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未来の今日の一冊 ~今週はどんな1週間?~

【今週の今日の一冊】もっと知りたい! おひなさまの絵本

もうすぐ「ひなまつり」。「ひなまつり」が近づくと、お家やさまざまな場所で「おひなさま」が飾られ、一気に空間が華やかになりますね。子どもの頃も嬉しくなった記憶がありますが、大人になってから眺める「おひなさま」も趣があってしみじみ良いもの。今週は、そんな「おひなさま」のことをもっと詳しく知りたい! ということで、子どもから大人まで楽しめる「おひなさま」の本を集めました。折り紙やお花で作る本もありますので、手作りの「おひなさま」もぜひ、楽しんでみてくださいね。
 

2023年2月27日から3月5日までの絵本「今日の一冊」をご紹介

2月27日 ひな人形って誰がどのように作っているのでしょう?

月曜日は『ひなにんぎょうができるまで 』

ひなにんぎょうができるまで

子どもたちの健康と幸せを祈る行事ひな祭り。ひな祭りに登場するひな人形は誰がどのように作っているのか。本書では、人形作りの工房を取材し職人の技や製作工程を撮りおろしの写真で紹介する。たて開きのワイド画面には7段飾りのおひなさまを掲載。新しい切り口のひな祭りの絵本。

読者の声より

美しいひな人形は、誰がどんな風に作っているの? 製作の様子を写真で見ながら辿っていきます。一つひとつの人形や道具類についても解説がされています。たくさんの情報がこの1冊に詰まっているので、日本文化への正しい理解と興味が生まれてくる絵本です。上に広げる七段飾りのワイドなページがあり、お雛様を飾っていない時でも、存分に楽しませてもらっています。この絵本は手元に置いておきたいです。

(ぼんぬさん 40代・ママ 女の子2歳)

2月28日 人形に託す思いとは?ひなまつりの由来がわかる絵本

火曜日は『ひなまつりにおひなさまをかざるわけ』

ひなまつりにおひなさまをかざるわけ

子供の病気や災いを人形に託して川へ流すという「流し雛」、ひな祭りの由来となったこのお話が一番丁寧に描かれているのでは。熱が下がらなくなった妹を必死で看病する兄。妹がいつも大切にしていた兄の作った粗末な木切れの人形が病気から救ってくれるのです。豪華な雛人形に見慣れた今の子供達も、この切実な願いのこもった小さな人形や兄弟愛に心を動かされるのではないでしょうか。

  

読者の声より

ひな祭りの始まりについて、とてもわかりやすく読めました。
人形に込められた「子供の健康」という、親の心は、昔も今も変わらないのですね。
医療が発達していないため、昔のほうが人形に込められた願いは切実だったことと思います。
流し雛が始まりで、飾り雛が後ということは、初めて知りました。
桃の花や、よもぎも、この季節にあるものだからというわけではなく、ちゃんと意味があるのですね。
勉強になりました。

(なしなしなしさん 30代・ママ 女の子6歳、女の子2歳)

3月1日 桃の節句に小さな紙のおひな様を作ってみませんか

水曜日は『新版 折りびな』

新版 折りびな

桃の節句に小さな紙のおひな様を手作りしませんか。和紙を重ね、少しはさみを入れて折るだけで美しい折りびなができあがります。人から人へ伝えられてきた折り方を、丁寧な図解とわかりやすい説明で紹介します。立体感のあるおひな様で、心のこもった贈り物にもなるでしょう。

http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=88339

3月2日 お雛さまのこと、詳しく知りたい!

木曜日は『決定版 出会いに心ときめくお雛さまの世界』

決定版 出会いに心ときめくお雛さまの世界

長年、月刊誌「家庭画報」が毎年組んできた「お雛さま」特集を再編集し一冊に。2012年刊行『日本の旧家「雛めぐり」の旅』改訂版。

http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=196077
http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=196077

3月3日 森の動物たちとお雛様の楽しいひな祭り

金曜日は『のはらのひなまつり-桃の節句-』

のはらのひなまつり-桃の節句-

色紙で作ったともこのおひなさまが、風にとばされてたんぽぽのはらの動物たちのところへ。人間も動物もひとつになれる幼児の遊びの世界で、ひなまつりの楽しい情景をいきいきと伝えます。たんぽぽびなの作り方付。

  

読者の声より

毎年たんぽぽびなでお祝いしている動物たちのところに、
ともこちゃんが作った折り紙のおひなさまが飛んできて、
動物達と一緒に手作りのおひなさまで祝う楽しいひなまつり。
とても夢があって、ほのぼのするお話です。

女の子がいないので、子どもが保育園で作ってくるおひなさまを飾る位しかしていないけど、
動物たちの作ったたんぽぽのおひなさまも素敵で、作ってみたいなぁと言っているので、
今度たんぽぽを見かけたら作ってみたいと思います。

借りてきたときは気づきませんでしたが、
大好きな「14ひきシリーズ」のいわむらかずおさんの絵でした。
優しい絵や色使いはやっぱり素敵で、ほんわかした気分になります。
(ccさん 30代・ママ 男の子4歳)

3月4日 ひな人形たちが、自分で家を探す冒険の旅へ

土曜日は『新装版 おひなさまのいえ』(2023年1月に新装版発売)

新装版 おひなさまのいえ

お店に残ってしまったひな人形たちが、自分たちで自分たちの家を探す冒険の旅に出かけます。挫折しかけた時に、ひな人形のもとの姿である「ながしびな」たちに出会い、いっしょに川を下り、家をみつけます。親子で読んで、どきどきわくわくしながら、ひな人形たちに親しめるお話です。見返しには、ひな人形の由来や、並んだときの名称、また、行事食であるひしもちの色の意味や、ちらし寿司を食べる意味なども満載。押し絵風の半立体の絵も心温まります。

3月5日 ひな祭りとお雛様のことを詳しく学べる行事絵本

日曜日は『おひなさまの平安生活えほん』

おひなさまの平安生活えほん

 

いつどこではじまったの?/どうして3月3日なの?/おひなさまのお食事は?/など、ひな祭りの由来やおひなさまの種類はもちろん、知っていそうで意外と知らないひな道具の使い道まで!おひなさまのモデルとなった平安貴族の暮らしぶりもわかる行事の絵本。

読者の声より

我が家も子供は女の子なので、おひなさまのことは知っておきたいなぁと思っています。
おひなさまを飾るよになったはじまりから、様々な道具たちの使い道、平安貴族の暮らしぶりも載っていたり、大人が読んでも知識を得られる楽しい絵本でした。
おひなさま絵本、1冊手元に持っているのも素敵だなぁと思わせてくれる、そんな絵本でもありました。
(まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子10歳)

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秋山朋恵(絵本ナビ 副編集長)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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