絵本ナビスタイル トップ  >  絵本・本・よみきかせ   >   絵本ナビテーマ別絵本ランキング   >   「時計、時間の絵本」人気ランキング1位~10位
絵本ナビテーマ別絵本ランキング

「時計、時間の絵本」人気ランキング1位~10位

「時計、時間の絵本」のテーマで人気のある絵本10選

子どもたちが、朝、昼、夜と大まかな1日の流れから、いよいよ「今、何時だろう?」という時間の概念を理解しはじめたら、「時計の読み方」を覚えるいいタイミング!絵本なら幼児でもわかりやすくとらえやすい時間のイメージを教えてくれます。絵本ナビでは、時計の読み方はもちろん、想像力がふくらむ時間の物語もテーマに選んでいます。

 

「時計、時間の絵本」が登場する絵本には、

 

・楽しくわかりやすく正しい時計の読み方を教えてくれる絵本

・時間軸の感覚を教えてくれる絵本

・時計や時間にまつわる不思議な物語絵本

 

ここでは、絵本ナビが独自に集計した人気ランキング10位から1位まで発表します!是非、ピッタリの1冊を見つけてくださいね。

10位 『とけいのおうさま』(PHP研究所)

時計の王様が主人公の、時間の国の物語。時計のことを楽しく学びながら、時間のことも考えさせられるユニークな絵本です。お勉強のように時計を学ぶのではなく、絵本の物語として時計のことに触れられるのがいいですね。

時計が主役の時間の国の物語

とけいのおうさま

あるところに、時計の国がありました。
時計の国には、時計のおうさまが住んでいます。
おうさまの顔には、針が2本ついていて、チ、チ、チ、チ……と動いています。
おうさまの時計は、いつも正確に時間をきざみ、国中の時計はすべて、その時計のとおりに進みます。

朝、おうさまの時計の針が6時をさすと、王冠の中から時計鳩が飛び出し、
「ぽぽぽー! 6時だよ! 朝だよ! 体操の時間だよー!」とさけびます。
すると、国中の人たちが一斉に朝の体操をはじめます。

7時は朝ごはんの時間、10時は散歩の時間、2時は運動の時間。
時計の国では、時間がなによりも大事。時間を守らないものは牢屋に入れられました。

ところがある日、のんびりやのおうさまは時間にしばられることがいやになり、時計の針をかくしてしまうことに!
時間のなくなった時計の国は、一体どうなってしまうでしょうか?

色彩豊かな世界の中で、時間について楽しく学ぶこともできる一冊です。

9位 『いろいろないちにち』(文化出版局)

2時間ごとに追う時間の流れ。人によって1日のスケジュールは全く違うものですよね。いろいろな人の生活が垣間見れる興味深さもあり、観察すればするほどいろいろな発見がありそうです。時間を体感できる絵本です。

子どもも大人も楽しめる時間の経過を追うことができる絵本

いろいろないちにち

2時間ごとに時を追って町、村、港に生きる人々の暮らしを描きました。テレビゲームの楽しさ、ジグソーパズルの面白さ、迷路探しが一冊で満喫できます。

8位 『じかんが どんどん』(評論社)

1秒から1世紀まで、時間の概念を教えてくれる絵本です。時間の流れや感覚を知ると、一気に物語の理解も深まります。大きなお子さんにおすすめの絵本です。

好奇心が止まらない!絵本で旅する時間旅行

じかんが どんどん

世界ができる前からあって、いままでずうっと続いてきて、これからもずうっと続いてゆくもの。流れ星が流れる速さもはかれて、どれくらい昔に恐竜がいたか、誕生日まであと何日あるか教えてくれるもの。“時間”について、楽しくわかりやすく説明する。

7位 『チックタック じかんってなあに?』(偕成社)

過去、現在、未来が理解できるようになる絵本です。

自分の時間の流れだけではなく、家族の時間についても考えたり、時間の不思議や面白さを易しく丁寧に教えてくれます。

親子で一緒に読みたい、考えたい時間の絵本

チックタック じかんってなあに?

一秒、一分、一時間といった時間の長さや過去、現在、未来であらわされる時間軸について、優しい語り口で教えてくれる絵本。

6位 『チキチキチキチキいそいでいそいで』(あかね書房)

腕時計を題材にした楽しいお話です。腕時計やアナログの壁掛け時計ではなく、デジタル時計やスマホで時間を確認するようになってから、秒針の音が気になって仕方がないなんてこともかなり減りました。時計の音に合わせてまわりのみんなが忙しく動き出す様子は愉快です。

腕時計のチキチキの早さでみんなが動き出すユーモア絵本

チキチキチキチキいそいでいそいで

コウくんがみつけた古い腕時計がチキチキチキチキすごい早さで動きだすと、みんなの胸もチキチキ鳴りだして、街は大さわぎに!

