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月別児童書ランキングBEST10

【ランキング】2021年10月の児童書売上ランキングBEST10は?


今、絵本ナビで売れている児童書は? 話題になっているのはどんな本? なかなか見えづらい児童書の売れ傾向ですが、少しでも旬の情報をお伝えできるよう、1ケ月分のランキングを発表していきます。さて、2021年10月は、やはりロングセラーの売れが強い時期となりましたが、少しずつ新刊がランクインしています。毎月、素敵な読み物の新刊がたくさん出ていますので、まずはその新刊の存在を知ってもらいながら、毎月ランキングの仲間入りをするように広めていきたいと思います。今回もランキングと10月の新刊情報をあわせてご紹介します。

2021年10月の児童書売上ランキングBEST10【2021/10/1~10/31】

第1位は、がまくんとかえるくんが繰り広げる温かな友情のお話。寒さが増す季節にいっそう読みたくなります。

ふたりはともだち

みどころ

仲良しのかえる、がまくんとかえるくん。ふたりの間で繰り広げられるのは、濃くて、可笑しくて、ちょっぴり切ない……様々な愛すべきエピソード。アーノルド・ローベルの「がまくんとかえるくん」シリーズは幼年童話の傑作として、子どもから大人まで、たくさんの人たちに40年以上も愛され続けています。

そのシリーズ第1作目が『ふたりはともだち』、5つのお話が収録されています。

春が来たからと大急ぎでがまくんの家に走っていき、「おきなよ!」と大きな声で呼びたてるかえるくん。お日さまがきらきらして、雪も溶け、新しい一年がはじまったかと思うと、いてもたってもいられないのです。ところが、がまくんは布団の中。もう少し寝ていたいのです。11月から眠っているがまくんは「5月半ば頃にまた起こしてくれたまえよ。」なんて言うのです。そこで、かえるくんは……?

がまくんを外に連れ出して遊ぶためなら頭の回転だって早くなるかえるくんと、カレンダーに合わせて簡単に5月だと思い込んでしまうがまくん。最初のお話「はるがきた」で、幼さと可笑しさがたっぷり詰まったふたりのキャラクターを存分に味わうことができます。

続く「おはなし」と「なくしたボタン」では、それぞれのやり方でお互いを思いやっている様子(大いに巻き込みながらね)を、「すいえい」ではちょっぴりブラックな面をのぞかせつつ、思いっきり笑えるエピソードを披露してくれます。

すっかりふたりの世界観に夢中になった頃、登場するのが最後の「おてがみ」です。
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第2位は同数の売れで、2タイトルが並びました。

第2位は、毎月上位にランクインしている、9歳の名探偵ネートのお話。2巻以降も続けて読んでみよう!

ぼくはめいたんてい(1) きえた犬のえ(新装版)

みどころ

9歳のネートは探偵です。
今日もネートの元に1本の電話が入りました。
仲良しの女の子アニーから、なくなった絵を探してほしいとの依頼です。

すぐにアニーのところへ駆けつけるネート。
まず、アニーの話をじっくり聞き、部屋の中をくまなく調べます。
次に、その絵を見た他の人たちー仲良しのロザモンド、弟のハリー、犬のファングについて丁寧に調査していきます。
はたしてネートは、アニーのなくなった絵を発見することができたのでしょうか。

一見、すぐに解けそうと思わせておきながら、意外になかなか解けないナゾの面白さと、ネートのツボを押さえた探偵ぶりに子どもも(大人も!)たちまち心を掴まれてしまいます。
また9歳という年齢でありながら、どんなナゾが来ても常に落ち着き、周りから頼りにされているネート。子どもたちは、自分と同じぐらいの年齢の子の活躍とカッコよさにたちまち憧れてしまうのではないでしょうか。一方でパンケーキが大好物で、気が付けばいつもパンケーキを食べているところには親しみを感じてしまいますね。

こちらは、1982年の発売以来、たくさんの子どもたちに愛され、読み継がれてきた「ぼくはめいたんてい」シリーズの第1巻目。マージョリー・W・シャーマットさんによる全17巻となるこちらのシリーズは、5歳ぐらいから小学校低学年の子どもたちにちょうど良いハラハラさで、子どもたちがはじめて物語の楽しさに出会えるシリーズでもあります。つぎつぎにネートに降りかかるナゾ解きの面白さはもちろんのこと、巻ごとに増えていく個性的な登場人物、ネートからママへの置き手紙の内容など、読めば読むほど多くの楽しみをも発見できるでしょう。

