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未来の今日の一冊 ~今週はどんな1週間?~

【今週の今日の1冊】頑張れ、新1年生! 小学校生活を応援する本

4月12日~4月18日までの絵本「今日の1冊」をご紹介

入学式を終え、いよいよ小学一年生! 
はじめての小学校、先生、お友だち。すべてが新しく刺激的な毎日。ワクワクやドキドキもあるけど不安もやっぱり。そんな新一年生の新しい毎日を応援する、小学校生活がよく分かる本や、学校が楽しみになるようなお話をご紹介します。

4月12日 朝、ちゃんと起きられるかな?

月曜日は『一年生なんだもん めざましくんと大とっくん!』

一年生なんだもん めざましくんと大とっくん!

出版社からの内容紹介

くみちゃんは小学一年生。ある朝、めざましどけいが寝坊をしてしまいました。どうやら、めざましどけいも一年生らしく、まだまだできないことがいっぱいあるみたい!  おねぼうな一年生コンビは、朝、ちゃんと起きられるようになるのでしょうか。

4月13日 応援する気持ちを込めて読んであげたい1冊

火曜日は『大きい1年生と小さな2年生』

大きい1年生と小さな2年生

みどころ

お話に登場するのは、体は大きいけれど弱虫の1年生のまさやと、体は小さいけれどしっかり者でけんかも強い2年生のあきよです。読む子どもたちは、それぞれどちらに親近感を覚えるでしょうか?

まさやは1年生になったばかり。家から学校までの「がけのあいだのみち」がこわくて仕方がありません。狭くて暗いし、木はしげっているし、時々カラスも鳴いていてこわいのです。けれどもお母さんからひとりで学校へ行くのよ、と言われ困っていると、次の日、2年生の子どもたち四人が迎えにやってきて、まさやはあきよに手をつないでもらい、登校するようになります。まさやはあきよがいるだけで心強い気持ちになり、だんだんあきよの強さとしっかりとした様子に憧れるように‥‥‥。一方であきよもまた、まさやを見守ることによって、体は小さくても自分は大きいのだという自信が湧いてくるのでした。>>>

読者の声より

自立・ひとり立ちを描いた作品
「おしいれのぼうけん」「ダンプえんちょうやっつけた」の古田足日さんの作品だということで、とても楽しみに読みました。

166ページ13章、かなり読み応えのある作品です。
毎晩寝る前に1日2章づつと決めて読むことにしましたが、「お願い、もう少し読んで!」と息子に懇願されることも多く、5日間で読みました。

体は大きいのにお母さんに頼ってばかりで、精神的にはとてもひよわな1年生の「まさや」。
体は小さいけれど自分の気持ちに真っ直ぐに行動することができる、しっかり者の「あきよ」。
対照的な2人ですが、友達になって時間を共有するうち、しだいにお互いのことを理解するようになっていきます。

「まさや」は勝ち気に見える「あきよ」にもコンプレックスなど複雑な心情があるんだと知ります。
そして、そんな「あきよ」のために大冒険に立ち向かうのです。
「あきよちゃんを喜ばせたい!」という一心で。

終盤、強い気持ちで不安をはねのけていく「まさや」の大きな成長を感じ、読んでいてウルウルでした。

子どもは子どもの中でたくましくなっていく。
子ども同士の遊びの時間はかけがえのない大切なもの。
そんなことも感じました。

子どもの心情の奥の奥まで細かく書かれていて、友情と自立をありありと描いたとても素晴らしい作品でした。
(カトリーヌみどりんさん 30代・ママ 男の子7歳、男の子2歳)

4月14日 トイレに行きたい時はちゃんと言おう

水曜日は『トイレにいっていいですか 改訂新版』

トイレにいっていいですか 改訂新版

出版社からの内容紹介

人もくるのであとまわしにされ、休み時間にいけません。とうとうがまんできなくなって…。寺村輝夫の名作を和歌山静子が新たに描き下ろした改訂新版。

読者の声より

小学校入学前に親子で必読ですよ。
子供が小学校に入学すると、気になるのがトイレ問題。子供は、授業中に恥ずかしくて「トイレにいっていいですか」と言えなかったり、休み時間にトイレに行って、順番に並んでいても、上級生に割り込みをされたりと・・・。そんな経験を今でも多くの子供達がします。長男も授業中に「トイレにいっていいですか」の一言が言えるまで時間がかかりました。それを絵本にしたのがこの絵本なんです。主人公のオムくんが、「トイレにいっていいですか」と先生に言ってトイレに行くんですが・・・。授業中の廊下は、静かで少し怖いですよね。ちょと緊張したりしますよね。あのちょと怖い気持が、動物がトイレまで一緒に行ってくれるので楽しさに変わります。3年生になる息子も「僕が1年生の時にこの本があったら良かったのに」と一言。入学する前から読んであげると、入学してからのトイレ問題も、すぐクリア出来ると思いますよ。
(ぷちどりーむさん 30代・ママ 男の子8歳、男の子5歳)

4月15日「先生一年生」のやぎこ先生も頑張ります!

