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子どもと一緒に作りたい!旬を楽しむレシピ

【子どもと作るレシピ】梨が1個あればジャムに変身!オーブンなしで作れる梨ジャムの『梨のタルト』

まだ暑い日は続いていますが、暦の上では秋ですね。

秋は梨や柿、栗、きのこ、芋など旬を迎える食べ物がたくさんあり、食欲も湧いてきます。

今回は旬の梨を使った梨のタルトをご紹介します。秋の味覚を楽しんでみてくださいね♪

梨がおいしい季節

8月の中旬頃から楽しめる梨ですが、さまざまな品種があり9〜10月頃に旬を迎えるものが多いです。梨にはペントザン、リグニンという成分からできた「石細胞(せきさいぼう)」というものがあり、これがシャリシャリとした食感を生み出しています。

梨は約90%が水分ですが、残りの10%に栄養がたっぷりと詰まっています。

なかでもアスパラギン酸は運動後に感じる疲労感を軽減してくれる働きがあり、ソルビトールという成分には便通を整える効果があり腸内環境を整える効果も期待されています。

また、梨が「無し」に通じるため「有りの実(ありのみ)」と呼ばれることもあるそうですよ。

【レシピ】梨のタルト

材料(8号シリコンカップ8個分)

〈梨ジャム〉

梨・・・1個(約300g)

砂糖・・・大さじ1

レモン汁・・・大さじ1

 

〈タルト生地〉

○ビスケット・・・100g

○溶かしバター・・・50g

○牛乳・・・大さじ1

 

〈カスタードクリーム〉

★卵・・・1個

★砂糖・・・大さじ3

★薄力粉・・・大さじ1

★牛乳・・・150ml

作り方

〈梨ジャム〉

【1】梨は皮をむき芯をとり、半分は5mmの角切り、半分はすりおろす。

【2】小鍋に【1】、砂糖、レモン汁を入れ強火にかける。焦げないようにヘラで混ぜる。

【3】ふつふつとしたら弱火にし、水分をとばしながら煮詰める。水分がなくなったら熱いうちに清潔な容器に入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。

〈タルト生地〉

【4】ビスケットを袋に入れ、めん棒でビスケットが粉状になるまで細かく砕く。

溶かしバターと牛乳を加え、袋の上からよく揉み全体になじませる。

【5】【4】を型に指で押し付けるように生地を敷き詰める。冷蔵庫で1時間以上冷やし固める。

〈カスタードクリーム〉

【6】小鍋に牛乳を入れひと肌(少し湯気が出る程度)程度に温める。

【7】ボールに卵、砂糖を入れよくすり混ぜる。薄力粉をふるいながら加えダマにならないように混ぜる。【6】を3回に分けて加えその都度よく混ぜる。小鍋に戻し中火にかけ、ヘラで混ぜながらとろみをつける。ふつふつとしてきたら弱火にし、2分程度混ぜ続け、もったりとしたら火を止める。

【8】バット(皿でも可)に【7】を広げラップをかける。保冷剤などを上にのせ粗熱をとり冷蔵庫で冷やす。

【9】タルトにカスタードクリーム、梨ジャムの順に盛り付ける。

 (カスタードクリームとジャムは均等に分けきってもいいですが、多い場合は調整して減らしてください。)

お手伝いポイント

ポイント1 梨をすりおろしてみよう

梨はみが比較的やらかいので、お子さんでもすりやすいです。おろし器からすりおろした食べ物が出てくる様子は子どもにとって、とても不思議で面白いようです。

楽しい作業ですが夢中になると手を滑らせたり怪我をしてしまうこともあるので、滑らないように気をつけて行ってみてください。

ポイント2 ビスケットを砕いて、揉んでみよう

ビスケットを砕くことはあまりない経験だと思いますので、子どもにとってはとても楽しいポイントです。厚手の保存袋を使うと破れにくく封もできるのでおすすめです。

楽しくて力加減が強くなってしまった時には『袋が破けないように優しくやってみよう』『めん棒をコロコロしてみようか』など声かけをしてみてくださいね!

その後の生地を揉む作業も段々と粉がまとまっていく変化を見ることができます。手先を使うので手の感覚も豊かになります。

ポイント3 盛り付けしてみよう

盛り付けはお子さんが大好きな作業ですよね。タルトカップが小さめなので中に詰めるのも難しいかもしれませんが、こぼれないように入れるにはどうしたらいいかな?と考えるきっかけにもなります!うまく入った時にはたくさん褒めてあげてください。

まとめ

梨は1個でもジャムを作ることができるので、手軽にできるのも嬉しいですよね。あまったジャムはパンやヨーグルトなどにも使えるのでいろいろと活躍してくれます。旬の味をぜひ楽しんでみてください。

タルトはオーブンを使わずに作れるのでお子さんでも簡単にできます!ぜひ試してみてくださいね♪

今回教えてくれたのは…

菅野 礼(すがの あや)さん

 

キッズ食育トレーナー/管理栄養士

認可保育園で10年間、保育園栄養士として乳幼児の食育に携わる。幼い頃からの食育が大切であり、食の楽しさを伝えていきたいという思いで日々取り組んでいく中で、保護者様からの食の悩み相談にのったり、保育園での自身の食育に悩んだりすることも多く、スキルアップを目指し日本キッズ食育協会でキッズ食育トレーナーの資格を取得。2022年から3歳から通える『青空キッチン 柏の葉スクール』講師、みんなで子育てキッズサロンJoiaの管理栄養士として、0歳からの子どもたちと日々の食育を楽しんでいる。

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