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「絵本ナビえいご」アドバイザー・正頭英和先生インタビュー

楽しくなくちゃ続かない!「絵本ナビえいご」を使った英語学習のコツを伝授

VIP会員なら英語の絵本を約1,000冊読めるアプリ「絵本ナビえいご」。

この連載では、「絵本ナビえいご」のアドバイザーであり、「教育界のノーベル賞」トップ10入りを果たした正頭英和(しょうとう・ひでかず)先生に、スマホ/タブレットを使った勉強法やAI時代の英語学習についてお話をうかがっています。

連載3回目のテーマは「これからの時代、英語学習に必要なこと」。アドバイザーの視点から、「絵本えいごナビ」の活用法についてたっぷり語っていただきました!

第2回はこちら

AI技術によって言葉の壁はなくなる!? でも、英語を学習するのはなぜ?

写真はイメージです

これまでは英語をコミュニケーションツールとして学んでいましたが、今の時代、精度の高い翻訳サイトやアプリを使えば、ある程度の意思疎通ができるようにまでなってきました。さらに翻訳技術が進歩すると、2028年には言語障壁が完全になくなるといわれています。

つまりあと5~6年もすれば、相手の話す言語を装置がリアルタイムに翻訳して、機械を通している感覚もなく意思疎通できる時代がやってくるんです。もうすでにイヤホン型の翻訳機が販売されていますから、そう遠くない気がしますね。

 

そんな世界がやってくるなかで、それでも英語の習得に2500時間以上も膨大な時間を費やすモチベーションはどのように作れるでしょうか?

これまでのように「英語をしゃべれるようになるために頑張るぞ!」という根性論的モチベーションでは、もう子どもたちは学ばないでしょう。「遊んでいたら(楽しんでいたら)、いつの間にか英語ができるようになったよね!」っていう方向へ持っていかないと、子どもたちの学びは続かないと思っています。

AI時代を生き抜く子どもたちにとって英語学習がなぜ必要なのかを、教育者や保護者だけじゃなくて、もう一回全員が原点に立ち返るときがきたのではないでしょうか。

 

もし「自分たちが英語できないから」みたいな理由で、親のコンプレックスを子どもに押し付けているようでしたら、それはダメですよ!

これからの時代、英語が本当に必要だと思って習わせるのであれば、親御さんも一緒に学び直しましょう。じゃないと、子どもはいつかどこかでそれを見透かしますから。

これからの英語学習に必要なのは、プロセス型のモチベーションです

小学校の授業で初めて英語にふれることは、決して遅くはありません。でも、英語を習得させようと思ったら、学校に頼っているだけでは圧倒的に時間が足りないのは、前にお話ししたとおり。学校以外のところで「英語にふれたいな」と思わせるような動機づけが大切です。

 

これからの英語学習に必要なのは何かっていうと、モチベーションなんです。「楽しい!」「やってみたい!」と思えるかどうかが一番重要になってきています。 実はこれまでもモチベーションは重要でしたが、「大学に合格するため」とか、「英検●級を取得するため」といった目的や、「就職活動で有利だから」というのが動機になっていました。いわゆる成果型のモチベーションだったんです。

 

これからの時代はプロセス型のモチベーションが大事です。結果ではなく、「英語の勉強がめっちゃ楽しい!」といった過程のほうに学ぶ動機をシフトしていくことが絶対に求められていて、僕はプロセス型のモチベーションを感じられる子どもたちを育てていくことが大切だと思っています。

「絵本ナビえいご」で、楽しく、たくさん英語にふれてほしい!

写真はイメージです

では、どうやって子どもたちが楽しんで英語を学びたくなるのでしょう?  

