ノーベル賞受賞の吉野彰さんの原点「ロウソクの科学」が累計7万部突破
2019年12月11日(水)未明に行われたノーベル賞授与式。
今年、ノーベル化学賞の受賞が決まった吉野彰氏が「化学への興味の原点」として挙げた『ロウソクの科学』について、株式会社KADOKAWAは追加分を含め、7万部の重版を決定しました。これで報道後の累計重版は角川文庫版4万部、角川つばさ文庫版が3万部となり、2作合計で7万部を突破しました。複数のネット書店で売上1位を獲得するなど、新元号発表時の「万葉集」を超える反響の大きさとなっています。
吉野さんの「化学への興味の原点」はこの作品
ノーベル賞受賞者が読んでいる本!
ノーベル化学賞が決まった吉野彰氏の「化学への興味を持つ原点」となった運命の1冊。2016年にも、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典氏が科学者を志すきっかけになったと明かして注目された。
「この宇宙をまんべんなく支配するもろもろの法則のうちで、ロウソクが見せてくれる現象にかかわりをもたないものは一つもないといってよいくらいです」ロンドンの貧しい鍛冶屋の家に生まれたファラデーは、1本のロウソクを用いて科学と自然、人間との深い交わりを伝えようとする。子供たちへの慈愛に満ちた語りと鮮やかな実験の数々は、科学の面白さ、そして人類の未来をも照らしだす。
時代を超えて、常に理科の先生が子どもたちに読んでもらいたいと考える「永遠の名著」。
ノーベル化学賞が決まった吉野彰さんが小学4年生のときに出会い、
「化学への興味を持つ原点」となった運命の1冊。
2016年にも、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典さんが子どものころに読み、
科学者を志すきっかけになった本として注目されていたファラデーの『ロウソクの科学』を
小学生向けにわかりやすくした角川つばさ文庫版!
「燃えたロウソクは、どこへ消えたの?」
「水と氷って、どっちが重いの?」
「さかさまにしたコップの水が落ちないのは、どうして?」
1本のロウソクを使ったたのしい実験で、身のまわりのふしぎを学ぼう!
科学者のファラデーが子どもたちに見せた24の実験をイラストと物語でやさしく教えるよ!
読めばだれでも理科がわかる・科学を好きになる!
たのしくておもしろい、理科実験の入門書!
「ロウソクが消える瞬間」といえば、2019年の課題図書にはこんな図鑑がありました。「ロウソクの科学」と合わせて読めば、科学的視点もより深く!
肉眼で見えぬ瞬間を切り「撮った」写真絵本
ふだん何気なく見ているものを、
その瞬間でストップ!
撮影してみました。
<内容>
◆わる!消える!(シャボン玉を指でわる 自然に消えるシャボン玉)
◆これはなに?なんだろう?(シャワーの水・じょうろの水 じゃ口からたれる水)
◆消える!点く!(ろうそくの炎が消えるとき 点火ぼうの点火の瞬間)
◆わる!はじける!(たまごをわると ポップコーンがはじめる瞬間)
◆これはなに?なんだろう?(ミルククラウン・オレンジクラウン 水入り風船がわれるとき・風船がわれるとき)
◆こぼれる!しずむ!(コップの水がこぼれる トマトが水にしずむ)
◆ぶくぶく ふく!沸かす!(ストローでふいたときの泡 沸騰の泡)
◆つぶれる!投げても!打っても!(ドッジボールをゆかに投げつける テニスボールをラケットで打つ)
◆火花がちる! 煙が上がる!(せんこう花火の火花 蚊とり線香の煙)
驚き連続の写真絵本です。
めくるとページが2倍になる造本で、より驚き度もアップ!
きっと自然科学への興味が湧いてきます。
ノーベル賞に関連した絵本・児童書・図鑑もたくさん!
この機会に、お子さんと一緒に読んでみるのもいいですね。
「ノーベル賞」のノーベルってどんな人?に答えてくれる本
ダイナマイトを発明した科学者のノーベルは、地球上から戦争をなくしたいと熱望する平和を愛する人でした。そして、ノーベル賞がなぜもうけられたか、そのノーベルの愛と勇気の生涯を感動的に再現した傑作。
父の影響で科学に興味を持ったノーベルは、フランスやアメリカの留学で見た、科学の偉大な進歩を目の当たりにし、自分もその一翼を担いたい、と心に誓いました。そして、鉄道網や運河の工事に革命をおこすことになるダイナマイトを発明すると、ダイナマイトで築いた巨万の遺産で、世界で最も栄誉のあるノーベル賞を設立させることを願ったのです。
「科学」と「絵本」おすすめ作品
「かがくのとも」は1969年4月、世界でも類を見ない月刊の科学絵本として創刊され、このたび50周年を迎えました。この50周年記念誌は、増刊号を含め601作品すべての表紙とあらすじ、50年の工夫の数々、1冊の「かがくのとも」ができていく課程、第一人者たちの語る科学絵本観、幻の付録などを盛りだくさんに収録。「かがくのとも」のことを知っている人も、知らなかった人も、楽しくページをめくるうちに、いつの間にか科学観が一変します。
「トイレの水はどうして流れるの?」「自動販売機の中はどうなっているの?」ふだん見たりさわったりしている機械や道具のしくみをしかけイラストを使って解説する図鑑です。乗り物のページもあり、この1冊で子どもたちの素朴な疑問がスッキリ解決!
<目次>
・なかをのぞいてみよう(ドアのかぎ・懐中電灯・ハーモニカ・電池・ジャンプ傘・鉛筆削り・機械式時計)
・時計ができるまで
・家のなかで①(トイレ・洗面台・お風呂)
・水道の水はどこから来るの?
・家のなかで②(コンセント・LED電球・ドライヤー・扇風機・エアコン・掃除機)
・電気はどこから来るの?
・家のなかで③(洗濯機・冷蔵庫)
・洗濯機と冷蔵庫の歴史
・まちのなかで①(ペットボトルや缶の自動販売機・カップ式の自動販売機)
・自動販売機ができるまで
・まちのなかで②(エスカレーター・エレベーター)
・いろいろなエレベーター
・のりもの①(乗用車・ごみ収集車・消防ポンプ車)
・自動車の歴史
・のりもの②(ロケット・有人潜水調査船・ジェット旅客機・電車)
・いろいろな乗り物
・運転席や操縦席
以上、全36ページ
家の庭、近所の空き地、公園の林や池のそば、田んぼや畑、川のまわりでは、虫やトカゲ、カエルなどの生きものが、たくさん見つかります。見つけると、つかまえたくなります。でも、つかまえるのは意外にむずかしいもの。そして、たとえつかまえても、つれて帰るのは注意が必要です。うっかりすると、小さな生きものはすぐに死んでしまいます。でも待って。飼いにくい生きものは、持ちかえらないでくださいね。うまく持ちかえったら、その生きものに向いた方法で飼ってみましょう。飼って観察してみると、生きもののことがいろいろと分かります。この本を読むと、身近な生きものの見つけかた、つかまえかた、持ちかえりかた、飼いかた、観察のポイント、飼えなくなったときの放しかたなどが、ひと目でわかります。
身近なものがどうやって作られるかを描いた絵本
紙や本、スチール、プラスチック、チョコレートなどが、人の手や機械によって作られる様子を描いた作品。かこさとしさん推薦。
科学への興味は身近なところから
大人になると「私は文系だから…」などと言って、つい避けてしまいそうになる「科学」の話。
吉野彰さんのノーベル賞受賞をきっかけに、改めて身近なものの動き方、作られ方、発明秘話などを調べてみるのも面白そうですね。
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