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未来の今日の一冊 ~今週はどんな1週間?~

【今週の今日の1冊】秋の読み聞かせにおすすめしたい、お月さまの絵本

9月2日~9月8日までの絵本「今日の1冊」をご紹介

今年の十五夜は9月13日(金)。おはなし会では、プログラムの中に、お月さまの絵本を1冊は入れたい時期となってきましたね。またご家庭でもぜひお月さまの絵本を読んでみてはいかがでしょうか。今回は2週にわたり、秋のおはなし会とご家庭での読み聞かせにおすすめの、お月さまの絵本をご紹介します。1週目の今週は、お月さまが登場する楽しいお話を、来週2週目はいよいよ十五夜の週ということで、お月見にちなんだ絵本をご紹介したいと思います。

9月2日 パパに読んでほしい、驚きのしかけ絵本

月曜日は『パパ、お月さまとって!』

パパ、お月さまとって!

みどころ

絵本の大きさの制限を破ったしかけ絵本です。パパがもってきたながーいながいはしごは横に4ページ分、たかーい山に登るところは縦に2ページ分、そして大きなお月さまは縦横4ページ分のジャンボサイズで登場します。このスケール感は子どもにとってもたまらないところでしょう。そしてその大きなお月さまがだんだん小さくなっていくところで月の満ち欠けを学ぶことができます。読み聞かせるときは、「ながーいながーい」「たかーいたかーい」「だんだんちいさく、ちいさく」と大きさを強調するとよいのではないでしょうか。
「はらぺこあおむし」で有名なエリック・カールのコラージュです。カールはこの絵本を娘のサースティンに描きました。表紙カバーにはサースティンのコメントが載っています。

9月3日 そらで、おつきさまがうたっているよ…

火曜日は『おつきさまのかぞえうた』

おつきさまのかぞえうた

よるのおそらで おつきさまがうたっているよ

おつきさまがうたう かぞえうたで
ぶたさん、あひるさん、
いっしょにあそんだ おもちゃたち
まちじゅうみんな ねむりにつきます

こころやすらぐ しずかなしずかな おやすみ絵本

9月4日 明かされる満ち欠けの秘密

水曜日は『おつきさんのぼうし』

おつきさんのぼうし

みどころ

ふと夜空を見上げると、そこには黄色いまんまるのお月さんが今夜も大きく浮かんでいます。
優しい月明かりが照らす丘の上には、評判のぼうしやさんが一軒。
このぼうしやさん、どんなに難しいぼうしの注文があっても必ずその人にぴったりのぼうしを作ってくれるのです。それが、たとえ魔女の親子のとんがりぼうしや荒波の航海にもへっちゃらな海賊船長のぼうし、ましてやハトやウサギを一瞬で消してしまう手品師のシルクハットだったとしてもね。

そんな様子をみていたお月さんは、ある晩おじいさんに自分用のぼうしを3種類オーダーします。
お月さんがかぶれるくらい巨大なぼうし!?
さすがのぼうしやさんもそんな大きなぼうしは今まで作ったことはないはず。果たして、お月さんの望みどおりのぼうしを作ることができるのかしら。そしてもし、お空のお月さんが自分のぼうしをかぶることがあったとしたら、地上にいる私たちには一体どんな風に見えるのでしょう?

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9月5日 ボコボコ ボコボコ ボコボコ ボン

木曜日は『つきよのかいじゅう』

つきよのかいじゅう

湖のそばにテントを張り、10年間かいじゅうが出てくるのを待ち続けた男がいます。ある月夜、ついにかいじゅうは出てきました。しかし、それは湖に住む・・・。笑いと美しい絵で心が開放される絵本。

  

9月6日 もぐら君、がんばれ!

金曜日は『ぼく、おつきさまがほしいんだ』

ぼく、おつきさまがほしいんだ

はじめておつきさまを見たもぐらは、ほしくてたまらなくなりました。まわりの動物たちに、「おつきさまをとるなんて、むりよ」ととめられても、あきらめきれずに、とうとう…? やんちゃなもぐらと仲間たちの表情が愛らしい、おつきさまがきれいな季節に読みたい絵本です。

  

9月7日 「まだまだ まあるく ならないねぇ」

土曜日は『おつきさまはまあるくなくっちゃ!』

おつきさまはまあるくなくっちゃ!

ほそーい三日月を見あげて、おばあさんは驚いた。「お月さまは、まあるくなくっちゃ!」おばあさんが心をこめてつくる、ほっかほかの手料理。それを、おいしそうに食べるお月さま。さいごには、特大のデザートまで!さぁて、お月さまはまあるくなれたかな?ふたりがかこむ温かい食卓に、心が満腹になる絵本です。

9月8日 ひと口、かじってみたい!

日曜日は『お月さまってどんなあじ?』

お月さまってどんなあじ?

みどころ

カメ、ゾウ、キリン、シマウマ、ライオン、キツネ、そしてネズミがそれぞれ背中に乗り、段々に空に向かって高くなっていく場面が目を奪います。動物たちの塔の上空にはお月さまがにっこり。見開きの片側ページいっぱいに上へ上へとお月さまを目指す動物たちの様子、反対側のページ下には一匹ずつ順番に登場する動物が描かれ、そのコントラストが見事です。主人公である動物たちの表情やしぐさはとても親しみやすく、和紙のような風合いを生かしたイラストが温もりのある安らかなひとときを導きます。
 お月さまと動物たちのゲーム、どうなったと思いますか。ここでは、小さなネズミの働きが見逃せません。砂漠でいっしょに眠る動物たちの寝顔は、まるで子供の寝顔そのもの。冒険いっぱいの一日を終え、満ち足りた気持ちで目を閉じる彼らの姿には誰もが充足感を覚えることでしょう。最終ページのサカナの一言も、気が利いています。

いかがでしたか。お月さまの絵本ってなんだかとっても優しくて温かい雰囲気の作品が多いですね。他にもたくさんのお月さま絵本がありますので、いろいろ探してみて下さいね。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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