すべての漢字にふりがながついているので、はじめての読み物としてもぴったり。ひとり読みに移る前に、まずは読んであげながら親子で一緒にナゾ解きを楽しんでみるのもいいですね。シーモントさんの温かくユーモアたっぷりの挿絵と、訳者の小宮由さんの柔らかな語り口も、子どもたちの読書をやさしく応援してくれます。お話の最後には「めいたんていのこころえ」もついていて、もし周りでなにかナゾが起きた時の役に立つかも!? さあ、ネートとどんどんナゾを解いて、一緒に名探偵になろう!

(秋山朋恵 絵本ナビ編集部)

こんな楽しい登場人物が出てくるよ♪

全17巻の人気セット! こちらも小学1、2年生へのクリスマスプレゼントにおすすめ♪

なんといっても楽しいのは、ヤカちゃんの声の大きさ! ぜひ声にだして読んであげることをおすすめします。

番ねずみのヤカちゃん

みどころ

ドドさん夫婦の家の壁と壁のすき間に住む、おかあさんねずみと、四ひきの子ねずみ。そのうち四ひき目は、「やかましやのヤカちゃん」とよばれていました。
どうしてこんな名前がついたかって?

それはね…このヤカちゃん、とてつもなく声が大きかったからなんです。

たとえばこんな風。おかあさんねずみが、ドドさん夫婦に存在を気づかれないよう「けっして音をたててはいけない」と注意している時も「うん、わかったよ、おかあさん」と答える声のなんと大きいこと!他にもおかあさんねずみの注意に対して、全部うんと大きな声で答えるヤカちゃんのお返事の繰り返しが何とも愉快でたまりません。でもお返事のしかたから、ヤカちゃんがとっても素直でまっすぐで良い子だということが伝わってきて、どんどんヤカちゃんを応援したくなってしまいます。けれどもやっぱりその大きな声のせいで、ドドさん夫婦の家にねずみがいることがばれてしまって…。ここからドドさん夫婦のねずみ退治作戦が始まります。ドドさん夫婦とヤカちゃんの対決の結末やいかに…?
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第4位は、同数の売れで2タイトルが並びました。

第4位 『ルドルフとイッパイアッテナ』

読み継がれる人気のロングセラー。イッパイアッテナが教えてくれる大切なこととは?

ルドルフとイッパイアッテナ

みどころ

まるごと猫の視点で語られるところが何より面白い1冊!飼い猫からノラ猫の世界に突然入り込んだルドルフに、ノラ猫として生きていくのに大事なことを教えてくれるイッパイアッテナ。勉強することがなぜ大事なのか、どんな風に役に立つのかということも彼の手にかかれば深く納得できてしまうから不思議です。次第にめばえていくアツい友情にもご注目下さいね。

第4位 『びりっかすの神さま』

小学生に読み継いでいきたい名作! 勝ち負けよりも大事なことに気づかせてくれるお話。

びりっかすの神さま

みどころ

お話の舞台になるのは、成績順で座席が決まるというある4年生のクラス。競争主義の学校、頑張ることの意味、クラスで1番になることよりも大切なことって?クラスの子と助け合うことの喜び、さらにハンディキャップの問題まで、子どもたちに身近で大切なテーマがたくさん盛り込まれています。読んでほっとする子も多いかもしれません。

第6位も、同数の売れで3タイトルが並びました。

第6位 『エルマーのぼうけん』

子どもに読んであげたい、本格冒険ものがたり!

エルマーのぼうけん

みどころ

さあ、リュックサックに道具をつめて、エルマーと一緒に冒険の旅に出発しよう!

