時間目安 2分30秒>

もみじのてがみ

ねずみに届いた、まっ赤な「もみじのてがみ」。ねずみは、りすやひよどりと紅葉を探しにでかけます。山の中で赤い色を見つけますが、きのこや木の実で、なかなか紅葉が見つかりません……。紅葉を美しく描いた絵本。
 

【科学絵本】

公園に行きたくなる絵本『びっくりまつぼっくり』

秋は自然と仲良くなれる季節だと思っています。

紅葉した葉や木の実など公園や森にはたくさんの自然のお友達。

そんな友達との遊び方を教えてくれるのが科学絵本です。

この絵本はまつぼっくりの生態をわかりやすく楽しく教えてくれます。

言葉もいい!絵本を読んですぐに公園に行きたくなること間違いなし!

絵本からの出会い。そして発展体験。ぜひ楽しんでください。

<読み聞かせ時間目安 1分45秒>

びっくり まつぼっくり

まつぼっくりには、ふしぎがいっぱい。まつぼっくりについているタネの、くるくる回るダンスを見たことがありますか? まつぼっくりの大変身を見たことがありますか? 晴れの日、雨の日で、開いたり閉じたり、形を変えます。おまけは、びっくり手品。まつぼっくりをひろったら、ぜひ挑戦してみてください。

【旬の絵本】

おいしいお米の季節です『ごはん』

新米の美味しい季節です。旬の絵本はタイトルもそのままズバリ!

これはご飯の図鑑です。これはレシピ本です。
これは今日の晩御飯迷った時に開く絵本です。

初めて手に取った時の感想は、思ってた以上の大型の版で、贅沢な作り。
表紙のお茶碗はほぼ原寸大でしょうか。

炊き込みご飯に、外国ご飯、おむすびにお茶漬け、お寿司にかけご飯、どんぶりものにおかゆさん。
日本人に生まれてよかったー!!!と叫びたくなるラインナップ。
味や食感、香りが広がります。
お腹空いているときは要注意です。
子どもたちと楽しむとこれ食べたいあれ食べたいとリクエストになります。
作る心の余裕のない時はこれまた要注意です(笑)
外国の方へのプレゼントにもオススメです。

 

ごはん

とろりとケチャップのかかったオムライス、どーんとカツ丼! おすしにおむすび・・・おいしいご飯が並んでいます。さあ、どれを食べよう!? 幸せいっぱいな絵本です。

誕生50周年記念『しろくまちゃんのほっとけーきふくふくセット』

ご飯の後は甘いものを。食欲の秋ですもの。

ロングセラー絵本こぐまちゃんの大人気シリーズの一番人気『しろくまちゃんのほっとけーき』がスペシャルなセットになって登場。
こぐまちゃんえほん誕生50周年記念 として作られたこのしろくまちゃんのほっとけーき夢のふくふくセット。
可愛さに一目惚れ。私も一足早くお迎えしてしまいました♡

中には体調19センチのほわほわのしろくまちゃん
ホットケーキ3枚
お皿1枚
そして定番の『しろくまちゃんのほっとけーき』の絵本よりもひとまわり小さい愛蔵版ミニ絵本
(13.9×15.3cm上製本)
なんと著者わかやまけんさんの書き下ろしイラストサイン付き(複製)
この定番と違うサイズの特別感。
うーん。ずるい(笑)

 

とってもとっても可愛いです。これはプレゼントにもサイコー!
出産やお誕生日のお祝い。サンタさんにも教えてあげくちゃ!

しろくまちゃんのほっとけーき 夢のふくふくセット

しろくまちゃんがホットケーキを作ります。卵を割って、牛乳を入れて…。焼き上がったらこぐまちゃんを呼んで、二人で「おいしいね」。見開きいっぱいに描かれたホットケーキの焼ける場面は、たくさんの子どもたちに愛されてきました。

ロングセラー絵本『しろくまちゃんのほっとけーき』は、「こぐまちゃんえほん」シリーズ人気No.1。

こぐまちゃん誕生50周年を記念して、愛蔵版ミニ絵本と、エプロン姿のしろくまちゃん&こんがりふわふわホットケーキのぬいぐるみがセットになりました。焼きたてのホットケーキをのせるお皿もちゃーんとありますよ。

ミニ絵本にはこのセット限定の、著者によるイラスト&サイン(複製)入り! ギフトにもどうぞ。



〜入っているもの〜

ミニ絵本・ぬいぐるみ・ほっとけーき 3枚・お皿 1枚
 

 

 

 

通常の「しろくまちゃんのほっとけーき」と比べると、ミニ絵本はこのサイズ。

小さいのにしっかりとハードカバーなんです!