 

学びの入口としては、英語の絵本が最適です。「英語の多読」は今すごく注目を集めています。

簡単に言うと「好きな物語や絵本を読んでいるうちに、英語が身につく」みたいな感じなので、多読は基本的に子どもたちにとって、とても楽しい英語学習方法のひとつなんですよ。

 

ただ、それを紙の本でやろうとすると、問題点が大きく2つあります。

1つ目は、紙の英語の絵本を日本で買おうとすると、値段が高いこと。

例えば、Helloとだけしか書いてない海外の絵本があるとします。子どもからするとそれだけでも楽しいのに、親は「この一冊に何千円も出すのは……」と、損した気になってしまう。そんなことを思うと、初心者レベルをスキップして、次のレベルの本を買ったりするわけですよね。これでは費用対効果を考えすぎるあまり、子どもに本当に必要な英語レベルの本が買い与えられなくなってしまいます。

 

2つ目は、音声がないから感情が読み取りにくいこと。それに「知らない単語が多すぎる」と一度思うと、そこから先のページへ進めなくなってしまいますから、やっぱり音にふれさせてあげたほうが効果的ですね。

これら2つの問題点を解決するものが何かないかな~と思ったときに、僕が出会ったのが「絵本ナビえいご」なんです。

多読のできる絵本アプリは他にもありますが、「絵本ナビえいご」は自分のペースで音声を止めたり、フレーズを繰り返したりもできます。さらに、発音のAIチェック機能を見たときに「コレだ!」と思いました。

 

多読は英語の学習としてはとても効果的な方法ということが科学的に証明されているので、「絵本ナビえいご」がたくさんの人に愛されるアプリとして、どんどん広まっていってほしいですね。

いいものはどんどん学校単位で取り入れるべき。このアプリが学校へ広まっていったら、本当に日本の英語教育が変わるんじゃないでしょうか。

英語の読み聞かせに自信がないなら、アプリに頼りましょう

日本語の絵本の場合も「自分で読み聞かせることができるのに、YouTubeや絵本アプリに頼るのはなんだか罪悪感を覚える」という親御さん、いらっしゃいますよね。

料理している合間など、ちょっとした時間つぶしで絵本アプリを使うのはいいけれど、読み聞かせするのなら、録音よりも生の声のほうがなんとなくいいなという印象を僕自身も持っています。

 

しかし、これは英語の絵本になると、また別の話。

特に「英語の発音に自信がないな……」という親御さんにこそ、英語の正しい発音が聞ける絵本のアプリは有効なんじゃないかな、と思います。

その際は親子で横並びに座って、小さなお子さんは膝の上に乗せたりして、温もりを感じながら一緒に楽しむといいですよ。

英語の4技能を伸ばすには、音読が最適です!

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さらに僕が効果的だと思うのは、「音読」という手法です。

「これさえやっていれば全部の英語の力が伸びる!」みたいな万能の勉強方法はないんですけど、限りなく万能に近いと思っているのが音読。

音読をせずに英語をしゃべれるようになったという人間に、僕は出会ったことがありません。

 

音読は、基本的に文字を見ながらそれを言語音声化する作業ですので、正しく発音すればスピーキングの練習にもなります。

当然、人は発音できるものしか聞き取れないので、リスニングのトレーニングになりますし、さらに文字をしっかり見るという点で、リーディングとライティングにも役立つといわれているんです。

 

英語学習の導入としては、「聞く」「話す」「音読する」の3つが大事。

正直これさえやっていれば十分なくらいなので、「絵本ナビえいご」を活用して、多読・音読を親子で楽しんでみてください。

 

(最終回に続く)

ここがポイント!「音読」の効果

  • 正しく発音することでスピーキングの練習に
  • 発音できれば聞き取れるようになる!リスニングのトレーニングに
  • 文字をしっかり見るため、リーディングとライティングに役立つ

正頭 英和(しょうとう・ひでかず) 

2019年に、日本人の小学校教員として初めて「Global Teacher Prize(グローバル・ティーチャー賞)」トップ10に選出され、「世界の優秀な教員10人」で選出される。著書に『子どもの未来が変わる英語の教科書』(講談社)など多数。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部