木曜日は『やぎこ先生 いちねんせい』

やぎこ先生 いちねんせい

出版社からの内容紹介

春の訪れとともに、山里の小さな小学校にやってきたのは、「先生一年生」のやぎこ先生。さっそく、入学したばかりの一年生子やぎたちと、ハラハラドキドキの一年がはじまります。けれども、事件をおこしてしまうのは、やぎこ先生ばかり。学校に着ていく服に悩みすぎて遅刻したり、夏休みの宿題を出し忘れてしまったり……。でも、八匹の子やぎたちは、元気なやぎこ先生の背中を見ながら、たくましく成長していきます。

読者の声より

子供だったころを懐かしく思い出しました。
よなか中雪が降った朝は、とても静かで「しーん」としていました。
無駄な音が雪に食べられているような(吸収されているような)
気持ちでそれだけで穏やかな気持ちになったものです

しんしんと雪が降る中幼稚園もおやすみで
ママもうちにいて、穏やかに過ぎていく時間が気持ちよく伝わってきました。
孤立してしまったようでいて、雪に守られているような気持ちになりました。
雪がやんだ夜、約束通りに外に出る事を許したお母さんの度量に
感心し、そんなお母さんでありたいなと思いました
(らずもねさん 30代・ママ 男の子2歳、男の子0歳

4 月16日 1日のやることが決まってる。えらいこっちゃ!

金曜日は『えらいこっちゃのいちねんせい』

えらいこっちゃのいちねんせい

出版社からの内容紹介

1年生になったばかりのぼく。学校は、やることも時間も決まってる! 初めての勉強、休み時間、給食……。「えらいこっちゃ」とつぶやきながら、困難に立ち向かっていくお話。新入学にぴったり!

読者の声より

一年生に読み聞かせしたい
タイトルに惹かれて、手に取りました。
慣れない学校生活にあたふたしている一年生の様子を描いたもの。
「えらいこっちゃ」というセリフが、なんとも可愛いかったです。
入ったばかりの一年生って、こんな感じだったっけと、懐かしく思いました。
機会があったら、入学したての一年生に読み聞かせしてみたいです。
同じ作者コンビでようちえんバージョンもあるようなので、そちらを読むのも楽しみです。
(クッチーナママさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子13歳、男の子11歳)

4月17日 小学校を楽しく過ごすための2年生からのアドバイス

土曜日は『しょうがっこうがだいすき』

しょうがっこうがだいすき

出版社からの内容紹介

小学2年生のせんぱいから、これから小学生になるみんなへ。「さけばないようにれんしゅうしよう」など小学校生活を楽しく送るための16のアドバイスを、ういさんが自分の力で書き上げました。不安と楽しみがいっぱいの入学を控えたお子さんに送る一冊。

読者の声より

説得力あります
もうすぐ入学シーズンを迎えるので、進学や進級のお話が読みたいと思いました。
こちらの作者は、なんと小学生!
小学2年生から、入学する1年生へ。
「小学生になるまでにやるといいこと」
「小学生になったらやるといいこと」
が語られます。
年がすぐ近くの先輩のアドバイスは、説得力あります。
これを読んで、入学の不安を少しでも解消できたらいいですね。
(クッチーナママさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子13歳、男の子11歳)

4月18日 自分の学校の生活とくらべてみよう

日曜日は『1ねん1くみの1にち』

1ねん1くみの1にち

出版社からの内容紹介

登校、朝の会、国語、算数、休み時間…と、小学校1年生のクラスの1日を追った画期的な絵本!
教室を定点で追う中で、忘れ物したり、いたずらしたり、と楽しいストーリーが展開。学校の1日が分かり、自分の学校とくらべてみても楽しめます

読者の声より

うちの子すごい!「比較」できるんだ!!
娘は1年2組です。
これも写真で見る絵本と呼んでいいのでしょうか?
1年生のお友達が登校してくるところから
みんなが帰ってしまった夜の学校の様子までを
時計の時刻とともに読んでいきます。

娘と読むと
自分の学校の生活と比べて
同じところ違うところを教えてくれました。
朝は先生が来る時間になると着席で待っている。
「おおきなかぶ」はもう習った。
給食の牛乳はパックだけど・・・絵本はびん。
図工室と理科室はまだ入ったことがないようでした。
帰りの会では「みんなげんきにジャンケンポン!!」ってところは
「ガクッ」ってずっこけていましたが本当はやりたいんだと思います。

くらべる図鑑ってありますが
これはくらべる絵本ってところでしょうか。
この絵本を読むことで娘の学校での様子を
たくさん聞くことができました。
(事務員さん 30代・ママ 女の子6歳、女の子4歳)

選書:秋山朋恵(絵本ナビ編集部)

文・編集協力:富田直美(絵本ナビ編集部)

 

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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