【パパも絵本を楽しもう!】読み聞かせの達人パパが選ぶ3月の絵本
「子どもに読んであげる絵本を、パパが選ぶのってすごく楽しい。パパ自身がもっと絵本を楽しんだら、いろんなことを子どもと分かち合えるし、自分にも返ってくる。ママとパパ、複数の目線で選ぶと、子どもの本棚はすごく豊かになるんです。」 そう語るのは、イベントなどでの読み聞かせ活動歴10年以上、ロングセラー絵本の知識はもちろん新刊情報もいち早くキャッチしている読み聞かせの大ベテラン、奥平パパ。2児のパパでもあります。
たとえば、好きな詩を共有するように、パパも絵本を通して子どもたちに思いを伝えられたらいいですよね。
気負わず楽しく、パパ目線で絵本選び。奥平パパから子育て中のパパたちに向けて、絵本を選ぶコツと季節のおすすめ絵本を紹介します!
パパが選ぶ、3月に読みたい絵本
パパが選んだひなまつりの絵本
3月の絵本ということで、
自身が小さい頃におばあさんからもらった小さな雛人形は素晴ら
おばあさんからいただいたお雛様が今のおかあさん、
絵は舞台芸術家としても知られる、朝倉摂さん。(色)
チェンジ・ザ・ワールド!
夏のオリンピック/パラリンピックは開催できるのでしょうか、ちょっと心配です。そもそもオリンピック/パラリンピックは、「日本が世界からどのように見られているか、日本の相対的な立ち位置を確認することのできる場である」とNHK番組「日曜討論」で為末大さんが発言されていました。これは、今回の森・前組織委員長の発言にはじまるゴタゴタを受けてのものですが、これらホモソーシャルにどっぷり浸かった一連の動きは、ずいぶん前から当たり前に「なくなった」と思っていたことがそうでもないんだと、僕自身にとっても、一人の男性として自分の考え方を含めて改めて振り返る契機にもなりました。男性保育士の友人からは、彼らがその世界では逆に男性であるがゆえの壁を感じていると聞いたこともあります。まだまだ世界には変えていかないといけないことが横たわっているのですね。
ご紹介するのは、こちらの本。
道を切り開いた女の子たちのリアルストーリー
Rebel Girl〈反骨心を持った、勇敢な女の子〉。世界各国で活躍した100人の女性の物語を美しい肖像画と共に紹介。世界を席巻したとびっきりのポジティブストーリーが日本上陸!
夢を持ち、自分の力を信じて道を切り開いた女性の話が100人分、詰められています。その最初に取り上げられているのがアウン・サン・スー・チーでした。改めて民主主義というものが何なのかを問われている今、ぜひアウン・サン・スー・チーからはじまる女性たちの生き方を読んでほしいと思います。この本が特に素晴らしいのは、取り上げられた100人の肖像画が、世界から集まった60名の女性イラストレーターによって描かれていること。細かく書き込まれシワの一本一本が再現されたもの、はたまた簡素化された線でシャープに表現されているものなど、多様な絵を見るだけでも楽しめます。先ごろ惜しまれつつ亡くなったRBGことルース・ベイダー・ギンズバーグも取り上げられていますよ!
道を切り開く女性たち
安野光雅さんの遺した本
福音館書店から雑誌としてでている「こどものとも」。
我が家にある安野さんの本で、特に思い出深いのが、『
2012年に放映されたNHKの番組「日曜美術館」
まだまだたくさん! 奥平パパセレクト、パパが読みたい3月のおすすめ絵本
『ひなまつり ルンルンおんなのこの日!』ひな祭りのうんちくがいっぱいのこの本は、パパもきっと好きになる。
『歴史を変えた50人の女性アスリートたち』『世界を変えた50人の女性科学者たち』この視点での本は他にも何種類かありますが、好きな切り口から読めます。
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