 

 

 

 

わかやまけんさんのこぐまちゃんイラスト&サイン(複製)も嬉しいですね。

 

 

 

 

しろくまちゃんは、おかおまでしっかりと作られていてとってもキュート♪

 

 

 

 

なんと、お洋服の着せ替えもできちゃうんです。

絵本の中に出てくるお洋服を自分で作って着せ替えごっこもできちゃいますよ!

 

 

 

 

もちろん、ホットケーキもふっくふく♪

 

 

 

 



まるで絵本からとびだしてきたようなしろくまちゃんとホットケーキと一緒に、ぜひ「しろくまちゃんのほっとけーき」の世界を楽しんでくださいね。

 

 

 

 


 

【新刊歌絵本】

どこか懐かしい歌と絵が心地いい『ひょうたんとかえる』

この夏に出たばかりの新刊です。

大正昭和を代表する詩人、西條八十さんが1932年に発表した詩だそうです。

当時は曲がつけられレコードも発売されました。

そんな歌が90年近く後に丸ごと一冊の絵本になりました。

YouTubeなどで探すと当時のレコードの曲が聞け、なんだか懐かしいほっこりとした歌と殿内さんのひょうたんとかえるの絵がなんともマッチしていて、すっかりお気に入りの一冊に。

ぜひみなさんもこの90年越しの歌と絵のコラボレーション楽しんでください。

<読み聞かせ時間目安 1分35秒>

ひょうたんとかえる

池に落ちたひょうたんがぷかぷかと浮かびながら流れていくと、かえるが飛びついて来ました。かえるの重さに池の中へ沈んでしまうひょうたん…。でも、持ち前の浮力で水面に戻ってくると、かえると一緒にハス池のなかを楽しく進んでいきました。「ぼっくりこ」と「げっこりこ」の韻を踏んだリズミカルな繰り返しと、ユーモアあふれるイラストが絶妙にマッチした絵本です。

【お話絵本】

丁寧に準備をする良さを想う『たのしいふゆごもり』

最後はお話の絵本、くまの親子の冬ごもりのお話です。

秋の森がとても美しく、親子の会話がとても優しく暖かく描かれています。

忙しい現代社会の私たち。こんな風に何かをするために丁寧に時間をかけてひとつづつすることがあるでしょうか。

子ども達も心の準備もないまま連れ出されることの方が多いのではないでしょうか。

忙しいながらも、くまのお母さんはちゃんとこぐまと向き合っています。

自分への反省も含め、こんな風に丁寧に何かに向けて準備をし、準備万端で臨む。

そんな年末年始にむけた冬の過ごし方をしたいなと思いました。

<読み聞かせ時間目安 7分25秒>

たのしいふゆごもり

冬ごもり前のくまさんのお母さんは忙しい。「ぬいぐるみを作って」というこぐまの頼みも後まわし。こぐまを連れて木の実を集めたり魚を取ったり。でも夜になると……。暖かく楽しい絵本。

【アンケートに寄せられた質問にお答えします】

今回はご感想のみでした。ありがとうございました。

お話し会もなかなか再開されないという声も聴きます。

どんなときでも絵本がそばにあり、ぜひ絵本で季節を感じてください。

そこには冬支度を始めた木や林や森、動物たちがたくさんいます。

冬の足音を感じながら深まる秋を楽しんでください。

 

またご感想やご質問もお待ちしております。

最後までお読みくださりありがとうございました。

その他 11月の読み聞かせにおすすめの絵本

絵本の読み聞かせについて思っていること

絵本はコミュニケーションツールです。 絵本は子ども達の歩みを助け、その成長を促してくれるかもしれません。 しかしそこには読んでくれる人の温もりを通した生きた声が不可欠です。 人と人とが向かい合い、片手間にはできない読み聞かせだからこそ愛情が注がれるのです。 子どもの持つその心のコップを絵本を使って愛情で満たしてあげてください。大好きな人の声で温もりの中聞く美しく豊かなお話。それはあっという間の子育ての濃密な時間を助け、後にその子どもたちの長い人生の心の支えとなるでしょう。 

ふわはねプロフィール

ふわはね(内田 祐子)

絵本講師・子育てアドバイザー・ふわはねえほん 主宰
 

大学で児童文学を学ぶ。2005年絵本講師1期生として絵本講師資格取得。関西を中心に企業での定期教室をはじめ、幼児教育に携わる先生や書店員への研修。絵本講座、研修、絵本コンサルなどを行っている。高校3年生と中学3年生の娘をもつ。インスタグラム @fuwahane 

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掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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