これは僕の父さん、エルマーが小さかった頃のある冒険のお話です。ある雨の夜、エルマーは、年取ったのらねこから、「どうぶつ島」に捕らえられているかわいそうなりゅうの話を聞きます。りゅうは、空の低いところに浮いていた雲から落っこちてきたちっちゃな子どものりゅうで、ジャングルの猛獣たちに捕まえられて、川を渡るために働かされているというのです。

エルマーは、すぐに助けに行こうと決心します。早速ねこにどうぶつ島のことや、持っていくものを教えてもらい、旅の準備に取り掛かります。エルマーがリュックサックにつめたのは、「チューインガム、ももいろのぼうつきキャンデー二ダース、わゴム一はこ、くろいゴムながぐつ、じしゃくが一つ、はブラシとチューブいりはみがき‥‥‥」などなどたくさんの道具。

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第6位 『ふたりはきょうも』

「がまくんとかえるくん」のお話がもう1冊ランクイン♪

ふたりは きょうも

出版社からの内容紹介

がまくんとかえるくんのシリーズ4作目。たこあげするときも、誕生日をお祝いするときも、おばけの話をするときも、いつもふたりはいっしょです。

第6位 『なぞなぞのすきな女の子』

女の子とオオカミのなぞなぞ対決の結果は・・・・・・!?

なぞなぞのすきな女の子

みどころ

なぞなぞ遊びは好きですか? 答えるのも楽しいけれど、なぞなぞを出すのも楽しいですよね。特に答えられないような、なぞなぞが出せたら!

この本は、そんな、なぞなぞが大好きな女の子が主人公のお話です。女の子は、一緒に遊べるお友達を探しに森に出かけ、はらぺこオオカミと出会います。お母さんとなぞなぞ遊びをいつもしている女の子は、オオカミにぴったりの、何やら長いなぞなぞを出しました。オオカミは一生懸命考えるのですが、長いなぞなぞに、答えがいっぱい出て来てしまい…あらら? なぞなぞの答えは一つ、ですよね。さあ、オオカミは答えられるでしょうか? 

いい考えを出すには、手を頭にあてて目をつぶって考えるといいのよと、アドバイスする女の子。オオカミが目をつぶって考えているうちに、逃げてきてしまうなんて、何て頭がいいんでしょう! 間が抜けたオオカミとおりこうな女の子の楽しいお話が2話入っています。オオカミの表情がユーモラスで、くすくす笑ってしまいそうですね。(そうそう、女の子のお母さんのなぞなぞの出し方もとてもすてきなので、こちらにも注目下さいね。)

本の見返しにも、楽しいなぞなぞがたくさんのっているので、ぜひお子さんと挑戦してみてくださいね。このお話はもともと、作者の松岡享子さんが、人形劇のために作ったそうですよ。手袋や布でオオカミ、女の子、うさぎなどを作って演じてみても、楽しそうですね。

第10位も同数の売れで、2タイトルが並びました。

第10位 『プンスカジャム』

楽しいお話で、怒りの感情との向き合い方を教えてくれる注目の新刊!

プンスカジャム

みどころ

すごく楽しみに待っているのに友だちのタニくんが来ない。約束したのに!
「もう、もうもう、もうもうもう、ぼくは、おこった!」
楽しみな気持ちががっかりに変わり、がっかりが怒りに変わって、どうにも止まらなくなってしまった小学2年生の男の子ハルくん。まっすぐ家に帰りたくなくて、いつもと違う道をどっしん! どっしん! どすどすどす! とめいっぱい足を踏みならしながら歩いていきます。すると目の前に赤くて丸い形をしたふしぎな車が現れました。車に書かれていたのは、「ベーカリーあんぐり」「あなたのプンスカ、ジャムにします」という文字。

「プンスカってなんだろう。」

考えていると、ハルくんの前に「あぐりさん」と名乗るおばあさんが顔を出しました。誘われて車の中に入ると、そこにはたくさんの美味しそうなパンがずらり。ハルくんは、メロンパンとお茶をごちそうになりながら、あぐりさんにいろいろな話をします。そうしているうちに「そのプンスカをジャムにしないかい?」と提案されて‥‥‥。それってどういうこと?

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第10位 『トムと3時の小人』

9月に続き、ベスト10にランクイン。たかどのほうこさんが描く不思議なファンタジー。

トムと3時の小人

みどころ

小学生のつとむが古道具屋で見かけた1さつの古い本。赤い表紙に金色の線でくるくるしたもようが書いてあり、『トムと3時の小人〈下〉』という題がつけられています。

面白そうと思いながらも買わずに帰ってきてしまったつとむはどうしても読みたくなり、次の日、町の図書館で本を探します。司書のおばさんにたずねると出してくれたのは、赤い本にそっくりでありながらも、表紙に〈下〉という文字がない、青い表紙の本でした。