5位 『ながーい5ふん みじかい5ふん』(光村教育図書)

大人でも楽しくてあっという間に過ぎてしまう時間と、時計を何回見ても、まだ5分もすぎていない!と驚くほど時間がたつのが遅く感じる時がありますよね。実際の体験を重ねながら時間の感覚を身につけていくのと同じように、この絵本では、時間の長さというものを感覚的にわかりやすく教えてくれます。同じ時間なのにこんなに感じ方が違うの?と子どもたちも驚くことでしょう。

なるほど!時間の感じ方を体験できる絵本

ながーい5ふん みじかい5ふん

歯医者さんの待合室での5分はあっという間なのに、歯を削られる5分はとても長い。同じ“5分”でも感じる長さが違うのって、ふしぎ! 身近なエピソードを通して、時間のふしぎやおもしろさに触れる絵本。

4位 『とけいのえほん』(戸田デザイン研究室)

美しいシンプルなイラストで学べる時計の絵本です。

心をゆさぶる情景は、子どもたちが初めて時間の感覚を覚える絵本としておすすめしたい1冊です。

美しい情景で覚える時間の概念を教えてくれる絵本

とけいのえほん

美しく描かれた、時刻から広がる様々なイメージとともに、“時間”というものが持つ豊かな情景や意味、そうしたものまで伝える、類のない1冊です。ですのでこの絵本には、お話もなければ、時計の針を回すようなしかけもありません。とても詩的なとけいの絵本です。私たちは、時計に初めて出会った子どもたちがまず第一に大切なのは、時の概念を大きく掴み感じることだと、考えています。

【午前5時】は水平線から現れる太陽と、緑のなかを飛んでいく1羽の白い鳥。爽やかな朝の訪れです。【午後5時】は海辺に佇み、夕陽に長い影をつくる人間と犬。太陽が沈む前の一時を、情緒豊かに伝えます。【午後11時】は星明かりの下を急ぐトラック。こうこうと光るライトが、夜道を照らします。こんな夜中でも働いている人はいるんですね。この「時間をイメージでとらえる」という感覚は、他の時計絵本では決して感じることができないものです。

“じかんを かってに とめたり のばしたり ちぢめたりは、 どんなひとでも できません。”
この絵本の最後にある作者のメッセージです。子どもでも大人でも、時間は誰にでも平等に与えられ、過ぎていきます。自分が生きる時間だけでなく、時計の進み方と同時に、世の中のいろいろな景色・生活を知ることは、それこそが時計を覚える本当の意味だと思うのです。

3位 『時計つくりのジョニー』(こぐま社)

時計に興味を持つ子どもたちやものづくりが好きな子どもたちに是非読んでほしい物語絵本です。

時計を自分で組み立ててみたいという子どもの好奇心を後押ししてくれる物語は、子どもたちの心を多いに刺激するはず。時計作りを通して、好きなことを応援する大切さや夢をあきらめない気持ちを教えてくれる素敵な絵本です。

ものづくりが大好きな主人公が登場する時計の絵本

時計つくりのジョニー

ジョニーはもの作りが大好きです。「大時計の作り方」という本を読むうちに、自分でも作りたくなってきます。周りのみんなから「できっこない!」と言われますが…。好きなことに熱中する姿に子どもたちの共感の声が届いています。

2位 『とけいのほん 2』(福音館書店)

絵本ナビでよく売れている、人気の時計の絵本シリーズの1冊です。

時計の読み方を教えてくれる本書のシリーズ第2弾は、何時何分まで読めるように優しくガイドしてくれます。子どもたちは、大好きなおばけと一緒に時間の読み方を覚えていきます。

人気の時計絵本シリーズ第2弾!もっと詳しく読めるかな?

とけいのほん 2

こんどはおばけがやってきて、時計の針と遊びます。「いま、なんじかおしえてね」(1)につづき、ここでは分の単位を視覚的にとらえ、何時何分までのよみ方を教えてくれます。

1位 『とけいのえほん 1』(福音館書店)

1位は、『とけいのえほん 1』。

同シリーズの『とけいのえほん 2』のセットでよく売れている本書は、時計の針の「ちび」と「のっぽ」と可愛いどんぐりたちが時間の読み方を教えてくれます。時計の絵本は、ついつい「今、何時?」と子どもたちに質問してしまい、お勉強になってしまいそうですが、幼い子どもたちが時計を理解するために、ゆっくり丁寧に教えてくれます。

 

はじめての時計絵本にピッタリの人気絵本

とけいのほん 1

どんぐりぼうやと時計の針が、なかよく遊びながら「いま なんじ?」楽しく読みすすんでいくうちに、幼児に時計のよみ方を、わかりやすく教えてくれる絵本です。

いかがでしたか。

いろいろな時計や時間の絵本がありますが、お子さんが興味をもってくれそうな絵本はありましたか?時計の読み方だけではなく、時間そのものに興味をもつきっかけを与えてくれる楽しい絵本も是非一緒に読んであげてくださいね。

富田直美(絵本ナビ編集部)

米ペンシルベニア州フィラデルフィアで20代を過ごす。現地の大学で経営学を専攻、就職。帰国後は映画のタイアップや、家庭用ゲームの映像制作に関わる。その後、エンターテイメントの分野で外資系ライセンスビジネスに従事。絵本好きが高じて2012年から絵本ナビに入社。これまでの経験を生かし、ユニークな視点で大人も子どもも楽しめる絵本や洋書の魅力を紹介。2歳児のママ。

【連載】「絵本をもって旅に出よう」を絵本ナビスタイルで執筆中。https://style.ehonnavi.net/post-series/25324

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
Don`t copy text!