第2回こどもの本総選挙、集計作業レポート
2020年1月15日(水)に投票が締め切られた第2回「こどもの本総選挙」。1月19日に行われた集計作業の様子を絵本ナビスタイルが取材してきました!
アクセンチュア社員の皆さんが黙々と集計
第2回「こどもの本総選挙」の投票総数は、20万票を上回りそうとのこと。第1回は約13万票ということなので、より多くの子どもたちの投票が集まりました。今回集計するのは、その一部。今回技術協力をしている総合コンサルティング会社、アクセンチュアが帳票読み取り技術(AI-OCR)を使用して読み取った投票用紙の中から、エラーが出てしまったものをアクセンチュア社員の皆さんの協力で修正していく作業です。
「子どもの1票をできるだけ拾い上げたい」と事務局で宣伝プロデューサーをしている山科さん。自分の好きな本について、一所懸命書いた子どもたちの思いが結果に反映されていきます。
集計作業に集中する大人たちの横で、子どもたちは本を読んだり、お菓子を食べたりして過ごします。小学生くらいの子は投票用紙の字がうまく読めずに困っている大人のお手伝いも。子どもに人気の本やゲームがわかっているので、話が早い!
集計会場には参加した子どもたちのために、第1回の総選挙でベスト100に入った本が用意されていました。前回、ベスト10に4作品がランクインしたヨシタケシンスケさんの絵本はここでも大人気。置いてあるヨシタケさん作品をまとめて自分の席に持って行く子の姿も!
集計作業の合間には全員で動画を鑑賞するリフレッシュタイムが設けられました。
「絵本ができるまで」を作家、編集者、製作部、営業担当などのさまざまな立場の観点で紹介する動画を親子で話しながら観ます。
動画「絵本ができるまで」で制作されていた絵本はこちら!
友達にうらぎられ、心も体もきずだらけだったティラノサウスは、ひとりぼっちで生きてきたさびしがりやで心のやさしい恐竜、デイノケイルスのディケルにであいます。ディケルと過ごすうちに、ティラノサウルスは信じること、友達の温かさ、強さ、相手を想う気持ちを知ります。心温まる友情物語。
動画鑑賞後は大人も子どもも参加しての「校正テスト」。
先ほどの動画で紹介された「校正」という編集者の仕事をみんなで体験してみようというイベントです。上位5名の子どもたちにはプレゼントもあるとあって、みんな真剣!校正する文章は、一つ一つが「こどもの本総選挙」に関する情報になっているので、このテストを読むだけでも「こどもの本総選挙」のことがわかるしかけです。
リフレッシュタイムの後は、再び集計作業。
最後に、今回の参加者全員でお気に入りの「こどもの本」への投票を体験してイベントは終了となりました。
もともと「投票できるのは子どものみ」の「こどもの本総選挙」ですが、ハッシュタグ「#大人は投票できません」での拡散はまだまだ受付中とのこと。5月5日の結果発表を楽しみに待ちながら、SNSなどでも盛り上げていきたいですね!
第2回こどもの本総選挙 今後のスケジュール
・2020年5月5日(火・祝「こどもの日」)
川崎市にて結果発表イベント開催。又吉直樹さんが登壇!
・2020年5月6日(水・祝)
書店店頭にてランクイン作品の展開スタート予定
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