図書館でも1冊しかなく古くて貴重だというその本は、貸出禁止になっていて、つとむは、どっしりとした〈旧館〉にある閲覧室で読み始めます。
お話は、トムという男の子が、しんせきのフローラおばさんの家で体験した1週間の不思議な物語。時間のたびに青いハトが飛び出してくる山小屋の形のハト時計、いつのまにか数がへっているおやつのゼリービーンズ、毎晩かならず見るまぶしいくらいの明るい夢‥‥‥。
「あしたの3時に、見はってごらん」
数々の不思議の理由は、いったい誰のしわざだったのでしょう。

物語を読み終えたつとむは、さらにつづきが読みたくなり、もしかしたら古道具屋で見かけた赤い表紙の本がつづきなのでは? と考え、ふたたび古道具屋をおとずれます。
はたして赤い表紙の本はまだ残っているでしょうか?

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2021年10月新刊情報(小学生から中高生向け)

最後に2021年10月の新刊の中から、おすすめの作品をご紹介します。

那須正幹さんが描く、小学生のめいたんていサムくんの推理が光る「めいたんていサムくん」シリーズの最新刊が発売に!

めいたんていサムくんと なぞの地図

みどころ

小学生のめいたんてい、サムくんの推理が光る「めいたんていサムくん」シリーズ。
「ズッコケ三人組」シリーズで知られる那須正幹さんによるシリーズ最新作が発売となりました。

サムくんは、青葉小学校の2年生。本当の名前は井上オサムです。
見たところは、ふつうの小学生なのですが、小さい頃から推理が得意でいろんな事件を解決してきたので、「めいたんていサムくん」と呼ばれています。
サムくんが推理をする時の必須アイテムは「空色のタオルハンカチ」。赤ちゃんの時から愛用していたタオルで作ったハンカチのにおいをかぐと、頭がさえて、推理力が増します。今回もハンカチは登場するのでしょうか。

シリーズ第3弾となる本作では、サムくんが住んでいる青葉町とその北にある青葉北町が舞台。ある朝、学校では、真夜中に起こった火事についての話題で持ちきりとなっていました。どうやら青葉北町にある坂田さんのお屋敷で火事があったようです。そこでサムくんは、ミサトちゃんやタケシくんと一緒に、放課後、坂田家を見に行くことに。そしてその火事の焼けあとで1枚のふるい地図を見つけます。地図には「寶」という文字と、ふしぎな記号が書いてありました。サムくんたちは、暗号を作ったり解いたりするのが得意な「あんごうマン」こと木谷マコトくんの力も借りて、地図のなぞを解き明かしていきます。記号の意味を探ったり、図書室で、青葉市の歴史を調べてみたり。
そのうち「寶」という文字が「宝」の意だということが分かったサムくんたちは、地図にしたがい、たからさがしをするのですが‥‥‥。

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本ものの花やになるには何が必要? 子どもたちの夢を応援する温かな物語

チイの花たば

出版社からの内容紹介

チイのおばあちゃんはお花やさんです。その仕事ぶりは、まさに神わざ。おばあちゃんがつくった花たばを見ると、お客さんたちは、きまって、「わあっ」と目をかがやかせます。
わたしも、おばあちゃんみたいなお花やさんになりたい!
ダリア、コスモス、チューリップ……大きな花畑でくりひろげられる、ふしぎなできごと。

チイの人を思う気持ち、一生懸命な姿に共感する、元気になるお話。
森絵都のみずみずしい文章とたかおゆうこのカラフルな絵があいまった花いっぱいの物語。

期待の大型ファンタジー「イアリーの魔物(1)」シリーズの幕開け!

マラマンダー イアリーの魔物(1)

みどころ

海辺の町イアリーは不思議な場所。夏はにぎわう観光地だけれど、冬になると濃い霧に包まれ一気に不気味な雰囲気に変わります。とくに冬の暗い海辺には、「マラマンダー」という恐ろしい魔物がうごめいているとの伝説があり、その海は「魔海」と呼ばれていました。

