【今週の今日の1冊】「鬼」って怖い?怖くない? 絵本で「鬼」を楽しもう。
1月21日~1月27日までの絵本「今日の1冊」をご紹介
「鬼」って怖い?怖くない?
間もなくやってくる「節分」では、「鬼」は季節の変わり目にやってくる邪気と考えられていて、無病息災を願って退治するもの。けれども、「鬼」って怖いだけじゃないのかも?と知ったり、あれこれ想像が膨らんでいく楽しみがあるのが、昔話や絵本の良いところですよね。今週は「節分」に向けていろいろな「鬼」を楽しめる絵本をご紹介します。
1月21日 おにさん どうすりゃ わらうかな?
1月22日 オニガワラ・ケン、彼は地獄カンパニーの平社員!
1月23日 オニたちが伝えたいのは、おにぎりの美味しさ!?
水曜日は『オニじゃないよ おにぎりだよ』
おにぎり好きのオニ達が、人間の落としたおにぎりを拾って食べて、大ショック!
「ひどすぎる!こんなまずいおにぎり、食べてるなんて!」
「おれたちが、ほんとうのおにぎりの あじを おしえてやる!」
1月24日 オニが心優しい男の子だったら…
1月25日 天真爛漫なまゆと鬼の対決は…?
金曜日は『まゆとおに-やまんばのむすめまゆのおはなし』
山姥の娘まゆは、ある日鬼に会います。鬼はまゆを煮て食べようとお湯を沸かしはじめます。まゆはそうとは知らず、薪の山を作ったり、かまどの石を積んだり、手伝います。
1月26日 お腹の中の鬼を退治するには・・・!?
土曜日は『かえるをのんだととさん』
ある日、ととさんのお腹が痛くなり、お寺の和尚さんに相談に行くと、和尚さんは「お腹に虫がいるせいだから、蛙をのむといい」と教えてくれます。教わったとおりに蛙をのみこむと、お腹にはいった蛙が虫を食ったのでお腹の痛いのはなおります。でも今度は、お腹の中で蛙が歩くので気持ちが悪くなり、また和尚さんに相談すると、「蛇をのむといい」といわれます。蛇の次は雉、というように前にのみこんだものを食べる動物を次々とのみこみます。その後は、雉を撃つ猟師をのみこみ、次に鬼をのみこみ、最後はお腹の中の鬼を退治するため和尚さんが「鬼はそとー」と、ととさんの口の中に豆を投げ込むと、お腹の鬼は「これは節分の豆だ。痛い痛い。たすけてくれえ」といって、尻の穴からとびだし逃げていくという落ちになっています。
このような聞いて笑える昔話は、とくに子どもたちの好むところです。節分の時期だけでなく、何度も何度も親子で読んでお楽しみください。
このお話は新潟県の「まわりもちの運命」という昔話から採りました。
1月27日 何度読んでも、ぐっときます
いかがでしたか?
心優しい鬼、寂しがりやの鬼、気のいい鬼。本当は怖がらせたいのに、なかなか手強い相手に調子が狂ってしまう鬼もいましたね。そんな姿はなんだかとってもユーモラス。
ぜひ、親子で園で教室で子どもたちと一緒に楽しく読んでみて下さいね。
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