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子どもと一緒に作りたい!旬を楽しむレシピ

【子どもと作るレシピ】里いものねばりを利用して作ろう‼新米で作る『いもぼた』

~新米と里いもを一緒に炊き上げるとうるち米がもち米に~

里いもってどうやって育つの?

里いもは種いもを植え付けます。じゃがいもと同じですね。

田植えが終わった5月頃が植えどきで里いもは水はけの悪い畑が適していると言われています。

暑い夏を越えて大きく成長し、ちょうどお月見の頃の9~10月頃収穫します。

里いもは茎の下部に親いもがありその周りに子いもが付いてまたその周りに孫いもが付いています。

眺めているととてもかわいらしく思えます。

親いもと子いもをどちらも食べる「ヤツガシラ」「赤芽いも」などの品種もありますが、皆さんが購入されているのは「子いも(小いも)」または「孫いも」の方かもしれませんね。

道の駅や地元のお店には親いもを販売しているところもあるので

お子さんと探してみるのもおすすめです。

色々な種類や形の里いもに出会えるかも?

 

また茎の部分は「ずいき」といいます。

ずいきはアクが強いので湯がいてアク抜きしお浸しや煮物などにして食べられています。

田舎では干して乾物にし年中活用されています。

干瓢にも似ているのですでに食べておられるかもしれませんよ。

 

 

今回は旬の里いものねばりを利用した「いもぼた」をご紹介したいと思います。

【レシピ】新米で作る『いもぼた』

材料(約10個分)

  • 米(うるち米)・・・1合
  • 里いも・・・150g
  • 塩・・・小さじ1/3
  • 粒あん・・・400g

作り方

  1. 米は洗って30分 分量の水に浸漬する。
  2. 里いもは皮をむいて1㎝の半月切りにする。
  3. 炊飯器の釜に 1 の米と塩を入れその上に 2 を乗せて炊く。
  4. 炊きあがったらすりこぎで里いもの形がなくなるくらいまでよくつぶす。
  5. 等分して丸め粒あんで包む。

【レシピ】粒あん

~粒あんも手作りしましょう~

そろそろ新豆の小豆がお店に並ぶ時期です。

是非お子さんと小豆から餡を作ってみませんか?

「こうしてあんこができるんだ!」

工程一つ一つに発見があるのでおすすめです。

甘さも調整できるのでいいですね。

お子さんと味見をしながら小豆の美味しさを味わってみてください。

材料(作りやすい分量)

  • 小豆・・・150g
  • 砂糖・・・120g~
  • 塩・・・ひとつまみ

作り方

  1. 小豆は洗って5倍ほどの水を入れ中火にかける。
  2. 沸騰したらザルにあげて煮汁をすてる。
  3. これを2回繰り返す。(湯でこぼして渋みを取る。)

お手伝いポイント

ポイント① お米を洗うお手伝い!!

みんなが「やりたい!やりたい!」という作業です。

洗い方も大事ですが水を流すときはお子さんも緊張していると思うので、洗い終えた時には大いに褒めてあげたいポイントです。

また小豆は水の濁りはありませんが同じように洗ってみましょう。

粒が小さいもの大きいものとでは感じ方も違いますね。

ポイント② 里いもごはんをすりこぎで突くお手伝い!!

里いもごはんが炊き上がったらすりこぎで突いてみましょう。

すりこぎの先を水で湿らせてご飯と里いもが馴染むように潰します。粗熱が取れてからでも充分ですのでゆっくり見守ってあげてください。

お餅つきのように「ぺったん、ぺったん」親子で楽しめる作業です。

ポイント③ 丸めて包むお手伝!!

ご飯を丸めましょう。

「あら不思議‼水を手に少しつけておくとご飯がつかないね」

お子さんも嬉しくてニコニコ笑顔になりますよ。

続いてラップに粒あんを乗せてご飯を包みましょう。

「できた‼」

最後まで出来たという達成感が自信に繋がりますね。

おわりに

今回は里いもについてのお話と『里いものねばりを利用して作ろう‼新米で作る いもぼた』をご紹介しました。

いもぼたは奈良の郷土料理で11月のすべての収穫が終わる亥の子の日にいただきます。

猪が子だくさんなので子孫繁栄を願うと昔から言い伝えられています。

もち米を使う地域もありますが今回ご紹介した「いもぼた」は私の祖母から教わったものです。

私も幼い時からお手伝いをしてきました。

粒あんだけでなく甘しょっぱい砂糖醤油や田楽みそなどもオススメです。

 

お手伝い要素がたくさんの「いもぼた」。ぜひ親子で作ってみてください。

今回教えてくれたのは…

髙井 智美(たかい ともみ)さん

 

キッズ食育トレーナー/調理師/フードコーディネーター
青空キッチン大阪富田林駅前スクール主宰/大人の料理教室Beans Kitchen主宰
男子3人の母

大手調理学校のアシスタントを経験し出産を機に退社。同時にフリーで活動する。
農家育ちから活動は地産地消のメニュー提案や市、企業などのイベント、メニュー提案など。
自身の子育てで経験した食の大切さを小さい時から学んでほしいという思いからキッズ食育を学び青空キッチンを開校。

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