そんなイアリーの海辺の中心地に建つのが「魔海ホテル」。このホテルで忘れもの係を任されている少年、ハーバード・レモン(通称ハービー)が物語の主人公です。ある日、ハービーのところに、自分自身が「忘れもの」だというバイオレットという少女が転がりこんできます。バイオレットは12年前に「魔海ホテル」の部屋に置き去りにされ、それ以来行方不明の両親を探しているというのです。あつかっているのは忘れものだけで、人間じゃない、というハービーでしたが、いつの間にやらバイオレットのペースに飲みこまれ、わずかな手掛かりをもとに調査に関わる羽目に。
まずは、バイオレットが首から下げていたカードを手掛かりに「イアリー書方箋局」へ。ここは、好きな本を貸してくれる図書館とも好きな本を売ってくれる本屋とも違う、世界にひとつしかない、本の書方をしてくれるお店。つまり、本の方がお客を選ぶお店なんです。お店にいる機械仕掛けの不気味なサル「マーモンキー」もとっても気になる存在。この「イアリー書方箋局」の場面にはワクワクするところがたくさんありますので、ぜひ注目してみて下さいね。今回、バイオレットに渡されたのは「4-2-E-Pu-78」と書かれた1枚のカード。カードをもとに辿り着いた1冊の本が、バイオレットの両親の謎を解く大きなヒントとなっていきます。

この後も「シーゴル・ダイナー」「漂流物スタジオ」「漁師小屋」「イアリー博物館」など、さまざまな場所へ足を踏み入れるハービーとバイオレット。おてんばで危険を顧みずにどんどん行動するバイオレットの行く先はドキドキハラハラの連続! えっ、行っちゃうの? とハービーとともに何度思ったでしょうか。けれども町のあちこちを旅するように冒険が繰り広げられる様子は、読み始めたら止まらない面白さ! 本の最初に載っている「海辺の町 イアリーの地図」も見ながら、一緒にイアリーの町を冒険してみて下さいね。

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小学校中学年向けの、ポプラ社「GO!GO!ブックス」シリーズの新刊!『トムと3時の小人』につづき、注目したい2作品

カティとつくりかけの家

出版社からの内容紹介

パパ、ママ、妹のダダ、犬のトビーと暮らすカティは、すぐに想像の世界にとんでしまう8歳の女の子。ギターから家まで何でも作ってしまうパパ、歌がうまくプロの料理人であるママ、笑い上戸な妹と一緒に、ついに長年かけて作りあげた、大麦畑の一軒家にひっこしてきました。あたらしい家には、森へと続く裏庭や星のふりそそぐ足の長いベッドがあり……。街になじめなかったカティがあたらしい場所で真の友達を見つけながら想像力豊かに生きていく姿は、見るものに勇気を与え自分らしくあることのすばらしさを伝えてくれます。記念日に絵や花を贈りあったり、畑の虫よけのために「虫の家」を作ったり……カティ一家の暮らしは、いつの時代にも色あせない大切なことに気づかせてくれます。

魔女のマジョランさん 世界一まずいクッキーのひみつ

★友だちとの行き違いで悲しい気持ちになった主人公ミサトは、魔女のマジョランさんのお店で孫娘のルカに出会います。2人はマジョランさんの力で不思議な場所へ行き、わくわくする時間を過ごすなかで、特別の友だちになります。魔女のクッキー店を舞台に、主人公の気持ちをていねいにすくいながら、イメージ豊かな場面が次々と展開するファンタジー。

★あらすじ
アカシヤ通り商店街に「世界一まずいクッキーの店」という看板のお店ができました。本当はとてもおいしくて、店主のマジョランさんがクッキーの種類も数も選び、買った人は幸せになるといううわさが立ちます。
ある日、お店の前までいったミサトを、マジョランさんは強引に招き入れ、へんな味のクッキーをふるまい、さらにおくの部屋で孫娘のルカに会わせます。赤い服に着がえたマジョランさんがくるくるまわると、スカートがどんどんふくらんで……、気づくと、ミサトとルカは赤い幕で囲まれた部屋にいました。そして、ミサトは忘れられない風景に出会います……。

秋山朋恵(あきやま ともえ) 

絵本ナビ 副編集長・児童書主担当

書店の本部児童書仕入れ担当を経て、私立和光小学校の図書室で8年間勤務。現在は絵本ナビ児童書主担当として、ロングセラーから新刊までさまざまな切り口で児童書を紹介。子どもたちが本に苦手意識を持たずに、まず本って楽しい!と感じられるように、子どもたち目線で本を選ぶことを1番大切にしている。著書に「つぎ、なにをよむ?」シリーズ(全3冊)(偕成社)がある。

掲載されている情報は公開当時のものです。
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